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発売から45年で全国区になった万能ポリ袋。いつものおかずも非常食も、
「アイラップ」で手間なしレシピ

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2. 【アイラップで“もしもの時”の非常食】
味付けしっかりで満足度が高い!「瓶詰めメンマのおこわ」

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アイラップ調理のメリットは、“もしものとき”にも役立つということ。炊飯器がなくても、ごはんを炊けるんです。今回は、瓶詰めのメンマでおいしいおこわを炊いてみました。

「非常食レシピなので、いろいろなおかずがなくてもこれだけで満足感を得られるよう、味を濃い目にしてあります。他におかずを食べる献立にするときはおしょうゆを半量にしてくださいね」(料理家・makoさん、以下同)

【材料(ごはん1合分)】

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メンマ 50g
米……1/2合
もち米……1/2合
水……180ml(お米のみの場合は200ml)
しょうゆ……大さじ1
みりん……大さじ1/2
オイスターソース……大さじ1/2
ごま油……大さじ1/2

【作り方】

1. 研いだ米ともち米、水をアイラップに入れる
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「時間があれば、水を入れたまま1時間ほど浸水させておきましょう」

2. アイラップにすべての材料を入れて、空気を抜いて縛る
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「材料を入れたら軽く揉んで調味料を混ぜます。アイラップを縛るときは、なるべくお米が平らになるようにならしておきましょう」

3. フライパンでお湯を沸騰させたら、30分茹でる
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「先ほどのハンバーグの横におこわの袋も入れます。このとき鍋肌に袋がくっついてしまうと、そこが溶けてしまう危険があるので、お皿にきちんと乗せ、縛り口が鍋肌につかないように加熱します。また、こちらも1品目と同様、空気が抜けていないと浮いてきてしまうので、その場合は途中で裏返しましょう」

完成
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できあがったおこわは、もちもちで冷めてもおいしい一品になりました。お弁当やおにぎりにしてもいいですよね。「ガスコンロの火加減によっても時間が変わってくるので、お米の芯があるようだったら、もう一度縛って5分加熱しましょう。防災対策として瓶詰めや缶詰などの買い置きがあると、ごはんだけでなく少し目先の変わった味のものが作れますよ」

慌ただしい毎日の中で料理の時間が取れないときや、調理器具が満足に使えない防災レシピとしても、一度は使って覚えておきたいもの。その便利さに手放せなくなりそうです。

Profile

アイデア料理研究家 / mako

フードコーディネーター・元保育園栄養士・野菜ソムリエ。「家政婦マコ」としてヒルナンデスにも出演。ポリ袋を使ったレシピ本『予約の取れない家政婦マコのポリ袋でつくりおき』『伝説の家政婦mako 魔法のポリ袋レシピ』(ともにワニブックス)が大好評に。『世界一早い!家政婦makoのずぼら1分ごはん』(マガジンハウス)など、さまざまな時短・簡単調理のレシピアイデアを生んでいる。レシピ本は累計35万部に。
HP

取材・文=吉川愛歩 撮影=安藤佐也加 編集協力=Neem Tree