引っ越しのハイシーズンが近づいてきました。この時期は、新生活スタートに向けて引っ越しを予定している人が少なくないでしょう。住まいを変えることは、運気をリセットしたり飛躍させたりする“開運行動”になるのだとか。
西洋占星術の世界で、200年以上続いた“土の時代”から“風の時代”へと移行したと言われている2021年。今年はとくに、引っ越しが大きな飛躍をつかめるチャンスとなると、風水師で開運セラピストの紫月香帆先生は話します。一方で、よくない方角へ引っ越しをしたり、部屋の間取りが悪かったりすると、運気を降下させてしまう危険もあるそう。
自宅で仕事をするライフスタイルが増えている今、住まいのエネルギーは仕事運にも大きな影響をもたらします。そこで、2021年の引っ越しに適した方位から物件の選び方、運を呼び込むインテリアの整え方などについて、紫月先生に教えていただきました。
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引っ越しに適した方角は? まずは自分の本命星を確認
吉方とは、よい気が流れてくる方角のことで、風水では引っ越し時の吉方をもっとも大切にとらえています。節分の吉方(恵方)は万人にとって同じ方角ですが、転居先の吉方は生まれ年によって9種類の「本命星」に分類されます。まずは、上記の九星早見表を参考に、自分がどの本命星にあてはまるのかを確認しましょう。
「本命星を確認するときの注意点は、旧暦で見るので立春が境になること。1月1日から2月4日までに生まれた人は前年の九星に入ります。例えば、平成10年2月4日生まれならば、二黒土星ではなく、三碧木星です。今年は124年ぶりに立春が1日前倒しになったので、令和3年2月4日生まれの赤ちゃんの場合、令和3年の九星が本命星です」(紫月香帆先生、以下同)
九星別2021年の吉方と期待できる効果
上の表は今年の九星別の吉方と、アップが期待できる運気です。吉方は、旅行や日常のちょっとしたおでかけ時にも当てはまるので、引っ越しの予定がない人や、吉方への引っ越しが難しい場合でも、日常的な開運アクションの参考にできるはず。
「例えば、五黄土星の人を見てみると、今年の引っ越し先に適した方角は東北、西、北方面です。東北方面へ行けばよい流れに乗れ、親族との関係が良好に進みそうです。西方面に行けば収入や人との出合いにまつわるよいできごとが期待できます。北へ行けば、体の調子がよくなったり、子どもに恵まれたりする可能性が高くなります。
引っ越し先の方角が選べない、またはすでに転居先を決めてしまった方で、その方角が吉方ではない場合は、“凶方位”ではないかを確認してください。私の著書『神さまが教える 風水の教科書』(ナツメ社)などの風水に関わる本や、『九星タイプ(例:五黄土星) 2021 凶方位』とキーワードを入れてWEBで検索しても調べられます。もし凶方位への引っ越しだとわかった場合は、近くの神社で『方位除け祈祷』をしてもらうことで、悪い気の影響を鎮めるようにしてください」
吉方位を確認できたら、続いて間取りをチェック。「物件を探す段階で、悪い気が発生しやすい間取りをなるべく選択肢から外すようにしてください」。その“悪い気が発生しやすい間取り”とは?