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使ってみて分かった、吸引力と使い勝手。いま買える最新スティッククリーナー
6モデルの“買い”のポイント! 〜後編〜

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主要な家電メーカーから高性能モデルが出そろったスティッククリーナー。前編に引き続き、いま店頭で買える最新モデルの実力とその選び方を、家電コーディネーターの戸井田園子さんに聞いてみました。

 

 

こまめに掃除するならスティッククリーナーで

前編で戸井田さんは、最新のスティッククリーナーはコードレスながら吸引力がアップし、稼動時間も長くなっていると教えてくれました。この進化のおかげで、日常的な掃除はスティックだけで充分キレイになるといいます。

 

「昨今の家事は“こまめ”がキーワード。5年ほど前までは、週末や仕事が休みのときに行う“まとめ掃除派”が主流でしたが、今は“分散掃除派”が増えています。週末は出かけたいので、毎日ちょこちょこ掃除するという人たちです。そういったこまめな掃除には、スティッククリーナーが最適なんですよ」(戸井田さん・以下同)

 

家事に時間を削られたくないという人が増えたことで、掃除のスタイル自体も変わってきていると戸井田さんは話します。

 

「インターネットで買い物をするなど、そういうシステムを使いこなせる世代が、掃除も手間をかけずに済むようにロボット掃除機を取り入れています。そのロボット掃除機が苦手な箇所である、部屋の隅や段差などを自分たちで掃除する。その程度ならまとめて掃除する必要はなく、毎日でも苦になりませんよね。まとめるほど一回の掃除はつらくなるので、休日の掃除時間を平日に分散して、休日は家族や友人たちと過ごす人が増えているようです。このようにプライベートの時間を大切にする人が増えたことも、掃除スタイルが変わってきた要因だと思います」

 

時代のニーズに寄り添う最新スティッククリーナー。戸井田さんオススメの6モデルから、今回は以下の3モデルを紹介します。各モデルの“買い”のポイントで吟味して。

 

 

より簡単・確実にゴミを捨てられるように

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ダイソン
Dyson V8 Fluffy
実売価格7万3000円前後

コードレスとは思えないほどのパワフルな吸引力が魅力。最新モデルはバッテリー性能が向上しており、最長40分間もこの吸引力が持続するため、家の隅々までしっかり掃除できる。付属のノズルを付け替えれば、ハンディクリーナーとしても使用可能。「この最新モデルからゴミ捨ての機構が一新され、ホコリに触れることなくゴミを簡単・キレイに捨てられるようになりました。あと、何よりダイソンの掃除機はとても丈夫。倒してしまっても壊れる心配がないのも安心です」

 

本体サイズ=W250×H1244×D224mm
本体重量=2.61kg

 

 

微細なゴミも逃さないクリーナーヘッド

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「『Dyson V6 Fluffy』から実装されている“ソフトローラークリーナーヘッド”がとても優秀です。ナイロンフェルトで覆われた大型ローラーを搭載していて、大きなゴミも微細なホコリもしっかり吸い取ってくれます。このヘッドはダイソンだけの特徴ですね」

 

 

より簡単に! ゴミ捨ての機構が一新

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「今までダストカップの下部がパカッと開くだけでしたが、これは上のサイクロン部分がグッと持ち上がり、内部のゴムベラが溜まったゴミをそぎ取ってくれます。その一連の仕組みが新しくなっていて、ホコリをかき出す必要もなく、ゴミ捨てがとてもラクになりました」

 

 

ジョイントの操作性・視認性が向上

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「ジョイント部分のパーツが、すべて赤色にデザインされています。これだけジョイントを目立たせているのに、デザインが台無しになっていないところがすごい。他社にはマネできないワザだと思いますよ。加えてジョイントは片手で持って簡単に外せるなど、視認性とともに操作性もアップしています」

 

 

掃除の幅が広がる“ブロワー機能”付き

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東芝
トルネオV コードレス VC-CL1300
実売価格4万円前後

ふとん用ブラシやホースなど、充実したアタッチメントセットを付属したフルスペックモデル。小型で軽量なため、階段の掃除などでも使いやすい。2016年9月に発売されたため、高性能モデルながら現在は手を出しやすい価格なのも魅力。「なんといってもブロワー機能が付いているのが、このスティッククリーナー最大の特徴です。“掃いて吸って”ができるスティック式掃除機はほかにありません。またダストカップはもちろん、サイクロン部まで水洗いできるのもうれしいですね」

 

本体サイズ=W224×H1030×D224mm
本体重量=1.9kg

 

 

バランスを考慮した見事な重心設計

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「重心の設計がとてもよく考えられていて、実際に持ってみると驚くほど軽く感じられます。持ち手の位置が、ちょうど“やじろべえ”の中心に位置している感覚でバランスが良く、とても操作しやすいですよ。掃除機は毎日かける人が多いので、腕の負担を軽減できるのは助かりますね」

 

 

サッシに溜まったホコリをブロワーで“掃き出す”

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「ブロワー機能を搭載しているので、掃除しにくいテレビの裏や、サッシの溝に溜まったホコリを吹いて掃き出すことができます。あとは出てきたホコリを吸い取ればOK。コードレスだから屋外にも持ち出せるので、例えば玄関先のホコリや落ち葉なども掃き出せます」

 

 

サイクロン部まで分解して丸ごと水洗い

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「キレイ好きの日本人のニーズに合わせて、ダストカップからサイクロン部まで、分解して水洗いできる仕様になっています。国産メーカーらしい配慮の行き届いた機能ですね。サイクロン部にフィルターがないので、しっかり乾燥させれば、ニオイも発生しません」

 

 

2in1の手軽さにふとん掃除をプラス

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エレクトロラックス
エルゴラピード・リチウム ベッド・プロ・パワー
実売価格4万1000円前後

ハンディ一体型の2 in 1スティッククリーナーとして人気の「エルゴラピード」シリーズ。最新かつ最上位のモデルは吸引力アップ、稼動時間の延長に加え、ふとん掃除機能にも力を入れている。ハンディに取り付けるふとん用ノズルには、UV LEDライトを採用。ホイールも付いており、ふとんの上でも思いのままに動かせる。「すぐにハンディスタイルで使えるのが魅力ですね。ノズルを付け替える手間がないのは、やっぱり便利です」

 

本体サイズ=W263×H1070×D150mm
本体重量=2.5kg

 

 

素早くハンディに変身しふとんクリーナーにも

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「ハンディとスティックが一体化しているので、ワンタッチで素早くハンディスタイルに変身。さらに最新モデルには、UVライトが付いた“ベッド・プロ・パワー UVノズル”が付属しているため、高性能なふとんクリーナーとしても使えます」

 

 

ブラシに絡まったゴミを簡単にカット

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「ヘッドに付いているスイッチを足で踏むだけで、内側に刃が降りてきて、ブラシに絡まった髪の毛や糸をカット。カットしたゴミはそのまま吸引してくれるので、手を汚すことなく簡単にブラシの毛絡みを解消できます。毛絡みは吸引力の低下を招くので、これはうれしい機能ですね」

 

 

走行性が良く、ヘッドの動きもスイスイ

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「足元モーターで重心が低いため、そのぶん走行性がいい。段差の少ないフラットな住宅で重宝します。また、ヘッドの首元が蛇腹になっているので動きがとてもなめらかで、部屋の角や狭いところでも掃除しやすいのも美点です。LED付きという点も見逃せません」

 

 

Profile

インテリア&家電コーディネーター / 戸井田 園子

大手プレハブメーカーのインテリア研究所でインテリアコーディネートを担当したのち、商品企画部へ。その際に習得した、商品の性能・デザイン・価格などを総合的に比較して優劣を見極めるテクニックを活かし、インテリア&家電コーディネーターとして独立。情報ポータルサイト「All About」のガイドをはじめ、テレビ・新聞・雑誌など各メディアで活躍している。

 

 

取材・文=津田昌宏 撮影=泉山美代子