体が重いときにも野菜だけで食べやすい「ニラとキノコの春巻き」
最後に紹介するのは、ニラをたっぷり入れたヴィーガンな春巻き。焼いて水分をしっかり飛ばし、スパイスを和えたキノコがボリュームアップにも。
「餃子のように手がかからず、でもごはんがおいしく食べられるおかずとして優秀なレシピにしました。スパイスの香りとニラの味を楽しんでほしいので、味つけはやさしめに。お弁当に入れたり、おつまみにするのもおすすめです」
【材料】
・ニラ……1/2束
・好みのキノコ(エリンギ・しめじなど)……200g
・春巻きの皮……4枚
・にんにく……1/2片
・クミン……小さじ1/4
・ターメリック……小さじ1/4
・塩……小さじ1/4
・米油またはサラダ油……適量
・水溶き片栗粉……適量
【作り方】
[下準備]
・ニラは1~2cmのざく切りにする。にんにくはみじん切りにする。
・キノコは石づきを取り、スライスしたり小房に分けたりする。
1. フライパンにオリーブオイル(分量外)とにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら中火にし、キノコを炒める。水分が飛んできたらクミン、ターメリック、塩を加え、ニラをさっと和えて火を止める。
「ニラは最初から加えず、キノコの水分が飛んできたら加えて、歯ごたえを残しましょう」
2 粗熱が取れた(1)を春巻きの皮に包む。
「春巻きの皮にたねを1/4ずつ入れて、封筒のように折っていきます。皮には水溶き片栗粉をつけて接着していきましょう」
「ぴっちり包まなくても、少しふんわりとゆとりがある感じで大丈夫」
3. 170度の油で色づくまで揚げる。
「全体が茶色く色づかなくても、端の部分がこんがりしてきたら完成。油をよく切って、盛り付けましょう」
これから暑くなる季節にかけて、疲れたりバテたりすることがないよう、ニラのパワーで体を整えておきたいところです。いつもは炒めるだけだったニラも、この3種のレシピがあれば、レパートリーも広がりそう。みずみずしく伸びやかに育つニラの旬の時期、ぜひ楽しんでみてください。
Profile
料理家 / 松島由恵
dorathefood主宰。建築業界で長く働いたのち、フレンチレストランでアルバイトしながら料理家の道へ。雑誌の撮影クルーやアパレル企業へのケータリングやお弁当宅配をはじめたところ人気が集まり、現在ではレシピ開発・スタイリングをメインに活動、時折ケータリングも行っている。初のレシピ本『「いつものお弁当」がスパイスで大変身!スパイス弁当』(パルコ出版)が好評発売中。