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大事なのはちょっと添えるひと言コミュニケーションを円滑にする「気遣い文具」

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引っ越しや就職や異動など、春は人間関係にも変化があらわれる季節。最近はコミュニケーションもデジタルツールで行うのがあまりにも一般的になってきていて、出会いや別れなどの大切なシーンにおいても、そういったもので手軽に済ませてしまいがちです。

そんな時代だからこそ、アナログなあたたかみを重視したものも、一方で増えています。その流れは文具の世界でも。

文具メーカー各社は「気持ちを伝える」をキーワードに、コミュニケーションを円滑にするためのさまざまなアイテムを発売。専門店では専用の売り場が設けられ、「コミュニケーション文具」という言葉まで聞かれるようになりました。

その中で、特にどういったものを選んだらいいのでしょうか? 職場で使いたいおすすめの“気遣い文具”を、文具ソムリエールの菅 未里さんに聞きました。手紙や付箋、メモに書かれた手書きの温もりで、今まで以上に気持ちが伝わることでしょう。

 

“気遣い文具”はこうして使う

まずはスマートな使い方をチェック! 日常のちょっとした人との関わりが、印象深いものになりそうです。

1.感謝や応援の気持ちは普段からちょっとしたメモで伝える

手書きと言っても、気負う必要はありません。たとえばなにか差し入れをするときや、資料を借りたとき、代わりに電話を受けてもらったときなどに、「いつもおつかれさまです」「ありがとうございます」という言葉を、小さなメモにして添えるだけで印象が違います。ミスをしてしまった後輩に、「気にしないで」「がんばれ」という言葉を贈るのもひとつ。

感謝や応援の言葉をかけられて嫌な人はいませんし、プラスの言葉を惜しみなく周囲にかけられる人は、ポジティブで魅力的に映ります。

2.お別れのときの寄せ書きはもらった人が困らないもので

寄せ書きといえば色紙や大判のハンカチなど、大きなものにたくさんの人が寄せて書くのが主流でしたが、今は小さくまとめられて持ち運びや保管に困らないサイズの寄せ書き用メモ帳が人気です。

もらった人が長く持っていられるよう、配慮したアイテムを選ぶとよいでしょう。また、市販のハガキにそれぞれ寄せ書きし、フォトアルバムに差し込んでまとめるのもおすすめです。

3.新しい出会い用に一筆箋などを携帯する

はじめましてのご挨拶や、これから始まるプロジェクトの顔合わせ、新人へ贈る応援メッセージなどは、タイミングが肝心です。

ここぞ、というときにさっとできるよう、きれいな柄の一筆箋やハガキなどを手帳に挟んで常備しておくとよいでしょう。食事をご馳走になったときやプレゼントをもらったときにも、その日のうちに書いて出せるようにしておきます。

 

文具ソムリエールがイチ押しする“気遣い文具”5選

では、具体的にどんな文房具を用意しておけばいいのでしょう。文具ソムリエールの菅 未里さんがおすすめする、職場使いにぴったりな気遣い文具を5点紹介します。

用途に合わせて選べる! デスクに立てておける付箋

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メッセージを書き込んで下部を折ると、机の上に立てて貼ることができる付箋です。伝えたい用件に合わせて「ごはん」「がんばれ」「ありがとう」「おねがい」「ほうこく」「れんらく」と 6種類あります。

「かわいらしい色でデザイン性が高いだけでなく、デスクに立てて貼っておけば、見落とすことなくメッセージを伝えることができます」(菅さん)

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ニチバン「コミュニケーションふせん つたえる」(24枚入り)
各410円
http://www.nichiban.co.jp/stationery/tsutaeru/index.html

 

目標の共有に便利! 黒板にもなるクリップボード

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A4とA5の2サイズがあり、表にも裏にもチョークで書き込めるブラックボードです。壁掛けフックとクリップがついているので、たくさんの人に周知するときや資料を見ておいてほしいときなどにも便利。

「共有スペースなどに置いて、やる気のでる一言を添えて資料を挟んでおけば、部下や新人の士気も上がるかも……!?」(菅さん)

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ハイタイド「ペンコ クリップチョークボード O/S A4」
918円
http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-dp172

 

お礼を添えて渡せる、立てて使えるぽち袋

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みんなで買った送別品などのお金を渡すとき、たとえばそんなときに使えるぽち袋は、デスクの上に立てておける仕組みです。いつもぽち袋を一枚お財布に入れておくと、デキる女子に見えるでしょう。

「ちょっとした差し入れや飲み会の会費などを、メモを添えて立てて渡せます。動物のかわいらしいデザインで、もらった人もうれしくなりますし、デスクの上が賑やかになります」(菅さん)

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ハイタイド「スタンディングぽち(とり・ライオン)」
各454円
http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/giftbag/item-cl077

 

資料やノートに貼って使える 、ロール状の付箋

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瓶の形をモチーフにした、ころんとデスクに置いておくだけでかわいらしい付箋です。別途リフィルのみの販売も。

「セロテープのようにロール状になっていて、好きな長さに切って貼ることができる紙製の付箋です。配布する資料や企画書に、読んでほしいポイントやあとで話し合いたいことなどを書いて貼っておけば、読み手の気持ちを考えた資料づくりができます」(菅さん)

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ナカバヤシ「マイフォーカス ビンフセン」
712円
https://www.nakabayashi.co.jp/feature/myfocus/

 

持ち運べるプレゼント、単語帳タイプのメッセージカード

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「THANK YOU」や「おもひで」などのタイトルが書かれた、さまざまなかたちの小さなメッセージ帳。

「単語帳のようにリングで留めるタイプなので、かさばらず持ち運びにもちょうどいいサイズです。みんなからの感謝の言葉を集めて、色紙代わりに送別品として贈ったり、春から仲間に加わった新人に応援のメッセージを添えて贈ったりしてもいいでしょう」(菅さん)

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ハイタイド「思い出色紙帳」
972円
http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-cl087

 

お店で文房具のコーナーに行くと、かわいらしいものがたくさんあって、気持ちが弾みますよね。自分用にあれこれと欲しくなりますが、「相手を思う」という観点で選んでみると、新たなアイテムに出会えそうです。新生活に向けて、コミュニケーションを円滑にする、素敵な文具をそろえてみませんか。

 

※価格はすべて税込です

Profile

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文具ソムリエール / 菅未里

文具好きが高じて、大学卒業後、雑貨店に就職。現在は、雑誌での連載や商品企画開発、売り場プロデュース、メディア出演など活躍の場を広げている。最近の商品プロデュースに「働く女性のためのステーショナリー ラシエンヌ」が、著書に『文具に恋して。』(洋泉社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)がある。

STATIONERY RESTAURANT  https://misatokan.jp/

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=山本雅世 構成=Neem Tree