外出自粛が続く中、迎えたゴールデンウィーク。どこにも行けないが時間はある……そんな今は、見たかった映画や動画を片っ端から楽しむチャンスでもあります。
アマゾンの動画配信サービス「Amazon Prime Video」では、プライム会員向けに見放題の映像コンテンツを用意しています。ここでしか見られないオリジナル作品が豊富な点も、同サービスの魅力。そこで、今観たいおすすめコンテンツを、映画や演劇、ドラマ等に精通し、近年では舞台などのパンフレットの編集・執筆も手がける倉田モトキさんに、10本選んで紹介していただきました。
いまさら聞けない「Amazon Prime Video」って?
Amazon Prime Video
月額500円または年額4900円(プライム会員特典)
Amazon Prime Videoのコンテンツは大きく分けて3つ。まずはオリジナル作品を含む、プライム会員向け定額制動画配信。また、Prime VideoチャンネルではNHKオンデマンドやJ SPORTSなど約40チャンネルをチューナー不要で視聴できます(別途有料)。さらに都度課金で新作映画のレンタル・購入も可能で、作品数は数万本にのぼります。
では早速、10選を紹介していただきましょう。
1.アメリカとほぼ同タイムで新シリーズを配信中!
『スター・トレック:ピカード』
SFドラマの金字塔「スター・トレック」の新シリーズ。2002年に公開した「ネメシス/S.T.X」の20年後を舞台に、ピカード艦長のその後が描かれます。今年、アメリカ本国でスタートしており、ほぼタイムラグなしで日本でも随時配信中です。
話数:10
シーズン:1
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●原作:ジーン・ロッデンベリー ●製作総指揮:パトリック・スチュワート、マイケル・シェイボンほか ●出演:パトリック・スチュワート、アリソン・ピル
【ここが見どころ】
重厚なストーリー展開がやみつきに!
「宇宙を巡る壮大な大河ロマンの「スター・トレック」シリーズはSF好きなら必修。同様に、全7編の長編小説が原作の「エクスパンス」シリーズも何重もの謎に満ちた作品です。深くハマりたい人にオススメです」(倉田さん)
2.どん底からの人生の転機はまさにアメリカンドリーム!
『マーベラス・ミセス・メイゼル』
数々の賞を受賞し、大ヒットを記録している、Amazonが誇るオリジナルコメディ。夫の浮気をきっかけにコメディアンになることを決意したヒロイン。新たな人生を生きる姿を、軽快なトークとともに綴る笑いと感動のサクセスストーリー。
話数:8(シーズンによって異なります)
シーズン:1~3
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●監督・脚本:エイミー・シャーマン=パラディーノ、ダニエル・パラディーノ ●出演:レイチェル・ブロズナハン、マイケル・ゼゲン、アレックス・ボースタイン
【ここが見どころ】
ヒロインの華やかな衣装にも注目
「物語の舞台は1950年代のニューヨーク。レトロでオシャレなヒロインの服装は見ているだけで楽しい気分に。ジャンルは異なるが世界大戦後のパリの高級服メーカーを描いた「ザ・コレクション」好きは必見!」(倉田さん)
3.元金融マンで、元海兵隊員現CIAのこの男、何者!?
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』
経済学博士であり、CIA分析官としてテロリストの金の動きを追跡する主人公・ライアン。デスク上で情報戦を繰り広げていた彼が、やがて未曾有の戦いに巻き込まれていきます。知性とフィジカルを兼ね備える新たなヒーローがここに誕生しました!
話数:8
シーズン:1~2
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●原作:トム・クランシー ●製作・脚本:カールトン・キューズ、グラハム・ローランド ●出演:ジョン・クラシンスキー、アビー・コーニッシュ
【ここが見どころ】
手に汗握る、分刻みの戦いの結末はいかに?
「ハリソン・フォードの「パトリオット・ゲーム」など、数々の名優が演じてきた同シリーズが初めてドラマ化。過激な捜査で事件を解決する「24」と、冷静沈着で頭脳派のライアンの戦いぶりを比べてみて!」(倉田さん)
4.派手さはなくても深みのある愛が日常をドラマチックに!
『モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~』
ニューヨーク・タイムズの人気コラム「Modern Love」に投稿されたエッセイに基づいたオムニバス形式のショート・ドラマ。恋人、友情、家族など8つの様々な“愛”の物語を展開していきます。アン・ハサウェイをはじめ、豪華俳優陣の競演も魅力。
話数:8
シーズン:1
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●プロデューサー:ジョン・カーニー ●監督:トム・ホール、シャロン・ホーガンほか ●出演:アン・ハサウェイ、ティナ・フェイ、アンディ・ガルシア
【ここが見どころ】
じんわりと心に刺さる言葉や描写が満載
「何気ない会話がきっかけで動き出す感情や、誰かを思う気持ちの描写が超リアル! 約30分という短編のなかに深い人物描写が盛り込まれ、どれも心温まるエンディングを迎えます。一日の終わりに見たい作品です」(倉田さん)
5.独身男性の心を奪い合うガチの恋愛サバイバル
『バチェラー・ジャパン』
アメリカ発の恋愛リアリティ番組「The Bachelor」の日本版。1人のハイスペックな独身男性が多くの女性のなかからパートナーを選ぶまでをドキュメントで展開します。様々な恋模様やシチュエーションを通して、人間の本性があらわになる……!
話数:12(シーズンによって異なります)
シーズン:1~3
字幕:×、吹替:×
【スタッフ&キャスト】(シーズン3)
●プロデューサー:仲 良平ほか ●出演:友永真也(バチェラー)、坂東 工 ●スタジオトーク出演:今田耕司、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、指原莉乃
【ここが見どころ】
幸せを探す女性たちの姿に共感
「“自分にとっての幸せ”を貪欲に求める女性たちの姿は名ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」にも通じます。参加者の女性たちもタレントから素人まで様々。シーズン1にはゆきぽよも出演し、話題に」(倉田さん)
6.倒すべき相手はヒーロー。彼らの存在は悪か、正義か?
『ザ・ボーイズ』
富と名声を手に入れ、代わりに良心を失ったスーパーヒーローたちと、彼らを裏で操る企業ヴォート社。そんな腐った“正義”を倒すため、特殊能力を持たない男たち「ザ・ボーイズ」が立ち上がりました。倫理や道徳が崩壊しつつある現代に一石を投じる衝撃作!
話数:8
シーズン:1
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●原作:ガース・エニス、ダリック・ロバートソン ●制作:エヴァン・ゴールドバーグ、エリック・ クリプキほか ●出演:カール・アーバン、チェイス・クロフォード
【ここが見どころ】
ヒーロー映画に食傷気味の方へ!
「ヒーローがビジネス化し、裏ではやりたい放題。正義を振りかざしながら、この世の歪みを作り出しているという皮肉めいた構図はいまの時代をある種、象徴しています。善悪の言葉だけではくくれない面白さがあります」(倉田さん)
7.交錯する2つの時間軸のなか明かされる消えた記憶とは?
『ホームカミング』
帰還兵をサポートする施設でカウンセラーをしていたハイジ。現在は、新たな人生を送っていた彼女の元に国防総省の人間が現れ、知られざる事実を聞かされます。当時、施設では何が行われていたのか……。ゴールデングローブ賞の作品賞にノミネートされた話題作。
話数:10
シーズン:1
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●監督・脚本:サム・エスメイル ●出演:ジュリア・ロバーツ、ボビー・カナヴェイル、ステファン・ジェームズ
【ここが見どころ】
予測不能なサスペンスに釘付け!
「次々と明かされる過去の出来事と、その裏に隠された巨大な陰謀と真実。見出したら止まらないドキドキ感は「ザ・ウィドウ」と双璧を成します。ジュリア・ロバーツなど、名女優の迫真の演技がドラマを盛り立てます!」(倉田さん)
8.再起をかけた弁護士の法廷バトル
『弁護士ビリー・マクブライド』
かつては敏腕弁護士として名を馳せ、いまは酒に溺れるビリーが、寄せ集めの仲間と巨大組織に立ち向かう法廷ドラマ。シーズンごとに異なる敵を演じる豪華ゲストも見どころです。
話数:8
シーズン:1~3
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●製作総指揮:デヴィッド・E・ケリー、ジョナサン・シャピロ、クライド・フィリップス ●出演:ビリー・ボブ・ソーントン、タニア・レイモンド、ニナ・アリアンダ
9.新感覚の社会派なファンタジー
『カーニバル・ロウ』
人間と妖精が共存する町が舞台のダークファンタジー。妖精たちを襲う連続殺人事件を機に、腐敗した国の裏側に潜む驚愕の真実が明らかになります。社会派ミステリーの要素も満載。
話数:8
シーズン:1
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●原案:トラビス・ビーチャム ●制作:ジョン・アミエル、アナ・フォスター、アンディ・ゴッダードほか ●出演:オーランド・ブルーム、カーラ・デルヴィーニュ
10.彩り豊かな町並みや美術も必見!
『まほうのレシピ』
仲良し3人組が屋根裏部屋で見つけた不思議な料理本には魔法がかけられていました! 魔法の料理を作り、謎を解明していく少女たちの冒険譚。1話完結で、家族揃って楽しめます。
話数:13(シーズンによって異なります)
シーズン:1~3
字幕:〇、吹替:〇
【スタッフ&キャスト】
●製作:ジョー・ナスバウム、ジョー・メネンデス ●出演:オリヴィア・サナビア、アビー・ドネリー、オーブリー・ミラー
(C)2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.
Profile
ライター&エディター / 倉田モトキ
映画、演劇、ドラマ等に精通。近年では、舞台などのパンフレットの編集・執筆も多数手がけている。
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