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ストレスフルな日は映画や音楽でシャットダウン!ひとり時間を創り出す
2018年注目の「ネックスピーカー」

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現代社会はストレスにあふれています。そんなストレスと上手く付き合うために、ヨガで身体を動かしたり、アロマテラピーで気持ちをリラックスさせたりと、誰しも自分だけのストレス解消法を持っているもの。そのひとつとして忙しい女性にオススメしたいのが、「週末だけのマイシアター」時間を作ることです。

映画館まで足を運んで映画を見ると、なぜか終わったあとに心が軽くなっていることはありませんか? “映画の世界”に入り込んでいると、そのあいだは仕事の悩みや日常生活の細々としたことが頭を離れます。わずかな時間だけでも悩みから離れられると、心が軽くなって、再び悩みに直面したときに、より冷静に対処できるようになれるのです。

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仕事を終えた金曜の夜や土曜の午後など、まとまった時間が作れるときに、見たかった映画や録画しておいたドラマをまとめて視聴している人は多いはず。映画館にひとりで足を運ぶのはハードルが高くても、自宅でなら、他の人の目を気にせずたっぷり楽しめますね。

見る作品はどんなジャンルでもOK。何を見るかだけでなく、“どれだけ没頭できるか”が重要になってくるので、好きな俳優が出ている、前から気になっていた、などの理由で選びましょう。

 

“映画館”の環境に近づけるのがポイント

せっかくマイシアター時間を作るなら、没入感を高める工夫を凝らして、より効果的にストレスを解消したいですよね。キーワードはズバリ、「映画館の環境に近づけること」。映画館は、作品への没入感を高めるためにさまざまな工夫がされているので、その方法を真似て自宅で同じような環境を作ることで、映画館に足を運べないときでも、映画館で見るのと同じような効果が期待できるのです。

そこで、ストレスを解消するための「マイシアター」作りのポイントは3つ。

1.部屋はなるべく暗くして
映画館では、上映前に照明を落として館内を暗くしますね。これは、映写機で映す画面をより明るく鮮明に見せる目的以外に、スクリーン以外が視界に入らないようにして、作品への没入感を高める効果もあります。自宅で“上映”を始める前には、カーテンをしっかり閉めて外光を防ぎ、室内の照明を落として部屋を暗くしてみましょう。時間帯も昼間より夜のほうがオススメ。これだけで没入感が全然違ってきますよ。

2.スマホの電源はオフに
映画館ではスマホの確認は厳禁ですね。他人の邪魔にならないようにするのはもちろん、スマホ片手に映画を見るといまいちストーリーが頭に入ってきません。「マイシアター」でも、見始める前にスマホの電源を切るか、機内モードにしておくことをオススメします。

3.“ながら見”は極力避けましょう
女性の視聴スタイルでありがちなのが、家事をしながら、掃除をしながら、電話をしながら、スマホを見ながら……という“ながら見”視聴です。録画しておいたドラマを再生しながら友達とSNSで会話していると、ついそっちに夢中になってしまい、あとから「いまのってどういう話しだったっけ?」と、ぼんやりとしか覚えていないということ、ありませんか? 日常のストレスを解消するためには、日常から離れる時間を持つことが重要ですから、「マイシアター」のあいだは“ながら見” は控えましょう。

 

没入感を高めるならサウンドにもこだわりを

作品への没入感を高めるためには、大画面や画質といったビジュアル面の要素以外にも、サウンドも重要になります。映画館のように大音量で視聴することは没入感を高めるために役立ちますが、自宅で見る場合、時間帯によっては大きな音は出しづらいもの。かといってイヤホンやヘッドホンを使用すると、コードの長さに制限があり窮屈に感じたり、周囲の音が聴けない不便さを感じたりします。

そこでオススメなのが、2018年の大ヒットアイテム「ネックスピーカー」。これは肩にワイヤレススピーカーをかけることで、ケーブルがいらず自由に動くことができ、耳を塞がないので視聴中も周りの音が聞けて、さらに音量を上げても周囲に迷惑がかかりにくい、というメリットがあります。

【メリット】
・ケーブルがいらず自由に動ける

・耳を塞がないので視聴中も周りの音を聞き取れる
・音量を上げても周囲に迷惑がかかりにくい

今年に入って、とあるテレビ番組で紹介されたことをきっかけに大ヒットとなった「ネックスピーカー」ですが、今回はそのなかでも人気の3モデルを、モノ・コト・暮らしのニュースメディア「GetNavi」のオーディオ担当エディター、一條 徹さんに紹介していただきます。それぞれに特徴があるので、自身の使い方に合ったものを選んでみて。

 

テレビで映画を見るならコレ!

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ソニー「SRS-WS1」
オープン価格(実売価格2万6840円)

テレビに送信機を装着し、ワイヤレスで音声を伝送して再生できるネックスピーカー。耳元で広がる迫力のサウンドを一人で手軽に楽しめます。背中から鎖骨へのラインに沿ったアーチ形状とインナークッションにより、長時間の装着しても疲れにくく快適です。1つの送信機に対し、最大2台まで同時接続が可能なので、家族や友人と一緒に楽しむこともできます。スマホなどに接続する場合は、付属の音声ケーブルを使用します。

SPEC
●実用最大出力:1W+1W
●スピーカーユニット:30mm径スピーカー×2
●付属品:送信機、充電台、ACアダプター、音声ケーブルほか
●サイズ:約W210×H75×D205mm

↑装着イメージ

【聴いてみると……
ふわりと広がる音質で映画鑑賞にピッタリ!

「肩にかけたスピーカーから耳を包み込むように音が広がるので、音が近くに感じられて迫力が倍増! テレビのスピーカーで聴くより音の立体感も感じられます。また、低音に合わせて本体が振動するので、より作品の世界に没入できますよ」(一條さん)

↑上部に設けられたスリットにより、耳元で広がるサウンドを体感できる。
↑上部に設けられたスリットにより、耳元で広がるサウンドを体感できる。

 

スマホ・タブレット視聴派にはコレ!

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ボーズ「SoundWear Companion speaker」
オープン価格(実売価格3万4560円)

スマホやタブレットなどとBluetoothで接続して使うワイヤレススピーカー。両側に配置された上向きスピーカーと、首元に搭載する独自技術「ウェーブガイド」の組み合わせで、深みのある豊かなサウンドを実現。15分の充電で最大2時間再生できる急速充電に対応しています。防滴仕様のため、夏場に汗をかいて濡れてもOK。テレビの音声を再生するためには、別途Bluetooth送信機を用意する必要があります。

SPEC
●接続端子:Micro-B USB入出力端子
●付属品:本体カバー(ブラック)、充電用USBケーブル
●対応アプリ:Bose Connect(無料)
●サイズ:約W178×H190×D44mm

↑装着イメージ
↑装着イメージ

【聴いてみると……】
軽量で首や肩への負担がほとんどなくて快適!

「本体が柔軟に曲げられるので装着しやすく、フィット感もバツグン! ボーズらしい低音の迫力と広がりのあるサウンドで、映画やライブ映像などを臨場感たっぷりに楽しめます。スマホなどと組み合わせて手軽に使えるBluetoothタイプなので、音楽を聴きながら家事を行うといった使い方も」(一條さん)

↑両端にあるドライバーユニットが上向きに設置され、音が耳に向かって一直線に届く設計。
↑両端にあるドライバーユニットが上向きに設置され、音が耳に向かって一直線に届く設計。

 

スマホでもテレビでも使いたいならコレ!

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JBL「JBL SOUNDGEAR BTA」(Bluetooth送信機同梱)
オープン価格(実売価格1万9140円)

老舗オーディオブランドJBLのネックスピーカーは、テレビでもスマホでも使える両用タイプ。スマホやタブレットとBluetoothによるワイヤレス接続ができるほか、テレビに接続するBluetooth送信機を同梱しており、テレビの音声もワイヤレス再生可能です。31mm径スピーカー4基とバスブーストのユニットを搭載し、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。Bluetooth送信機を同梱しないスピーカー単独モデルも用意されています。

SPEC
●実用最大出力:3W×2
●インピーダンス:32Ω
●スピーカーユニット:Φ31mm径スピーカー×4、バスブーストユニット
●付属品:Bluetooth送信機、microUSBケーブル
●サイズ:約W210×H75×D205mm

↑装着イメージ
↑装着イメージ

【聴いてみると……】
JBLらしい豊かな低域が気持ちいい

「勢いのある元気なサウンドはJBLならでは。また、バスブーストを搭載しているおかげで低音が振動となって伝わり、映像の臨場感が高まります」(一條さん)

↑テレビでもスマホでも、ワイヤレスで使える。
↑テレビでもスマホでも、ワイヤレスで使える。

 

いずれの製品も、映画や海外ドラマなどをより臨場感たっぷりに楽しめるので、テレビ視聴がメインの方はソニーかJBLを、スマホやタブレット視聴が多い方はボーズかJBLを、というように視聴スタイルに応じて選ぶことをオススメします。

最新のネックスピーカーを使えば自宅で見る映画や海外ドラマにより一層没入でき、手軽に「マイシアター」の時間を作ることができます。ぜひ試してみて下さい。

Profile

オーディオビジュアル分野専門エディター / 一條 徹

デジタルモノ誌「GetNavi」のオーディオビジュアル部門を担当。デジタル製品好き・新しいモノ好きが高じ、繊維メーカーの営業職から編集者に転職した異色の経歴の持ち主。常に一般読者の視点を意識した「マニアックになりすぎず、誰にでもわかりやすい記事」をモットーとし、最新のデジタル製品やオーディオ製品について、的確なアドバイスを行う。