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累計12万部超『おぼん献立』著者の愛用品をセレクト毎日の自炊に”ときめき”を与える
おすすめの「おぼん」と「食器」

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新生活スタート直後はちょっぴりワクワクした自炊も、毎日となると疲れや義務感が出てきて大変ですよね。そんなとき、料理へのモチベーションを「おぼんと食器」で上げる手があります。

累計12万部超の人気料理本『一汁三菜 おぼん献立』の著者であるHidekaさんは、まさに「おぼんを使うようになってから食事がもっと楽しみになり、料理の幅も広がった」と語ります。実体験を踏まえ、おぼんの魅力や使い方のコツ、初心者でも失敗しない選び方のポイント、おすすめブランドなどについてうかがいました。

おぼんに料理をのせることでレシピの幅も広がり、食卓が華やかに

Hidekaさんがおぼんを生活に取り入れるようになったのは、Instagramがきっかけ。最初はその日に作るレシピを探すのが目的でしたが、あるとき「おぼんに整然と並ぶ、かわいらしい料理の写真」に目を奪われ、自分も同じようにやってみたくなったと言います。

「おぼんを使うと配膳が楽になるのはもちろん魅力ですが、一番の良さは『何をのせても様になる』点にあると思います。私の場合は『カフェで食べるごはんみたいでかわいい!』というときめきが、料理を続ける原動力になりました。ここに何を乗せようか、と考える時間がとても好きなんです」(Hidekaさん、以下同)

さらに、おぼんは“栄養のガイドライン”的役割も果たしてくれるそう。限られたスペースに食器を並べていくと、「ここがちょっと空いているな、副菜(野菜)が足りていないかも、と気づくきっかけになります」とHidekaさん。

もう一つ、食べこぼしでテーブルを汚さないのも大きな利点です。使用後はおぼんにアルコールスプレーを吹きかけ、ペーパーでサッと拭き取るだけなのでメンテナンスも簡単。Hidekaさん愛用のおぼんは、「約6年間ほぼ毎日のように使っていますが、まったく壊れず長持ちです」。

おぼん、とネット検索すると候補がたくさん出てきます。Hidekaさんも数多くのおぼんを持っているのかと思いきや、「数種類あるだけでもじゅうぶんで、飽きが来ない」のだとか。おすすめのおぼんやブランドを教えてもらいました。

・Salut!(サリュ)「フラワー木製トレイ」/1,650円(税込)

株式会社パルのインテリア雑貨ブランド「Salut!(サリュ)」が販売している、お花型のおぼん。リーズナブルなのに厚みがあって丈夫で、普段使いからおもてなしシーンまで活躍できるデザイン性の高さも魅力です。

・みよし漆器本舗「半月盆」36cm/2,351円(税込)

和歌山県の株式会社三好漆器が手がける、木目調の丈夫な半月盆。和テイストな印象がありつつ、洋食や中華の料理をのせてもマッチするため使い勝手が良いそう。

Hidekaさんは普段、ネット通販で「おぼん ナチュラル」、「おぼん 丸」、「おぼん 半月盆」といった検索キーワードを入れて好みのおぼんを探しているそうです。おぼん初心者はサイズやデザイン性、素材など、何に気を付けて選ぶのが良いのでしょうか。Hidekaさんの経験談を踏まえて教えてもらいました。

・サイズ
迷ったら、直径36cmくらいのお盆がおすすめです。大きめのサイズなのでメインのお皿に副菜、お茶碗や汁椀までしっかりのせても窮屈にならなくて、盛り付けのバランスが取りやすいです。

・デザイン性
四角いおぼんもシンプルで使いやすいですが、食卓をおしゃれな雰囲気にしたくて、私はお花型や半月型のおぼんを愛用しています。少しデザイン性があると、食卓があたたかくてやわらかい雰囲気になると思いますよ。

・素材
明るく、あたたかみのある木目素材のおぼんなら、どんなテーブルに置いても悪目立ちせず、食卓にマッチするので使いやすいです。また、フチがあると食器のずり落ちを防いでくれるのと同時に、立体感が出るので料理がよりおいしそうに見えます。

“おぼん献立”がもっと楽しくなる「スタイリング」のコツ

料理をおいしそうに見せるうえで、Hidekaさんは「おぼん上での配置(スタイリング)に気を配るのも重要」と言います。パズルの隙間を埋めるように考えることがポイントなのだとか。

「まずは何をメインに食べたいかを決め、それをのせる大きめのお皿をおぼんに置いてみましょう。おぼん手前にはお茶碗とお椀を置くことがほとんどなので、収まりのいい小鉢や小皿で残りのスペースを埋めるように配置していきます。お皿と料理のボリュームが偏らないよう、左右対称を心がけるとバランスが良くなります。ただメイン皿の形によっては、左か右に寄せてアシンメトリーにするのも素敵ですね」

同じ36cmの半月盆を使い、Hidekaさんに2つの配置パターンを考えてもらいました。メイン皿のデザインとサイズ、食器の使用点数、そして置き場所がちょっと違うだけで印象がガラリと変わります。

メイン皿を中央上部に据え、左右対称を意識して配置したパターン。
メイン皿が楕円なので、あえて左に寄せたアシンメトリーのパターン。

もう1パターン、Salut!の「フラワー木製トレイ」に食器を左右対称に配置した場合はこうなります。

メイン皿を左に寄せつつ、右側に小鉢・小皿を複数配置することでバランスを取ったパターン。半月盆よりもサイズが小さく、使う食器の数が多いのに窮屈さがない理由は「高さ」にあります。食器の高さをできるだけ揃え、デコボコしないようにするとまとまりが生まれるそう。

ここに料理を盛り付けると、このようになります。今回のメイン料理(写真、左上の皿)は『おぼん献立』に掲載されているレシピのなかでも大人気で、Hidekaさん自身もよく作るという「厚揚げ豆腐の肉巻き」です。中央のプチトマトは小さいながら、存在感が抜群。緑や黄の食材もバランス良くちりばめられ、視覚的にも栄養的にも調和が取れた献立です。
「私は、おぼんも食器もわりと好みがはっきりしていて、あたたかみのある風合い・マットな質感・シンプルなデザインで揃えています。そのため、おぼんにのせたときも自然とまとまりやすいんだと思います」

色合いや質感が統一された、Hidekaさんの食器類。

同棲しはじめの頃は、コスパが良くて揃えやすい『NATURAL KITCHEN』をよく使っていて、今は『HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)』を少しずつ集めています」

そう語るHidekaさんは現在、自身のブランド「Napüa(ナプア)」にも注力し始めています。

「肉じゃがを入れるのにちょうどいい、少し深みのある器が欲しかったんです。そんな日常の『あったらいいな』を形にしました。器は“焼き”で雰囲気が大きく変わるので、いろいろな産地を見ながら悩んで決めました。やわらかくてあたたかみのある雰囲気が好きで、たどり着いたのが瀬戸焼きです。構想から形になるまで、約1年かけた自信作です」

今販売しているのは、手のひらサイズでほどよい深さがある「なみなみ中皿」。花のような優しい風合いのデザインで、煮物や焼き物、取り皿など、毎日の食卓で幅広く使えます。カラーは白すぎない「ホワイト」と「ライトグレー」の2色展開です。


「おぼんのおかげで、私の日々は本当に豊かになりました。好みに合う素敵な食器を買い集めるようになったのも、料理の幅が広がったのも、おぼんがあったから。料理をきれいに盛り付け、完成したおぼん献立を見て自分自身がときめくのはもちろん、一緒に食べる相手が喜んでくれることも本当にうれしいです。
お気に入りのアイテムをぜひ見つけて、『これを使って、料理を楽しく頑張ろう』と思える方が増えたらいいなと思いますね」

質感や色合いを揃えてみる、汎用性の高いサイズやデザインにする――Hidekaさんが教えてくれたポイントは、初心者でもすぐ取り入れられるものばかり。ぜひ参考にしながら、ときめくおぼんや食器を見つけてみては。

Profile

Hideka

1997年生まれの料理クリエイター。夫との2人暮らしの晩ごはんを発信しており、簡単で作りたくなるレシピ動画が話題。かわいい盛りつけも人気でSNS総フォロワー数240万人を超える(2026年4月現在)。Instagram:instagram.com/hideka_cooking
YouTube:https://www.youtube.com/@hideka_cooking

『一汁三菜 おぼん献立』(ワン・パブリッシング)
著者:Hideka
定価:1,540円(税込)

取材・文=藤原綾香 撮影=真名子