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ケーキの添え物がとうとう主役に躍り出た!“生クリーム専門店”MILKに
込められた、たっぷりのこだわり

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オープンからわずか1ヶ月で、3万人もの人が訪れた話題のお店を知っていますか? そのお店の名前は「MILK(ミルク)」。日本初の生クリーム専門店です。

2017年7月31日までの1ヶ月限定でオープンした渋谷店にたくさんの人が行列をつくった結果、現在は期間限定で原宿ジャスティン店、テイクアウト専門の新宿店がオープンしています。11月1日には立川店のオープンも予定しており、たくさんの“生クリームラバー”がその虜になっているのです。

とはいえ、これまで脇役だった生クリームが本当に主役になれるのかは少しギモン。そこに一体どんな秘策があるのか、原宿ジャスティン店での実食レポとともにお届けしましょう。

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アイデアを出したのは意外にも男性社員!

“スイーツ”といえば、女性が好きな食べ物としてのイメージが強いですが、実はこのお店のアイデアを出したのは、39歳の男性社員だったそう。しかも、ジョギング中に思い浮かんだというのだから驚きです。
スイーツを作る職人であるパティシエの多くは、スポンジなど生地にこだわることが多く、生クリームはあくまでも脇役に留まることが大半。しかし、脇役である生クリームを主役にすることで、新たな定番を生み出せるのでは、と考えたそう。実際、生クリームの専門店はパリに1軒あるだけで、日本にはありませんでした。この企画を思いついた男性社員と、スイーツ専門の料理人で丸1ヶ月間試作を重ね、ようやくレシピが決まったといいます。

オープンすると、若い女性客はもちろん、サラリーマンの男性や仕事帰りの女性会社員などの来店も多く、オープン時には“最大9時間待ち”ということもあったのだとか。1日に1000人が訪れるほどの盛況ぶりで、幅広い客層によろこばれるお店へと進化しています。

 

生クリームを食べるためのシフォンケーキ

そんな同店こだわりの生クリームをダイレクトに味わえるのが、「ふわとろシフォンケーキ」。生クリームを食べるために作られたこのシフォンケーキは、「ミルキークリームのシフォンケーキ」(842円)、「ミルキークリームとチョコバナナのシフォンケーキ」(950円)、「ミルキークリームと苺のシフォンケーキ」(1058円)の3種類が揃います。

ミルキークリームのシフォンケーキ(842円)
ミルキークリームのシフォンケーキ(842円)
ミルキークリームと苺のシフォンケーキ(1058円)
ミルキークリームと苺のシフォンケーキ(1058円)

 

今回は、「ミルキークリームのシフォンケーキ」と「ミルキークリームと苺のシフォンケーキ」の2種類をチョイス。これまで生クリームをそこまで意識して食べたことがない筆者ですら、この見た目には心が躍ります!

まずはプレーンな状態で食べてみると……生乳感がすごい! これまで食べた生クリームはまがい物だったんじゃないかと思うほど、濃厚な生クリームです。しかも濃いのにあと味はすっきりしていて、生クリームにありがちな“重さ”がほとんどありません。口当たりもふんわりしているので、これならどんどん食べ進めたくなります。

この生クリーム層の厚みには驚かされます!
この生クリーム層の厚みには驚かされます!

 

また、「ミルキークリームのシフォンケーキ」にはメープルソースが、「ミルキークリームのシフォンケーキ」にはベリーソースがついてきます。

 メープルソースとベリーソースを、それぞれたっぷり
メープルソースとベリーソースを、それぞれたっぷり

 

メープルソースをかけると濃厚な甘さが、ベリーソースをかけると爽やかな酸味が広がるので、プレーンな状態から少し味を変えたいと思ったときにうれしいですね。

 

生クリームへの3つのこだわり

多くの人がこれまでに食べたことがないであろうこの生クリーム、実は「タカナシ乳業」のサポートによって生まれました。開発時にこだわったのは、産地、乳脂肪分、製法の3つ。これらが三位一体となって、この新たな体験ができるんです。
ミルクの生クリームは、乳牛がストレスなく育ちやすい、北海道の根釧地区の牛乳を使用しています。しかも根釧地区は海沿いなので、乳牛たちは海風を浴びたミネラルたっぷりの牧草を食べているので、よりおいしい牛乳になるのだとか。

濃厚さとあと味のバランスを保つために、濃厚な生クリームとすっきりした生クリームの2種類をブレンド。試作では100通り以上の組み合わせを試したそうです。

また、スプレーやエスプーマを使えば一瞬でホイップできるところを、あえてゆっくりと丁寧に混ぜることで、適量の空気をクリームに混ぜてふんわりなめらかに仕上げています。だからこそ、口に入れた瞬間に濃厚な味わいが広がり、ほんのりした甘さだけが残ってくれるんですね。

 

チーズケーキはチーズと生クリームの相性抜群

次にいただいたのは、原宿店限定の「濃厚!生クリームチーズケーキ」(1058円)。こちらは先述の生クリームとクリームチーズ、少量の砂糖を混ぜたものが、さくさくのクッキー生地の上にたっぷり載ったケーキです。

濃厚!生クリームチーズケーキ(1058円)
濃厚!生クリームチーズケーキ(1058円)

 

このクリームチーズが本当に濃厚で、まったりした口当たりはレアチーズケーキのよう。クッキー生地との組み合わせも絶妙で、とても贅沢な気分になります。

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味が単調で飽きるのではという心配も、一緒に提供されるレモンソースをかければ解決。レモンの酸味が口のなかをすっきりさせてくれるので、また次々と口に運びたくなること間違いなしです。

 

インスタ映え抜群な「ミルキーソフトのパフェ」

実はお店に行く前に一番気になっていたのが、「ミルキーソフトのパフェ」(842円)。イメージどおりなソフトクリームのビジュアルは、インスタについアップしたくなりますよね。

ミルキーソフトのパフェ(842円)
ミルキーソフトのパフェ(842円)

 

こちらは根釧地区の「特濃ミルク」を使ったパフェで、ミルキーソフト、生クリーム、ミルクプリンの“ミルクづくし”な組み合わせにタピオカが加わっています。

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ソフトクリームはが本当に濃厚で、生クリームやミルクプリンと一緒に食べたときの幸福感たるや! 全体的に口溶けのいいものが多いですが、最後にタピオカのむにゅむにゅっとした食感も楽しめるので、満足感もあります。

ミルクは店舗によって食べられるメニューが異なっており、新宿店では「生クリームシェイク」(600円)も提供されています。さらに、11月オープン予定の立川店では、生クリームを使ったシュークリームも提供予定。クリスマスシーズンにはクリスマスケーキも登場するとのことです。

生クリームシェイク 600円
生クリームシェイク 600円

 

生クリーム好きな人にとっては夢のような生クリーム専門店ミルク。ぜひ一度足を運んで、その驚きの生クリームを堪能してみてください。

Shop Data

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生クリーム専門店 MILK 原宿 ジャスティン店

住所:東京都渋谷区神宮前3-25-18 THE SHARE1F
電話番号:03-5772-8858
営業時間:11:00~18:00
アクセス:JR原宿駅竹下口徒歩7分/地下鉄千代田線明治神宮前駅5番出口徒歩8分

ルミネエスト 新宿店

住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト1F
営業時間:平日 11:00~22:00/土日祝 10:30~21:30
アクセス:JR新宿駅中央東口改札または東口改札から徒歩1分

ルミネ 立川店(11月1日オープン)

住所:東京都立川市曙町2-1−1 ルミネ立川1F
電話番号:042-512-7373
営業時間:平日 10:00~21:00/土日祝 10:00~20:30
アクセス:立川駅改札連絡口より徒歩1分

 

取材・文・撮影=今西絢美