マニアがハマった! 大人が一生楽しめるボードゲーム10
ここでは、ボードゲームジャーナリスト・小野卓也さん、ホビーライター・河上 拓さん、雑誌『GetNavi』ホビー担当・保谷恵那さんの、ボードゲームに精通した3人が、オススメのゲームを13本、ピックアップして紹介します。
1. ほかの人の回答を推測(GUESS)し賞金獲得を目指す!
グループSNE「ゲスクラブ」
3780円
お題に対し、プレイヤーは互いの回答を予想して6枚のカードにそれぞれ回答を記入。自分の手番で1枚発表し、同じ回答をした人がいれば賞金獲得、いなければ罰金を支払います。同じ回答を先に出されると、カードは減らせますが賞金はありません。
【SPEC】
・初版が発売されたメーカーの所在地:台湾
・対象年齢:10歳以上
・プレイ人数:2~8人
・プレイ時間:30分
・箱サイズ:幅214×高さ275×奥行64mm
【保谷さんの推しコメント】
大人数で遊ぶほど感性のズレが浮き彫りに!
ありきたりな回答では賞金を取られやすくなるし、捻りすぎると罰金のリスクが高まるので、絶妙な回答を考えるのに頭を使います。ズレた回答にツッコむのも醍醐味で、人数が多いほど面白い!
2. 出されたディスクは花かドクロか……度胸と駆け引きが肝に!
ホビージャパン「スカル 日本語版」
2592円
「花」3枚、「ドクロ」1枚のわずか4枚の手札で遊ぶシンプルなブラフゲーム。伏せて重ねたディスクを宣言した枚数だけめくり、ドクロを出さずにめくりきったら成功となります。他プレイヤーが自分の仕込んだドクロをめくるように仕向けましょう。
【SPEC】
・初版が発売されたメーカーの所在地:フランス
・対象年齢:10歳以上
・プレイ人数:3~6人
・プレイ時間:15~45分
・箱サイズ:幅131×高さ131×奥行51mm
【小野さんの推しコメント】
ゲームが進むほどだまし合いが白熱!
かまをかけ合って顔色を伺いながらディスクをめくるんですが、だんだん相手のちょっとした挙動まで気になってくる。アナログならではの非言語コミュニケーションが楽しめます。
3. これはさっきも見た?記憶を頼りに素早くタイルをゲット!
メビウスゲームズ「デジャブ」
2800円
記憶力と瞬発力が試されるゲーム。1~3つのイラストが描かれたカードをめくっていき、2度目の登場となったイラストと同じタイルを取ることで得点が入ります。これを3ラウンド行いますが、毎回リセットされるため記憶の整理が必要。
【SPEC】
・初版が発売されたメーカーの所在地:ドイツ
・対象年齢:8歳以上
・プレイ人数:2~6人
・プレイ時間:15分
・箱サイズ:幅126×高さ170×奥行55mm
【河上さんの推しコメント】
記憶力が曖昧な大人同士で遊ぶと最高
子どもとも遊べますが大人同士だとデジャヴ感が倍増。絶対覚えられない情報量を「コレさっき出たよね」的なフィーリングで対処する感覚と「じゃあ自分で取れよ!」という会話が楽しい。
4. 連想ヒントから推理し相手チームのコードを当てたら“盗聴成功”
すごろくや「デクリプト 日本語版」
3024円
2つのチームに分かれ、相手側のコードを解読する協力対戦ゲーム。各チームは1~4にコード化されたキーワード(単語)を持つ。代表者は相手側に当てられないように、かつ仲間には正確に伝わるようにヒントを出さなければなりません。
【SPEC】
・初版が発売されたメーカーの所在地:カナダ
・対象年齢:12歳以上
・プレイ人数:3~8人
・プレイ時間:30分
・箱サイズ:幅160×高さ230×奥行50mm
【河上さんの推しコメント】
ヒントを出すときに頭を悩ませる!
相手側にコードを2回当てられるか、仲間が2回間違えると負け。キーワードを知る仲間にだけ伝わる、絶妙なヒントを出さなくてはいけないのが、難しくもあり面白さでもあります。
5. いま言ったのは何を表す「はぁ」? 良い演技ほど高得点に
幻冬舎「はぁって言うゲーム」
1728円
身振り手振りを使わず、声と表情だけでお題を表現する演技ゲーム。8つのシチュエーションが書かれたお題カードを選び、アクトカードでどれを演じるか決めます。順に演技をして投票を行い、正解の場合は演技者と投票者の両方に得点が入ります。
【SPEC】
・初版が発売されたメーカーの所在地:日本
・対象年齢:8歳以上
・プレイ人数:3~8人
・プレイ時間:15分
・箱サイズ:幅100×高さ148×奥行27mm
【保谷さんの推しコメント】
飲み会で遊んだときの盛り上がりは異常
8つの選択肢は日常会話でよく言うものから、想像力が必要になるものまで様々。たった一言とはいえ注目されると緊張するので、お酒の席のほうが伸び伸びと楽しく演技できました(笑)。
続く6作目は? なかには誰もが素通りできなくなる“J-POPあるある”も!