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	<title>読書 | @Living アットリビング</title>
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	<description>家と暮らしにまつわること、全部。学研グループのメディア事業会社、ワン・パブリッシングが企画運営し、インテリアやグルメ、話題の人や注目のモノなどさまざまなジャンルから、暮らしが快適になる知恵と、毎日がちょっと特別な時間になる情報をお届け。「自分らしく、心地よい暮らし」をサポートします。</description>
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		<title>朝ドラ「あんぱん」の題材アンパンマン以外も注目！ 絵本セラピストが選ぶ大人になった今こそ読みたい絵本4選</title>
		<link>https://at-living.press/culture/46237/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 30 Mar 2025 13:56:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[絵本]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
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					<description><![CDATA[2025年3月31日に初回放送を迎える連続テレビ小説『あんぱん』のモデルとなるのは、人気絵本『あんぱんまん』の生みの親であるやなせたかしさんと小松暢（こまつ・のぶ）さんご夫婦。子どもの頃に身近な存在だったアンパンマンが題材とあって、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。今回は、大人になった今こそ読みたい絵本を、絵本セラピストに教えていただきました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>2025年3月31日に初回放送を迎える連続テレビ小説『あんぱん』のモデルとなるのは、人気絵本『アンパンマン』の生みの親であるやなせたかしさんと小松暢（こまつ・のぶ）さんご夫婦。</p>



<p>子どもの頃に身近な存在だったアンパンマンが題材とあって、楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。今回は、アンパンマンだけでなく大人になった今こそ読みたい絵本を、絵本セラピストの竹下りこさんに教えていただきました。</p>







<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>子どもの頃とは違う？</strong><br><strong>大人だからこそできる絵本の読み方とは</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_11.jpeg" alt="" class="wp-image-46249" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_11.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_11-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_11-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_11-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>子どもの頃に読んだ絵本を、大人になった今読み返してみると、当時とは違った感想が生まれることも。子どもと大人では、絵本の読み方や捉え方にどんな違いがあるのでしょうか。</p>



<p>「<strong>子どもは絵本のなかに自分自身が入り込み、主人公になりきって物語を体験しています</strong>。物語のなかでワクワクしたりハラハラしたりという感情の動きを楽しみ、その楽しさを何度も体験したくて繰り返し読み聞かせをねだってくるのです。<br>それに対し大人は、空を飛んだり魔法を使ったりという、絵本に出てくる世界は実在しないことを知っています。そのため、絵本のなかに入り込むのではなく、<strong>無意識に自分の内面を投影して絵本を読むようになります</strong>。<br>たとえば、絵本に出てくる動物が仲良しの友達とふざけ合っている場面があるとします。それを大人が読むと、幼い頃によく遊んだ友達とのたわいもない会話や遊びを思い出し、懐かしさに浸ったりするかもしれません」（絵本セラピスト・竹下りこさん、以下同）</p>



<p>大人ともなればさまざまな経験を経ているので、内面も捉え方も人それぞれ。それを言語化するというのは、大人になったからこそできる楽しみ方です。</p>



<p>「最近では、<strong>大人同士で絵本を持ちよって感じたことを共有する『絵本会』がオンライン・オフライン問わずさまざまなところで開かれています</strong>。絵本の捉え方を共有し合い、ほかの人はどんな感想をもったのかを聞き、そこからまた自分の内側と向き合えるのも、大人ならではの絵本の楽しみ方ですよね」</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong>絵本の魅力をもっと味わえる</strong></strong><br><strong><strong>4つの楽しみ方</strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_06.jpg" alt="" class="wp-image-46244" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_06.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_06-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_06-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_06-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>絵本の感想を言葉にして伝え合うこと以外にも、大人だからこそできる絵本の楽しみ方はまだまだたくさんあります。<strong>4つの楽しみ方</strong>を竹下さんに教えていただきました。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1.　小説や映画よりも、物語の世界に短時間で浸れる</strong></h3>



<p>「日常の忙しさに追われてなかなか時間がとれなかったとしても、たとえば寝る前の数分間などに物語の世界に浸れるのは絵本ならでは。小説や映画よりも短い時間で気軽に楽しめますよ」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>2.　行間を想像する楽しさがある</strong></h3>



<p>「絵本は子どもでも理解できるよう、短い言葉でわかりやすく書かれています。単純にわかりやすいだけでなく、作者が選び抜いた言葉を使っているので大人の心にも響きやすいのだと思います。ぜひ言葉の世界に浸ってみてください。作者は言葉にどんな想いを込めたのだろうと想像を膨らませてみるのもおもしろいですね」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>3.　美しい絵に癒される</strong></h3>



<p>「子どもの目を引いたり伝わりやすくするために、綺麗な色を使って描かれた絵本がたくさんあります。なかには絵画として飾りたくなるほど美しい絵本も。疲れた日はしっかりと読み込まなくても、美しい絵をパラパラと眺めているだけで癒されますよ」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>4.　プレゼントとして選ぶ</strong></h3>



<p>「最近は自分のために絵本を買う人だけでなく、友人やお世話になった人へのプレゼントとして絵本を選ぶ人も増えています。詩の絵本やページごとに素敵なメッセージが書かれた絵本、インテリアとしても飾っておける仕掛け絵本などはプレゼントとしてよく選ばれていますね」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_04.jpg" alt="" class="wp-image-46242" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_04.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_04-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_04-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_04-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>美しい絵と言葉に癒される荒井良二さんの『きょうはそらにまるいつき』（偕成社）。「一日の終わりにそっと手に取りたくなる絵本です。表紙の絵も素敵なのでインテリアとしても飾りたくなります」</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>自分に合った絵本はどうやって探す？</strong><br><strong>大人に読んでほしい絵本の特徴</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_01.jpg" alt="" class="wp-image-46239" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_01.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_01-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_01-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_01-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>竹下さんも書店員として店頭に立つ、東京・神保町の絵本専門店「<a href="https://bookhousecafe.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ブックハウスカフェ</a>」には約1万冊を超える絵本がずらり。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>絵本の魅力がわかったところで、さっそく自分に合った絵本を探してみたくなった人もいるのではないでしょうか。ですが、書店の絵本コーナーには子ども向けの絵本がたくさん。そのなかから大人が手に取るべき絵本の特徴とは？</p>



<p>「大人向けの絵本も増えていますが、子ども用の絵本にも心の機微が丁寧に描かれているので、大人が読んでも感動する作品はたくさんあります。なので、大人向け・子供向け問わず、タイトルや絵など<strong>自分が惹かれた絵本を手に取って開いてみてください</strong>。手に取ったときの紙の質感や、開いたときの絵の美しさ、テキストのフォントデザインや大きさなど、実際に見てみることで自分がどんな絵本に心が惹かれるのかがわかると思います。<br><strong>テーマで選ぶなら、物語に限らず、詩の絵本や、当時の写真を載せて歴史を伝える絵本、社会問題を題材にした絵本、インテリアにもなる芸術性の高い絵本などは興味をもたれる人が多い</strong>ようです。まずは自分の興味に合ったテーマから選んでみるというのもひとつの方法ですね」</p>



<p>インターネット上には、絵本専用サイトや絵本に詳しい人が運用しているブログなどがたくさんあります。そうしたサイトで紹介されている作品から読んでみるのもいいそうです。「今は情報がたくさん書かれた親切なサイトもたくさんあります。ですが、やはり書店に足を運んで選んでみるのが一番です」と竹下さん。</p>



<p>「絵本専門店や大型書店であれば、絵本の種類も豊富ですし、テーマ別に並べている書店も多いので選びやすいと思います。絵本専門店はもちろんですが、大型書店にも絵本コーナー担当の書店員さんがいらっしゃる場合が多いので、<strong>迷ったときは書店員さんに相談する</strong>のもおすすめです」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_02.jpg" alt="" class="wp-image-46240" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_02.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_02-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_02-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_02-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>「絵本専門店はとくに、絵本好きの店員ばかりなので気軽に相談してみてほしい」と竹下さん。</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong>絵本セラピストが選ぶ</strong></strong><br><strong><strong>大人向けのおすすめ絵本4選</strong></strong></h2>



<p>「自分で探す前に、まずはおすすめの絵本を手に取ってみたい」という人のために、ロングセラーから最新作まで、竹下さんにおすすめの絵本を4つ教えていただきました。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1.　<strong>世代問わず長く愛されるロングセラー作品</strong></strong></h3>



<figure class="wp-block-image size-full is-style-default"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_03.jpg" alt="" class="wp-image-46241" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_03.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_03-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_03-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_03-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000134240" target="_blank" rel="noreferrer noopener">100万回生きたねこ</a>』作・絵：佐野洋子（講談社）</strong></p>



<p>100万回死んで100万回生まれ変わったという、数奇な人生を送るとらねこが主人公の物語。強くて立派なとらねこが、初めて涙したわけとは――。</p>



<p>「読む人によってさまざまな捉え方が生まれる一冊です。たとえば、読みながら愛する人に思いを馳せたり、最愛のねこが亡くなったときのことを思い出したり。なかには、主人公のとらねこと物語に出てくる白いねこのやり取りを見て、『彼を振りむかせるためのテクニックを学べた』という若い女性もいました。たくさんの人に読まれている作品なので、感想を誰かと共有し合う本としてもぴったりだと思います」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>2.　<strong>仕事で疲れたときや落ち込んだときに読みたい絵本</strong></strong></h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_08.jpg" alt="" class="wp-image-46246" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_08.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_08-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_08-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_08-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://zuiunsya.com/works/archives/26" target="_blank" rel="noreferrer noopener">わたしとなかよし</a>』作：ナンシー・カールソン  訳：なかがわちひろ（瑞雲舎）</strong></p>



<p>世界中で大人気の作家、ナンシー・カールソンの翻訳絵本。人付き合いの第一歩は、まず自分を好きになることから。自分を大事にすることの大切さを教えてくれる一冊です。</p>



<p>「私自身、いろいろなテーマで絵本セラピーをしておりますが、絵本セラピーを通して一番伝えたいことがこの一冊に凝縮されていると思っています。主人公の豚の女の子は、自分のことが好きで、自分を大事にすることの素晴らしさをシンプルな言葉で伝えてくれます。まずは自分を大事にすることができて、初めて周りに優しくできるのかもしれません。仕事で疲れたときや、失敗して落ち込んだときにはぜひこの絵本を手に取ってみてください」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>3.　忙しい毎日に、ひと息つく時間をくれる</strong></h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_05.jpg" alt="" class="wp-image-46243" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_05.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_05-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_05-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_05-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000361442021.html?srsltid=AfmBOooe9A9g1PO3d8DdFPKAGL3FUzOJ_MTam_F95dWHlaKJKKD4ug67" target="_blank" rel="noreferrer noopener">うさぎじかん</a>』作：刀根里衣（NHK出版）</strong></p>



<p>6匹のうさぎファミリーが主人公の絵本。国内外に多くのファンをもつ絵本作家・刀根里衣さんの作品。かわいいうさぎと美しい四季折々の風景が繊細なタッチで描かれています。</p>



<p>「どのページにもかわいいうさぎの絵とともに、癒されるメッセージが添えられています。ストーリーを読むのはもちろん、お気に入りの1ページを探してみるのも楽しいかもしれません。肩の力が抜けるメッセージがたくさん書かれているし、絵を見るだけでも癒されますよ。寝る前や、ひと休みしたいときに読みたくなる一冊です」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong><strong><strong>4.　</strong>大切な人の気持ちを理解したいときのヒントになる</strong></strong></h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_07.jpg" alt="" class="wp-image-46245" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_07.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_07-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_07-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_07-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323075433" target="_blank" rel="noreferrer noopener">あのひのきもち</a>』作：かさいまり、絵：岡田千晶（金の星社）</strong></p>



<p>2025年2月に発売された作品。仲良しのリスくんとネズミくんのお話で、お互いの気持ちをわかり合おうとすることの大切さを教えてくれます。かわいい絵にも注目です。</p>



<p>「お互いの気持ちを言葉で一生懸命説明したり、体を使って表現したり。何とかして気持ちを伝え合おうとする2匹の姿に、自身の友情や恋愛を重ねる人も多いかも。相手との関係で迷ったときはちょっと立ち止まってこの絵本を読んでみてください。相手の気持ちを考えたり、どうすればわかり合えるんだろうと想像したり、かわいらしい動物のやり取りからヒントがもらえるかもしれません」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_09.jpg" alt="" class="wp-image-46247" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_09.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_09-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_09-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_09-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『あのひのきもち』の1ページ。わかりやすい言葉のなかに、考えさせられるメッセージがぎゅっと詰まっています。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>紹介したなかで気になる絵本があればぜひ読んでみてください。また、新しく出会う絵本だけでなく、子どもの頃に読んだ絵本を改めて読んでみるのもおすすめです。</p>



<p>「きっと子どもの頃に読んだときとは違うポイントで感動したり、新しい受け止め方を発見できたりするはずです。忘れていた懐かしい記憶がよみがえってくることもあるかもしれません。絵本の力を借りながら、ぜひ自分の心と向き合う、気づきと癒しの時間を作ってみてください」</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-46248" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_10.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_10.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_10-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_10-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250330_atLiving_ehon_10-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">絵本セラピスト&nbsp;/ 竹下りこ</h3>
<p>絵本セラピスト協会認定絵本セラピスト、こどもの本専門店「ブックハウスカフェ」書店員、大人に絵本ひろめ隊隊長。癒しと気づきのワークショップ「大人のための絵本セラピー」や大人にも絵本の魅力を伝える「大人に絵本ひろめ隊入門講座」を全国各地で開催。絵本の力を借りて「目の前の人を笑顔に」をモットーに活動を行っている。<br><a href="https://ameblo.jp/nlpico/" target="_blank" rel="noopener">ブログ</a></p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>取材・文=清水由香利（Playce）　撮影=真名子</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本人女性の無償労働負担率はダントツに高い!? 全米トップ校の校長が教える「右にならえ」の社会を生き抜く力の磨き方</title>
		<link>https://at-living.press/culture/45311/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 05 Mar 2025 22:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[幸福学]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
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					<description><![CDATA[どんな分野でも最新のエビデンスが重視されている、アメリカのビジネスシーン。それに対し長年の慣習から抜け出せず、いまだ「右へならえ」の風潮が根強い日本。それが日本経済衰退の要因のひとつです。停滞する今の日本社会が陥っている病理や、そこで生き抜くためのストレスマネジメントの方法などを、スタンフォードの日本人校長が解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>スタンフォード大学のオンラインハイスクールで校長を務める日本人、星 友啓先生の『スタンフォード式 生き抜く力』（ダイヤモンド社）に学ぶシリーズ連載。最終回となる今回は、停滞する今の日本社会が陥っている病理や、そこで生き抜くためのストレスマネジメントの方法などをうかがいました。</p>



<p>記事の最後には、誰でもすぐに実践できるストレスを解放するための呼吸法と、「許す力」のエクササイズもご紹介しています。聞き手は引き続き、ブックセラピストの元木 忍さんです。星先生のお話には、自分の現状を振り返るためのヒントが詰まっていました。</p>



<p>・<a href="https://at-living.press/culture/44698/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">［第1回］世界の一流が大切にするのは利他の精神。本当の幸せや生きがいを感じる秘訣</a><br><a href="https://at-living.press/culture/45066/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">・［第2回］価値観が異なる人と分かり合うには？ 共感力の鍛え方</a></p>



<p><br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="300" height="434" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg" alt="" class="wp-image-44734" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10-207x300.jpg 207w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://diamond.jp/category/s-PowerToSurvive/info" target="_blank" rel="noreferrer noopener">スタンフォード式 生き抜く力</a>』（ダイヤモンド社）</strong><br>世界中の天才が集まるスタンフォード大学でオンラインハイスクール校長を務める著者が、競争の激しいシリコンバレーで実践されてきた最先端科学に基づくグローバルスキル「生き抜く力」を説く。現代の成功者たちが結果を出すためにやっていること、彼らの円滑なコミュニケーションの秘訣や本当の幸せのつかみ方、未来を担う子どもたちの教育法までを、一人でも実践できるエクササイズとともに紹介している。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong><strong><strong>衰退していく安心社会と、</strong></strong></strong></strong><br><strong><strong><strong><strong>人とつながり発展していく信頼社会</strong></strong></strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_04.jpg" alt="" class="wp-image-45309" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_04.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_04-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_04-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_04-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木 忍さん（以下、元木）：ここまで星先生のお話を聞いてきて強く感じるのは、<strong>アメリカのビジネスシーンではどんな分野でも最新のエビデンスが重要視されていて、それが結果的に経済の発展にもつながっている</strong>ということです。</p>



<p>星 友啓さん（以下、星）：はい、たしかにそうだと思います。</p>



<p>元木：一方で日本の企業は、長年の慣習や上からの指示は絶対といった「右へならえ」の風潮がいまだに根強いですよね。残念なことにそれが経済の衰退にもつながってしまっています。</p>



<p>星：同感です。いまおっしゃったことで思い出したのが、社会心理学者の山岸俊男さんが90年代に説いていた「安心社会」と「信頼社会」の理論ですね。山岸さんは、<strong>日本は「安心社会」、欧米は「信頼社会」で成り立っている</strong>とおっしゃっていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_01.jpg" alt="" class="wp-image-45306" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_01.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_01-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_01-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_01-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『スタンフォード式 生き抜く力』の著者であり、オンライン教育の世界的リーダーでもある星さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：まず<strong>「安心社会」とは、簡単にいうと長く続いている人間関係、いわば仲間内のルールだけで回るような社会</strong>のこと。終身雇用、年功序列の昭和的な会社組織が典型で、その<strong>ベネフィットはコミュニケーションコストがかからないこと</strong>です。いわゆる「ツーカー」のやり取りが通用する世界ですね。</p>



<p>安心社会は内部だけで回しているときはいいんですが、<strong>外からくる新しいことを取り込むのには非常に時間がかかります</strong>。信頼に足る最新のエビデンスがあっても、これまでの自分たちのやり方を通してしまい、気づいたら時代に遅れを取っていた、といったことが起こりやすい。ゆえに、<strong>安心社会は機会損失が大きいといわれている</strong>んです。</p>



<p>元木：なんとも耳の痛い話です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08.jpg" alt="" class="wp-image-40947" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>聞き役を務めた、ブックセラピストの元木 忍さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：一方の欧米は主に「信頼社会」です。<strong>信頼社会は、まず他者を「信頼」することから始まります</strong>。外の新しいものを積極的に取り入れ、その都度関係を築き上げていくことを厭わないので、上下関係がどうとか、誰々の顔を立てて……といったルールにはしばられません。</p>



<p>元木：そのぶん、結果が出なければドライに切り捨てるのも欧米のやり方ですよね。</p>



<p>星：そうですね。でも、こうした<strong>信頼社会のほうが結果的に生産性は高まって社会が安定する</strong>ともいわれています。<strong>欧米型の信頼社会こそ、成熟した社会のあり方</strong>だというのが山岸さんの理論です。</p>



<p>元木：日本はいま、信頼社会の方向へ変わっていくための過渡期にあると考えられますね。</p>



<p>星：これまで元木さんとお話ししてきた内容にも通じる部分があると思います。<strong>相手に「共感」する術を身に付け、信頼することから始める。みんながそこに注力していくと、信頼社会に近づいていけるという考え方もある</strong>んです。</p>



<p>元木：安心社会のなかにいると、ルールやタブーに縛られてしまうのはある意味自然というか、当たり前のことでもあったんですね。 </p>



<p>星：そうですね。決まったシステムのなかでゲームをプレイし続けることは、安心感を生み出しますが、<strong>実は人と人との信頼関係が一向に深まらない</strong>んです。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>無償労働負担率</strong>が<strong><strong><strong>世界のなかで</strong></strong></strong><br><strong><strong><strong>ダントツに高い日本人女性</strong></strong></strong></h2>



<p>元木：システムに染まりきって、「何がおかしいのか」もわからなくなっているような現状って、企業にかぎらず色々あると思います。前回も少し話題に上がりましたが、日本の夫婦関係における根深いジェンダーバイアスもそのひとつだと思うんです。</p>



<p>星：それに関していうと、統計にもはっきり結果が出ています。OECD（経済協力開発機構）が2020年に、OECD加盟国における15〜64歳の男女の生活時間を比較したデータを発表したのですが、<strong>日本女性の家事・育児といった無償労働の負担率って世界のなかでもダントツに高い</strong>んです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250121_atLiving_nishibi_18.jpg" alt="" class="wp-image-43070" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250121_atLiving_nishibi_18.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250121_atLiving_nishibi_18-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250121_atLiving_nishibi_18-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250121_atLiving_nishibi_18-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：今の現役世代における共働きの割合は約7割ですから、欧米と変わらない水準ですよね。それなのに、夫婦間における家事分担はほとんど昔のままで変わらない。<strong>OECD加盟国のなかで、ここまで男女間のギャップが大きいのは日本くらい</strong>です。</p>



<p>元木：時間に追われる女性たちは増える一方ですものね。でも、<strong>「それって本当はおかしいんじゃないか？」と、気付けるかどうかが人生の幸福度につながる気がします</strong>。どうしたらいいと思いますか？</p>



<p>星：やはり<a href="https://at-living.press/culture/44698/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">第１回目</a>の記事でお伝えした、<strong>「内発的」な動機付けを意識することが一番大事</strong>だと思います。周りがこうだから自分もこうする、みんなと同じことをして安心したいというのは「外発的」な動機付けによる選択で、安心社会のなかに留まることなんですよね。</p>



<p>今の自分は、「人とのつながりとか有能感、自発性を感じられる行動ができているか？」、「心の三大欲求が満たされているか？」。これを振り返る時間を作るのもおすすめです。<strong>振り返ることで、自分の内発性をさらに感じられるようになる</strong>という研究結果も出ていますから。</p>



<p>元木：それなら、自分にもできるような気がします。まさに、<strong>女性たちも「生き抜く力」を鍛えなければならない時代</strong>なんですね。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong><strong><strong>ストレスマネジメントに役立つ呼吸法と</strong></strong></strong></strong><br><strong><strong><strong><strong>「許す力」のエクササイズ</strong></strong></strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_02.jpg" alt="" class="wp-image-45307" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_02.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_02-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_02-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford3_02-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：この対談もそろそろ終盤ですが、最後にいまのストレスフルな日本社会を生き抜くために、私たちが日々に取り入れられる自己トレーニング方法を何か教えていただけたらと思います。</p>



<p>星：わかりました。<strong>ストレスマネジメントは現代を生き抜く必須スキル</strong>です。今回は私がとくにおすすめしているふたつの方法をご紹介したいと思います。</p>



<p>ひとつめは、スタンフォード大学のラスキン准教授がすすめる「<strong>PERT法</strong>」。これは<strong>心が動揺したり、人間関係で強いストレスを感じたりしたときにぜひやっていただきたい呼吸法</strong>です。</p>



<p>最初はとっつきにくいと感じる方もいると思いますが、1日1〜2回くらい、毎日続けていただくと非常に効果が高まる方法です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_05.png" alt="" class="wp-image-45310" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_05.png 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_05-300x200.png 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_05-768x512.png 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/03/250306_atLiving_stanford03_05-78x52.png 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：もうひとつは、同じくラスキン准教授が提案している<strong>「許す力」を鍛えるエクササイズ</strong>です。人間関係がこじれたときって、大人になるほど関係の修復が難しいものですよね。</p>



<p>それは、大人のほうがより強固なアイデンティティを持っているがゆえに、自分ではなく相手に変わることを求めてしまうからです。</p>



<p>このとき、<strong>相手のしたことは許せなくてもいい</strong>んです。ただ、心のウェルネスを保つのが上手な人たちは、不都合な出来事を自分の糧に変えるような考え方をします。<strong>コントロールできない他人を変えようとするのではなく、傷ついてしまった自分を許すようなイメージ</strong>ですね。</p>



<p>難しそうに思われがちですが、この<strong>「許す力」を鍛えると結果的にストレスも溜まりにくくなります</strong>ので、ぜひチャレンジしてみてください。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><strong>＜スタンフォード式「最高の許し方」9ステップ＞</strong></p>



<h3><strong>ステップ1</strong><strong>　自分がどう感じているかを信頼できる人に素直にシェアする</strong><strong></strong></h3>



<p>起きたことについて自分がどう感じているかを正確に把握し、信頼できる人にそのことを打ち明けてみる。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ２　心がラクになるよう、自分でやるべきことをやると決意する</strong><strong></strong></h3>



<p>許すことは自分のためであって、ほかの誰のためでもない。いまは自分のために、自分のできることをすると、決意をする。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ３　最終目標は自分の心の平穏</strong><strong></strong></h3>



<p>許すことは、一方的に論破してくる相手と妥協して和解したり、行動を大目に見て我慢することではない。自分を責め立てる気持ちを減らし、不満を解釈し直すと、心に穏やかな気持ちが戻ってくる。心に平穏を取り戻すために、何か自分なりの目標を立てる。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ４　苦しみは自分自身の心にあることを知る</strong><strong></strong></h3>



<p>現在の心の苦しみは、自分の内側にある痛みからくるもので、自分を傷つけた人にあるわけではない。自分の気持ちを和らげるための方法を考える。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ５　「</strong><strong>PERT</strong><strong>法」を使う</strong><strong></strong></h3>



<p>ストレスが強いときは、「PERT法」を使って心を落ち着ける。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ６　ムダな期待をしない</strong><strong></strong></h3>



<p>あなたに手を差し伸べようとしない人に、無駄な期待をしない。その相手に期待を抱いても、苦しみを深めるだけ。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ７　傷ついた気持ちからポジティブな目標に視点を変える</strong><strong></strong></h3>



<p>自分が傷ついた経験より、今後のポジティブな目標を探すことにエネルギーを集中させる。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ８　幸せな人生が「最大の復讐」であることを理解する</strong><strong></strong></h3>



<p>あなたのこれからの幸せな人生が、「最大の復讐」だと考える。傷ついた心に焦点を当てるのは、傷つけた人に屈すること。自分の人生にあるやさしさ、愛情、美しいものや幸せに目を向ける。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>ステップ９　自分で自分の救世主（ヒーロー）になる意識を持つ</strong><strong></strong></h3>



<p>自分の不幸を解決できるのは自分しかいない。自分が自分の救世主になる意気込みで、自分が不満を持つに至った経緯を見つめ直してみる。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>元木：実は私が星先生の本を読むに至ったのは、仕事で関わっているお寺の住職さんに「いい本があるよ」と教えていただいたのがきっかけだったんです。</p>



<p>星：そうでしたか。ありがとうございます。</p>



<p>元木：檀家さんの悩みに耳を傾けたり、説法を説いていくために「共感力」というのはやはり大切なもので、その方は、この本に紹介されているテクニックを参考にしているとおっしゃっていました。</p>



<p>星：それはとてもうれしいですね。</p>



<p>元木：またいつか、新たなご著書を読める日を楽しみにしています。今回はありがとうございました。</p>



<p>星：こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-44717" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg" alt="" width="500" height="751" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg 500w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile-200x300.jpg 200w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長 / 星 友啓</h3>
<p>1977年東京生まれ。哲学博士、EdTechコンサルタント。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程を卒業して渡米、テキサスA&amp;M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士を修了。その後スタンフォード大学講師を経て、同大学内にオンラインハイスクールを立ち上げるプロジェクトに参加し、2016年より校長に就任。2020年には同校を全米の大学進学校1位にまで押し上げた。現在は各地での講義活動、米国やアジアに向けた教育・教育関連テクノロジーのコンサルティングにも精力的に取り組む。<br><a href="https://tomohirohoshi.com" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
<p></p>
<p><img loading="lazy" class="size-full wp-image-40321" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。<br><a href="https://libreria.jp/" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>取材・文＝小堀真子　撮影＝鈴木謙介<br></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>価値観が異なる人と分かり合うには？ スタンフォードの日本人校長に学ぶ、「多様性」と「共感力」を両立させる方法</title>
		<link>https://at-living.press/culture/45066/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 27 Feb 2025 22:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[幸福学]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=45066</guid>

					<description><![CDATA[多様化する社会において、価値観が異なる相手とどのように分かり合ったらよいのか。共感力はどのように鍛えればいいのか。スタンフォード大学・オンラインハイスクールで校長を務める日本人の星先生が、鮮やかなヒントをくれました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>家族や友だち、会社の同僚や上司など、日々の幸福感を大きく左右する人付き合い。多様な考え方、生き方がある今の社会では、自分と異なる価値観の人とどううまく付き合っていくかが課題となるシーンが多々あります。</p>



<p>スタンフォード大学のオンラインハイスクールで校長を務める日本人、星 友啓先生の『スタンフォード式 生き抜く力』（ダイヤモンド社）に学ぶシリーズ第2回は、これからの社会を生き抜くために必要な「共感力」を深掘り。</p>



<p>ブックセラピストの元木忍さんが聞き手となって、他者を適切に理解し、スムーズな人間関係を築くためのテクニックを教えていただきました。</p>



<p>・<a href="https://at-living.press/culture/44698/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">［第1回］世界の一流が大切にするのは利他の精神。本当の幸せや生きがいを感じる秘訣</a><br>・<a href="https://at-living.press/culture/45311/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">［第3回］「右ならへ」の社会に負けない心の育て方</a></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="300" height="434" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg" alt="" class="wp-image-44734" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10-207x300.jpg 207w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://diamond.jp/category/s-PowerToSurvive/info" target="_blank" rel="noreferrer noopener">スタンフォード式 生き抜く力</a>』（ダイヤモンド社）</strong><br>世界中の天才が集まるスタンフォード大学でオンラインハイスクール校長を務める著者が、競争の激しいシリコンバレーで実践されてきた最先端科学に基づくグローバルスキル「生き抜く力」を説く。現代の成功者たちが結果を出すためにやっていること、彼らの円滑なコミュニケーションの秘訣や本当の幸せのつかみ方、未来を担う子どもたちの教育法までを、一人でも実践できるエクササイズとともに紹介している。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong><strong>わかっているようで実はわからない。</strong></strong></strong><br><strong><strong><strong>「多様性を認める」ってどういうこと？</strong></strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="652" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_07.jpg" alt="" class="wp-image-45073" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_07.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_07-300x191.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_07-768x489.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木 忍さん（以下、元木）：前回は、「生き抜く力」の大前提として、「内発的」な動機付けの源泉となる「心の三大欲求」についておうかがいしました。</p>



<p>人の心は根本的に「<strong>つながり</strong>」「<strong>有能性</strong>」「<strong>自発性</strong>」を欲しています。<strong>その欲求を効果的に満たせるのが、「思いやり」や「利他的マインドセット」から生まれる行動</strong>だというお話でしたね。</p>



<p>星 友啓さん（以下、星）：はい、その通りです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_05.jpg" alt="" class="wp-image-45071" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_05.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_05-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_05-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_05-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『スタンフォード式 生き抜く力』の著者であり、オンライン教育の世界的リーダーでもある星さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：では、これも利他的マインドに通じると思うのですが、最近は日本でも「共感力が大事」とか、「多様性を認める」といったフレーズをよく耳にするようになりました。</p>



<p>人間関係をスムーズにするために、共感力ってとくに大切な要素だと思うのですが、一方で先日、ある若者から質問されて少し戸惑う場面があったんです。「<strong>他者の多様性を認めることと、その相手に共感することは両立できないのではないか？</strong>」と。</p>



<p>自分と異なる考えや習慣、文化を認めつつも相手の気持ちに寄り添うことは、たしかに難しいコミュニケーションのように思います。これって具体的にどうすればいいと思われますか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/05/20240528_atLiving_amakara_002.jpeg" alt="" class="wp-image-38465" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/05/20240528_atLiving_amakara_002.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/05/20240528_atLiving_amakara_002-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/05/20240528_atLiving_amakara_002-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/05/20240528_atLiving_amakara_002-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>聞き役を務めた、ブックセラピストの元木 忍さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：ご質問ありがとうございます。それは、子育てのコンテクストで考えてみましょう。</p>



<p>たとえば宿題をやらないとか、子どもが「嫌だ」と拒否していることに親が共感してしまったら、「それは甘やかしではないのか？」。こういった質問が私の元にもよく寄せられます。</p>



<p>この場合は<strong>「同感」と「共感」の差を考えましょう</strong>。<strong>「同感」は相手と同じように感じるという意味</strong>です。そして「そうだね。嫌ならやらなくていいよね」と<strong>「同感」で終わってしまうと、それは単なる甘やかしに</strong>なってしまいます。</p>



<p>元木：子どもの「嫌だ」をそのままの形で「OK」としてしまうのは、「共感」ではないというわけですね。</p>



<p>星：はい、おっしゃる通りです。一方の<strong>「共感」は、とくにこの場合は「認知的共感」といいますが、相手に対して「あなたの気持ちはわかりましたよ」と表現すること</strong>なんです。<strong>共感するときは、相手の思いや意見は理解するけれど、自分は同じように感じていなくてもいい</strong>。</p>



<p>同時に、「あなたはそう思っているんだね」と共感することで、「宿題はやりたくないからしない」という相手の考え、つまり<strong>「多様性」を認めることもできます</strong>。</p>



<p>元木：あぁ、ちょっと腑に落ちた気がします。共感が与える力って、やはり大きいのでしょうか？</p>



<p>星：そうですね。<strong>共感は前回お話しした「心の三大欲求」でいう、「つながり」を満たす行動になります</strong>。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07.jpg" alt="" class="wp-image-44705" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption><a href="https://at-living.press/culture/44698/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">連載の第1回</a>で紹介した、心の三大欲求。</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong>相手の内発的な動機付けを引き出す</strong></strong>！<br><strong><strong>「共感」から始める対話の3ステップ</strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_09.jpg" alt="" class="wp-image-45075" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_09.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_09-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_09-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_09-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：「あなたはそうなんですね」と共感できても、実際には相手が間違っていることもありますし、こちらの要求を聞いてほしいときもあると思います。こちらが望む結果を得るためには、どのようにコミュニーケーションを続ければいいのでしょう？</p>



<p>星：ここで思い出していただきたいのが、前回お話しした<strong>「内発的」な動機付けが大切という「自己決定理論」</strong>です。</p>



<p> 先の例なら、子供に宿題をやってほしい。それも「やれ」と外側から押し付けるのではなく、子どもが自ら、つまり「内発的」な動機に基づいて宿題に取り掛かるという結果を導けたらいいですよね。「自己決定理論」においては、このとき3つのステップを踏みます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_06.jpg" alt="" class="wp-image-45072" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_06.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_06-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_06-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_06-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>聞き役を務めた、ブックセラピストの元木 忍さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：まず<strong>1つ目のステップは、宿題を嫌がる子どもに対して認知的共感を示すこと</strong>。「そうか、嫌なんだね」、「疲れているから仕方ないよね」などの言葉で理解を示し、<strong>子どもの心と「つながる」</strong>わけです。</p>



<p>相手とつながれたら、<strong>2</strong><strong>つ目のステップとして自分の意見や要望を伝えます</strong>。「習ったことをしっかり覚えるために、宿題はやったほうがいいんだよ」とか、そういうことですね。</p>



<p>そして重要なのが最後の<strong>3ステップ目で、相手に「自己決定」の余地を与える</strong>ことです。最終的にやるか、やらないかは自分で決めさせる。何でもいいから、<strong>自分の意思でやったという部分を作ってあげることが、「有能感」や「自発性」を満たすことにつながる</strong>からです。</p>



<p> 先の宿題の例でいうと、勉強場所やどの科目から取り掛かるか、何時から始めるかといった要素を子どもに選ばせる、というのもいいですね。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_01.png" alt="" class="wp-image-45067" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_01.png 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_01-300x200.png 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_01-768x512.png 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_01-78x52.png 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：とてもわかりやすいです！　今のお話は、夫婦関係や上司と部下の関係にも応用できそうですね。</p>



<p>星：はい。子どもも大人も「心の三大欲求」の仕組みは同じです。人の心は根本的に、何かを自分の意思でやったり決めたりしたい。</p>



<p>たとえば私が自分の部屋を掃除しようとしているとき、ちょうど妻が通りかかって「たまには自分で掃除してよ」なんて言ってきたら、急にやる気が薄れます（笑）。それと同じことなんです。</p>



<p>元木：会社で部下が明らかに間違った意見を主張してきたときも、頭ごなしに否定するのと、今の理論を使って伝えるのとでは、その後の関係性がまったく変わってきそうです。</p>



<p>星：<strong>「心の三大欲求」でいう「つながり」を最初に促してから、コミュニケーションを続けることが大事</strong>です。</p>



<p>最初に「ダメだ」と全否定してしまうと、もうその時点で部下は「やりたくない仕事をやらされる」というマインドになります。それが、外発的な動機付けを与えてしまうということです。</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-living-アットリビング wp-block-embed-living-アットリビング"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="HqII8lsuj3"><a href="https://at-living.press/culture/25143/">「幸福学」研究者に聞く、幸せ格差が広がる時代のコミュニケーション術とは</a></blockquote><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" title="&#8220;「幸福学」研究者に聞く、幸せ格差が広がる時代のコミュニケーション術とは&#8221; &#8212; @Living アットリビング" src="https://at-living.press/culture/25143/embed/#?secret=K4Mn9syVfD#?secret=HqII8lsuj3" data-secret="HqII8lsuj3" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong><strong>「共感」を示すアクティブ・リスニングで、</strong></strong></strong><br><strong><strong><strong>相手の「つながりたい」欲求を満たす</strong></strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_08.jpg" alt="" class="wp-image-45074" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_08.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_08-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_08-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_08-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：本のなかでは<strong>、相手と「つながる」ために有効な聞き方のテクニック「アクティブ・リスニング」</strong>が紹介されています。</p>



<p>相手への「共感」を示すための質問の仕方と、相手と「つながる」ために避けるべき会話の例は、すぐにでも実践できそうな内容なので、ここでぜひ紹介させていただきたいと思いました。</p>



<p>星：はい、ぜひ日常の対話で役立てていただきたいです。&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_02.png" alt="" class="wp-image-45068" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_02.png 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_02-300x200.png 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_02-768x512.png 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_02-78x52.png 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>本の中で紹介されている「アクティブ・リスニング」で取り入れるべき4つの「DO」を簡略化したもの。詳しくはぜひ、本書を手に取ってみてください。</figcaption></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_03.png" alt="" class="wp-image-45069" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_03.png 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_03-300x200.png 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_03-768x512.png 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_03-78x52.png 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>先ほどとは反対に、やってはいけない4項目。これらを避けることで、話し相手とつながりやすくなります。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：「相手を決めつけない」、「話の腰を折らない」などは、人付き合いが上手な人なら誰しも自然にやっている、いわばコミュニケーションの基本。著書のなかで、結婚を破局に導く「離婚の四騎士」というコラムがありましたが、そこで挙げられていた要素にも通じる部分がありますね。</p>



<p>星：はい。まさにそうだと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_04.png" alt="" class="wp-image-45070" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_04.png 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_04-300x200.png 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_04-768x512.png 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250228_atLiving_stanford2_04-78x52.png 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>ワシントン大学のジョン・ゴットマン名誉教授が、自身の研究で発見した結婚を破局に導く4大因子を「ヨハネの黙示録の四騎士」にたとえ、「離婚の四騎士」と名付けました。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：日本の夫婦関係や上司と部下の関係などにおいては、こういったコミュニケーションや心理の重要性がいまだ理解されていないケースが多いと感じます。社員がいいたいことを何もいえない、そんな職場もめずらしくありません。</p>



<p>星：たしかに、<strong>日本社会はアメリカに比べるとジェンダーバイアスなども非常に強いですし、社会があまりにも変わらなすぎて、問題を見て見ぬふりをし、諦めているような風潮さえある</strong>と思います。</p>



<p>国際経営開発研究所（IMD）が2024年に発表した「世界競争力年鑑」によると、<strong>日本の国際競争力の総合順位は過去最低の38位</strong>でした。</p>



<p>バブル期に1位になって以降、ずっと下がり続けているんです。これは、主に<strong>男性の力でリードしてきた従来の日本社会が、グローバルの視点から見ればすでに崩壊しつつあることを示唆</strong>しています。</p>



<p>元木：はい。星さんが説く「生き抜く力」は、これから変化の時代を迎える可能性がある日本社会を生きるうえで、必要なスキルだと思っています。働き盛りの@Living世代のために、次回はそのあたりのお話を深掘りさせてください。</p>



<p>星：はい、ありがとうございます。とても良い視点だと思います。 </p>



<p>元木：こちらこそ、今回も興味深いお話をありがとうございました。</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-living-アットリビング wp-block-embed-living-アットリビング"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="WRPd8EpAjU"><a href="https://at-living.press/culture/45311/">日本人女性の無償労働負担率はダントツに高い!? 全米トップ校の校長が教える「右にならえ」の社会を生き抜く力の磨き方</a></blockquote><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" title="&#8220;日本人女性の無償労働負担率はダントツに高い!? 全米トップ校の校長が教える「右にならえ」の社会を生き抜く力の磨き方&#8221; &#8212; @Living アットリビング" src="https://at-living.press/culture/45311/embed/#?secret=WE4V8Nvp0f#?secret=WRPd8EpAjU" data-secret="WRPd8EpAjU" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-44717" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg" alt="" width="500" height="751" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg 500w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile-200x300.jpg 200w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長 / 星 友啓</h3>
<p>1977年東京生まれ。哲学博士、EdTechコンサルタント。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程を卒業して渡米、テキサスA&amp;M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士を修了。その後スタンフォード大学講師を経て、同大学内にオンラインハイスクールを立ち上げるプロジェクトに参加し、2016年より校長に就任。2020年には同校を全米の大学進学校1位にまで押し上げた。現在は各地での講義活動、米国やアジアに向けた教育・教育関連テクノロジーのコンサルティングにも精力的に取り組む。<br><a href="https://tomohirohoshi.com" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
<p></p>
<p><img loading="lazy" class="size-full wp-image-40321" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。<br><a href="https://libreria.jp/" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>取材・文＝小堀真子　撮影＝泉山美代子、鈴木謙介<br></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>世界の一流が大切にする利他の精神とは？ スタンフォードの日本人校長が解く幸せの秘訣</title>
		<link>https://at-living.press/culture/44698/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 25 Feb 2025 22:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[幸福学]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=44698</guid>

					<description><![CDATA[多忙な日々を過ごすなかで「何のために頑張っているのか」「本当の幸せは？」と立ち止まることもあるでしょう。そんな漠然とした問いに、スタンフォード大学・オンラインハイスクールで校長を務める日本人の星先生が、鮮やかなヒントをくれました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>毎日多忙な@Living世代には、仕事や人間関係など、ふとしたことで思い悩み、立ち止まってしまう瞬間もあるのではないでしょうか。</p>



<p>「何のために自分はがんばるのか？」<br>「私にとって本当の幸せとは？」</p>



<p>そんな漠然とした問いに鮮やかなヒントをくれるのが、スタンフォード大学のオンラインハイスクールで校長を務める日本人、星 友啓先生のベストセラー『スタンフォード式 生き抜く力』（ダイヤモンド社）です。</p>



<p>本書が伝える<strong>「生き抜く力」とは、スタンフォードに集う精鋭たちが、表面的な成功に終わらない「幸せ」のために実践する最先端の心理学にして、最高の生存戦略</strong>。先が見えない時代を自分らしく生き抜くための秘訣を、ブックセラピストの元木忍さんが聞き手となって、全3回にわたり紐解きます。</p>



<p>・<a href="https://at-living.press/culture/45066/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">［第2回］価値観が異なる人と分かり合うには？ 共感力の鍛え方</a><br>・<a href="https://at-living.press/culture/45311/">［</a><a href="https://at-living.press/culture/45311/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">第3回］「右ならへ」の社会に負けない心の育て方</a></p>



<p></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="300" height="434" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg" alt="" class="wp-image-44734" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_10-207x300.jpg 207w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></figure>



<p><strong>『<a href="https://diamond.jp/category/s-PowerToSurvive/info" target="_blank" rel="noreferrer noopener">スタンフォード式 生き抜く力</a>』（ダイヤモンド社）</strong><br>世界中の天才が集まるスタンフォード大学でオンラインハイスクール校長を務める著者が、競争の激しいシリコンバレーで実践されてきた最先端科学に基づくグローバルスキル「生き抜く力」を説く。現代の成功者たちが結果を出すためにやっていること、彼らの円滑なコミュニケーションの秘訣や本当の幸せのつかみ方、未来を担う子どもたちの教育法までを、一人でも実践できるエクササイズとともに紹介している。</p>



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<h2><strong><strong>シリコンバレーの猛者たちは</strong></strong><br><strong><strong>「利他的マインド」を大切にする</strong></strong></h2>



<p>元木 忍さん（以下、元木）：2020年に発売後、教育や企業研修などの現場で話題となっている一冊ですが、さまざまな業種の企業の経営者にお会いすることが多い私も、本作には深い学びがありました。まずは本が発売された背景を教えてください。</p>



<p>星 友啓さん（以下、星）：ありがとうございます。私はいまサンフランシスコ在住で、今の仕事に関わってもう20年近くになります。</p>



<p>みなさんご存知のように、サンフランシスコのシリコンバレーは有名IT企業が多く、スタートアップのメッカのようなところ。私も渡米した当初は、シリコンバレーといったら世界中の天才たちが集まり、ケンカ上等で競争を繰り広げている、そんな世界を想像していました。</p>



<p>でも長く住めば住むほど、その想像とはまったく違っているとわかってきたんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_01.jpg" alt="" class="wp-image-44699" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_01.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_01-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_01-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_01-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『スタンフォード式 生き抜く力』の著者であり、オンライン教育の世界的リーダーでもある星さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：私がこれまでに出会った多くの<strong>ビジネスリーダーは、相手を打ち負かすような戦いではなく、お互いに助け合ったり、親身に相談にのったりといった、いわゆる「思いやり」や「利他的なマインドセット」を大切にしていました</strong>。</p>



<p>実はこれが、彼らが激しい競争のなかを生き抜く力につながっていると気づき、とても驚いたんです。そのことを本に書こうと思いました。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>本当の幸せや生きがいを感じる秘訣は</strong><br><strong>能力や評価ではなく「動機付け」にある</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="678" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_02.jpg" alt="" class="wp-image-44700" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_02.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_02-300x199.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_02-768x509.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_02-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：日本で働く大人世代も、日々さまざまな競争にさらされています。ただ、日本社会では競争というと勝ち負けの話に終始してしまい、互いを認めながら共存するといったマインドはまだ発展途上な気がしますね。</p>



<p>キャリアアップして上へ上へと登りつめても、心が疲弊して働く目的を見失ってしまうような人が少なくないです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="650" height="433" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/07/20220620_atLiving_neko_003.jpg" alt="" class="wp-image-27013" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/07/20220620_atLiving_neko_003.jpg 650w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/07/20220620_atLiving_neko_003-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/07/20220620_atLiving_neko_003-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /><figcaption>聞き役を務めた、ブックセラピストの元木 忍さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>星：たしかにそうなのかもしれません。その原因を最近の心理学である「自己決定理論」に基づいて説明すると、<strong>日本人は「動機付け」が他者や社会から押し付けられた「外発的」なものになっているケースが多い</strong>んです。</p>



<p>私は、これが今の日本社会における閉塞感のひとつであると考えています。</p>



<p>よく「日本の詰め込み教育はよくない」などといわれますが、実は詰め込み教育自体が悪いというエビデンスは見つかっていません。<strong>本来人間の脳は、学びを求めるようにデザインされていますから</strong>。</p>



<p>私たちの脳の中では、自ら学ぼうとする<strong>「内発的」な動機付けをもとに何かを学び、わかったと感じたとき、ドーパミン（幸せを感じるホルモン）が分泌されます</strong>。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_05.jpg" alt="" class="wp-image-44703" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_05.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_05-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_05-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_05-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：一方で、日本の教育システムは内発的な動機付けから学ぶことよりも、テストで他者と競ったり、世間的にいいとされる大学や会社を目指すといった外発的な動機付けを子どもに押し付けがちです。</p>



<p>これを繰り返すと、<strong>当初の「学びたい」という内発的な動機付けは次第に薄れていき、今度は外発的な動機付けがないと「学ぶ」ことができない状態になってしまう</strong>んです。</p>



<p>元木：興味深い話です。子どもに限らず、働く意欲をなくしている大人たちにも似たような現象が起こっていそうですね。</p>



<p>星：まさにおっしゃる通りで、最初は熱い志を持って入社してきた社員が、ノルマや出世競争といった外発的な動機付けに追われ、やる気をなくしていくのがその一例です。</p>



<p>近年は日本のスタートアップも少しずつ盛り上がっていますよね。それ自体はいいことですが、日本にはその目標が「EXIT」になっているベンチャーが多く、長続きしないともいわれます。</p>



<p>なぜなら、自分のアイデアや仕事で社会に何らかのインパクトをもたらしたいという内発的な動機付けではなく、とにかく事業を一発当てて会社を売却し、対価を得たいといった、外発的な動機付けから起業しているからです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_03.jpg" alt="" class="wp-image-44701" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_03.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_03-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_03-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_03-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：よく経営者や重要な役割を持つ方などが陥りがちな鬱病なども、そこに関わっていますか？</p>



<p>星：そうかもしれませんね。外発的な動機付けによる行動を長く続けていると、いろいろな精神疾患のリスクが生まれやすいことも、ここ30年くらいの研究でわかってきています。</p>



<p><strong>内発的な動機付けをいかに強くして維持するか。それは、ビジネスの世界で生き抜く力にも深く関わってくる、重要なこと</strong>なのだと思います。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong>「心の三大欲求」を満たせば</strong></strong><br><strong><strong>「内発的」な動機が生まれる</strong></strong></h2>



<p>元木：自分でも気付かぬうちに、「外発的」な動機付けからの「やりたいこと」を追い続けてしまい、いつしか自分を見失ってしまう。そんな人も実は多いのかもしれません。星さんがおっしゃっている「内発的」な動機付けって、そもそも鍛えられるものなのでしょうか？</p>



<p>星：はい、もちろん可能です。先の「自己決定理論」では、人間の心は根本的に3つのことを求めているとされていて、次に挙げる<strong>「心の三大欲求」を満たすような生き方をしていると、内発的な動機付けが得られやすくなったり、それを長く保てるようになる</strong>のです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07.jpg" alt="" class="wp-image-44705" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_07-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：ここで冒頭の話に戻るのですが、<strong>シリコンバレーの成功者たちが実践している「利他的なマインドセットによる行動」って、今挙げた心の三大欲求をガチで満たしてくれるものなんです</strong>。</p>



<p>たとえば彼らは、お互いが苦境にあるときに助け合うことがよくありますが、この「人助け」はまさに人と人の「<strong>つながり</strong>」を生む行動です。</p>



<p>さらに、その人のために何かを「できた」という感覚は「<strong>有能感</strong>」になります。そしてこれが最も難しいところですが、心から「助けたい」と思って助けてあげたなら、それは「<strong>自発性</strong>」をも満たす行動になるわけです。</p>



<p>元木：なるほど。争うことや優劣をつけること、相手を出し抜いたり陥れることで得られる成功では、心の三大欲求は満たせないというわけですね。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong><strong>世界をリードする企業で</strong></strong>は<br><strong><strong>「自己決定理論」が採用されている</strong></strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_04.jpg" alt="" class="wp-image-44702" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_04.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_04-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_04-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_04-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：歴史を紐解いてみても、やはり<strong>「利他的なマインドセット」や「思いやり」こそ人が幸せを感じる秘訣だと、多くのビジネスリーダーや聖職者などが説いてきました</strong>。</p>



<p>スタンフォード大学にはこの利他的なマインドセットを科学的に学べる研究所があるのですが、これはあのダライ・ラマの寄付によって創立されたんですよ。</p>



<p>元木：それは面白いエピソードです。つまりこれまでのお話は、スタンフォード大学で研究されているような最先端の心理学をもとにした、科学的な裏付けのあるお話なんですね。</p>



<p>星：はい。その通りです。これは私の芸風でもあるのですが、科学的なエビデンスをもとに説明することを大切にしています。「思いやり」とか「利他的な精神」って、やっぱり説教くさく聞こえがちですから（笑）。</p>



<p>少し前に日本へ行ったときに、わりと大きな企業の人事部の方を集めた講演会に登壇しました。そのときにも、これからの人的資本経営における「自己決定理論」の有用性について話してきたところです。</p>



<p>元木：「人的資本経営」とは、人材の価値を最大限に引き出して、企業価値を向上させていく経営スタイルのことですね。上の世代のパワハラやモラハラが横行する現在の日本では、あまりうまくいっていないという印象がありますが……。</p>



<p>星：<strong>日本の多くの企業における人的資本経営って、そのベースに使っている心理学がすでに古くなっているケースが多い</strong>んです。</p>



<p>より高いノルマを突きつけ、ガムシャラな自己実現を煽るような「モチベーション理論」に基づく人的資本経営はまさにそのひとつで、これは90年代のアメリカでよく採用されていました。</p>



<p>その結果どうなったかというと、数字ばかり見てお客さんのことを考えなくなるので、売り上げが落ちたり経営破綻に至る大企業が続出したんです。</p>



<p>一方、最先端の科学に基づく「自己決定理論」を取り入れて、人的資本経営を成功させているのがGoogleです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_06.jpg" alt="" class="wp-image-44704" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_06.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_06-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_06-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_06-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>星：同社が採用した「20%ルール」は、仕事時間のうち20%は自分のやりたいことに自由に使えるといったものですが、これは「心の三大欲求」でいう「有能感」や「自発性」を生み出す効果があります。</p>



<p>また、デジタル音楽配信サービスのSpotifyには部署のような概念がなく、プロジェクトベースでチームが作られています。これは人と人の「つながり」がより強く感じられたり、「自発性」が促される効果もあると思います。</p>



<p>元木：<strong>「心の三大欲求」を満たした内発的動機付けによる生き方、働き方こそ、私たちが求める「幸せ」そのもの</strong>なのかもしれませんね。</p>



<p>星：おっしゃる通りで、まずは動機付けが大切な土台になると思います。</p>



<p>元木：次回はいよいよ、『スタンフォード式 生き抜く力』の根幹ともいえる、他者との上手な関わり方、ストレスフリーな人間関係の築き方について、具体的な方法をレクチャーいただきたいと思っています。星先生、ありがとうございました。 </p>



<p>星：こちらこそ、ありがとうございました。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><strong>連載第２回はこちら↓</strong></p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-living-アットリビング wp-block-embed-living-アットリビング"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="swll3w2fc5"><a href="https://at-living.press/culture/45066/">価値観が異なる人と分かり合うには？ スタンフォードの日本人校長に学ぶ、「多様性」と「共感力」を両立させる方法</a></blockquote><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" title="&#8220;価値観が異なる人と分かり合うには？ スタンフォードの日本人校長に学ぶ、「多様性」と「共感力」を両立させる方法&#8221; &#8212; @Living アットリビング" src="https://at-living.press/culture/45066/embed/#?secret=FnhYKTKXXn#?secret=swll3w2fc5" data-secret="swll3w2fc5" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-44717" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg" alt="" width="500" height="751" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile.jpg 500w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250226_atLiving_stanford1_profile-200x300.jpg 200w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長 / 星 友啓</h3>
<p>1977年東京生まれ。哲学博士、EdTechコンサルタント。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程を卒業して渡米、テキサスA&amp;M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士を修了。その後スタンフォード大学講師を経て、同大学内にオンラインハイスクールを立ち上げるプロジェクトに参加し、2016年より校長に就任。2020年には同校を全米の大学進学校1位にまで押し上げた。現在は各地での講義活動、米国やアジアに向けた教育・教育関連テクノロジーのコンサルティングにも精力的に取り組む。<br><a href="https://tomohirohoshi.com" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
<p></p>
<p><img loading="lazy" class="size-full wp-image-40321" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/10/20241027_atLiving_pastries_002-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。<br><a href="https://libreria.jp/" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>取材・文＝小堀真子　撮影＝泉山美代子、鈴木謙介<br></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>元は愛されキャラじゃなかった!? 猫の日に読みたい！ 猫マンガ90年の歴史と傑作セレクション</title>
		<link>https://at-living.press/culture/44402/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Feb 2025 12:35:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[ペット]]></category>
		<category><![CDATA[マンガ]]></category>
		<category><![CDATA[動物]]></category>
		<category><![CDATA[本]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=44402</guid>

					<description><![CDATA[2月22日は猫の日。愛くるしさとツレなさをあわせ持ち、たくさんの人を虜にしてきた猫。その唯一無二の魅力はマンガの世界でも発揮されており、猫マンガの歴史は、なんと90年を超えるとか！そこでマンガのプロが猫マンガの歴史とおすすめ作品を紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>2月22日は猫の日。愛くるしさとツレなさをあわせ持ち、たくさんの人を虜にしてきた猫。その唯一無二の魅力はマンガの世界でも発揮されており、これまで猫を題材とした名作が数多生まれてきました。そんな猫マンガの歴史は、なんと90年を超えるとか！</p>



<p>今回は、にゃんにゃんにゃんの日にあわせ、京都国際マンガミュージアムの学芸員で、猫マンガに詳しい倉持佳代子さんにその変遷とおすすめ作品を教えていただきました。</p>







<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>「化け猫」から「かわいい」へ<br>社会と共に移り変わる猫のイメージ</h2>



<p>“かわいい”、“モフモフで癒やされる……”など、いまや愛すべき存在の頂点に君臨していると言っても過言ではない猫ですが、実は<strong>昭和初期の貸本や1960年代の少女マンガでは、その真逆、“不吉な存在”として描かれてきた歴史があります</strong>。猫の描かれ方はどのように変わってきたのでしょうか。</p>



<p>「猫マンガの歴史を遡ると、1930年代に『<strong>ネコ七先生</strong>』（島田啓三・著）という作品が描かれましたが、当時は犬が主人公の『<strong>のらくろ</strong>』シリーズ（田河水泡・著）が大ヒット中。ペットとしても、猫よりも従順な性格である犬のほうが人気だったようです」（京都国際マンガミュージアム学芸員・倉持佳代子さん、以下同）<br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="730" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_23.jpg" alt="" class="wp-image-44446" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_23.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_23-300x214.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_23-768x548.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「さらに、<strong>化け猫に代表されるように、猫は江戸の浮世絵の頃から“不吉、不気味なもの”として描かれてきました</strong>。昔は、猫をネガティブな存在にとらえる人が今よりずっと多かったのです。この化け猫のイメージは戦後の貸本マンガに継承されます。<br>そして<strong>1960年代には、少女マンガ業界でホラーブームが起きたのですが、そこにも猫が描かれていました</strong>」</p>



<p>しかし一方で、60年代にはギャグ漫画『<strong>もーれつア太郎</strong>』（赤塚不二夫・著）のニャロメなど、個性の立った猫キャラクターも登場し、猫にポジティブなスポットライトが当たるようにもなりはじめたそうです。</p>



<p>また、庶民の暮らしが豊かになるにつれ、愛玩動物として猫を飼う人も増加。73年には動物愛護法が制定されました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_21.jpg" alt="" class="wp-image-44444" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_21.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_21-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_21-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_21-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>「1970年代頃になると、団地やマンションに住む人が増え、住居の密閉性が整ったことで猫を室内で飼う人も増加。これにより、猫の魅力に気づく人が増えたのだと思います。<br>そうした状況とリンクしてか、71年には少女向けの雑誌で4コママンガの『<strong>にゃんころりん</strong>』（ところはつえ・著）など、愛らしい猫キャラの作品が人気を集めるように。同時に、<strong>女の子を中心に“猫＝かわいい”というイメージも根付きはじめていきました</strong>。<br>74年には「ハローキティ」など、猫をモデルとしたキャラクターのファンシーグッズも話題になりましたね」</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02.jpg" alt="" class="wp-image-44407" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_02-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©ところはつえ／マーガレットコミックス</figcaption></figure>



<p><strong>『にゃんころりん』<br>ところはつえ 著／集英社（全4巻）／1974年発表</strong></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>猫マンガの変遷を年代ごとに解説！</h2>



<p>その後、猫マンガのトレンドはどのように移り変わっていったのでしょうか。年代別にお聞きしました。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1970年代：“猫耳”という表現が猫マンガに登場</strong></h3>



<p>かわいらしい猫が描かれるようになった70年代。もうひとつ見逃せないのが、“猫耳少女”の登場です。</p>



<p>「78年に連載がスタートした少女漫画『<strong>綿の国星</strong>』（大島弓子・著）では、少女に擬人化した子猫が描かれました。猫耳と尻尾を生やした女の子のキャラクターと心温まるストーリーで人気を集め、いわゆる<strong>“猫耳”をその後の世に浸透させたエポックメイキングな作品</strong>と言えます」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08.jpg" alt="" class="wp-image-44418" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_08-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©大島弓子／白泉社</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/41585/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">綿の国星</a>』<br>大島弓子 著／白泉社（全4巻）／1978年発売<br>1巻：611円　2〜4巻：各571円（すべて税込） </strong></p>



<p>またこの時代は、『<strong>アタゴオル</strong>』（ますむらひろし・著）のような猫が登場するファンタジー作品も人気を集めていました。その後も、さまざまなマンガ家により猫が登場するファンタジー作品が多数描かれるようになります。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>1980年代：<strong>猫マンガブームの“元祖”が誕生</strong></h3>



<p>80年代に入ると、猫本来の特徴を生かしながらも、人間のようにしゃべる猫を描いたマンガが登場します。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10.jpg" alt="" class="wp-image-44420" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_10-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©小林まこと／講談社</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000042863" target="_blank" rel="noreferrer noopener">新装版 What’s Michael？</a>』（デジタル版）<br>小林まこと 著／講談社（全5巻）／1984年発表<br>各660円（税込）</strong></p>



<p></p>



<p>「あるがままの猫の特性を描いたコメディ漫画『<strong>What&#8217;s Michael？</strong>』の登場は、センセーショナルでした。<strong>勝手気ままな猫の姿はそれ自体が面白く、愛すべきポイントであるというメッセージが描かれています</strong>。さらに<strong>“猫に振り回される人間”もコミカルに描かれ、それ自体が大きな題材になることを示した</strong>この作品は、以後、現在まで続く<strong>猫マンガブームの元祖</strong>と言えるでしょう。<br>また、『<strong>ふくふくふにゃ〜ん</strong>』の作者・こなみかなた先生のような、主に猫を主役にしたマンガを描く作家が登場しはじめたのも80年代です。こなみ先生のマンガは、<strong>猫を飼っている人みんなが共感する“猫あるある”が満載で、こちらもパイオニア</strong>と言えるでしょう」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13.jpg" alt="" class="wp-image-44423" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_13-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©こなみかなた／講談社<br></figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://be-love.jp/c/778.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ふくふくふにゃ～ん</a>』（デジタル版）<br>こなみかなた 著／講談社（全12巻）／1988年発表<br>各550円（税込）</strong></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong><strong><strong>1990年代：いまも人気の猫エッセイマンガ時代に</strong>突入！</strong></strong></h3>



<p>90年代に入ると、現在も尚人気の高い“猫エッセイマンガ”の時代へと突入します。</p>



<p>「80年代から連載が続いていた、擬人化された飼い猫との暮らしを描いた『<strong>サバ</strong>』シリーズ（大島弓子・著）をはじめ、<strong>猫との暮らしを描くエッセイマンガが人気</strong>でしたが、90年代以降、このジャンルはさらに活性化します。<br>特筆すべきは、飼い猫との暮らしを描いた『<strong>ゆず</strong>』シリーズ。このシリーズに「長い長いさんぽ」（2005年）という作品がありますが、そこには愛猫・ゆずとの “別れ”が丁寧に描かれています。ちなみに、『サバ』シリーズの著者の大島さんが、96年に連載を始めた『<strong>グーグーだって猫である</strong>』（大島弓子・著）は、サバの死で失意の底にいた作者が新しい猫・グーグーを迎え入れるところからスタートします。<strong>これらのエッセイマンガから見えてくるのは、飼い主にとって、猫は単なるペットではなく、かけがえのない“家族”のひとり、ということ</strong>です」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12.jpg" alt="" class="wp-image-44422" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_12-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©須藤真澄／秋田書店</figcaption></figure>



<p><strong>『ゆず』（デジタル版）<br>須藤真澄 著／秋田書店／1993年発売<br>594円（税込）</strong></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong><strong>2000年代：インターネットの普及で猫マンガブームへ</strong></strong></h3>



<p>2000年代に入ると、猫マンガの発表の場は雑誌などの紙媒体だけでなく、WEBへと広がっていきます。現在も連載が続く『<strong>きょうの猫村さん</strong>』（ほしよりこ・著）や、『<strong>くるねこ</strong>』（くるねこ大和・著）など、WEBサイトや個人ブログから始まり、後に実写ドラマ化・アニメ化される人気作も登場し始めました。<br></p>



<p>これにより2000年代は、猫マンガの作品点数が増え、一大ムーブメントに。専門誌の創刊や猫マンガアンソロジーの刊行などが相次ぎました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03.jpg" alt="" class="wp-image-44414" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_03-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©ほしよりこ／マガジンハウス</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://nekomura.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">きょうの猫村さん</a>』<br>ほしよりこ 著／マガジンハウス（既刊10巻）／2003年発表<br>1〜6巻：各1257円　7〜10巻：各1320円（すべて税込）</strong></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19.jpg" alt="" class="wp-image-44431" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_19-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©くるねこ大和／KADOKAWA</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://blog.goo.ne.jp/kuru0214" target="_blank" rel="noreferrer noopener">くるねこ</a>』<br>くるねこ大和　著／KADOKAWAに（全20巻）／2008年発表<br>各1100円（税込）</strong></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>2010年代：人が猫の世話をするのではなく猫が人の世話をする物語が急増</h3>



<p>「猫マンガに限った話ではありせんが、インターネットの普及により、プロデビューしている作家だけでなく、アマチュア作家が書いた人気作が多く生まれたのも、この時代の大きな特徴です。<br>この流れは2010年代以降にはさらに広がり、『<strong>夜廻り猫</strong>』（深谷かほる・著）、『<strong>鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン！</strong>』（鴻池剛・著）など、SNSで話題になりブレイクする猫マンガも増えてきました」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05.jpg" alt="" class="wp-image-44415" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_05-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©深谷かほる／講談社</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://comic-days.com/blog/archive/category/%E5%A4%9C%E5%BB%BB%E3%82%8A%E7%8C%AB" target="_blank" rel="noreferrer noopener">夜廻り猫</a>』<br>深谷かほる／講談社（既刊11巻）／2015年発表<br>1〜5、10巻：各1210円　6〜9巻：各1111円　11巻：1430円（すべて税込）</strong></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06.jpg" alt="" class="wp-image-44416" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_06-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©鴻池剛／KADOKAWA</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://tsuyoshiwood.com/archives/tag/%e3%83%8b%e3%83%a3%e3%82%a2%e3%82%a2%e3%82%a2%e3%83%b3/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン！</a>』<br>鴻池剛 著／KADOKAWA（既刊３巻）／2014年発表<br>1巻：1212円　2〜3巻：各1100円（すべて税込）</strong></p>



<p>そして倉持さんは、2010年代以降の猫漫画には、もうひとつ面白い特徴があるといいます。</p>



<p>「拾った猫が家事をパーフェクトにこなして快適な生活をサポートしてくれる『<strong>できる猫は今日も憂鬱</strong>』（山田ヒツジ・著）や、猫が営むラーメン屋の日常を描いた『<strong>ラーメン赤猫</strong>』（アンギャマン・著）のように、<strong>猫が人の世話を焼く、人と同じような仕事に就いて癒やしを与えてくれる作品が人気を呼んでいるんです</strong>。<br>本来は人が猫の世話を焼く立場なのですが、それが逆転することで癒やしが生まれているのでしょう。みんな、厳しい現実社会に疲れているのかもしれませんね」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09.jpg" alt="" class="wp-image-44419" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_09-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©山田ヒツジ／講談社</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://shonen-sirius.com/series/w_sirius/dekineko/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">デキる猫は今日も憂鬱</a>』<br>山田ヒツジ　著／講談社（既刊10巻）／2018年発表<br>1〜8巻：各990円、9〜10巻：各1045円（すべて税込）</strong></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17.jpg" alt="" class="wp-image-44427" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_17-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©アンギャマン／集英社</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/ramenakaneko.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ラーメン赤猫</a>』<br>アンギャマン 著／集英社（既刊10巻）／2022年発表<br>1巻：693円　2〜7巻：各748円　8巻、10巻：各836円　9巻：814円</strong></p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>2010年代に一旦落ち着いた様相を見せていた猫マンガブームは、2020年以降また盛り上がりを見せてきているそう。コロナ禍を経て、猫を飼う人が増えたことも影響しているのかもしれません。</p>



<p>不気味な存在から愛すべきペット、さらには家族の一員へと、時代と共に地位を向上させてきた猫。その変化は猫マンガにも大きく反映されてきたようです。</p>



<p>今や猫マンガはいちジャンルとして確立しているわけですが、それでも「<strong>マンガの題材としての可能性は尽きない</strong>」と倉持さんは語ります。</p>



<p>「猫マンガは、いまや育児マンガと同じような感覚で楽しまれているのだと思います。“猫と暮らす”という文化自体に今や新しさはありませんが、<strong>子育て同様、それぞれの個性はあるもののネタになりやすい共感ネタがたくさんある</strong>からです。昔の作品であっても内容が古びることがなく、末永く愛され続けていくと思います」</p>



<p></p>



<h2><strong><strong>マンガのプロが選ぶおすすめ猫マンガ</strong></strong>6選</h2>



<p>最後に、倉持さんにおすすめの猫マンガを6冊教えていただきました。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong><strong>1冊目／</strong></strong>明るいストーリーなのに大人も子どもも泣く</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20.jpg" alt="" class="wp-image-44432" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_20-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©高田エミ／集英社</figcaption></figure>



<p><strong>『ねこ・ねこ・幻想曲（ファンタジア）』</strong><br><strong>高田エミ&nbsp; 著／集英社（全16巻）／1985年発表<br>各440円（税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>樹村家で暮らす黒猫のシロは、年末にパパがみんなに贈りものをすることを知り、“自分もみんなに何かをプレゼントしたい”とお月様に相談する。すると、お月様から“銀のしずくの力”を授かり、ヒトに変身できるようになって……!?</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「人生で初めて買ったマンガ雑誌が『りぼん』（集英社刊）なのですが、猫好きの私にとって、この作品もお目当てのひとつでした。明るくハッピーな作品なのに、泣ける話も多くて小学生の頃は号泣しながら読んでいました。大人になり再読しても泣けて泣けて……。特にシロの飼い主・里子のお父さんが猫嫌いになったきっかけなど、思い出しただけで涙が出ます。絵もかわいらしく、古さを感じません」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>2冊目／愛猫と過ごす時間のかけがえのなさを実感できる</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11.jpg" alt="" class="wp-image-44421" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_11-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©須藤真澄／KADOKAWA</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://www.kadokawa.co.jp/product/301601004631/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">長い長いさんぽ</a>』（デジタル版）<br>須藤真澄 著作／秋田書店（全1巻）／2006年発売<br>713円（税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>作者と愛猫ゆずとの他愛のない日常と、猫のあるあるネタを描いたエッセイマンガ。今作では高齢になったゆずを作者夫婦が看取り、弔う様子が細かく描かれている。</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「猫マンガの変遷にも登場した『ゆず』シリーズの作品。作者と愛猫・ゆずの日常を描いたシリーズのなかで、ゆずとの別れを描いた作品です。猫を飼っている方は絶対に逃れられない“愛猫との別れ”が丁寧に描かれています。<br>私もかつて長年飼っていた愛猫との別れを経験したのですが、この作品に出会い、辛さを分かち合えたような気持ちになり励まされました。猫と一緒に過ごせる一瞬一瞬がかけがえのないものだということを実感できると思います」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>3冊目／猫派も犬派も読めば犬猫両方派に!? </h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07.jpg" alt="" class="wp-image-44417" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_07-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©松本ひで吉／講談社</figcaption></figure>



<p><strong>『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』<br>松本ひで吉 著／講談社（既刊8巻）／2017年発表<br>各935円（税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>X（旧・Twitter）投稿から人気に火が付いた、エッセイコミック。天真爛漫な愛犬と、王のように凶悪ながら愛らしい愛猫の日常が、笑いあり・ほろりありでコミカルに描かれている。</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「猫ならではのかわいらしさと、犬ならではのかわいらしさ、その両方が堪能できます。これまで私は完全な猫派だったのですが、最近になり犬の魅力にも気づいてしまい……。犬猫両方をお迎えしたときの参考にしています」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>4冊目／猫ウイルス蔓延！ パンデミックならぬニャンデミック</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16.jpg" alt="" class="wp-image-44426" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_16-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©ホークマン・メカルーツ/マッグガーデン</figcaption></figure>



<p><strong>『<a href="https://magcomi.com/episode/13933686331715261669" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット</a>』<br>ホークマン 原作・メカルーツ 作画／マッグガーデン（既刊6巻）／2020年発表<br>1巻：671円　2巻：660円　3、5巻：各693円　4巻：715円　6巻748円（すべて税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>猫に触れた人間を猫に変えてしまうウイルスにより、全世界でパンデミックが発生。人々は猫にモフられ、次々と猫へ……。果たして人類は、猫に触りたい誘惑に抗い、猫だらけの世界を生き抜くことができるのか!?</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「猫が人間に戦争を仕掛けてきたら、絶対に勝てないな……と常日頃、思っていたのですが、この作品を読んでやっぱりどうやっても勝てないと思いました！ 猫好きが考えている妄想を、ハイクオリテイな絵とお話で形にしてくれています。本作に登場する人間がみんな猫好きで、猫には絶対に危害を加えられない……という大前提が良いですよね」</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>5冊目／“猫に置き換える”が究極のストレスマネジメント!?</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14.jpg" alt="" class="wp-image-44424" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_14-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©やじま／KADOKAWA</figcaption></figure>



<p><strong>『ねこに転生したおじさん』<br>やじま 著／KADOKAWA（既刊3巻）／2023年発表<br>各1375円（税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>ごく普通のサラリーマンだったおじさんが、ある日突然ハチワレ猫に転生してしまった。道端で困っていると、おじさんが勤める会社の社長に遭遇。厳しい性格で知られる社長だが、猫（おじさん）の姿を目にした途端、顔が緩んで……。正体がバレないように猫らしく振る舞うおじさんと、猫を“プンちゃん”と名付けて溺愛する社長の、ハッピーでシュールな生活が始まる。</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「うちの母が父の行動を見て、“姿がおじさんだから憎たらしいけど、猫だったらと思うと、すごくかわいい”と言っていたのに納得していたら、この作品に出会いました。イラッとする人に出会っても、猫に置き換えると意外とかわいいのでは？ ストレスを和らげる妄想力が養えるかもしれません。猫の姿にリンクして、元のおじさんの姿が描かれているのも最高！」（倉持さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3>６冊目／猫似ではなく“顔が猫”のヒーローが当たり前を覆す！</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="400" height="400" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15.jpg" alt="" class="wp-image-44425" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15.jpg 400w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15-300x300.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15-150x150.jpg 150w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15-280x280.jpg 280w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15-70x70.jpg 70w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_15-120x120.jpg 120w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><figcaption>©大詩りえ／集英社</figcaption></figure>



<p><strong>『猫田のことが気になって仕方ない。』（デジタル版）<br>大詩りえ 著／集英社（全10巻）／2013年発表<br>1〜4巻：各418円　5〜10巻：各439円（すべて税込）</strong></p>



<p><strong>［ストーリー］</strong><br>転校を繰り返してきた小学生・周未希子は、友だちを作ってもどうせすぐにお別になるからと、人と深く付き合ったり、友だちを作ったりすることをやめてしまった。そんなドライな学生生活を送ってきた未希子だが、新しい転校先で猫の顔をした男子・猫田に出会う。さすがの未希子も無関心ではいられなくなって……!?</p>



<p><strong>［倉持さんのおすすめコメント］</strong><br>「“じつは猫って、最強の恋人像・ヒーロー像なのでは!?”という新しい観点が面白いです。猫田くんは猫みたいな顔ではなくて、本当に猫の顔で描かれています。ヒロインにだけなぜか猫の顔に見えるという設定です。一見ギャグマンガに見える絵面ですが、読み進めると猫田くんがちゃんとかっこよく見えてくる、すごいマンガです」（倉持さん）</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-44558" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_26.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_26.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_26-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_26-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_26-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">京都国際マンガミュージアム学芸員 / 倉持佳代子</h3>
<p>主に少女マンガやエッセイマンガの研究を続けており、京都国際マンガミュージアムでの展示企画などを担当。新聞雑誌などを中心に執筆業も。マンガ原作を手がけた『マンガって何？マンガでわかる マンガの疑問』（青幻舎刊）も、登場キャラクターが猫。<br><a href="https://x.com/kayokokuramochi" target="_blank" rel="noopener">X</a></p>
<p></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-44559" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_25.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_25.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_25-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_25-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/02/250221_atLiving_cat_25-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">京都国際マンガミュージアム</h3>
<p>国内外のマンガに関する資料が集結した、日本初のマンガミュージアム。博物館としての機能と図書館としての機能を併せ持つ。保存されているマンガ資料は、江戸期の戯画浮世絵から明治・大正・昭和初期の雑誌、戦後の貸本から現在の人気作品、海外のものまで、約30万点。<br><a href="https://kyotomm.jp/" target="_blank" rel="noopener">HP</a></p>
</div>


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<p>取材・文＝えんどうまい</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ノーベル文学賞受賞で話題！ 韓国文学の魅力と系譜、おすすめ作品を専門書店が解説</title>
		<link>https://at-living.press/culture/43471/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jan 2025 08:52:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<category><![CDATA[韓国カルチャー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=43471</guid>

					<description><![CDATA[2024年10月、韓国の作家ハン・ガンさんがアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞しました。このニュースは日本でも大きな話題となり、彼女の作品が品切れになる書店も続出。同時に、韓国文学自体も注目を集めています。その魅力とおすすめ作品を韓国書籍専門書店が解説。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>2024年10月、韓国の作家・ハン・ガンさんがアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞し、日本でも大きな話題となりました。<strong>韓国文学（「K-文学」や「K-BOOK」と呼ばれることも）はここ数年、日本で刊行点数がぐんと伸びているジャンル</strong>。最近では、書店に専用の棚ができたり、韓国文学だけを扱うブックフェスなどのイベントが増えたりしています。</p>



<p>このように目にする機会が増えた韓国文学。「気になってはいるけれど、何から読んだらいいかわからない」と感じている人も多いのではないでしょうか。</p>



<p>そこで今回は、韓国文学の翻訳書を多数刊行している出版社「クオン」の代表であり、韓国文学専門書店「チェッコリ」の店主でもある金承福（キム・スンボク）さんと、同じく「チェッコリ」にて宣伝広報を担当する佐々木静代さんに、韓国文学の魅力やおすすめの作品をお聞きしました。</p>







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<h2><strong>「冬ソナ」、K-POP、ノーベル文学賞…</strong><br><strong>日本でも増える韓国文学ファン</strong></h2>



<p>クオンが韓国文学の出版社として創業したのは2007年。そして2015年に、東京・神保町に韓国書籍専門書店「チェッコリ」をオープンしました。現在、韓国文学ファンの間では、クオンもチェッコリも「韓国文学情報の発信地」として知られています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_14.jpg" alt="" class="wp-image-43465" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_14.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_14-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_14-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_14-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>チェッコリでは、日本語に翻訳された韓国書籍だけでなく、韓国語で書かれた原書も多く取り扱われており、全国からファンが足を運びます。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>「クオンではもともと、読者の方に興味を持っていただくために、韓国と日本の作家の対談イベントや、読書会などを開いていました。そのときに大変だったのが、場所の確保です。それなら自分たちが自由に使える空間を作ろうと、チェッコリをオープンしました」（「クオン」代表・金さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_15.jpg" alt="" class="wp-image-43466" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_15.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_15-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_15-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_15-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>「クオン」の代表であり、「チェッコリ」の店主でもある金さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>「当時はいまのように韓国の本を扱う書店がほとんどなかったので、それであれば自分たちでやってしまおうと考え、書店という形にしたんです」（金さん）</p>



<p>オープン当初、訪れる人は、『冬のソナタ』で韓国ドラマファンになり、そこから文学へと興味を広げていった40代以上の女性がほとんど。そしてコロナ禍前後になると、K-POPなどの韓国カルチャー人気の影響により、若い女性が増えていったそうです。</p>



<p> 「今回の<strong>ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞をきっかけに、文学好きの男性のお客さんも増えてきていますね</strong>。割合としてはまだまだ女性のほうが多いのですが、今回の受賞により、お客さんの流れが少しずつ変わってきている印象です」（「チェッコリ」宣伝広報・佐々木さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_16.jpg" alt="" class="wp-image-43467" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_16.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_16-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_16-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_16-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>「チェッコリ」で宣伝広報を担当しながら、K-BOOK振興会事務局長としても活躍する佐々木さん。</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>日本で話題になった</strong><br><strong>韓国文学の</strong>系譜</h2>



<p>日本で支持される韓国文学の特徴を聞くと、「実は韓国と日本でトレンドの差はあまりなく、<strong>韓国で売れている本がそのまま日本でも刊行され、実際にヒットしている</strong>んです」と金さん。さらに「最近では、比較的短期間で日本語版が発売されるにようになった」と続けます。</p>



<p>「この流れは、映画化もされたチョ・ナムジュさんの『<strong><a href="https://www.chikumashobo.co.jp/special/kimjiyoung/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">82年生まれ、キム・ジヨン</a></strong>』（筑摩書房）あたりから始まった気がします。韓国で2016年に刊行された作品で、2018年にはもう日本語版が出版されていましたから。そしていま、<strong>このタイムラグはどんどん短くなっている印象</strong>です」（佐々木さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_09-1.jpg" alt="" class="wp-image-43460" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_09-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_09-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_09-1-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_09-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国国内での累計発行部数が136万部を越えるベストセラー。韓国の人口が約5200万人ほどであることを考えると驚異的なヒットです。現在、世界中で翻訳版が発売されています。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>『82年生まれ、キム・ジヨン』のキム・ジヨンとは、韓国の82年生まれに最も多い名前。本作は、女性が人生で向き合う困難や差別を描いた、いわば「フェミニズム小説」です。</p>



<p>同じく2019年には、文芸誌『<strong><a href="https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309979779/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">文藝2019年秋号 韓国・フェミニズム・日本</a></strong>』（河出書房新社）が発売5日で重版し、大きな話題となりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_04-1.jpg" alt="" class="wp-image-43455" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_04-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_04-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_04-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_04-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>『文芸2019年秋号 韓国・フェミニズム・日本』は、なんと創刊以来86年ぶりに3刷まで作られました。2019年12月には完全版として、『<strong><a href="https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309028378/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">完全版 韓国・フェミニズム・日本</a></strong>』（河出書房新社）という単行本が刊行されています。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>「『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国文学のヨン様（ドラマ『冬のソナタ』の主人公を演じ、第1次韓流ブームを起こした俳優ぺ・ヨンジュンさんの愛称）。<strong>韓国文学の知名度を一気に上げ、『韓国文学＝フェミニズム文学』と印象づけました</strong>。<br>そして、<strong>時を同じくして起きたのが、エッセイブーム</strong>です。キム・スヒョンさんの『<strong><a href="https://www.wani.co.jp/special/wani_watashi/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">私は私のままで生きることにした</a></strong>』（ワニブックス）やペク・セヒさんの『<strong><a href="https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334951375" target="_blank" rel="noreferrer noopener">死にたいけどトッポッキは食べたい</a></strong>』（光文社）などがヒット。<br>これらの<strong>エッセイに共通しているのは、『ありのままの自分でいい』『無理はしなくていい』という考え方です。それが閉塞感のある世の中の空気とマッチ</strong>し、多くの日本の読者にも受け入れられました」（金さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_01-1.jpg" alt="" class="wp-image-43452" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_01-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_01-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_01-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_01-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>エッセイブームの代表作。左から『死にたいけどトッポッキは食べたい』、『私は私のままで生きることにした』、ハ・ワンさんの『<strong><a href="https://www.diamond.co.jp/book/9784478108659.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">あやうく一生懸命生きるところだった</a></strong>』（ダイヤモンド社）。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>『私は私のままで生きることにした』は、BTSのメンバーが動画配信をした際に、足元に映っていたことで話題になった作品。日本だけでも発行部数が60万部を超えています。</p>



<p>「コロナ禍にエッセイ人気が浸透した一方で、小説も次から次へと日本に上陸しました。<strong>最近だとSF小説がとてもヒットしています</strong>。2020年に、キム・チョヨプさんの『<strong><a href="https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000614654/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">わたしたちが光の速さで進めないなら</a></strong>』（早川書房）が出たのは大きかったですね」（佐々木さん）</p>



<p>韓国ではここ数年、「新世代」と呼ばれる作家たちによるSF小説が一大ブームとなっており、それを牽引する作家のひとりがキム・チョヨプさんです。</p>



<p>『わたしたちが光の速さで進めないなら』は、2019年に彼女が韓国で発表したデビュー作。「第2回 韓国科学文学賞」の中短編部門で大賞を受賞した作品含め、7つの短編を収録しています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_06-1.jpg" alt="" class="wp-image-43457" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_06-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_06-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_06-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_06-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>どちらもキム・チョヨプさんの作品。右が前述の『わたしたちが光の速さで進めないなら』。左は彼女の日本語版書籍の最新刊『<strong><a href="https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000614675/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">派遣者たち</a></strong>』（早川書房）です。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>「同時に詩も注目されていて、日本の現代詩人の方から、『韓国の若手詩人の作品を読んで、すごく影響を受けました』と手紙をいただいたこともあります。<br>時間差はありますが、韓国の作家と日本の作家がお互いに共鳴し合う、とてもいい雰囲気になっていると感じますね。<strong>“韓国文学”、“日本文学”と分類できない作品が生まれる未来もあるかもしれない</strong>。そう考えるととても面白いと思います」（金さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_03-1.jpg" alt="" class="wp-image-43454" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_03-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_03-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_03-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_03-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>韓国の作家チョン・セランさんが提案し、『コンビニ人間』（文藝春秋）で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんをはじめ、アジアの作家9人が競作したアンソロジー『<strong><a href="https://www.shogakukan.co.jp/books/09356745" target="_blank" rel="noreferrer noopener">絶縁</a></strong>』（小学館）。こちらも刊行時、とても話題になりました。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>韓国文学が、小説・エッセイ・詩…と、ジャンルを超え、ここまで日本に浸透したのはなぜなのでしょうか。</p>



<p>「韓国文学の力だけで受け入れられたというよりは、韓国ドラマや韓国映画、K-POPなどのファンの方が文学にたどり着いたという印象ですね。ただ、仮にK-POPのファンが5000万人いたとしたら、おそらく文学好きは5000人ほど（笑）。なので、もっともっと知ってほしいです。<br>韓国文学の魅力は、<strong>個人の思いやできごとを語るだけでなく、その奥に歴史や事件、事故といった、多くの人が共に体験したできごとがあり、そのうえに物語が紡がれているところ</strong>。それにより時間と空間がつながり、<strong>読者は“私は一人でこの社会に生きているのではない”と感じることができます</strong>」（金さん）</p>



<p>そして金さんは、「この特徴はハン・ガンさんの作品にも共通している」と続けます。</p>



<p>「彼女の『<strong><a href="https://chekccori-bookhouse.com/product/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%8C%E6%9D%A5%E3%82%8B/9285/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">少年が来る</a></strong>』（クオン）や『<strong><a href="https://www.hakusuisha.co.jp/book/b641804.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">別れを告げない</a></strong>』（白水社）は、それぞれ5.18光州民主化運動（以下、光州事件）、済州4.3事件という実際にあった事件をテーマとした作品。<br>ただ彼女の作品は、<strong>事件を糾弾するのではなく、亡くなった方たちへのレクイエム、慰めの文学</strong>だと思います。そういった点が評価され、今回の受賞に繋がったのではないでしょうか」（金さん）</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>ノーベル文学賞受賞に対する</strong><br><strong>韓国の反応は？</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_11.jpg" alt="" class="wp-image-43462" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_11.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_11-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_11-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_11-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>今回、ハン・ガンさんの受賞が決まった際、「韓国国内では驚きのほうが大きかった」と金さんは言います。</p>



<p>「みんな、<strong>韓国の作家がノーベル文学賞を取るとしたらハン・ガンか、詩人のキム・ヘスンだろうという認識は持っていた</strong>と思います。ですが、ノーベル賞は功労賞というイメージがあったので、53歳（受賞時）のハン・ガンさんの名前が発表され、『まさかこんなに早く！』と驚いていました」（金さん）</p>



<p>現在、彼女の作品は、「韓国で1タイトルあたり100万部ずつ売れている」とのこと。<strong>『ノーベル賞作家の作品を母国語で読む時代がくるなんて』という感慨も広がっている</strong>そうです。</p>



<p>そもそもハン・ガンさんは、本好きのあいだではどのような作家として位置づけられていたのでしょうか。</p>



<p>「彼女は作家のハン・スンウォンさんの娘で、文学性、作品性に優れた作家として知られています。ベストセラー作家やエンタメ作家というよりは純文学作家のイメージですね。<br>私は、<strong>彼女の作品はとても静かで、深い悲しみがあると感じています。</strong>そして<strong>何より文体が美しい</strong>んです」</p>



<p>「私は日本語でしか読んでいないのですが、<strong>その美しさは、翻訳からも伝わってきます</strong>。また、読んでいると雪のような“白”が浮かぶんですよね。<strong>冷たくて孤独な感覚。彼女の作品には、そうした世界観が貫かれている気がします</strong>」（佐々木さん）</p>



<p>「ちなみに、クオンで2011年に刊行をスタートした文学シリーズ『新しい韓国の文学』の1冊目は、ハン・ガンさんの『<strong><a href="https://chekccori-bookhouse.com/product/%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85/8972/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">菜食主義者</a></strong>』にしました。また光州事件をテーマにした彼女の作品、『<strong>少年が来る</strong>』もこのシリーズから刊行しています」（金さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_02-1.jpg" alt="" class="wp-image-43453" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_02-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_02-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_02-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_02-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>2011年に日本語版が刊行されたハン・ガンさんの『菜食主義者』。突然、肉食を拒否し痩せ細っていく女性を中心に物語が展開し、欲望、死、存在論などが描かれた連作小説です。原書は、アジア初のマン・ブッカー賞国際賞も受賞しました。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>「光州事件を扱った作品は、本だけでなく映画や演劇などたくさんあるのですが、それらに共通するのは“告発”です。でもハンガンさんの『少年が来る』には、加害者も被害者であるというニュアンスがあります」（金さん）</p>



<p></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>ハン・ガン作品を初めて読むなら？ </strong><br><strong>おすすめ2冊</strong></h2>



<p>今回の受賞を機にハン・ガンさんを知り、彼女の作品を読んでみたいと感じた人も多いのではないでしょうか。そこで“ハン・ガン”デビューにおすすめの2冊を教えていただきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_10.jpg" alt="" class="wp-image-43461" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_10.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_10-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_10-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_10-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1冊目…『少年が来る』（クオン）</strong></h3>



<p>［内容紹介］<br>1980年5月、光州事件で命を落とした人には何が起きたのか。生き残った人はどうやって生きてきたのか。声にならない声を丁寧にすくい取ったハン・ガン渾身の一冊。</p>



<p>［おすすめコメント］<br>「韓国の歴史的な側面を知り、人間の本質に迫ることができる作品。飛行機の中で読んだのですが、機内にもかかわらず涙がこらえきれませんでした」（金さん）</p>



<p>「映画作品『<strong>タクシー運転手 約束は海を越えて</strong>』など、光州事件を扱った作品が動画配信サービスなどで観られるので、あわせて視聴するとより深く理解できておすすめです」（佐々木さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>2冊目…『<a href="https://chekccori-bookhouse.com/product/%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%A8-%E9%9D%99%E3%81%8B%E3%81%AB/10707/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">そっと 静かに</a>』（クオン）</strong></h3>



<p>［内容紹介］<br>著者本人が、「小説を書きたいのに、書けなかった」と振り返る時期に執筆されたエッセイ集。音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌など、「音楽」をテーマに綴られている。</p>



<p>［おすすめコメント］<br>「ハン・ガンそのものを知るにはやはりエッセイです。幼少期に貧しくてピアノを買うことができず、紙で鍵盤を作って弾いていたエピソードなど、彼女の人となりを知ることができます」（金さん）</p>



<p>「彼女にとって、初めて日本語訳されたエッセイ集です。まずは小説を一冊読んでみて、どんな人なのか興味を持ったらぜひ、こちらに進んでみてください」（佐々木さん）</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>韓国文学の醍醐味を味わえる</strong><br><strong>ビギナーにおすすめ</strong>の3冊</h2>



<p>ハン・ガン作品はもちろん、韓国文学自体に興味を持っている人も多いでしょう。韓国文学を初めて読む人におすすめの本も3冊教えていただきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_08-1.jpg" alt="" class="wp-image-43459" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_08-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_08-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_08-1-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_08-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1冊目…ソン・ウォンピョン『<a href="https://www.shodensha.co.jp/almond/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">アーモンド</a>』（祥伝社）</strong></h3>



<p>［内容紹介］<br>怒りや恐怖を感じることのできない少年が、不良少年と友情を育んでいく感動の物語。2020年本屋大賞翻訳小説部門第１位。</p>



<p>［おすすめコメント］<br>「文学作品のよさを決める要素のひとつに、“主人公を応援しながらページをめくることができる”という点が挙げられると思うのですが、まさにそれを実感できる一冊です」（金さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>2冊目…チョン・セラン『<a href="https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1189&amp;kw=%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB" target="_blank" rel="noreferrer noopener">フィフティ・ピープル</a>』（亜紀書房）</strong></h3>



<p>［内容紹介］<br>純文学、SF、ホラーなど多彩な作品を発表し、韓国文学界をリードする若手作家の連作短編集。とある大学病院を舞台に、医師、患者、近所の住民など、50人の人生がつながっていく。</p>



<p>［おすすめコメント］<br>「物語の面白さを堪能したい人におすすめの作品。登場人物50人分の物語が、見事に重なり合っていくさまは圧巻です！」（金さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="684" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_07-1.jpg" alt="" class="wp-image-43458" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_07-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_07-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_07-1-768x513.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_07-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>3冊目…ファン・ボルム『<a href="https://lp.shueisha.co.jp/hyunam-dou/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ようこそ、ヒュナム洞書店へ</a>』（集英社）</strong></h3>



<p>［内容紹介］<br>韓国で30万部を突破したベストセラー小説。書店の新米店主ヨンジュと店に集う人々のささやかな毎日を描いた心温まる作品。</p>



<p>［おすすめコメント］<br>「2024年の本屋大賞翻訳部門で1位に選ばれた作品。そういう意味でも初心者にとって読みやすいですし、書店がテーマなので、本や書店が好きという方はより楽しめると思いますよ」（金さん）</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>韓国文学を深く知るうえで外せない。</strong><br><strong>必読作家3人</strong></h2>



<p>最後に、韓国文学を知るうえで、この人は欠かせないという作家を3名教えていただきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_05-1.jpg" alt="" class="wp-image-43456" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_05-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_05-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_05-1-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_05-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>左からシン・ギョンスク『<a href="https://www.bungei.shueisha.co.jp/contents/shin/index.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">母をお願い</a>』（集英社）、キム・ヨンス『<a href="https://cuon.jp/info/1865" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ニューヨーク製菓店</a>』（クオン）、コン・ジヨン『トガニ 幼き瞳の告発』（新潮社）。</figcaption></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>1人目…シン・ギョンスク</strong></h3>



<p>「『母をお願い』という作品が世界29カ国以上で翻訳され、ハン・ガンさんよりも先に世界的なベストセラー作家になった方です。彼女が描く世界は非常に情緒的で、韓国らしさを味わうのにピッタリ」（金さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>2人目…キム・ヨンス</strong></h3>



<p>「1970年生まれのハン・ガンさんと同世代の作家さん。村上春樹さんの作品を通じ、新しい小説の書き方を知り、小説家を目指したという方です。歴史小説も、現代の日常小説も書くので、ジャンルがものすごく広いのですが、どれも非常に読みやすいですよ」（金さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3><strong>3人目…コン・ジヨン</strong></h3>



<p>「『<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE/dp/B0DGWGVN13" target="_blank" rel="noreferrer noopener">愛のあとにくるもの</a>』は昨年Amazon Prime Videoでドラマ化。『トガニ 幼き瞳の告発』もコン・ユ主演で映画化されているので、映像作品とセットで楽しむのもおすすめ。ハン・ガンさんのちょっと上の世代の韓国文学を代表する作家さんです」（佐々木さん）</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>今回の受賞により、日本でもますます身近な存在になりつつある韓国文学。金さんは、「これからもK-POPやドラマで韓国に興味を持った方々を、韓国文学に誘っていきたい」と意気込みます。</p>



<p>「文学は自分の頭の中で想像しながら読み進めるものなので、受動的なメディアに比べ、作品をより深く感じられると思います。<strong>音楽やドラマで知って興味を持った韓国の文化が、さらに自分のものになっていく。気になっているテーマを見つけ深めることができる。それが本の魅力だと思います</strong>」（金さん）</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone wp-image-43463 size-full" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_12.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_12.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_12-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_12-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2025/01/250130_atLiving_korean_12-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">韓国書籍専門書店 / チェッコリ</h3>
<p>出版社「クオン」が運営する韓国書籍専門の書店。韓国語の小説や詩、エッセイ、絵本、コミック、料理本、人文書、美術関連書など約3500冊に加え、韓国語学習書、日本語の韓国関連本約500冊を取り揃えている。韓国の作家やアーティスト、ドラマ・映画、歴史、言語、食の専門家らを招いたトークイベントを開催するほか、韓国書籍の取り寄せ代行、翻訳者育成のためのスクールも展開している。<br><a href="https://www.chekccori.tokyo/#about" target="_blank" rel="noopener">「チェッコリ」オフィシャルサイト</a><br><a href="https://cuon.jp/" target="_blank" rel="noopener">「クオン」オフィシャルサイト</a></p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>文＝卯月 鮎　撮影＝鈴木謙介、鈴木翔子<br></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>30万人の“足裏”から辿り着いた！ 足裏研究家が語る「生きることは、歩くこと」の意味</title>
		<link>https://at-living.press/culture/40960/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[鈴木翔子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Nov 2024 07:10:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[ビューティ]]></category>
		<category><![CDATA[ヘルスケア]]></category>
		<category><![CDATA[マッサージ]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=40960</guid>

					<description><![CDATA[これまで30万人以上の足を診てきた足研究家の鈴木きよみさん。なぜ健康のためには足裏をケアすべきなのか。その理由と健康寿命を延ばし認知機能の向上にも役立つメソットを教えていただきました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「いくつになっても自分の足で元気に歩きたい」と、誰もが思っているはず。ところが、それを実現するために日頃から対策をしている人はほとんどいないのではないでしょうか？ そもそも、対策といっても具体的に何をすればいいのかわからないという人も多いでしょう。そこで今回は、いつまでも歩き続けられる体作りのコツに加え、健康寿命を延ばし認知機能の向上にも役立つメソッドをお届けします。</p>



<p> お話をうかがったのは、自由が丘のサロンで30万人以上の「足」に触れてきたという足裏研究家の鈴木きよみさん。聞き手は、書店で鈴木さんの著書『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』（ワン・パブリッシング）に出会って、思わず読み耽ってしまったというブックセラピストの元木忍さんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_13.jpg" alt="" class="wp-image-40952" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_13.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_13-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_13-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_13-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong><a href="https://amzn.asia/d/3qv2YjV" target="_blank" rel="noreferrer noopener">『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』（ワン・パブリッシング）</a></strong><br>30万人以上の足裏を診てきた著書のエピソードを元に、なぜ健康のためには「足裏」をケアする必要があるのかを明らかにする一冊。「足裏ゴロゴロ」や「かかとスリスリ」といった、高齢者でも簡単に取り組める足裏健康法も紹介されています。また、88歳の現役医師・帯津良一先生との対談も収録。著者が「こんな足裏見たことない！」と驚いた元気な足裏を持つ帯津先生。その元気の秘訣も必読です。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>健康のためにはじめた</strong><br><strong>反射療法からゾーンセラピーへ</strong></h2>



<p>元木忍さん（以下、元木）：書店で『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』を見つけて、ぜひ鈴木先生のお話しをうかがいたいと思いやって参りました。たくさんの健康本がありますが、足の裏を意識している人ってまだまだ少ないように感じます。鈴木先生はどうして「足の裏」に注目されたのでしょうか？</p>



<p>鈴木きよみさん（以下、鈴木）：私自身、非常に体が弱くて。体育の授業は見学ばかりしている子どもでした。若い頃から毎日のように薬を服用していたので、ニキビがたくさんできて肌は荒れていたし、お通じもなくて……。「薬がなくても生きていける元気な体がほしい」と考えるなかで見つけたのが、「反射療法」でした。反射療法とは、足の裏や手、顔などにある反射区（ツボ）を刺激し、自然治癒力を高める療法のことです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_06.jpg" alt="" class="wp-image-40945" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_06.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_06-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_06-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_06-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>鈴木きよみさん。東京・自由が丘にあるサロン「アンピール」の代表であり、「鈴木きよみクリニカルサロン」のメインセラピスト。料理に使う“めん棒”を活用したセルフケア、「めん棒ダイエット®&#xfe0f;」の考案者でもある。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：そうだったんですね！ 今の先生の姿からはまったく想像ができません。</p>



<p>鈴木：今が人生のなかで一番元気ですから（笑）。当時は、このままでは妊娠・出産もできないのでは？と考えていましたが、足の裏を押すだけでいいなら……と自分の身体で人体実験をするつもりで始め、2人の子どもを授かることができました。</p>



<p>1991年に自由が丘でサロンを開業したのですが、サロンにいらっしゃるお客様がどんなに痩せてきれいになっても、お店に来なくなると元に戻ってしまう。なぜなら、体質が変わっていないからなんです。そこで世界各地に足を運び、各地域のセラピーやリフレクソロジーを学ぶことにしました。 </p>



<p>それらの学びを通じ、「体質改善こそが美容の根源だ」と実感。そこで海外で学んだ東洋と西洋のふたつの足裏刺激法を日本人向けに再構築し、「きよみ式ゾーンセラピー」という独自の施術法を開発しました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08.jpg" alt="" class="wp-image-40947" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_08-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>聞き手を務めるブックセラピストの元木忍さん。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：ご自身の経験と、サロンでの経験が「ゾーンセラピー」へとつながっていったんですね。</p>



<p>鈴木：今年出版した『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』は、私の集大成のような一冊。若い方から高齢の方まですべての方が健康で元気に過ごせるよう、ゾーンセラピーのお話はもちろん私の体験談、そして簡単にできるセルフケア法をご紹介しています。元木さんに見つけていただけて本当にうれしいです。</p>



<p>元木：こちらこそです。改めて「ゾーンセラピー」についても教えていただけますか？</p>



<p>鈴木：簡単に説明すると、鍼灸やツボ押しは経穴（けいけつ）と呼ばれる「点」を刺激しますが、ゾーンセラピーは「面」で刺激します。</p>



<p>足裏のゾーンマップ（足裏にある、様々な臓器や神経とリンクするゾーンを視覚化したもの）を見て「正確な位置を押さなければ意味がない」と感じる方も多いかもしれませんが、ちょっとくらいずれても大丈夫ですよ。気になるところを刺激してみてください。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_14.jpg" alt="" class="wp-image-40953" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_14.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_14-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_14-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_14-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>「肝臓」を表すゾーンは右足だけ、「心臓」は左足だけといったように、足の左右でゾーンが異なる場合も。左右の足が揃ってひとつの体になるということを意識することが大切です。</figcaption></figure>



<p></p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-living-アットリビング wp-block-embed-living-アットリビング"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="VP2uu8CI3X"><a href="https://at-living.press/life/40756/">足裏を見れば体と心の不調が一目瞭然！押すだけで生理痛からむくみまで改善できる“足相診断”とは</a></blockquote><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" title="&#8220;足裏を見れば体と心の不調が一目瞭然！押すだけで生理痛からむくみまで改善できる“足相診断”とは&#8221; &#8212; @Living アットリビング" src="https://at-living.press/life/40756/embed/#?secret=ZZXZQ9wkwS#?secret=VP2uu8CI3X" data-secret="VP2uu8CI3X" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>



<p></p>



<p>元木：実は私、お家でゴロゴロしているときに無意識に足の裏をマッサージしているということがよくあるのですが、これは体が欲していたのかもしれませんね。</p>



<p>鈴木：旅行から帰ってきた夜に、無意識に足の裏を揉んでいる方って結構いらっしゃると思うのですが、これも元木さんと同じ。体が求めているんです。足の裏には全身のゾーンが集まっているので、なんとなく揉んでいるだけでも血流が良くなり、元気になっていきます。</p>



<p> ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれたり、多くの病気は血流に由来するなんて言われたりしますよね。私たちの体にとって血流はとても大切なもの。だから足裏を揉んで血流を良くすると体が変わる。私たちの体を支えてくれている「足の裏」は本当に大切な場所なんです。刺激すれば、どんどん元気になっていきますよ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_07.jpg" alt="" class="wp-image-40946" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_07.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_07-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_07-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_07-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>足の裏だけでなく、すねや甲にもゾーンはあるとのこと。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：ただ刺激するだけでもいいんですね。「肩こり」や「むくみ」など改善したい症状がある人はどうしたら良いでしょうか？</p>



<p>鈴木：対象となるゾーンを刺激しましょう。もし「胃の調子が悪いな」と思ったら胃のゾーンを、「目が疲れたな」と思ったら目のゾーンを刺激してあげると体がラクになるのを実感できるはずです。</p>



<p>不調別のゾーンセラピーは、2021年に発売した<a href="https://amzn.asia/d/1wUepKQ" target="_blank" rel="noreferrer noopener">『すべての不調は足裏を見ればわかる！』（ワン・パブリッシング）</a>でより詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_02.jpg" alt="" class="wp-image-40941" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_02.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_02-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_02-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_02-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>たとえば、肩こり・首こりなら写真の黄色いゾーンを指で刺激するだけでOK。刺激するときは「左足」からはじめ、痛気持ちいいくらいの強さを目指しましょう。（『すべての不調は足裏を見ればわかる！』より抜粋）</figcaption></figure>



<p></p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-living-アットリビング wp-block-embed-living-アットリビング"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="VP2uu8CI3X"><a href="https://at-living.press/life/40756/">足裏を見れば体と心の不調が一目瞭然！押すだけで生理痛からむくみまで改善できる“足相診断”とは</a></blockquote><iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" title="&#8220;足裏を見れば体と心の不調が一目瞭然！押すだけで生理痛からむくみまで改善できる“足相診断”とは&#8221; &#8212; @Living アットリビング" src="https://at-living.press/life/40756/embed/#?secret=ZZXZQ9wkwS#?secret=VP2uu8CI3X" data-secret="VP2uu8CI3X" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>1日30秒でもOK！ </strong><br><strong>めん棒をつかった簡単セルフケア</strong></h2>



<p>元木：ここからは手軽にできる足の裏のセルフケアをおうかがいしたいのですが、「足裏刺激法」ではお菓子作りなどに使う『めん棒』を活用するんですよね？</p>



<p>鈴木：そうです。準備するのは『めん棒』だけ。100円ショップなどでも購入できます。またお家にゴルフボールがある方は、それでもOKです。 </p>



<p>やり方は、とっても簡単で椅子に座り土踏まずあたりでめん棒をゴロゴロと転がすだけ。立ち上がって体重をかけると刺激がより強く伝わるので、足腰に自信がある方は立って刺激するのがおすすめです。ただし、転ばないように気をつけてくださいね</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_01.jpg" alt="" class="wp-image-40940" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_01.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_01-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_01-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_01-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>めん棒を使えば、足の裏にある内臓の反射区を面で一気に刺激できます。歩くときに必要となる足底筋膜のバランスを整える効果も。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：これはいつ、どのくらいの頻度でやるのが良いのでしょうか？</p>



<p>鈴木：体が温まって血行が良くなっているお風呂上がりか、寝る前がおすすめです。私たちの体は、睡眠中に毒素や疲労物質の排出を促すようにできているので、寝る前にしっかり足裏の老廃物を流してあげると、翌朝スッキリするはず。</p>



<p>「足裏ゴロゴロ」をやる時間は、1回30秒以上、長くても30分以内に終わらせてください。マッサージはたくさんやればいいというわけではありません。長くやりすぎると反応が強く出て、だるさが残ってしまう場合もありますから。「痛気持ちいい」くらいの刺激で、30分以内がおすすめです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_12.jpg" alt="" class="wp-image-40951" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_12.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_12-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_12-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_12-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>鈴木先生に「足裏ゴロゴロ」のやり方を教わる元木さん。最初は「気持ちいい〜」と言っていましたが、めん棒が指の付け根の位置にくると「イタタタ……」と、眉間にシワ。鈴木先生曰く「目と耳のゾーンですね」とのこと。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：刺激の強さを調整するにあたり、目安はありますか？</p>



<p>鈴木：老廃物を外に流し出すことだけを考えるのであれば、少し痛いくらいがいいのですが、自分で行うと躊躇してしまう人がほとんど。「アイタタタ……」と感じるくらいの強さから始めて、「痛気持ちいい〜」と体が緩むような感覚を目指して、強さを調整してみましょう。</p>



<p>あまりにも痛いと感じる場合や疲労感が抜けない、不快感が出てくる場合は、一度専門医の受診をおすすめします。なにか他の病が隠れているかもしれませんから。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>心と体の元気は「足裏」に出る？</strong></h2>



<p>元木：『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』についても詳しくお話をうかがいたいのですが、最初のページがクイズになっているのはとても面白いと思いました。足の裏って人によってそんなに違うものでしょうか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_03.jpg" alt="" class="wp-image-40942" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_03.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_03-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_03-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_03-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>元木さんが面白いと感じた足裏クイズ。答えは実際に書籍をチェックしてみてくださいね。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>鈴木：びっくりするほど違いますよ。色やハリ、指の形や大きさ、角質の有無やしわ、触感など、一人ひとり顔が違うように、足の裏も同じ人はいません。ゾーンセラピーの講師としても活動しているのですが、オンライン授業で生徒たちの顔を見て足の裏の様子を当てることもできるほどです。</p>



<p>元木：すごいですね！ また帯津良一先生との対談が面白かったです。そのなかで「生きることは歩くこと」と書かれてあり、今まで「生きることは食べることだ」と思っていた私は衝撃を受けました。その話も詳しく聞かせていただけますか？ </p>



<p>鈴木：食べることももちろん大切な要素ですよね。私も最近ようやく誰かのためではない自分のための料理をするようになって、食べることが大好きになりました。</p>



<p>「生きることは歩くこと」と帯津先生が話していましたが、私も同じように考えています。生きているというのは、“心と体が前に進んでいる状態”。つまり“歩いている”ということなんですよね。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_10.jpg" alt="" class="wp-image-40949" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_10.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_10-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_10-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_10-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>鈴木先生は、ちょっと時間ができると新幹線に乗って日帰りで旅行にも行かれるとか。幼少期に体が弱かったとは思えないバイタリティです。これも日々の足裏セルフケアの賜物と言えそうです。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：本の中では帯津先生の足の裏も掲載されていますが、80代後半とは思えないほどハリのある足ですね。</p>



<p>鈴木：そうなんです。「歩くのが好き」とおっしゃっていましたが、驚くほど元気でハリがあってピンク色のイキイキとした足でした。また病気で歩けなくなった方でも、ハリのあるきれいな足の裏の方もいらっしゃるんです。寝たきりだとしても、前を向いているその気持ちが足の裏にも表れてくるんだろうな〜といろんな人の足をみて感じているところです。</p>



<p>元木：「心が元気だと、足の裏も元気！」ってことですね。本のなかでは、鈴木先生が入院されていたときの足の裏についても書かれていました。 </p>



<p>鈴木：1か月近くベッドの上にいて、自力では歩くことができなかった時期がありました。どうして足の裏の写真を撮ったか覚えていないのですが、しわっしわで、青紫色のような足になっていて、形も今とは全然違っていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="682" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_04-1.jpg" alt="" class="wp-image-40976" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_04-1.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_04-1-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_04-1-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_04-1-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>入院中に生死をさまよっていたころの鈴木先生の足（左）と、退院後元気になったときの足（右）。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：よく「顔」が変わるとは聞きますが、足の裏まで変わるんですね。</p>



<p>鈴木：これまでの経験を振り返ると、胃が痛い人は土踏まずが黄色くなっていましたし、生理痛や更年期に悩んでいる人はかかとが赤紫色になっていたり、ひび割れが起こっていました。</p>



<p>また以前、認知症患者さんが入所されている施設へボランティア訪問した際、みなさんの足の指がちぐはぐな方向を向いていました。足の指の位置に脳のゾーンがあるので、反応が指に出るんだろうな、と。本当に不思議なのですが、病気のサインは足の裏に出ることが多いんですよ。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>朝起きて鏡で顔を見るように、</strong><br><strong>足の裏も眺めてほしい</strong></h2>



<p>元木：足の裏ってなんでもわかるんですね。</p>



<p>鈴木：そうですね。足を見て足を刺激する姿が日常の風景になってほしいです。みなさんが朝起きて洗面台で顔を見るように、足の裏も見てほしい。足の裏を見て「今日は何をしようかな？」と考える時間がある、そんな日常が当たり前になったらうれしいです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_09.jpg" alt="" class="wp-image-40948" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_09.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_09-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_09-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_09-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>鈴木先生からめん棒をプレゼントされ、「今日からやります！」と笑顔の元木さん。「どんな効果が出るのか楽しみ」とワクワクしながらインタビューを終えられました。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：私も鈴木先生の本を読むまで、足への関心はほとんどありませんでした。でもこの本で紹介されていたように「足の指の間をしっかり拭く」ことを意識的にやるようにしたら、自然と足に意識が向くようになってきたんです。</p>



<p>今まで恥ずかしくて履けなかった５本指靴下も、履いてみたら地に足がついたような感覚というか、とにかく気持ちがよくて。小さなことでも、足に意識を向けられたら健康寿命も延ばせるかもって思いました。</p>



<p>鈴木：そう言っていただけるとうれしいです。小学生の頃は、体育の授業があって、運動会があって、部活があって、体を動かす習慣がありましたが、大人になるにつれて歩く時間って減っていってしまう。つまり、足裏への刺激が少なくなってしまいます。</p>



<p>「ウォーキングしよう！」「 運動しよう！」と気負わずとも、めん棒だけでできますから（笑）。どんどん足に刺激を与えてみてくださいね。</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone wp-image-40950 size-full" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_11.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_11.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_11-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_11-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2024/11/20241127_motoki_ashisou_11-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">足裏研究家 / 鈴木きよみ</h3>
<p>東京・自由が丘を拠点に30万人以上の足を診てきた経験豊富なセラピスト。足を診て全身の不調を探る診断法「足相診断」と、足学に基づき不調を整える「ゾーンセラピー」を確立。インスタグラムやTikTokでも「足」にまつわる情報を発信している。<br /><a href="https://kiyomi-suzuki.jp/">鈴木きよみオフィシャルサイト</a></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングスからキャリアをスタート、常に出版流通の分野から本と向き合ってきたが、東日本大震災を契機に一念発起、退社。LIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。 </p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>※「めん棒ゾーンセラピー」「きよみ式ゾーンセラピー」は鈴木きよみさん（有限会社オフィスキヨミ）の登録商標です。</p>



<p>取材・文＝つるたちかこ　撮影＝鈴木謙介<br></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>教育者・工藤勇一氏が大人にも伝えたい「自律」の意味と日本が変わるための教育</title>
		<link>https://at-living.press/culture/31809/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[daiwa]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Mar 2023 14:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[工藤勇一]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=31809</guid>

					<description><![CDATA[宿題や定期テスト、固定担任制を撤廃する＿＿麹町中学校における驚きの教育改革で知られる工藤勇一校長がいま子どもたちに伝えたいこととは？ その先には、停滞する日本と私たちの将来をも変革する力強いメッセージがありました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「宿題や定期テストがない学校」と聞いてどんな学校を思い浮かべるでしょうか？ そんなことできるはずがない、規律が乱れて教育上良くない、などなど……否定的に思う人もいるかもしれません。ところがこの学校の“当たり前”をなくしたことで、子どもたちの学ぶ意欲が向上し偏差値もアップしたのが、東京都の千代田区立麹町中学校。この前代未聞の学校改革は多くのメディアに取り上げられ、当時の校長だった工藤勇一さんにも注目が集まりました。<br><br>現在は、横浜創英中学・高等学校校長を務める工藤先生。ブックセラピストの元木忍さんが横浜創英中学・高等学校に足を運び、工藤先生の著書『きみを強くする50のことば』を通して、これからの教育に大切なことを聞きました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_book.jpg" alt="" class="wp-image-31816" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_book.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_book-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_book-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_book-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>『<strong><a href="https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761274986" target="_blank" rel="noreferrer noopener">きみを強くする50のことば</a> 』（かんき出版）</strong><br>「どうしたら、すてきな大人になれるだろう？」＿＿＿やさしい絵と、心に響く50の言葉が並ぶ本書は、絵本のようでいて、大人でもハッとするような人生のヒントが満載。「自分をきたえるヒント」「人とつながるヒント」「学ぶときのヒント」「挑戦するためのヒント」「楽しく生きるヒント」の５つの切り口から紹介されている。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>これまでの当たり前をくつがえす、<br>学びの大転換</h2>



<p>元木忍さん（以下、元木）：私が初めて『きみを強くする50のことば』を読んだ時、子ども向けだけじゃもったいない！　と感じたんです。大人にも響く言葉がたくさんありました。まず、どのような経緯で出版されたのか教えてください。<br><br>工藤勇一さん（以下、工藤）：出版社さんから「一緒に絵本をつくりませんか？」という依頼がありました。せっかく取り組むなら子どもだけじゃなく、大人にも伝わるような、本質をつく絵本にしたいと制作したのが始まりです。50ある言葉をどのような順番で掲載するかは、とくに意識しました。コロナ禍の緊急事態宣言中に、編集担当者とオンラインだけで制作進行した思い出深い一冊でもあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_001.jpg" alt="" class="wp-image-31818" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_001.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_001-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_001-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_001-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>著者で、横浜創英中学・高等学校校長の工藤勇一さん。教育現場に身を置きつつ、各界のオピニオンリーダーをも巻き込みながら日本の教育に大きな変革を果たそうと奮闘している。</figcaption></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>元木：そうだったんですね！　実は『きみを強くする50のことば』で工藤先生のことを知って、ほかの著書もたくさん読ませてもらいました。そもそも、工藤先生はどうして学校の先生を目指されたのでしょうか？<br><br>工藤：子どもの頃は、人に指示されるとやる気を失う子だったんです（笑）。教員なら誰かの影響を受けずに仕事ができるだろうと、山形県で教員生活をスタートさせました。でも教育現場に関わっていくうちに、今の教育は「失敗させない」ことに気をつかいすぎて、人生で重要な機会を失っていると考えるようになりました。東京都での教員経験や教育委員会の経験を経て、「現場からじゃないと教育は変えられない」と、2014年から６年間千代田区立麹町中学校の校長を務めました。2020年からは横浜創英中学・高等学校の校長に就任し、学びそのものを大転換し、自律型の学校に改革しているところです。<br><br>元木：学びの大転換、ですか？　工藤先生は「宿題なし」「定期テストなし」など、麹町中学校でこれまでの学校教育の“当たり前”を大きく変えてきました。麹町中学校でのノウハウをさらにバージョンアップさせるようなイメージなのでしょうか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_002.jpg" alt="" class="wp-image-31819" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_002.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_002-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_002-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_002-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>インタビュアーは、ブックセラピストとして、大人が読みたい絵本の情報発信にも意欲的な元木忍さん。</figcaption></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>工藤：僕が目指していることを100とすると、麹町中学校で実現してきたことは実は10程度。まだまだこれからです。神奈川県は公立を目指す子どもが多いので、私立の学校というのは生徒の半数以上が第二志望で入ってきている。そのなかで横浜創英高等学校はもともと部活動が盛んで、吹奏楽部は200名を超える名門校、サッカー部もインターハイに出場するなど全国クラスで、私立ならではのきめ細やかで丁寧に生徒をサポートするような学校だったんです。私が就任してからは、自分で考えて行動する「自律型」、さらに「多様性」を尊重する風土に180度入れ替えているところです。修学旅行を自分たちで企業に掛け合って計画したり、社会とつながる「リアルな教育」を実施したり、子どもたちが自律して学んでいける仕組みをどんどん取り入れています。いずれかは、学年・学級の概念も取っ払えるような仕組みも作りたいですね。また生徒が職員会議に参加してくれたらいいな、なんて思っています。<br><br>元木：それは斬新ですね！　今の日本にはなぜ教育の大転換、大きな改革が必要なのでしょうか？<br><br>工藤：世の中は大きく変化しているのに、日本の教育が変わらないからです。ご存知の通り、日本の生産性は年々減少傾向にあります。人口減少が進む中で稼いでいくためには、付加価値をつけて高く売るか、海外など市場を変えるか、労働生産性を高めるしかありません。それなのに、日本の教育は経済成長していた時と同じことを進めている……。それでは子どもたちが大人になった頃、従来のビジネスモデルは通用しないことがたくさん出てくるでしょう。世の中のせいにしたり、誰かのせいにしたりするのではなく、「自分で考えて行動できる大人」になるために、教育現場から変えていく必要があると考えています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="511" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_graph.jpg" alt="" class="wp-image-31842" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_graph.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_graph-300x150.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_graph-768x383.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>この人口グラフは世界でも稀。日本は1900年代からたった100年で人口が急激に増大。2010年をピークにこの先100年で明治時代の頃に戻ると言われています。戦後日本を支えた経済成長の裏には、急激な人口増加がありました。「モノは作れば作るだけ売れる、なぜなら買う人がたくさんいたから」という大量生産・対象消費の時代だったのです。</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>上位の目的に立ち返れば、多くの問題は解決できる</h2>



<p>元木：これまで教育の「当たり前」を変えてきた工藤先生ですが、改革のなかで各関係者からの抵抗はなかったのでしょうか？<br><br>工藤：それはもちろんありましたよ。「変化させたい教員」 vs 「今のままでいい教員」のような対立構造もよく起こるんですが、対立を嫌う日本では、根回しのように人間関係で折り合いをつけようとしてしまうんです。でも、そもそもの目的って何だろう？　とフラットに考えれば、おのずとやるべきことは見えてきます。つい対立構造で考えたくなりますが、どの教員も「いい教育をしたい」という上位目的は一緒です。教員が対立するのではなく対話ができるようになると、職員会議は10分で終わるんです。校長としても、上位の目的に対してOKなものに許可を出すだけ。先ほどお話にも出た、麹町中学校での「宿題・テストなし」も、実は教員からの発案だったんですよ。<br><br>元木：そうだったのですね。<br><br>工藤：僕は「宿題多いよな〜」「テストもいらないよな〜」とブツブツ言っていただけです（笑）。一緒に働く教員たちが対話していく中で、やめるという結論を出しました。ちなみにこの結論に、全校生徒と中３の保護者は大喜び！　塾や習い事をしている生徒もいましたし、いろいろな時間の使い方をしている子が多かったので、自分で時間を選べるのはうれしかったのでしょう。でも中1の保護者の一部からは反発もあり、「学校で宿題を出してくれないから、まったく勉強しなくなりました」と予想どおりのクレームも出てきました。<br><br>元木：あら……。どのように説得されたのでしょうか？<br><br>工藤：「宿題を出しても子どもはもともとわかるところしかやりませんから、そんなに成績に影響はありません。宿題がないから勉強しないなんて、人のせいにする子にしちゃいけません」って伝えたんです。そんな保護者の方々も1年も経たずに落ち着いてきました。宿題・テストなしでも成績を上がることがわかったからだと思います。子どもたちには“学び方”を伝えるため、さまざまな思考ツールを共有したことで、子どもたち同士でも学び方をシェアするようになりました。<br><br>元木：お子さんに自律が身につくことで、親御さんも変わっていくでしょうね。大人が学ぶこともたくさんあっただろうなと想像します。昨年出版された『子どもたちに民主主義を教えよう』も拝読しましたが、学校はもちろん企業でも「自律」と「対話」は必要なんだと感じました。<br><br>工藤：公益資本主義なんて言葉もありますが、企業は「誰のため」にやっている事業なのかを理解しないと潰れてしまいます。目的に向かって対話を深め上位で合意できる組織を作り、正しい民主主義を理解できれば、20年で世の中は変わるでしょう。多くのメディアが報道されるのは賛成・反対の結果だけで、より良くするための主張やアイデアは出てきません。日本では意見を言えば批判と捉えられ、腰を据えて対話できる体制が整っていないからです。この根本の原因は、学校教育にあると僕は思っています。だからこそ、子どもの頃から自分で答えを導く「自律」の考え方と、「対話して上位で合意する」ことを理解しておく必要があるんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_004.jpg" alt="" class="wp-image-31812" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_004.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_004-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_004-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_004-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>2022年に発売され、各界の著名人からも共感の声が続々と挙がっている『子どもたちに民主主義を教えよう』（あさま社）。対立を乗り越え、合意形成に至るプロセスを経験することの重要性を説く。教育哲学者・苫野一徳さんとの共著。</figcaption></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>日本では「心の教育」を重視しすぎ？</h2>



<p>元木：ここからは『きみを強くする50のことば』についてお話を聞かせてください。私が気に入っているのが『心なんて、そもそもわからない。』なんです。「わかりましょう」じゃなく、「わからない」って言い切るのが素敵というか、その通りだなと思いました。どうしてこの言葉を入れられたのでしょうか？</p>


<p><img loading="lazy" width="1024" height="788" class="wp-image-31813" style="border: 1px solid #a9a9a9;" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_005.jpg" alt="" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_005.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_005-300x231.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_005-768x591.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>


<p>工藤：学校で「心が大切だ」って教育をしすぎなんですよね。海外では、行動の積み重ねがその人であって、他人に心の中なんて見えないよね、って考え方が浸透しています。しかし見えない心を慮ろうとするのが日本の教育。みんなで心を合わせようとしすぎることで「心が通じていない」「俺たちと違う」「いい子ぶっている」と、残酷に他人をいじめてしまうんです。これだけ多様性が求められている時代でもいじめがなくならないのは、心を大事にしすぎているとも言えるかもしれませんね。<br><br>元木：なるほど、心を大事にしすぎているからなんですね。時代とともにいじめの背景も変わっていると思いますが、どうしたらいじめは少なくできるのでしょうか？<br><br>工藤：まず「みんな仲良くできるもんじゃない」って教えることでしょうか。『全員ちがってオーケー』ってことを伝えてあげると、「先生〜！　〇〇くんが変なことしてまーす」と茶化すようなこともなくなります。大人でも他人と仲良くするまでには時間がかかるし、全人類と仲良くなるのは難しいですから。性格の合う人・合わない人がいる、仲良くなるためには経験も訓練も必要なんだとわかれば、子どもたちも誰かを排除したり、嫌ったりすることもなくなると思いますよ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_006.jpg" alt="" class="wp-image-31814" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_006.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_006-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_006-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_006-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>従順な子どもじゃなく、自分で考えて自分の足で歩める子どもを</h2>



<p>元木： 50のことばには、大人にも響くことばがたくさんありますよね。私もこんな先生のもとで勉強したかったって思いました。工藤先生から見て、今の子どもたちにはどんな特徴があると思いますか？<br><br>工藤：今の子どもたちって、従順な子たちが多いんですよ。大人もそうかもしれませんね。自分で答えを導けなくて、人に決めてもらおうとしちゃうんです。与えられることに慣れているとも言えるかもしれませんね。だから「もう先生の言うことを聞くな」、と（笑）。反抗するのではなく、これからの世の中はどうなるかわからないから、人のせいにするのではなく、君たちで決めなさいって。</p>


<p><img loading="lazy" width="1024" height="788" class="wp-image-31815" style="border: 1px solid #a9a9a9;" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_007.jpg" alt="" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_007.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_007-300x231.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_007-768x591.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>


<p>元木：これは企業も一緒ですね。自分で考えて、決められない人が本当にたくさんいます。言われないと行動ができないとか、新しいチャレンジを拒んでしまう人も多くいますが、子どもの頃の教育が大切なのかもしれませんね。もっとたくさんお話を伺いたいんですが、最後に先生がこれからやっていきたいことを教えていただけますか？<br><br>工藤：10年以内に、日本中の学校を自律型の学校に変えていくことですね。そのために、日本中の教員に『子どもたちに民主主義を教えよう』の考え方を広めて、この学校で実践を重ねていく。そして、本当の学びを子どもたちに取り戻していきたいです。教育ってなんのためか？　と考えたら、自分の足で歩んでいける人間を育むこと、より良く平和な社会をつくるためだと思うんです。日本では学校で問題が起こると「大人が悪い」と言われますよね？　でも、問題を解決するのは当事者である「子ども」であって、大人たちはどうやったら解決できるか考えさせなければいけません。大人から正解を与えるのではなく、子どもたちが自力で考えて行動することが本当の学びにつながります。<br><br>元木：まさに「自律」ですよね。ついつい大人が「こうしなさい」と手助けしたくなりますが、ある程度放っておくことも教育にとって大切なのかもしれませんね。<br><br>工藤：２人の生徒が対立していた場合、教員は「２人の上位目的は〇〇なんだよね？　感情をいったん置いておいて、一番大事なことは何かを考えてごらん」と問いかけます。それだけで、子どもたちは自分で考え、行動し解決していきます。現代は、問題が起きないように防ぎすぎることで、子どもが考える機会を奪ってしまっているのです。わかりやすい例だと、公園で遊んでいる子どもがいても常にお母さんが横にいて「あら〜〇〇くんが■■を貸してくれたね、ありがとうは？」と、話したりします。これって、子どもが考えて行動する機会をすべて奪い取っているんですよ。<br><br>元木：日常でよく見ますね！<br><br>工藤：子どもだけなら「■■貸してよ！」「やだよっ！」って取り合いになるでしょう。大きなトラブルにならない限り、大人は見守っていればいいんです。次の日になれば「貸してもいいけど、返してくれるの？」「約束する！」と子ども同士でルールができるようになります。子ども同士で考え、解決できることを、先生や親が介入して機会を奪い取っていると自覚しなければいけません。まだまだ課題はありますが、確実に自律した子どもも増えていますから。そう遠くない未来で、教育はガラリと変わると思いますよ。<br><br>元木：「自分で考えることができる子どもたち」が大人になったら、社会全体も変わりそうですね。これからの新しい教育のあり方に期待しています！　今日は本当にありがとうございました。</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img class="wp-block-image size-full" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/03/20230310_atliving_kudo_prof.jpg" alt="" width="100%"></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">横浜創英中学・高等学校校長 / 工藤 勇一</h3>
<p>1960年山形県生まれ。山形県と東京都の公立中学校の教員を務め、東京都や目黒区、新宿区の教育委員会へ。2014年から千代田区立麹町中学校の校長になり、宿題なし・テストなしなど「学校の当たり前」を見直し、子どもたちの「自律」を育んでいくことに注力。これらの取り組みはさまざまなメディアでも紹介されている。2020年4月より横浜創英中学・高等学校校長に就任し、さらなる教育改革に取り組んでいる。</p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。</p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>文＝つるたちかこ　撮影＝泉山美代子　グラフ作成＝小柳英隆</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ヨコよりタテにほめる!? ほめる達人に聞いた人も自分も伸ばす言葉とは</title>
		<link>https://at-living.press/culture/31015/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[保母千佳恵]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Jan 2023 08:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[本・雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=31015</guid>

					<description><![CDATA[会社では上司や同僚や部下と、家庭では親と子のコミュニケーションが難しくなっています。この解決策として注目されるのが「ほめ言葉」。月給2000円からほめる技術を駆使してトップへ上り詰めたほめる達人、松本秀男さんが明かす極意とは？]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>たった一言、ちょっとした言葉の言いかえで、人生がもっと楽しくなるかもしれません。</p>



<p>コロナをきっかけに人と会うケースが減っていき、リモートワークなどワーキングスタイルも変化したことで、会社では上司や同僚、部下と、家庭では親と子の人間関係の構築やコミュニケーションが難しくなっています。こうした悩みを“ほめて”解決しているのが、“ほめ達”の第一人者である松本秀男さん。著書である『できる大人は「ひと言」加える』と『できる大人のことばの選び方』には、“ほめる”をベースに、人と人とのコミュニケーションを円滑にするためのノウハウがたっぷりつまっています。ブックセラピストとして活動する元木忍さんが聞き手となり、“ほめる”術とその効果を、松本さんに直接伝授していただきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_001.jpeg" alt="" class="wp-image-31021" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_001.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_001-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_001-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_001-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong><a href="https://www.seishun.co.jp/book/19713/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">『できる大人は「ひと言」加える』</a><br><a href="https://www.seishun.co.jp/book/21552/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">『できる大人のことばの選び方』</a><br>（青春出版社）</strong></p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>さだまさしさんから学んだ<br>言葉を大切にする姿勢が“ほめ達”の原点</strong></h2>



<p>元木忍さん（以下、元木）：松本さんが、“ほめる”ことをビジネスやコミュニケーションスキルとして意識された理由から教えていただけますか？</p>



<p>松本秀男さん（以下、松本）：私は30代で家業を継ぎ、ガソリンスタンドの経営者をしていました。ところがセルフスタンドの登場などもあって徐々に価格競争の激しさが増し、10年後には経営に行き詰まりまして。45歳の時、完全歩合の契約社員として、まったく経験のない外資系保険会社の営業に飛び込んだんです。この転職が“ほめる”ことに目を向けさせ、私の人生を180度変える大きなきっかけになりました。</p>



<p>元木：まったく別の世界への挑戦ですね。</p>



<p>松本：法人向けの個人情報漏洩保険や賠償責任保険などを売っていたのですが、それまでの10年、ネクタイもせずガソリンスタンドを走り回っていた人間でしたから、はじめのうちはまったく契約が取れませんでした。毎日70社回って2000円という月もありました。</p>



<p>元木：基本給にプラス2000円ですか？</p>



<p>松本：いえいえ。基本給が出るのは最初だけで、徐々になくなっていきます。45歳で子どもがいて、月給2000円ですよ！　これはさすがにまずいなと思い、営業に取り入れたのが“ほめる”技術です。とはいえそれ以前も、「すごいですね、社長！」とかけっこうヨイショをしてみていたんですが、まったく効果なし（笑）。そこで、社長さんと初めてお会いした時、「その会社のよさ」や「取り扱っている商品やサービスの良さ」「経営者の素晴らしさ」を質問しながら、まず私自身がしっかり理解して「なるほど、だから御社はすばらしいのですね！」とお伝えしたところ、驚くほどコミュニケーションが円滑に回り始めました。こちらからお願いしなくても契約が取れるようになり、営業成績も一気に上がっていったんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_002_.jpeg" alt="" class="wp-image-31022" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_002_.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_002_-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_002_-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_002_-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>著者の松本秀男さん。月給2000円から、ほめる技術をみがくことによってトップ営業マン、そして伝説のトレーナーへと駆け上っていった。</figcaption></figure>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>元木：“ほめる”を具体的にするだけで、そうも成績が変わるものなんですね。</p>



<p>松本：私自身も驚きました。その後は社内でも、相手の良さを先に探すという“ほめるコミュニケーション”を心がけてみたら、やはり効果が出ました。それが認められて、50歳の時に契約社員から正社員となり営業トレーナーをまかされ……2年半後には、本社の中枢である経営企画部に引き抜かれました。外資系ですから、私以外の経営企画部のメンバーは全員バイリンガル。私は英語がしゃべれない代わりに、“ほめる”がスキルとして役立ったんですね。</p>



<p>元木：『できる大人は「ひと言」加える』の中に、ガソリンスタンド時代、「雨の日にボンネットで雨粒が躍る。ポリマー洗車！」の一言をチラシに書き、1日に185台の洗車記録を作ったというエピソードが出てきますね。もともと言葉を使ったコミュニケーション術の素質をおもちで、松本さんの言葉がいいかたちで、人々の心に染みたのかなと思っていますが、ほめ達（ほめる達人）の基本はいったいどこで身についたのでしょうか？</p>



<p>松本：私は歌手のさだまさしさんと同じ高校に通い、同じ落研（おちけん・落語研究会）のOBと現役という縁で、高校時代から交流が始まり、大学卒業後はさださんのプロダクションの社員となりました。そこから8年半、制作担当マネージャーとしてサポートをしていたなかで、さださんから大きな影響を受け多くを学びましたが、とくに言葉と本気で向き合う姿をずっと見せていただいたことが、その後も教えとして残ってきたと思っています。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2><strong>ひと言つけくわえるだけで<br>コミュニケーションは一気に回り出す</strong></h2>


<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" width="768" height="1024" class="wp-image-31025" style="border: 1px solid #a9a9a9;" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_A-768x1024.jpeg" alt="" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_A-768x1025.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_A-225x300.jpeg 225w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_A.jpeg 1024w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /><figcaption>著書『できる大人のことばの選び方』より。</figcaption></figure>


<p></p>



<p>元木：『できる大人は「ひと言」加える』と『できる大人のことばの選び方』を拝読しました。この中にはさまざまな“ほめる達人”テクニックがあり、コミュニケーション術のヒントもたくさんありますね。『できる大人は「ひと言」加える』に書かれた＜言葉は自分と誰かをつなぐ接点であり、自分と社会をつなぐ接点である＞という言葉には唸りました。</p>



<p>松本：ほんの一言プラスするだけで、人間関係、自分自身の評価や未来も大きく変わることをお伝えしたいという思いで本書を書きました。身近なところでは仕事相手との何気ないメールのやり取りに「どんな結果になるのか、いまからワクワクしています」などと一文加えると、相手のやる気も変わってきます。</p>



<p>元木：コロナ禍でメールの重要度が増してきましたけれども、言葉足らずだと冷たい印象を与えがちですよね。私はワクワクという言葉が口癖で、自分で自分のモチベーションを上げたい時によく使っているんですが、メールにも一言添えてあるだけで、ポジティブな気持ちになれます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_003_.jpeg" alt="" class="wp-image-31023" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_003_.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_003_-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_003_-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_003_-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>聞き手は元木忍さん。</figcaption></figure>



<p>松本：上司が部下にメールを送る際にも使えると思いますよ。</p>



<p>元木：＜できる上司は「ダメ出し」ではなく「惜しい！」を使う＞、＜「間違いもほめる」で勇気づける＞は、うちの上司もぜひやってほしい！（笑）と思っているビジネスパーソンがたくさんいそうですね。</p>



<p>松本：ダメ出しが仕事と思っている上司の方はけっこういらっしゃいます。課題解決という意味では間違っていません。ですが否定だけでは部下は育ちません。「惜しいなあ、もう一息だよ」と言われたらどうでしょう。相手を応援し勇気づける言葉にもなります。</p>



<p>元木：＜誰でも今日から「ほめる達人」になれる3つの言葉＞は、コミュニケーション下手の人でもすぐにできるテクニックですね。</p>



<h3>ほめ達3S</h3>



<p><strong>・すごい</strong><br><strong>・さすが</strong><br><strong>・素晴らしい</strong></p>



<p>松本：「すごい」「さすが」「素晴らしい」は、私が専務理事を務める「日本ほめる達人協会」の基本メソッドであり「ほめ達3S（スリーエス）」と呼んでいます。シンプルですが感情を素直に言葉にすることで相手に気持ちが伝わりやすく、ちょっと小声でも言うだけでも効果があります。</p>



<p>元木：『できる大人のことばの選び方』の中にも金言がいろいろありますね。「相手のスキルではなく存在価値を認める」「マイナスをプラスに変換する」「減点法より加点法で見る」「ヨコではなくタテでほめる」の4つの言いかえはとても勉強になりました。</p>



<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2>言葉選びをすることで<br>45歳で飛び込んだ保険会社のトップ営業に</h2>



<p>松本：下町のガソリンスタンドのおやじにすぎなかった私が、外資系保険会社のトップ営業になれたのも、この「小さな言葉選び」にあったからだと思います。ちょっとした言葉の言いかえが、大きな仕事につながったり、人生を変えてしまったりすることもあります。『できる大人のことばの選び方』は、そこにスポットをあて一冊にまとめました。</p>



<p>元木：とくに「ヨコではなくタテでほめる」はグッときますね。</p>



<p>松本：ヨコでほめるは、人と比較してほめることで、例えば営業成績の棒グラフの高さをヨコ並びにして比べるようなほめ方です。この方法だと、ほめられる回数が少なく、人によっては一度もほめられないケースもでてきます。タテにほめるとは、棒グラフでいうと他と比べず、当人のタテに伸びた分をほめる方法です。これだと何度もほめられますし、ほんの少しの成長でもほめられます。</p>



<p>元木：タテでほめるは他との比較にならない点もいいですね。</p>



<p>松本：“ほめる”は他人と比較して評価することだけではないんです。今の社会では、“ほめる”基準を会社や上司が作ってその基準を超えたらほめるとか、周りより結果が良かったらほめるとか、すべて他の基準との比較だけになってるんですよ。そうでなくて、ほめる相手自身の中での比較にできたらいいですね。人には成長欲求がありますから、「成長しているよね」「がんばってるね」を伝えてあげるだけで、本人が成長を実感することができ、心の報酬にもなります。</p>



<p>元木：先ほどの「ほめ達３S」に加えて、「あなたらしい」というほめ方も、言われたらとてもうれしい気持ちになりますね。私も一度は言われたいなぁ（笑）。</p>



<p>松本：「あなたらしい」には、3Sが込められているだけではなく、「もともとあなたの素晴らしさは知っているけれども、今回もすばらしい」というようなメッセージも入っています。自分を認めてもらったという承認欲求も満たされますから、気持ちのよくなるほめ言葉になるのです。</p>



<p>元木：この本の中には、さだまさしさんとのエピソードもまじえた、大人の言葉の選び方がいくつか書かれていますが、さださんの＜生まれ変わることはできないが、生きなおすことはできる＞は心に響く名言ですね。</p>



<p>松本：コンサートのトークでさらっと言われた一言です。生き方や人生の見方、周囲との向き合い方を変えるなどの意味が含まれた“生きなおす”はさださんらしい言葉だと思います。私もこれまでの人生で何度も生きなおしを繰り返してきましたが、読者のみなさんもこれから壁にぶつかるたびに生きなおしを思いだしていただければと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_004_.jpeg" alt="" class="wp-image-31024" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_004_.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_004_-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_004_-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_004_-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>元木：松本さんは本だけではなく、「日本ほめる達人協会」の専務理事でもありますが、ここではどのような活動をなされているのでしょうか。</p>



<p>松本：メインは「ほめる達人検定」ですね。検定には３級、２級、１級があり、これを通して“ほめる”ことを自身で再整理してもらいます。「このぐらいだったら自分でもやれる」というふうに勇気を持っていただき、ちょっとでも“ほめる”ことで、周りの人といい関係を築き、幸せな人生を送っていただきたいと思っています。あとは大手企業をはじめとした社員研修や、講演も積極的に行っています。講演では、ビジネスのことだけではなく家庭の悩みごとの相談も“ほめて解決”する方法をお教えしています。</p>



<p>元木：“ほめる”はいろいろなシーンで役に立つのですね。最後に、松本さんにお会いしたらぜひともお伺いしたかったのですが、「できる大人」はどういう人だとお考えですか。</p>



<p>松本：2冊書いてみて思うのは、もちろん仕事ができることも大切ではあるんですけど、もう少し広い意味として「自分にとっていてほしい人」が「できる大人」なんだと思います。この人にそばにいてほしいなとか、この人と仕事したいなとか、話を聞いて欲しいなとか。私自身のゴールもそこにありますね。</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone wp-image-31027 size-full" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_prof_.jpeg" alt="" width="1024" height="682" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_prof_.jpeg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_prof_-300x200.jpeg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_prof_-768x512.jpeg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2023/01/20230130_atliving_hometatsu_prof_-78x52.jpeg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">日本ほめる達人協会 専務理事 / 松本秀男</h3>
<p>東京生まれ。国学院大学文学部卒業後、歌手さだまさし氏のプロダクションで8年半勤め、制作担当マネージャーとしてアーティスト活動をサポート。その後、家業のガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資系大手損害保険会社に転職。トップ営業経験の後、伝説のトレーナーとして部門実績を前年比130%に。さらに本社・経営企画部のマネージャーとなり社長賞を受賞するなど、数々の成果と感動エピソードを生み出し続けた。現在は「日本ほめる達人協会」の専務理事。「ほめ達」として、リーダーシップやコミュニケーション、チームビルディング研修、子育て講演などでも活躍する。</p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。</p>
</div>


<div style="height:50px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>文＝安藤政弘　撮影＝泉山美代子</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>お経を音楽に!? 臨済宗僧侶・薬師寺寛邦が歌う「般若心経」とその根底にあるものとは</title>
		<link>https://at-living.press/culture/29327/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[保母千佳恵]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 28 Oct 2022 14:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[CULTURE]]></category>
		<category><![CDATA[話題の人]]></category>
		<category><![CDATA[マインドフルネス]]></category>
		<category><![CDATA[仏教]]></category>
		<category><![CDATA[本]]></category>
		<category><![CDATA[読書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://at-living.press/?p=29327</guid>

					<description><![CDATA[写経などでお馴染みの「般若心経」を、音楽として歌う僧侶がいます。愛媛県今治市にある臨済宗・海禅寺の副住職、薬師寺寛邦さん。YouTubeなどでの累計再生回数は1億再生に迫る勢いです。なぜ歌うのか？ そもそも般若心経では何が語られているのか？ さまざまな疑問を薬師寺さんにぶつけ、思いを語っていただきました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>写経などでよく使われている「般若心経」。仏教の中でもメジャーなお経として知っている人も多いでしょう。でも、そこに込められた意味を知っていますか？ そう聞かれて、答えられる人はわずかかもしれません。そんな般若心経を、身近な「音楽」で表現した僧侶がいます。愛媛県今治市にある臨済宗・海禅寺の副住職、薬師寺寛邦さんです。</p>



<p>2回ほど薬師寺さんのコンサートに足を運んだことがあるというブックセラピストの元木忍さん。初めて聞いた時には「こんなに心地いい音楽があったのか！」と驚いたといいます。今回は、そんな薬師寺さんにお話をうかがうべく、著書『般若心経、私は歌う』を持って京都のカフェ「きっさこ和束（わづか）」を訪れました。歌うようになったきっかけや、これから挑戦したいことについてうかがっていきます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_001.jpg" alt="" class="wp-image-29330" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_001.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_001-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_001-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_001-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>『般若心経、私は歌う』（ワック出版局）</strong><br>1400年間にわたって天皇から一般庶民まで親しんできた「般若心経」。そこになんとメロディーをつけて歌った動画が今、日本のみならず世界中でヒットしています。宗教の壁を超え、たくさんの人の心を癒しているのが、臨済宗・海禅寺の副住職、薬師寺寛邦さん。なぜ歌い始めたのか、そもそも般若心経にはどのような意味が込められているのか、世界の著名人が「般若心経」に魅かれるのはなぜなのか。自身の経験をもとに綴られています。</p>



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<h2>ミュージシャン？ 僧侶？<br>般若心経を歌うまでの経緯とは</h2>



<p>元木忍さん（以下、元木）：4〜5年前に薬師寺さんのコンサートで、「般若心経」の音楽を初めて耳にした時、本当に衝撃的でした。これはもう、お経、宗教とかの概念を飛び越えて、音楽として「聴いているのが気持ちいい！」って、素直に感じました。そんな「般若心経」の音楽を、なぜ作るにいたったのか、まずは、今回の書籍を発売するまでの経緯を教えていただけますか？</p>



<p>薬師寺寛邦さん（以下、薬師寺）：般若心経の音楽は、2015年頃から作り始めていました。2016年頃には人前でパフォーマンスするようになって、YouTubeにアップしたのもこの頃です。ちょうどこれまでの活動を振り返っていたタイミングに、出版社から「これまでの活動を文章で残しませんか？」とご提案いただきました。ありがたい機会をいただけたと思います。</p>



<p>元木：薬師寺さんの職業はお坊さんですか？ それともミュージシャン？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_002.jpg" alt="" class="wp-image-29331" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_002.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_002-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_002-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_002-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>YouTubeでは総再生数8000万回を突破。『般若心経、私は歌う』は、薬師寺さん初の著書で、制作を通じて自分の思いを整理できたと振り返ります。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>薬師寺：よく「二足の草鞋を履いている」って表現されることもあるんですが、職業は僧侶です。音楽は僧侶の活動を伝える手段であって、それぞれの活動をわけていません。音楽とは徐々に融合していったというか、今のスタイルにたどり着いたって表現が合っているかもしれませんね。</p>



<p>元木：薬師寺さんは、メジャーデビューを果たし、プロのミュージシャンとして活動していた時期もありますよね？</p>



<p>薬師寺：はい、学生時代から大好きだった音楽を大学卒業後も続け、2003年には京都を拠点としたボーカルグループ「キッサコ」として活動を開始し、上京後、28歳でメジャーデビューも果たしました。30歳からはインディーズに戻ることになったのですが、この頃から「禅について知りたい」「いつか仏門修行の道へ進みたい」と考えるように。2011年32歳で修行の道に入り、僧侶になりました。</p>



<p>元木：お寺の子として生まれ育った薬師寺さんは、紆余曲折を経て家業を継ぐことを選んだわけですが、著書『般若心経、私は歌う』には、幼い頃の葛藤も綴られていますね。</p>



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<p>“自分にも好きなこと、やりたいことがあるのに、世の中にはいろいろな生き方や職業があるのに、なぜ自分の道は「僧侶」に決まっているのか？<br>なぜ、将来の職業を自分で決められないのか？<br>なぜなのかわからないが腑に落ちない。自分はこのまま、中学・高校を卒業した宗門の大学に入って、自動的にお寺の住職になるのだろうか？”<br>-『般若心経、私は歌う』より引用-</p>



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<p>薬師寺：お寺に生まれた人は、おそらく多くの方が、この葛藤にぶつかります。でも振り返ってみると、葛藤があったからこそ今の自分があるとも言えますね。長い間、自問自答してきましたが、それはすべて自分にとって必要な時間でした。</p>



<p>元木：これを読んでいる方の中にも当時の薬師寺さんと同じように、理想と現実の中で、悩み苦しんでいる人もいると思います。乗り越えた薬師寺さんだから伝えられることってありませんか？</p>



<p>薬師寺：自分の経験したことしか語れませんが、悩んでいる時って、結局その原因を突き詰めることでしか、前に進めないんですよね。その原因から逃げて、ダラダラ過ごしている時が一番ツラい。私の場合、東京で音楽活動している時、大好きだったはずの音楽が作れなくなったんです。その理由は、お寺を継ぐことから逃げるために始めた音楽だったからでした。音楽で伝えたい思いが希薄だったのです。大好きだから選んだのではなく、運命から逃げるために選んだ。それを認めることは、本当にしんどい作業でしたが、そうすることで、あらためて「音楽」や「自分」と再び向き合えるようになりました。やはり、何事も自分から逃げずに、向き合うことが大切ですね。</p>



<p>元木：向き合ったからこそ見つけられたと。その過程を経て、般若心経を歌うようになるって不思議な巡り合わせですね。</p>



<p>薬師寺：私にとって般若心経は、幼い頃から身近にあったお経です。さまざまなことを経験し、再び般若心経を唱えてみると、直接心に訴えかけてくるものを感じました。私は禅宗のお経しか詳しく知りませんが、般若心経と他のお経では、明確な違いがあったんです。他のお経は、例えば病気が治るとか、災いが消えるとかの“ご利益”を与えてくれているのに対して、般若心経は、生き方そのものに問いかけていると言いますか……。また修行期間中に毎日一緒だった音楽と離れてみて、「やっぱり音楽が好きだな」と素直に思えるようになりました。だからこそ、般若心経を歌うことにも、自然とたどり着けたのだと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_003.jpg" alt="" class="wp-image-29332" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_003.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_003-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_003-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_003-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



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<h2>般若心経を現代で解釈すると？</h2>



<p>元木：『般若心経、私は歌う』では、薬師寺さんが訳された般若心経が載っています。あらためて、般若心経について教えていただけますか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_004.jpg" alt="" class="wp-image-29333" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_004.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_004-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_004-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_004-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>薬師寺さんの音楽に魅了されたという元木さん。「さまざまな宗派のお経も聞いてみたい！」とお願いする場面もありました。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>薬師寺：般若心経は、一言でいうなら「心のお経」。観音様が舎利子（しゃりし）という釈迦の高弟に、「“空（くう）”という世界を信じれば、悩みも苦しみなくなり、幸せになれるんだよ」と伝える様子が描かれてあるお経です。般若心経には、さまざまな訳や解釈ありますし、どれも素晴らしいものなので、これが正解というものはありません。私は、般若心経を「今の時代にもわかりやすく伝える」ことを意識して訳させてもらいました。</p>



<p>元木：「空」という世界についても、詳しく教えていただけますか？</p>



<p>薬師寺：「空」とは、すべて存在しない世界のこと。でも目の前になにも「ない」世界を想像するのは難しいですよね。今生きているこの世界では、目の前にいろんなものが「ある」ので。だからこそ、一旦リセットして、つながっているものを見直してみませんか？ と伝えたいのだと解釈しています。お経を唱えることで「空」を思い浮かべ、今の自分の気持ちを再構築していくイメージです。</p>



<p>元木：本の中では般若心経がジョン・レノンの『イマジン』とも通じるとも書かれてあり、驚きました。どのあたりが通じている部分なのでしょうか？</p>



<p>薬師寺：聞き手に問いかけている部分が同じ構成なんですよね。般若心経では、師匠である観音様が舎利子に「この世には空という世界があって、それを信じてみないか？」と問いかけています。『イマジン』も、「想像してごらん」と訳されているように、まるでリスナーに問いかけ、囁くような歌詞が展開されていきます。また、般若心経では「無」、『イマジン』では「No」がたくさん出てきますが、いずれもポジティブな文脈で使われているんですよね。</p>



<p>元木：つまり、ジョン・レノンは般若心経の意味を知った上で、『イマジン』を作っていたのでしょうか？</p>



<p>薬師寺：私はそう思っています。執筆にあたって、ジョン・レノンさんのことも勉強させてもらったのですが、通じる部分はたくさんありましたよ。</p>



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<h2>ただ「坐禅」するだけの時間、<br>「空」の世界を感じてみる</h2>



<p>元木：また本の中では、瞑想や坐禅についても書かれてありました。薬師寺さんご自身は、普段、瞑想することはありますか？</p>



<p>薬師寺：修行期間ほどの瞑想はできませんが、音楽を作っている時はひたすらお経を読みつづけているので、レコーディングルームにこもっている時間が、私にとっての瞑想の時間かもしれませんね。日常生活の中で気分転換したいなら、「椅子坐禅」がおすすめですよ。椅子さえあればできちゃうので。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_005.jpg" alt="" class="wp-image-29334" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_005.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_005-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_005-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_005-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>【椅子坐禅の行い方】①椅子に浅めに腰掛け、膝は90度、両足は肩幅に合わせる。②お尻をやや後ろに突き出し、お腹は少し前に、背筋を伸ばして座る。③首と肩の力を抜いて、左右に体を揺らす。④体の軸をまっすぐにし、背筋を伸ばす。⑤心をからっぽにするイメージで、深く長く息を吐き出す。⑥1から10まで数えながら呼吸を行い、繰り返す。⑦姿勢と呼吸と心が整ったタイミングで座禅をスタートさせる。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>薬師寺：「椅子坐禅」なら座を組めない人でもできます。ちなみに瞑想は、宗教よりも以前からあるものなんですよ。最近だと「マインドフルネス」でも注目されていますが、宗教が取り入れただけなので、概念に縛られず、自由に感じてもらいたいですね。</p>



<p>元木：そうだったんですね！　薬師寺さんのこれからの活動についても伺いたいのですが、コンサートなど再開していく予定はありますか？</p>



<p>薬師寺：来年以降、コロナ禍で延期になっていた国内外でのコンサートを本格的に再開できたらいいなとは考えています。まだ行ったことのない国で般若心経を歌い、反応を見てみたいですね。</p>



<p>元木：今は「般若心経」を歌われていますが、別の宗派のお経も歌にするなんてことも考えていませんか？（笑）</p>



<p>薬師寺：私が臨済宗なので、まずは自分の宗派のお経から形にしていくところからですかね。他のお経はその後に（笑）。YouTubeには、世界中の人々から宗派問わずコメントをいただくんです。チャンネル登録者は現在26万人ほどいるのですが、その4割が外国人の方なんです。コロナ禍で急激に増えました。始めたばかりの頃は、「斬新！」とか「現代の琵琶法師！」なんて珍しいと見ていただく方が多かったのですが、コロナ禍以降「癒された」とか「毎日寝る時に聞いています」と日常の中で聞いてくれる人が増えてきたんです。時代と共に求められていることも変化しているので、キャッチボールをしながら、求められているものを出していきたいと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="1024" height="683" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_006.jpg" alt="" class="wp-image-29335" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_006.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_006-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_006-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_006-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>2022年6月には、CDブック『心がととのう 新しい般若心経CDブック』（Gakken）も出版。般若心経を現代語訳した「空（くう）」が人気イラストレーターhakowasa（はこわさ）さんのイラストとともに掲載されている。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>元木：コロナで人の感性や感情が変化したことも影響しているかもしれませんね。</p>



<p>薬師寺：生活のスタイルも大きく変わりましたからね。本書では「ネット苦」についても書きましたが、膨大な情報の中から選ぶことにストレスを感じる人が増えたように感じます。昔は、周りの人たちから「これがいいよ」とか、テレビや雑誌で「これが流行っている」とかある程度の指針がありましたよね？ でも今はたくさんある情報の中から自分で選ばなければいけない。そうなると、やりたいことがわからない、そんな人も増えてしまったのだと思います。</p>



<p>元木：たしかに……。たくさんの情報がある時代だからこそ、般若心経の「空」を意識することが大事なのかもしれませんよね。私も自分のペースで、般若心経を聞いたり、歌ったりしてみようと思います！ 本日はありがとうございました。</p>


<div class="mainArticle_profile mainArticle_linedBox">
<h2 class="mainArticleLinedBox_heading">Profile</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-29337" src="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_prof.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_prof.jpg 1024w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_prof-300x200.jpg 300w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_prof-768x512.jpg 768w, https://at-living.press/wp-content/uploads/2022/10/20221027_atLiving_yakushiji_prof-78x52.jpg 78w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">臨済宗僧侶・アーティスト / 薬師寺寛邦</h3>
<p>愛媛県今治市出身。愛媛県今治市にある臨済宗・海禅寺の副住職。禅僧であり音楽家として活動しており、これまでにアルバム5枚、シングル15枚以上をリリースしている。般若心経にメロディをつけて歌った『般若心経 cho ver.』はYouTubeで350万回以上再生され、YouTubeなど動画サイトの累計再生数は8000万回以上を誇る。日本だけでなくアジアや欧米諸国にもファンが多く、宗教の垣根を超えてたくさんの人を癒す音楽として支持されている。<br>YouTube動画<a href="https://www.youtube.com/watch?v=wyUaRYLTbr0" target="_blank" rel="noopener">「般若心経 (cho ver.) at 京都・天龍寺【MV】」（薬師寺寛邦 キッサコ）</a></p>
<h3 class="mainArticleProfile_author">ブックセラピスト / 元木 忍</h3>
<p>学研ホールディングス、楽天ブックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブに在籍し、常に本と向き合ってきたが、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「ココロとカラダを整えることが今の自分がやりたいことだ」と一念発起。退社してLIBRERIA（リブレリア）代表となり、企業コンサルティングやブックセラピストとしてのほか、食やマインドに関するアドバイスなども届けている。本の選書は主に、ココロに訊く本や知の基盤になる本がモットー。</p>
</div>
<p>文＝つるたちかこ　撮影＝増田えみ</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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