今や日本の国民食となったカレー。蒸し暑い夏、そして残暑にはよりいっそう、スパイスの効いたカレーがぴったりです。ここ数年で、行列ができる人気店やご当地食材を使ったレトルトカレーがラインナップを増やし、味のレベルも格段にアップしています。さらにスパイスキットも手軽に手に入るように。今こそ、おうちで手軽に、本格的なカレーを楽しみましょう。
[目次]
1. 2021年 おうちカレーのトレンド 3
2. 名店の味をおうちで味わえるレトルトカレー 8
3. 日本全国の名物食材を楽しめる「ご当地レトルトカレー」7
4. お取り寄せできる名物「カレーパン」 7
2021年“おうちカレー”の見逃せないトレンド 3
まずは、家で楽しむカレーの最新トレンドを押さえておきましょう。
【TREND 1】カレールウは固形から粉末に
おうちカレーといえば固形ルウ、というのは過去の話。最近は、パウダーやフレークタイプのルウが増えています。固形よりも溶けやすく、固めないため油脂が少ないのが特徴。スパイスの風味が際立ちやすいのも粉末タイプの魅力です。
エスビー食品「本挽きカレー」各378円(税込)
素材のおいしさを最大限に生かした新タイプのパウダールウ。スパイスから作る専門店の味を、家庭で簡単に再現できます。
新宿中村屋「カリールウ」378円(税込)
老舗の食品メーカー、中村屋伝統のオリジナルスパイスを直火焙煎で仕上げたフレークタイプ。香り立ちが芳醇!
【TREND 2】ヘルシーカレーが急増中
多種多様なレトルトカレーのなかで、注目は健康志向の商品。オーガニック食材を使っていたり、カロリーや糖質が控えめだったり、ヘルシーなカレーが人気を集めています。グルテンフリーやミートフリーのカレーも注目です。
無印良品「糖質10g以下のカレー」各350円(税込)
おからや野菜のペーストでとろみを付け、小麦粉やでんぷんを減らしたカレーシリーズ。糖質を抑えつつうまみや食感を追求しています。
チャヤ マクロビオティクス「ソイキーマカレー」562円(税込)
肉の代わりに大豆ミートを使ったマクロビキーマカレー。8種のスパイスが香る本格派です。マーガリンやバターは不使用。
【TREND 3】だしを利かせた和風カレーが話題
スパイスが香るカレーにだしを合わせた、フュージョンカレーが流行中。その流れはレトルトにもおよび、魚介や昆布だしのカレーが注目を集めています。山椒や味噌、しょうゆなど和の香辛料や調味料を使っているのも特徴。
カルディコーヒーファーム「和山椒キーマカレー」324円(税込)
かつおと昆布のだしに鶏肉のキーマを合わせた和風カレー。インドカレーのスパイスに山椒の香りが加わり、華やかな味わいです。
AKOMEYA TOKYO「鰤と梅干しのカレー」540円(税込)
“日本の米に合うカレー”をテーマに開発されたレトルトカレーシリーズ。だしのうまみとスパイスが融合した新しい味わい。
続いて、名店の味を家で楽しめるレトルトカレーの名品セレクトを紹介します。