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進化が止まらない!美味しくて美しい、
東京のパフェ

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フルーツやクリームなど、多彩なスイーツが層になったパフェは、昔から人気のデザート。それがいま、さまざまな形で進化し、トレンドのひとつとなっています。今回は東京のなかで、特に注目度の高いパフェを提供するお店を紹介しましょう。

 

宝石のように美しいパフェを
手みやげでも楽しめる話題の新店

東急大井町線が通る世田谷区の等々力に、行列を生むスイーツ店があります。その店、「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」の、人気メニューのひとつが、“宝石”と称される美しいパフェ。

そしてこの秋、スイーツファンの間で大きな話題となったのが、隣にオープンした「ASAKO IWAYANAGI PLUS」です。コンセプトは、ジェラートやチョコレートなど、6つのカテゴリーをより深く表現すること。そのなかにはパフェも含まれており、同店ではテイクアウトのスタイルで味わうことができます。

「ASAKO IWAYANAGI PLUS」で提供されるパフェの名称は、「パルフェ アンポルテ」。フランス語で「テイクアウトパフェ」の意味。この日は定番2種と、旬のフルーツを使った2種の計4つがラインナップ。
「ASAKO IWAYANAGI PLUS」で提供されるパフェの名称は、「パルフェ アンポルテ」。フランス語で「テイクアウトパフェ」の意味。この日は定番2種と、旬のフルーツを使った2種の計4つがラインナップ。
「パルフェ アンポルテ」には、+432円でジェラートをのせられます。ジェラートも数種類があり、アラカルトの場合1スクープ(シングルのこと)540円~。
「パルフェ アンポルテ」には、+432円でジェラートをのせられます。ジェラートも数種類があり、アラカルトの場合1スクープ(シングルのこと)540円~。

「ASAKO IWAYANAGI PLUS」の店内には席がありませんが、外にテラスが用意されており、そこで「パルフェ アンポルテ」をはじめとしたスイーツを楽しめます。アーティスティックな美しさや、組み合わせたそれぞれの素材が生み出すおいしさは、やはり同店ならでは。シーズナルと定番の2品を紹介しましょう。

季節限定の「フレーズ」972円に、「ピスタチオ」のジェラート+432円をプラス。ミルクのブランマンジェやイチゴのコンポート、レモンジュレ、フロマージュブランなど、甘酸っぱい層とクリーミーな層のコントラストが魅惑的。
「包種茶 季節の柑橘」864円+「阿波番茶」のジェラート+432円。この日はミカンが用いられ、抹茶くずやエペスクリームなどとのアンサンブル。お茶の苦みや渋味をほんのり感じる大人なテイストに仕上がっています。

 

パフェやジェラートのほかには、冒頭で述べたチョコレート、クレープやガレット、焼菓子やタルト、コンフィチュールなども。また、ドリンクとのペアリングを訴求しているのも特徴で、パティシエールの岩柳麻子さんや専任のバリスタが選んだ日本茶やコーヒーを楽しめます。

ブランドのエスプリを感じさせる優美な「タルト」(486円〜540円)は、手みやげに人気のカテゴリー。
ブランドのエスプリを感じさせる優美な「タルト」(486円〜540円)は、手みやげに人気のカテゴリー。
ドリンクは、日本茶(540円~)とスペシャルティコーヒー(454円~)が用意。セットの場合108円引きに。
ドリンクは、日本茶(540円~)とスペシャルティコーヒー(454円~)が用意。セットの場合108円引きに。

本店でスイーツをゆっくり楽しんだあとに立ち寄ったり、気軽にパフェやジェラートを味わったり手みやげを選んだりと、訪れ方は多彩。思いおもいのシーンで贅沢なひとときを。

 

ASAKO IWAYANAGI PLUS

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所在地:東京都世田谷区等々力4-4-5
電話番号:03-6809-8355
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休み)
アクセス:東急大井町線「等々力駅」北口徒歩3分

 

新宿と銀座、各街で見つけた
個性が光る和洋のパフェ

世界一の乗降客数を誇る駅がある新宿、そして東京屈指の美食タウンといえば銀座。それぞれの街で個性的なパフェを展開しているのが、人気アパレル「SALON adam et rope’」運営の「SALON BAKE&TEA」と「SALON GINZA SABOU」です。

前者は2016年に誕生した商業施設「NEWoMan」にあって、アクセスも至便。“DELICIOUS FASHION”をテーマに、お洒落な雰囲気のなか、旬のスイーツをはじめパティシエが作る繊細な美食を楽しめます。

ここで紹介したいのが、南仏スイーツ「トロペジェンヌ」の名づけ親、ブリジッド・バルドーをイメージした、季節のパフェ。毎シーズン、旬のフルーツなどを駆使したビジュアルも美しいパフェを提供しています。

「パフェ オ ショコラ」(左)、「パフェ オ フレーズ」(右)。ともに1945円/ドリンク付き2376円。
「パフェ オ ショコラ」(左)、「パフェ オ フレーズ」(右)。ともに1945円/ドリンク付き2376円。

今冬は2種類を用意。「パフェ オ ショコラ」は、濃厚なチョコクリーム、チョコアイス、シュトロイゼル、カカオの香りを感じるチョコレート好きのためのパフェ。アクセントのフランボワーズが甘酸っぱさを演出します。

もうひとつの「パフェ オ フレーズ」はイチゴのアイス、イチゴのジュレ、イチゴのパンナコッタなどさまざまなイチゴを味わえる一品。サクサクのパイや、ホロホロのシュトロイゼルが、食感のメリハリで楽しませてくれます。

 

「SALON GINZA SABOU」も、2016年にオープンした人気の商業施設「東急プラザ銀座」にあります。こちらはその名の通り、日本の今と古きよき食文化を感じられる甘味・お食事処。全国各地の素材を生かした料理のほか、世界が注目する日本茶とともに、自家製の和スイーツも味わえる空間です。

そのなかでも有名なのが、日本庭園をイメージした枡入りの「茶房パフェ-日本庭園風-」。そのビジュアルやおいしさから、オープン時から人気を博してきましたが、今秋リニューアルを遂げました。白玉や粒あんが加わり、さらに味わい楽しいパフェに。

「茶房パフェ-濃いめ-」(左)1512円/お茶セット1945円、「茶房パフェ-日本庭園風-」(右)1296円/お茶セット1728円。
「茶房パフェ-濃いめ-」(左)1512円/お茶セット1945円、「茶房パフェ-日本庭園風-」(右)1296円/お茶セット1728円。

また、厳選抹茶を使用した、「茶房パフェ-濃いめ-」も新登場。こちらは国内の厳選した濃いめの抹茶を使用し、よりビターな味わいに。抹茶の苦味と香りを立たせ、抹茶の生チョコ、粒あんで甘さを引き出しています。

 

もともと洋風のデザートだったパフェが、いまや和の要素をまとって斬新に進化するまでに。銀座でお茶をする際は、ぜひこの驚きのひと皿を楽しんでみて。

 

SALON BAKE & TEA

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所在地:東京都新宿区新宿4-1-6 NEWoMan 3F
電話番号:03-6380-1790
営業時間:11:00~21:30(フードL.O.20:30、ドリンクL.O.21:00)
定休日:施設に準ずる
アクセス:JRほか「新宿駅」新南口直結

SALON GINZA SABOU

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所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 B2
電話番号:03-6264-5320
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:施設に準ずる
アクセス:東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」C2・C3出口徒歩1分

 

旬の果物を惜しげもなく贅沢に使う
フルーツパーラーならではの豪華さ

パフェの醍醐味のひとつが、旬のフルーツ。それを思う存分楽しむなら、フルーツパーラー系のお店がオススメです。都内には老舗をはじめさまざまな名店が存在しますが、旬のおいしさや新鮮さはもちろん、圧巻のビジュアルで人気を博しているのが「果実園リーベル」のパフェ。同店は目黒をはじめ新宿、東京駅などにもあり、2019年1月22日には「渋谷ヒカリエ」にもオープンします。

果実園とあるように、“常に身近に果物を感じていただきたい”という想いが込められた同店。旬の、熟した果物を最良の状態で出すことをモットーに、切りたて、搾りたてのおいしさを提供してくれます。「ズコット」という果物たっぷりのケーキや、フルーツサンド、パンケーキなど名物が数あるなか、高い人気を誇るのがパフェ。

「あまおうパフェ」3240円。
「あまおうパフェ」3240円。

その最大の魅力は、惜しげもない贅沢な盛り付け。定番のフルーツパフェも人気ですが、ぜひ食べるべきなのが旬の果物を使った季節限定パフェ。冬~春の時季はイチゴを使ったパフェがオススメで、12月中旬~5月上旬ぐらいまで提供される「あまおうパフェ」はファン垂涎です。

なかにはあまおうのアイス、バニラアイス、生クリーム、カスタードクリームがたっぷり。上からはチョコレートソースもかかります。
なかにはあまおうのアイス、バニラアイス、生クリーム、カスタードクリームがたっぷり。上からはチョコレートソースもかかります。

あまおうは、福岡が誇るブランドイチゴ。粒の大きさや豊かな甘味が特徴ですが、同店の「あまおうパフェ」は約2パックも使うというボリュームからして圧倒的。グラスにはぎっしりとあまおうが敷き詰められ、上にも満開の花のようにちりばめられます。イチゴ好きな方は、ぜひお試しあれ。

 

果実園 リーベル 目黒店

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所在地:東京都目黒区目黒1-3-16 プレジデント目黒ハイツ 2F
電話番号:03-6417-4740
営業時間:月~土曜7:30~23:00、日曜7:30~22:00(各L.O.30分前)
定休日:なし
アクセス:JRほか「目黒駅」西口徒歩4分

 

札幌の“シメパフェ”文化を
東京に広めた開拓者

パフェを取り巻くトレンドのひとつに、札幌発祥の“シメパフェ”があります。現地ではお酒を飲んだ後にラーメンなどの炭水化物ではなく、パフェでシメるという文化が90年代から少しずつ浸透。2015年には、パフェをメインに掲げる夜営業のお店が目立つように。

やがてこの流れが、2017年ごろには東京にも。火付け役といわれているのが、渋谷に2017年9月30日オープンした「夜パフェ専門店 Parfaiteria beL」(パフェテリア ベル)です。

なぜなら同店は、ブームのおひざ元である札幌を拠点に、現地で3つの夜パフェ専門店を展開しているから。専門店ならではの味とビジュアル、また激戦区で人気を集めてきた実力の高さもあって、東京でも多くのファンを獲得しています。

 

パフェは素材から厳選。乳製品は基本的に北海道産を使用し、フルーツは旬のものを多く採用。そのため、すべてが期間限定です。いまの代表的なメニューを紹介しましょう。

「栗とハスカップと山椒」1600円。ラム酒を効かせたモンブランクリームのなかにハスカップソルベが入り、酸味がアクセントに。
「栗とハスカップと山椒」1600円。ラム酒を効かせたモンブランクリームのなかにハスカップソルベが入り、酸味がアクセントに。
「泡、時々いちご」1900円。シャンパンの球体ゼリー、シャンパンムース、シャンパンジュレを駆使。甘酸っぱいイチゴと、すっきり辛口のシャンパンがマッチしています。
「princess belle」1800円。美女と野獣のローズをイメージして作られた、グラス内の花が印象的なパフェ。

甘さの強弱、酸味の強弱、苦みなどの全体バランスを計算することはもちろん、夜パフェならではのこだわりのひとつが、重くないテイスト。お酒を飲んだ後でもさっぱり食べれるよう、甘さは比較的抑えられています。

そして、多くのメニューにリキュールやワインなどのアルコールを用いることも特徴。また、お酒を含むドリンクも豊富なので、飲み足りないときの2軒目にもうってつけ。この冬、渋谷で飲む機会があったら、ぜひ同店にも訪れてみてはいかがでしょうか。

 

夜パフェ専門店 Parfaiteria beL (パフェテリア ベル)

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所在地:東京都渋谷区道玄坂1丁目7-10 新大宗ソシアルビル3F
電話番号:03-6427-8538
営業時間:月〜木曜17:00〜24:00、金曜・祝前日17:00〜翌1:00、土曜15:00〜翌1:00、日曜・祝15:00〜24:00(各L.O.30分前)
定休日:なし
アクセス:JRほか「渋谷駅」南口徒歩4分

 

 

取材・文=中山秀明 撮影=真名子[ASAKO IWAYANAGI PLUS]、我妻慶一[リーベル]