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プロジェクターという選択もインテリアの自由度や生活の充実感が格段に上がる!
テレビをもたない暮らしのすすめ

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ミニマリストを中心に「テレビをもたない暮らし」が広がっています。最近では一般の家庭でも部屋が広くなる、時間が自由に使える、掃除がラクなどのメリットからリビングにテレビを置かない傾向が広がりつつあるようです。

でも、今まで当たり前にあったテレビを無くすにはちょっぴり勇気が必要……。スマホやタブレットでいつでもどこでも映画やテレビを楽しめるようになりましたが、やっぱり大きな画面で楽しみたいですよね。そんな時におすすめしたいのが、家庭用プロジェクターです。今回は「私もプロジェクターが気になっていたんです」という整理収納アドバイザーの能登屋英里さんに、エプソンからこの秋新発売されたプロジェクターをお試しいただき、そのメリットや活用方法を伺いました。

部屋がすっきりシンプルに。
テレビを置かない部屋づくりとは?

「多くのご家庭では、テレビを中心にインテリアの配置が決まってしまいます」と、能登屋さん。テレビがある部屋とない部屋ではどのような違いが生まれるのでしょうか?

「テレビは配線が必須なので、配置が限られる家電です。そのため、テレビを中心としたレイアウトになりがち。賃貸だとより制限されてしまいます。さらにテレビは黒い面の割合が大きいため色の存在感が強く、おしゃれな空間を作ってもテレビがあるだけで生活感と無骨さが気になることも……。そんなテレビがなくなるだけで、インテリアの自由度はグッと高まります。狭いリビングでも自分好みの空間を使えるようになりますよ」(整理収納アドバイザー・能登屋英里さん、以下同)

左の写真はテレビの黒さがリビングで主張しているが、プロジェクターに置き換えた右の写真では、部屋がすっきりシンプルに見える。ちなみにプロジェクターはエプソンEH-LS670の超短焦点モデル。これだけ壁際に設置しても大画面で投影可能で、サイズもコンパクトで扱いやすい。

狭い部屋にプロジェクターは不向き? いいえ、そんなことはありません!

テレビがないことで好きな雑貨や植物を飾るスペースが生まれ、空間を有効活用できますが、大画面で映像を見たい、そんな人にぜひおすすめしたいのがプロジェクターです。映像ってきれいに見えるの? 映像を投影する場所はどのように確保したらいいの?など、プロジェクター初心者の場合、気になることもたくさんあるはず。同じく、プロジェクターが気になっていたという能登屋さんに、実際にプロジェクターを試していただきました。すると、「想像していたより、ずっと使いやすかった」と言います。

「わが家では、絵を飾っていたスペースに投影してみました。フックや画びょうはそのままでしたが、映像を見るのに、ほとんど気になりませんでした。プロジェクターを使わないときは、また絵を飾ればいいので、壁一面で2つの活用ができるのはよかったですね。ほかにも、柱や天井、ブラインドやロールカーテンなど好きな場所に投影でき、広いスペースからスキマスペースまで投影できる柔軟さがプロジェクターの魅力だと再認識できました。『この場所で動画やテレビを見る』と決まっている人なら、その場所にロールスクリーンを設置するのもおすすめですよ」

能登屋さんは、自らデザインしフルリノベーションした築50年の52㎡(1LDK+WIC)マンションに住んでいますが、今回のプロジェクターなら「広い壁がなくても、映し出す場所は見つけられます」とのこと。お試しいただいた写真とともにご紹介しましょう。

もともと絵を飾っていたスペースに投影した様子。絵を飾るフックや画びょうも気にならなかったとのこと。グレージュ色の壁でも、これだけくっきり美しく映像を見ることができます。さらには、幅170cmほど の柱の低い位置にも投影。お家の中にあるスキマスペースでも、実際に映し出してみるとゲームをしたり、寝転がってYouTubeを見たりするくらいなら十分な大きさだったりします。

夜のアトリエで。コーヒーテーブルの上から斜め上に向けて投影しました。「ここにはもともとテレビがないのですが、こうしていろんな場所に持ち運んで投影できるのが、すごくいいですね。プロジェクターに合わせてインテリアの模様替えを考えるのも楽しそうです」と、能登屋さん。また「天井に投影できるのがとてもよかったです!子どもも大興奮でした!」と、プロジェクターならではのメリットを十分感じたそう。

今回能登屋さんにお試しいただいた機種はエプソンEF-72。こちらにはアンビエントライトがついていたり、Sound by Boseオーディオが搭載されているなど、プロジェクター+αの要素も多く、その点でも心惹かれたと言います。

「プロジェクターで投影すると迫力がある映像を楽しめるのはもちろん、エプソン EF-72はSound by Boseオーディオ搭載なので臨場感がある音響で感動しました。形もいわゆるプロジェクターっぽくないデザインで、部屋に置いてあっても違和感なく馴染んでいました。私は模様替えが好きなので、自由なレイアウトでどこででもきれいな映像といい音がパッと楽しめるのはとても魅力的でした。操作も簡単なので、家族みんなで『プロジェクター、ありだね』と意見が一致しました」

能登屋さんも大絶賛のプロジェクター生活。気になってきた人も多いのではないでしょうか。お試しでご紹介した製品も含め、この秋エプソンから新発売したプロジェクターを詳しく取り上げていきます。

ライフスタイル別
最適&最新のプロジェクター選びのコツ

ここからは使う場所やシーンに応じてのおすすめプロジェクターをご紹介します。 まずは、広さはそこまでないけれど、インテリアや置くものにはこだわりのある単身層~ふたり住まいで、日々の暮らしをグレードアップさせたい人に最適なEF-71、EF-72のシリーズから。

プロジェクター初心者でも使いやすく、
インテリアにもなじみやすいグッドデザイン

【特長1】コンパクトなデザインでインテリアにも調和

プロジェクターを投影しないときは棚の上などに置いておけるサイズ感。デザインも家電としての主張がなく、インテリア小物のひとつのように空間になじむ心地よさがあります。

持ち運びがラクにできるので、リビングだけでなくキッチンのちょっとしたスペースに置けるのもポイント。レシピ動画を投影しながら料理をするのも楽しそう。

オプションのフロアスタンドを使用すると、寝室のようにテーブルや台などの置き場がなくても設置可能。ベッドサイドに置けば、壁にも天井にも映像を投影でき気分が上がります。(*フロアスタンドは高さ60~80㎝まで調節可)

同じくフロアスタンドを利用した例。食卓を囲むダイニングでは、テーブルの上に置くと邪魔になるものの、テーブルのサイドに置けば、好きな壁に投影して食事をしながら映像を楽しめます。

【特長2】天井投影で、寝転がりながら極上のリラックスタイムを演出

EF-71/72は真上に向けることができるので、寝室に置けば天井投影も楽しめます。寝転がって映画や推しのライブ映像を楽しむこともできますし、星空の映像を流しておけば簡易的なプラネタリウム空間をつくることも可能です。

また、本シリーズはSound by Boseオーディオを搭載しており、音響面も本格的。重厚感のあるサウンドが楽しめ、照明を落とした部屋で映画を見れば、さながら映画館のよう。ライブ映像も、まるでその場にいるような感覚で映像も音も堪能できる点もおすすめです。

【特長3】屋外に持ち運べば、キャンプやアウトドア時にも活躍

コンパクトサイズなので、キャンプなど屋外で過ごすときにも持参できます。モバイルバッテリー駆動にも対応しているので、人気のアウトドアシーンでも使えて便利。

【特長4】スピーカーやラジオ、ライトとして、プロジェクター以外の使い道いろいろ

スマホと接続すればBluetoothスピーカーとも連携でき、スピーカーとして使用することもできます。ラジオアプリを入れればラジオとしても使用できます。

さらに、EF-72にはアンビエントライトもついています。ベッドサイドやリビングのソファ横などに置いて間接照明として使えば、お部屋の雰囲気を変えられます。置くスペースや台がなくても、オプションのフロアスタンドを利用すれば、置き場所の選択肢も広がります。

プロジェクターと聞くと、使うときにケースから出して使用するイメージがあるかもしれませんが、EF-71/72ならリビングに置いたままでOKなデザイン。今回お試しいただいた能登屋さんも「家電っぽくないデザインが気に入った」と話してくれました。

「インテリア性が高いデザインなので、リビングに置いたままでも様になるのがいい! 複数パターンの照明が搭載されているので(EF-72)、気分に合わせて変えられるのもうれしいポイントでした。さりげない明るさの照明は高級感を感じさせてくれます。照明としても使えるなんて一石二鳥どころか四鳥、五鳥くらいお得ですね」

エプソン ホームプロジェクター EF-71、EF-72/オープン価格

新光源3原色LEDに加え、EF-72は4K相当の解像度で画質が美しく、Google TV搭載で各種ストリ-ミングサービスにも対応。自動台形補正や障害物回避機能もあり初心者でも簡単に使えるのがうれしい。スクリーンサイズは30~150型まで調整可能。Sound by Boseオーディオによる優れた音質も見逃せない。インテリアに合わせたホワイト/オークのカラバリも魅力。アンビエントライトはEF-72のみ。2025年度グッドデザイン賞を受賞。

♦ひとり暮らしで部屋が狭い…そんな人こそテレビを置かずにプロジェクター生活、おすすめです!♦

EF-71/72のシリーズと基本的なスペックはほとんど同じながら、よりコンパクトなデザインかつ、1.6kgという軽量サイズが魅力的なモデルがEF-61/62です。EF-61はホワイトとグリーン、上位モデルのEF-62はブラックとネイビーの4色展開。インテリアに合わせて選べるカラバリがうれしい。2025年度グッドデザイン賞を受賞。オープン価格。

家族みんなで迫力のある大画面を堪能!
インテリアもスッキリの超短焦点モデル

小さなお子さんのいるファミリー層や、それなりの広さがあるリビングでテレビの圧迫感が悩ましいと感じるインテリアにこだわりのある人におすすめなのが、EH-LS670です。

この機種の最大の特長は壁に近い位置に設置して最大120インチまでの大画面投影ができる超短焦点モデルであること。もともとテレビがあった場所にそのままプロジェクターを置くだけで、テレビの代わりとなって大活躍してくれます。

【特長1】テレビ台に置くだけで、簡単に使えてリビングはスッキリ快適!

これまでテレビを置いていた台にEH-LS670を置くだけで、手間のかかる工事や複雑な配線・接続などは一切不要。普段使っているテレビチューナーやブルーレイレコーダーにつなげば、すぐにテレビの代わりとして見られます。壁際に置けるので、部屋の中央などにプロジェクターを置く必要もなく、インテリアの邪魔もしません。

【特長2】迫力ある大画面で子どもも大人もワクワクの時間に

大画面にして、家族みんなでゲームを楽しむこともできます。低遅延なのでストーリーゲームやリズムゲームなどタイミングが重要なゲームでもストレスなく楽しめます。

子どもの運動会やお遊戯会など、親せきや友だちが集まってみんなでワイワイ動画を見たいときにも大画面なら部屋じゅうにいる人が見られます。

もちろん大人だけの時間を楽しむこともできます。好きな映画や趣味の動画、推し活ライブやゲームなど、大画面ならではの没入感を得られます。音響もSound by Boseオーディオを搭載しているので、最高の音質で自分時間を堪能できます。

【特長3】昼間のリビングでもカーテンを閉めずにきれいに見える

プロジェクターは暗くないと見られない、昼間であればカーテンを閉めないと見えないと思っていませんか? EH-LS670なら、3600ルーメンの明るさがあるので、昼間の明るいリビングでもカーテンを閉めずにそのまま映像を見ることができます。

【特長4】プロジェクターとして使用しないときはBluetoothでつないでスピーカーにも!

プロジェクターだけでなくスピーカーとしても使用できる一人二役の便利さもあります。スマホからBluetoothで接続すれば、スピーカーとして活躍。Sound by Boseテクノロジー搭載の2.1chスピーカーなので、良い音質で音楽を聴くことができるのもうれしいですね。ラジオアプリを入れればラジオとしても使えますよ。

エプソンホームプロジェクター EH-LS670/オープン価格/11月下旬発売予定

4K相当の画質を楽しめる「4Kエンハンスメントテクノロジー」を採用し、最大120インチまでの大画面を見事な美しさで映し出す。超短焦点で壁際ギリギリの設置が可能。Google TV搭載で各種ストリ-ミングサービスにも対応。Sound by Boseテクノロジー搭載の2.1chスピーカーによる高性能な音質が大画面の魅力をさらに引き立たせる。カラバリはインテリアに合わせて選べるホワイト/ブラック。

最後に能登屋さんに、今回お試しいただいたプロジェクターで「テレビをもたない暮らし」は実現可能か、その魅力を伺いました。

「テレビは『あって当たり前』と思っている人が多い家電です。しかし、実際に私もプロジェクターを使ってみたところ『この生活いいかも!』と、とてもワクワクした気持ちになりました。インテリアを仕事にする身としても、新たな気づきがたくさんありました。自分好みのインテリアを楽しんでいる人や模様替えが好きな人、よく引越しされる人などにはぜひプロジェクターの魅力を知っていただきたいですね。生活スタイルが変われば、お家で過ごす時間がより楽しくなるはず。我が家でも大好評だったので、プロジェクター生活が近く実現するかもしれません」

ただ今、お得なキャンペーンを実施中!

エプソンEF-61/62およびEF-71/72をご購入いただき、キャンペーンに応募すると、先着500名にデジコで10,000ポイントをプレゼント。プロジェクター生活に興味を持ったなら、こちらのキャンペーンもぜひお見逃しなく!

Profile

整理収納アドバイザー / 能登屋英里

住宅収納スペシャリスト、インテリア・リノベーションアドバイザー。神戸芸術工科大学工業デザイン学科ファッションデザインコース卒業。夫・娘(小学生)と自らデザインしフルリノベーションした築50年の52㎡(1LDK+WIC)マンションに在住。15年のアパレルディスプレイで培ったバランス感覚と、整理収納のプロとしての知識で、実用×おしゃれな収納を実現。YouTubeで自宅のインテリアや収納を発信、オンラインでのインテリアレッスン、メディア出演などで幅広く活動中。著書に『築50年52㎡ 物が多いのに片づいて見える家』(KADOKAWA)」『小さなスペースで楽しむ模様替えプロが教えるセオリー&アイデア』(翔泳社)がある。
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撮影(トップ画像含むシーンの一部)=鈴木謙介 取材・文=つるたちかこ