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断捨離するか、保管するか?整理収納のプロ直伝
衣替え時期のかさばる冬服「すっきり収納術」

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ダウンコートや厚手のニットなど、冬服の出番が終わりました。真冬にだけ着るものはそろそろクリーニングに出して、春夏物にチェンジしたいところ。知りたいのは、かさばる冬服の保管と、普段のクローゼットの効率的な収納法です。そこで、整理収納コンサルタントの森山尚美さんに伺いました。

森山さん宅のクローゼットは、オフシーズンの衣類も含めて、ご主人とお子さん2人を合わせた4人分のすべてが、ウォークインクローゼット1室にまとまっています。

「部屋ごとにたんすやクローゼットを配すのもひとつの方法ですが、洗濯して畳んだ洗濯物を、いくつもの部屋のいくつもの場所にしまって回るのは面倒ですよね。1部屋に収まれば、それだけ家事の効率がよくなるので、わが家ではすべて一室に。これは片づけ全般に言えることですが、まずはなにが自分にとってラクなのか、無理なく続けてやれるのか、というところから方法を考えるのがベストです」(森山さん)

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衣替えの前にいらないものを手放し、必要な服だけを収納する

整理しやすいように多くを持たない、というのが森山さんのルール。「たくさん服を持っていても、気に入っているものは意外と少なくて、ヘビロテする服はいつも同じ、ということはありませんか? 一度着てみて『あれ? なんだかイマイチだな』と思ったものは、わたしはもう棚には戻しません。一度着てイマイチと思ったものは、次に着たときもやっぱりイマイチで、結局着ないんです。また、昔着ていたけれど最近ずっと着ていない、という服も思いきって手放しましょう」(森山さん)

【いらない服の見極め方】
・着てみてイマイチだなと思ったもの
・昔着ていたもの
・いつか手入れをしようと思ったまま放置してあるもの
・いるかいらないか悩んでしまうもの

【いらない服の手放し方】
・シーズンのはじまりにリサイクルに出す

「捨てるとなると勇気がいりますが、誰かが使ってくれると思うと気持ちも違うもの。不要な衣類はリサイクルに出すのがおすすめです。シーズンが終わってからよりも、シーズンがはじまるときに出すほうが高い値がついたり、早く売れたりするので、今から出す春夏ものの中から不要なものをチョイスします」(森山さん)

 

すべてをひと目で見渡せるように収納する

収納するものが決まったら、次は収納の仕方です。使い勝手のいいアイテムを揃えて、どこに何が入っているのかわかりやすくしてみましょう。

1.ラベルで中身を「見える化」する

「引き出しや衣装ケースなどには必ずラベルをつけて、何が入っているのかわかるようにします。マスキングテープなどで持ち主ごとに色分けすると、家族で使いやすいでしょう」(森山さん)

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衣装ケース前面の見やすい場所に、ラベルを貼って中身を把握しやすく
無印の深さ18cmの衣装ケース。衣装ケースはだいたい18、24、30cmと3タイプの深さがラインナップ。薄手のものや子ども用には18cmを、上着やパンツなどかさばるものには24cmがおすすめです。
無印の深さ18cmの衣装ケース。衣装ケースはだいたい18、24、30cmと3タイプの深さがラインナップ。薄手のものや子ども用には18cmを、上着やパンツなどかさばるものには24cmがおすすめです

 

2.深さと奥行きのない収納ケースを選ぶ

「衣装ケースは、奥行きのある押入タイプや、深さのあるもののほうがたくさん入るので、そちらを選びがち。実際は、浅くて奥行きのないタイプのほうが引き出しやすいし、中身が見えやすくて取り出しやすいんです。奥行きが必要な場合は、ふたつ買って並べるとよいでしょう」(森山さん)

 

3.1段ずつ分かれているケースを選ぶ

「2段、3段と重なったケースでは、位置を変えたり上下を移動させたりすることができないので、1段のものか、1段ずつ外れるタイプがよいでしょう。透明で中が見やすいものを選ぶのもポイントです」(森山さん)

 

4.服は縦に揃え余裕を持たせて収納する

「服を縦に収納することで、それがどんな服なのかわかりやすく、取り出しやすくなります。ぎゅっと詰め込まないで、スカスカにしておくのもポイント。詰め込めば量は入るかもしれませんが、取り出すときにも戻すときにも手が入りにくく、ほかの洋服まで畳み直さなければならなくなることもありますよね」(森山さん)

 

5.ケースに入れないものは畳んで収納する

「服を畳むことが苦ではない方は、わが家のようにオープンラックなどにそのまま収納するのがおすすめです。ショップのディスプレイのようにすべてが見えるので、どんな色のどんなアイテムがどのくらいあるかがすぐにわかります。また、たんすにしまうと開けたり閉めたりする手間がありますが、この収納法ならば取り出すのもラク。ただ、服を畳むことが面倒な方や苦手な方は、ハンガーにすべてかけるほうがよいでしょう」(森山さん)

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次に、オフシーズンの衣類をどこへ保管するか、保管場所について見ていきましょう。