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私たちのくらしにちょうどいい。 達人が教える、無印良品の
いいもの10と使い方

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周りを見渡してみると、無印良品のアイテムを誰でも簡単に見つけられるでしょう。文房具、食器、収納家具、服、食品に、家電や家まで! 1980年に西友のプライベートブランドとして、たった40品目からスタートした「無印良品」ですが、現在ではなんと常時約7000品目を、国内・海外合わせて870店舗とオンラインストアで展開。オールジャンルで、私たちの生活を支えてくれています。
そういった品揃えの豊富さ、どこの街にも店舗がある身近さ……でも、私たちが無印良品を選ぶ理由はそれだけではないはず。みんな、無印良品が大好きなのはなぜ?
心地よく生きるために身の回りから無駄なものを削ぎ落としていった結果、無印良品にたどり着いたという“ミニマリスト”やまぐちせいこさんが、その答えと、買うべきおすすめの商品を教えてくれました。

 

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“シンプル”と“無駄がない”は違う

“ミニマリスト”とは、本当に必要なものだけを残し、無駄を徹底的になくしてくらす人と、その生き方のこと。そんな生き方に自然とたどり着き、実践しながら日々の気づきをブログとして発信しているのが、やまぐちせいこさんです。
「情報が多い時代で、商品のパッケージにも色や文字、イラストがたくさん。余計なものが書かれていない商品を探すほうが難しいですよね。そういった“無駄”がまったくないのが無印良品。また形にも無駄がありません。例えばキッチンで使うボウルひとつ取ってもそう。他社のものは、一見シンプルに見えても縁にちょっとした段差があるとか、無駄な点があることが多い。ただシンプルなのと“無駄がない”のとは違うんです」
もともとはインテリア好き・雑貨好きで、北欧家具などのアイテムを中心に部屋作りをしていたため、ナチュラル志向とはいえ、モノが多い・無駄が多いくらしをしていたというやまぐちさん。一念発起してミニマリストに転向した彼女は、「家族持ちミニマリストにとって、無印良品は強い味方」と気づいたそう。

1.どの部屋でもなじむ

娘の部屋はピンクだらけ、というように目的に応じて部屋を区別せずに使えるので、家族全員がノマドのように移動しながら生活できます。

2.変化に対応できる

成長途中の子どもがいる家庭では、生活が刻々と変化するもの。ユニットシェルフなど、増やせる家具を活用すれば、その変化に柔軟に対応できます。

3.家族と共有できる

シンプルな色がメインなので、“男女”や“大人と子ども”を問わず使えます。家族間でシェアができ、結果的にモノを減らせるのです。

この3ポイントがミニマリストと無印良品を結びつけていると、やまぐちさんはいいます。
では無印良品の魅力が整理できたところで、やまぐちさんが実際に使ってみて、その良品ぶりを実感したアイテムを紹介してもらいましょう。

 

 

達人が選んだ無印良品の良品5
〜収納用品以外編〜

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壁掛式CDプレーヤー
13,500円
2000年に登場した、無印良品のベストセラー。「これぞ無印良品! という感じのブランドを象徴するアイテムですよね。プロダクトデザイナー・深澤直人さんのデザインが秀逸だと思います」

 

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無垢材ベンチ・オーク材・小
8,500円
北米産のホワイトオーク材を使ったベンチ。「チェアとして使っても、雑貨を飾ったりキッチンの踏み台にしたりしてもいいですよね。木目がきれいな家具は、表面塗装だけで剥がすと中は合板、なんてものが多いんですが、無印良品の木製家具は品質も確かです」

 

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壁に付けられる家具・フック・オーク材
900円
石膏ボードの壁ならどこでも設置できる、オーク材のフック。「これはキッチン、子ども部屋、脱衣所……とリピート買いしているアイテムです。バッグを提げて飾りにしてみたり。フックひとつなので、ピンポイントで設置できるのがいいですね」

 

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鳩時計 掛置時計・ホワイト
5,500円
「娘が気に入って、部屋に置いています。時刻の数だけやさしい音で鳴って、時間を教えてくれます」写真は小サイズで、大サイズ(7,500円)もあります。

 

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化粧品・敏感肌用 さっぱりタイプ(大容量) 400ml
980円
岩手県釜石の天然水を使った化粧水。「たっぷりと400ml入って、この値段。化粧品はケチらずしっかりつけることが大事だと思うので、惜しげもなくコットンにたっぷり含ませて、しっかり肌に浸透させます」ほかにしっとりタイプ、高保湿タイプも。

 

収納を“開かずの間”にしない!

無印良品のアイテムでみんなにもっとも愛用されているものといえば、やはり収納用品でしょう。大物の収納家具から衣装ケースなどの収納用品、デスクトップで使えるような小物収納用品と多種多彩。もちろん、やまぐちさんもミニマムなくらしの中で大いに活用しています。基本的なルールは『無印良品とはじめるミニマリスト生活』にまとめられていますが、“見たくなる収納をつくること”! クローゼットや押入れの中は白に統一、キャビネッとなど外に置いておく収納は茶色に統一しているのです。

 

空間のうち、6割をモノで埋め、残りの4割は余白として残しておく、それがやまぐちさんのルール。急遽モノが増えても“とりあえず押し込んでおける”ことで、ほかのモノを移動するなど無駄な動作が発生しないのです。
空間のうち、6割をモノで埋め、残りの4割は余白として残しておく、それがやまぐちさんのルール。急遽モノが増えても“とりあえず押し込んでおける”ことで、ほかのモノを移動するなど無駄な動作が発生しないのです。

 

“収納を見せる”から“中身がわかる”収納へ

ところが最近、そのルールは少々変わってきているようです。
「きっかけは、私が体調を崩したことでした。主婦として家の中のいっさいを取り仕切っていた私が倒れてしまうと、夫も子どもたちも、何がどこにあるのか、どこへしまえばいいのかわからない。そこで、“わかる収納”へと転換することにしたんです。美的収納ではなく、何がどこにあるのか、情報共有することが目的の収納方法。できる自分に合わせる独善的な方法ではなく、できない人に合わせた片付けにシフトしています」

 

やまぐちさん宅のキッチン。左が以前の“見せる収納”、右が新たな“わかる収納”です。何をどこにしまうか、ゴミはどのように分別するかが可視化されています。
やまぐちさん宅のキッチン。左が以前の“見せる収納”、右が新たな“わかる収納”です。何をどこにしまうか、ゴミはどのように分別するかが可視化されています。

 

収納自体を見せたくなる“見せる収納”にするか、収納された中身が一目瞭然の“わかる収納”にするか、それはみなさんのライフスタイルや家族構成などから適宜選択しましょう。
最後に、やまぐちさんが愛用する無印良品の収納用品をピックアップしてもらいました。

 

達人が選んだ無印良品の良品5
〜収納用品編〜

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18-8 ステンレスワイヤーバスケット3
2,300円
錆びにくいステンレス製のバスケット。「中に埃が溜まることもなく、中身もすぐに確認できます。また左右に持ち手が付いていて、それを内側に倒すと中身を入れて積み重ねられるんです。そういった機能がさりげなく追加されているのが、無印良品らしい気の利きようですね」

 

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トタンボックス・フタ式・小
1,260円
持ち手が付いた、トタン製のボックス。「うちでは、夫の仕事に関する書類を収めるボックスとして使っています。重要な書類は、中身を見せるべきではないので。ステンレスバスケットとのコーディネートもしやすいです」

 

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ポリプロピレンスタンドファイルボックス・ハーフ
600円
書類やファイルを立てて入れられるファイルボックスの薄型タイプ。「スタンダードな厚みのあるボックスだと、書類単体で入れるとクッタリとよれてしまうんですよね。これは絶妙な薄さで、すぐ処理をしなければいけない書類も入れておけます」

 

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PPストッカー4段・キャスター付
2,900円
キッチンやランドリーなどの隙間収納に活用したい、ポリプロピレン製の収納ボックス。「洋服は場所をとりがちですが、靴下や下着など小さな服も手軽にしまえて省スペース。これも何回も買い足しています」

 

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アクリル収納用品全般
アクリル製の収納用品だけで、60品目近く。「何より、中身が一目瞭然。100円ショップなどの収納用品は、それ自体に色柄がついていて中身を隠すものばかり。主役である中身を見せながら、空間の雑音にしないようすっきりとまとめられるのが、無印良品のアクリル収納ケースです」
※商品の価格はすべて、消費税込で表示しています。

 

Profile

やまぐちせいこ

大分県在住。夫・長男・長女との4人家族。インテリア好き・雑貨好きだったことから“ナチュラル”で“北欧っぽい”部屋づくりが趣味だったが、引っ越しの連続でミニマリストのくらし方に目覚める。主宰するブログ「少ない物ですっきり暮らす」が、「にほんブログ村」ライフスタイル部門で1位に選ばれるなど、いま大人気のブロガー。

 

少ない物ですっきり暮らす
http://yamasan0521.hatenablog.com/

 

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20170601_mujirushi_book

「無印良品とはじめるミニマリスト生活」
1,296円(税込) KADOKAWA

ブログ「少ない物ですっきり暮らす」で紹介された、無印良品のアイテムで実践する「収納」「インテリア」「服」「物選び」の4テーマをまとめた、ミニマリストマニュアル。365日、すっきりが続く部屋づくりの秘訣がたくさん。ミニマリストならではの視点で選んだ、無印良品のアイテムベスト10も。

 

取材・文=@Living編集部 撮影=林ひろし、やまぐちせいこ