こんにちは! 仕事でもプライベートでも楽しく走っている中村優です。
@Livingの読者の皆様に、今日は、「楽しいランニングのすすめ」をお伝えいたします。やはり走るのが、嫌い。しんどい。続かない。そんな声も沢山聞くので、楽しくランニングする方法について書いていこうと思います。
しかし、私は「走りたくない!」という人には、無理に走ることはすすめません。ただ、走ってみたいけど苦手意識がある、という方たちには全力で「走るのって楽しいよ! 一緒に楽しく走ろう!」って言いたいと思います!
だって、私も走ることが苦手でしたから。
「走る=しんどい」。
そうではないことを知ってからは、走るのが苦手だった人たちに、「走るのって実は楽しいんだよ!」「こんなに感動的な体験が出来るんだよ!」って伝えたいと思うようになりました。そんなわけで最近では、楽しくおしゃべりしながら走るファンランイベントを開催したり、色々とランニングに関しての文章を書かせてもらったりしています。
まずは自分の“ご機嫌”に耳を傾けて!
私のラン歴はなんだかんだ9年になりました。フルマラソンを22回、ウルトラマラソン100kmも2回、その他いろいろな大会を完走しているので、「アスリートだね」なんて友達から言われることもありますが、滅相もない。恐れ多い。アスリートの方たちの練習量、努力と同じところに並べるなんて、本当に本当に申し訳ないです。なぜなら私、頑張ってないので……。
普段の月間走行距離なんて、ランニング好きの人には言えないくらい、走っていません。私は気の向くタイミングで気の向くままに走ります。逆に気が向かなければまったく走りません。この気軽さもランニングを楽しむためにひとつの秘訣な気がしています。
つまり、自分のご機嫌をちゃんと伺って気分よく走るのが大切。気分が乗らない時に無理して走る必要はありません。人間ですからやる気のあるタイミングで走ればいいと思います。とはいえ、なんだか今日はだるいな~ってときこそ走るとスッキリしたりするのもランの面白いところ。でもそれは走るのが楽しくなってからでOK! はじめは気の向くときだけでいいのです。
そもそも私も走る目的は、良い記録のためでも人に勝つためでもありません。自分が気持ち良く生活する中に、ランニングはあった方が良いものだと実感しているから、楽しい気持ちでランニングと接することができます。しんどい瞬間もあるけど自分を成長させてくれることもあります。
走るのがしんどい、辛い思いをするだけなら、私だって辞めます。ゆる~いのがいいのです。
ランニングスタイルにルールはない!
雑誌の記事などで、週に何回走りましょうとか、何キロ走りましょうとか具体的に書いてあることも多いのですが、私は計画通りにやるのがとても苦手です。計画がないとやる気が出ません! という方は練習計画を立ててそれ通りに実行してみてください。でも恐らくそういう類の人は言われなくてもランニングを続けられる人だと思います(笑)。
ランニングスタイルは人それぞれ。例えばフルマラソンを完走するにはこのくらい走ったほうがいい、というような目安はあるけど、それも目安というだけ。ざっくりと今週はこれだけ走ってみようとか、今日は何km走ってみようとか、無理のない範囲で近々の予定を決めるのは良いと思います。ただ、走ると決めていた日に走れなくても、想定していた距離を走れなくても、気にする必要はありません。私も、走り出したけどなんかテンション上がらないな、と散歩に切り替えることはよくあります。そのかわりに、この間ちょっとさぼったから今日は頑張ってみようかな! と思える余裕のある日に走ってバランスをとっています。気が向かない日のランは、気が向く日に埋め合わせをしましょう!
あとは、走る服装も何でもOKです。最近のランニングウェアの定番として、Tシャツにタイツとショートパンツを履くスタイルをよく目にしますが、別にタイツを履かなくても走れます。もちろんそれぞれ役割はありますが、本格的なランニングウェアでなければ走れないということはありません。はじめは走りやすい格好であれば何でもよくて、何なら見た目でテンション上がるものを選んでも良いと思います。私が最近までは、メンズの古着で大きめのウィンドブレーカーを探してきてタイツに合わせるというスタイルをよくやっていたし、夏場はTシャツとショートパンツ1枚で走るのが好きです! ただ、長く続けるのであれば、ランニングシューズだけは用意した方が良いかもしれません。
早歩きの延長くらいのペースでいい!
子供の時のマラソン大会や体育の授業のイメージから、走ることがしんどいと思っている方は結構多くいらっしゃいます。実は小学生でも速い子たちは3分台/kmで走ります。フルマラソンでいうと3時間切れるペースなので、これってめちゃめちゃ速いペースなのです。そうなると5分台/kmで走る子たちは遅く感じてしまいますが、それでもフルマラソンに置き換えるとかなり良いペース。子供の頃に息が切らして走ってた学校のマラソンって、一生懸命、速いペースで走っていたから辛かったのです。
私がファンランするときは6分半~7分/kmくらいのお喋りしながら走れるペースです。それでもフルマラソン5時間切れるくらいのペースです。実際に走ってみると、こんなゆっくりでも良いんだ! と驚かれる方も多いはずです。はじめは、早歩きの延長で7分半/kmくらいでも十分です。無理をしないペースを見つけることが大切です。
ラン友を見つけよう!
楽しく走る!ということに関して大事なのは、ランニング友だち。友だちと気になるカフェまで一緒に走ってそのままランチ! とか、夜だと走ってそのまま飲みに行くのも良いですね! 私も一人で走るのに飽きると、友だちに「走ろう~!」と声をかけます。私のラン友の中には、深夜に集合して築地まで走って海鮮丼食べて朝帰ってくるという、ハードだけど、とってもわくわくする遊びランをやっている人たちもいます。最高にランニングを楽しんでますよね!
人と走ると距離も時間もあっという間に過ぎていくのを感じます! ラン友がいない人は、これを機に友だちを走りに誘ってみたり、地元のランニングチームやクラブに参加してみる、もしくは中村優と走ろう! 私がやってるファンランイベントに参加してみることをおススメします(笑)! ランニングは個人競技ですが、一緒に走る仲間がいるととても楽しくなるのです。
大会に出てみよう!
家の近所やランニングコースでずっと走っていると、どうしても飽きてくるもの。そんな時は大会に出ると世界が一気に広がるのでおすすめです。まだ早い、とか私には無理、なんてことはありません。大会といってもなにも42.195kmのフルマラソンだけではないのです。ハーフマラソンや10kmや5kmなんて大会もあります。
ランニング仲間がいる場合、リレーマラソンはすごく盛り上がるのでおすすめです。仲間でタスキを繋ぎながら、走るリレー形式のマラソンでいろいろな種類があります。私が出場したのは、12時間耐久リレーマラソンでしたが、3、4時間のリレーや、42.195kmを5人で走るマラソンなど、参加しやすいものを多くあります。リレーのいいところは、一人じゃないということ。仲間ともより絆が深まるので、会社の人たちで参加するというのもよく聞きます。ゴール後、チームで食べるご飯、お酒はとにかく美味しいです。
もちろんいきなり長距離レースに出るのもあり(練習はしないといけませんが)。私も走り始めたきっかけは、ホノルルマラソンを走る仕事が決まったからなので、大会デビューはいきなりフルマラソンでした。いきなりフルマラソン完走を目指すともちろん大変でしたが、人の応援の温かさや、家族や友達の大切さ、自分の生き方etc.いろんなことを感じました。完走できれば達成感を味わえるし、ダメなら悔しい思いもするかもしれません。私もマラソンでたくさんの苦しい思いをしてきたし、走りたくない時期もありましたが、それでも走って後悔した大会は一つもありません。どれもが私の人生の実になってくれたと感じます。
気軽に楽しみたい人は短めの距離の大会を、濃い経験をしたい人は思い切ってフルマラソンで大会デビューを検討してみてはいかがでしょう!?
ランニングと私
ランニングは自分の内側と対話する時間だと、私は感じています。走っていると、しがらみで見えなくなっていた自分の本当の気持ちが見えてくる気がします。
最初にお伝えした通り、ランニングスタイルは人それぞれ。私の書くこの記事もいちランナーのいち意見なので、これが正解というわけではありません。それぞれに合うやり方があります。この記事を参考に、どうか自分なりのランニングスタイルを見つけて貰えたら嬉しく思います。
Profile
中村優
ミスマガジン2005デビュー。タレント/スマイルランナー。フルマラソン出場22回、60km×2回、82km、100km×2回、全て完走。笑顔で楽しく走る!無理をしない!がモットー。
■ GetNaviWeb
『走って試して有言実行』『イベント潜入レポ』
https://getnavi.jp/tag/nakamura-yu/
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文=中村優 撮影=@Living編集部