5.コンパクトでインテリア映えする“おうち型のテーププリンター”
ファイルやノートの背表紙、衣装ケースの中身、ボックスの引き出しなど、なにかとラベリングをしたいシーンは多いもの。こちらのテーププリンターがあれば、誰もがラベル上手になれそうです。
「インテリアに溶け込む見た目とコンパクトさが魅力のテーププリンターです。専用のテープは、おしゃれなデザインが豊富なので、ラベリングが楽しくなります。全7種類あるフォントは、どれもがやわらかい字体で温かいイメージに仕上がるので、メッセージを添えるときにもぴったり。手づくりクッキーなど、お菓子の袋を閉じるテープにも、やさしい言葉を添えたくなることでしょう。リビングの手に取りやすい場所に置いておけば、思い立ったときにすぐに作業ができるので、ラベリングが身近になりそうです。記号やイラストのラインナップもかわいいので、リビング、キッチン、クローゼット、書斎、手帳やノートなど、使い道に合わせていろいろなアレンジを楽しめます」
キングジム「こはる」MP20
7344円(専用テープ410円)
サイズ:H42×W107×D97mm(カットボタン含む)
コンパクトで見た目のかわいいテーププリンターです。全7種類のフォントに36種類のフレーム、記号やイラストも充実しています。別売りの専用テープは、フィルムタイプとマスキングテープの2種があり、用途に合わせて選べます。
6.ダブル使いで伝言力がアップ!“2段タイプのクリップボード”
上下2段にクリップがついているクリップボードは、とてもめずらしいという菅さん。ご自宅ではキッチンの所定位置に立てかけておくことで、家族との伝言板として活用しているそうです。
「Lサイズの横向きの写真をはさめるサイズのクリップボードです。購入時には下段部分にメモ用紙がついています。私は上段にお気に入りの写真を飾り、下段には夫に伝えたいメッセージを書いて使っています。『冷蔵庫にあるおかずを食べてね』とか、ときには『今日はこんなことをやったの、えらいでしょ?』と、褒めてほしい内容を書くことも(笑)。ペンを挟んでおけば、いつでも手軽にメッセージを書いておけます。より実用的に使いたい方は、上段にポイントカードや割引券を挟み、『買い物お願いね!』と書いて買い出しメモを記したり、今週の買い出しメモを上段に、下段は今日やるべきTO DOリストにしたりするのもよさそうです。2段あることで、使い方の幅がグンと広がります」
ナカバヤシ「my focus メモパッド&フォトボード L判2段」
756円
サイズ:H226×W 151×D3mm
L判の写真が2枚飾れるクリップボード。写真やポストカードを飾ったり、TO DOリストをメモしたり、伝言板にしたりと、さまざまな用途で活用できます。ほかに、1段タイプが3種類(カードサイズ、ましかくサイズ、KGサイズ)あります。
7.服やバッグなどにアイロン接着で使える“布生地のデコテープ”
マスキングテープのようにかわいいデザインの布テープがあることをご存知ですか? 好きな形にカットしてアイロンで接着すれば、さまざまな楽しみ方ができます。菅さんはインナーの仕分けに使われているとか。
「私が使用しているインナーは、袖ありやノースリーブなど、折りたたんでいるとわからなくなってしまうのが悩みでした。そこで、NUNO DECOテープでインナーの種類に合わせたマークを決めて、それをタグの部分にアイロンでつけるようにしました。その後は迷わず取り出せるようになり、お悩み解決! お子さんのいる方ならば、お名前シールとして使ったり、服やバッグなどのアレンジデザインを楽しんだり。アイロン接着以外にもシールとしても使えるので、ラッピングやラベリングなど、さまざまな場面で活躍します」
KAWAGUCHI「NUNO DECO SERIES」
オープン価格
布に貼れるデコテープ。テープ、シート、フレーク以外にも、布に描けるペンもあるNUNO DECO SERIES。たくさんのラインナップがあり、キュートなデザインからシックなデザインまで幅広い種類の中から選べます。
ネット通販を使えば、自宅にいながら欲しいものが簡単に手に入りますが、文房具店へ足を運び、偶然の出会いを楽しんでほしいという菅さん。「洋服は似合わなければ着なくなってしまうので、慎重に選びたいものですが、文具なら『あ、かわいいな』と思って衝動買いをしても、必ず使い道が見つけられます。だから、失敗を恐れずに、いろいろな文房具を試してもらいたいですね」
Profile
文具ソムリエール / 菅 未里
大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職し文房具売り場担当となる。現在は、商品企画、売場企画、文房具の紹介、コラム執筆、企業コンサルティングなどの活動を行っている。著書に『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。
https://misatokan.jp/profile
取材・文=今井美由紀(Neem Tree) 撮影=矢部ひとみ