お馴染みの業務用スーパー「コストコ」といえば、コスパの高い食材が揃っているのが最大の魅力。普段の食事はもちろん、ホームパーティーなどのもてなし料理やお酒のアテとしても、大活躍すること間違いなしです。
そんなコストコの情報を発信しているブログ「コストコ通」の管理人であるコス子さんが、雑誌『GetNavi』が主催する、“クラフトビール×コストコ食材のマリアージュ”を堪能するイベントのためにレシピを考案したと聞きつけ、参加してきたので、その模様をレポートします。
イベントで振る舞われたのは、3種類のクラフトビールに合う料理。それぞれの作り方とともにご紹介しましょう。
脂ののったサーモンをホワイトエールですっきりと
コス子さんが愛用しているコストコ食材のひとつが、「アトランティックサーモンフィレ」です。刺身用として売られている食材なので、そのまま食べるのはもちろん、焼く、蒸すなどさまざまな調理法で楽しめます。
そんなアトランティックサーモンフィレを使ったのが、「アトランティックサーモンのヨーグルトソース」。この料理に合わせるのは、「グランドキリン WHITE ALE(ホワイトエール)」です。
WHITE ALEは小麦の優しい口当たりが特長で、白ワインのような香りの「ネルソンソーヴィンホップ」を使用しています。だからこそ、ビールでありながら華やかさもあり、カルパッチョなどのフレッシュな魚を使った料理にもマッチするのだそう。
コス子さんも「グランドキリン WHITE ALE」を飲んでみて、「ビールといえば揚げ物に合わせるイメージが強かったのですが、意外とそうとも限らないんだなと思って、このメニューを選びました」とのコメント。サーモンが北欧産なので、合わせる食材も同じヨーロッパ生まれのヨーグルトを使ったそうです。
【作り方】
1 サーモンを食べやすい大きさにスライスします。
2 次にソース作り。種を取り除いたきゅうりをフードプロセッサーにかけ、塩をかけて水気を絞ります。このきゅうりとディル、おろしにんにく、塩、水切りヨーグルトをよく混ぜれば、ソースが完成。
3 パンの上のサーモンに載せれば、出来上がりです。
しっかり脂が乗ったサーモンと爽やかなヨーグルトソースの相性はぴったり。さらに「グランドキリン WHITE ALE」がすっきりさせてくれるので、これはビールが進みますね。
ロティサリーチキンをスパイシーなおつまみに
コストコの定番商品「ロティサリーチキン」。当サイトでは先日、骨まで使い尽くす「三段活用法」をお伝えしました。この2時間もかけてお店でじっくり焼き上げられるというコストコこだわりの丸鶏は、すでに味付けされているので、そのまま食べてもおいしいのですが、簡単なアレンジを加えれば、あっという間におつまみに大変身。
そこでコス子さんが今回用意したのは、「スパイシー・ロティサリーチキン」。
【作り方】
1 チキンの身をほぐし、市販のチリパウダーとパプリカパウダーを混ぜます。
2、続いてソース作り。オイル漬けのドライトマト、グリーンオリーブ、ケッパーをフードプロセッサーで混ぜます。
3 チキンにソースをかけ、お好みでイタリアンパセリを載せれば、完成です。
「簡単なのはもちろん、パーティー料理として見映えがいいのも、おすすめのポイント」とコス子さん。「お好みでチリペッパーを増やして、よりスパイシーに仕上げてもかまいません。こういうスパイシーな料理に合わせるなら、苦みのある『グランドキリン JPL(ジャパン・ペールラガー)』はぴったりですね」。
「グランドキリン JPL」はラガータイプのビールならではの、しっかりとした苦みがあります。とはいえ、料理との組み合わせ次第で、普段は苦みのあるビールが苦手な人でも「おいしい!」と思えるはずです。
チーズを加えた濃厚なプルコギビーフは苦味の強いIPAと
1.5kgと大容量パックの「プルコギビーフ」。当サイトでも、「ごはんが進む『プルコギビーフ』の味変レシピ3」など、すでに何度もご紹介していてお馴染みでしょう。
そんなプルコギビーフを簡単にアレンジしたのが、「チーズたっぷりプルコギビーフ」です。
【作り方】
1 ホットプレートの上でプルコギビーフを炒めます。
2 焼けたら、ピザ用チーズをのせて蓋をし、加熱します。
3 チーズが溶けたら完成です。
「プルコギビーフは、できるだけ飽きないように食べるのがコツ。チーズを加えると濃厚さが増すので、『グランドキリン IPA』(IPA=インディア・ペールエール)のような苦みがあるビールに合うと思います」(コス子さん)
この組み合わせは、たしかに絶品! 「グランドキリン IPA」は華やかな香り立ちながら苦みもある、ボディがしっかりしたビールなのですが、濃い料理との相性がこんなにいいとは意外でした。
今回のイベントで、料理とのマリアージュを楽しんだのは3種類のビールでしたが、クラフトビールは銘柄によって味わいや香り、苦みなども大きく異なり、個性的。新たに自分なりのマリアージュを見つけてみるのも楽しそうですね。
取材・文=今西絢美 撮影=我妻慶一