“インスタ映え”という言葉が流行語になるほど、InstagramをはじめとしたSNS(ソーシャルネットワークシステム)は、私たちの生活と深いかかわりをもつツールとなっています。そんなSNSでのコミュニケーションに欠かせないのが写真。スマートフォン(以下スマホ)の進化に伴って、カメラ機能も格段に向上しており、「いいね!」を求めてプロ顔負けのインスタ映えショットを撮りまくっている、という方も多いのでは?
料理に風景、子供の成長……。気づけば、スマホのストレージに写真は溜まる一方。手軽に撮影できるようになったのはありがたいことですが、一方で困るのが、この写真の保存です。スマホの容量が大きくなってきたとはいえ、撮影する写真の枚数も増えているので、結果的にスマホがパンク状態に。そこで活用したいのが、データを外部で保存してくれるクラウドサービスです。
スマホ本体ではなく外部のクラウドに保存。
無料で使えるサービスを積極的に活用しよう
そもそも、容量が足りない という問題は、スマホ本体の中に写真を保存しようとした場合に起こるもの。ならば、スマホ以外の場所にデータを移してしまえば、容量に関係なく、写真を保存しておくことが可能です。しかも、一定の容量までなら無料で使えます! 代表的なクラウドサービスと無料枠は以下のとおり。
- Dropbox/2Gまで無料
- One Drive/5Gまで無料
- Google Drive/15Gまで無料
- Amazon Drive/5Gまで無料
なかでも利用者数が多いのが「Dropbox」です。写真に限らず、あらゆるデータを集約できるため、必要なものがすぐに見つかるのでとても便利! しかも、すべてのデバイスで安全に同期されるため、いつでもどこでも簡単にアクセス可能。ただ写真を外部保存するだけではなく、整理もできるので、ファイル探しで時間を無駄にすることもなくなります。
スマホは、パソコンで言えばデスクトップのようなもの。デスクトップとは、読んで字のごとく“机の上”。つまり、スマホに写真データ、つまり画像を保存しておくということは、机上に写真を出しっぱなしにしておくのと同じことです。そこで、溜まった画像を専用の“フォルダ”に入れて棚にしまいましょうというのが、クラウドサービスなのです。クラウドサービスに写真を移してスマホ内のデータを削除していけば、容量オーバーの心配はなくなります。
最近、保存している画像が増えてきたなぁとお考えの方は、まず無料で使えるクラウドサービスを利用されてみてはいかがでしょう?
LINEでグループを作れば写真の共有にも便利
無料と言えば、とてもタダとは思えないクオリティーのコミュニケーションツールとして、すっかり定着している無料通信アプリ「LINE」にも、写真の保存に便利な機能が備わっています。
たとえば「LINE」のkeep機能。このフォルダに保存すれば、クラウドサービスと同じかたちで外部に写真の保存が可能です。
そのほか、「LINE」ならではの使い方として、アルバムの活用があります。「LINE」には、特定のグループでメッセージを共有できるシステムが備わっているのですが、たとえば、そのグループでパーティーを開いたり旅行に行ったりしたときの写真を、グループ「LINE」のアルバムにアップロードすれば、グループ全員で写真を共有できます。グループそれぞれが写真をアップロードすれば、ほかのメンバーが撮影したショットもとっておくことができるので、楽しさも倍増! 容量を気にせず、気の向くまま撮影を楽しめるわけです。
次は、ファミリーにうれしい写真管理アプリをご紹介しましょう。