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社寺の緑を愛でながらいただこう。知っておきたい、御朱印のイロハ

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さて、そんな御朱印を集めるのにもってこいのチャンスがあります。京都の由緒ある社寺10社をめぐる、新緑のシーズン限定の御朱印拝受ツアーです。

 

古都の社寺を巡り御朱印をいただく

京都といえば、春の桜か秋の紅葉。そんなイメージが強いのですが、実は合間のシーズンにも京都の美しさを充分に堪能できることは、まだあまり知られていません。

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京都の1年を通して大きな寒暖差が奏功して、秋は赤々と色づく紅葉が、春に新しい葉をつけ徐々に葉の緑が色濃くつやを増していく、これもまた美しい季節なのです。緑の色合いを変化させながらも春から夏まで長く楽しめるので、前々から予約し予定を合わせて出かけたのに時機を外してしまった……そんなハズレがないのも、またオフシーズンなので人も少なめで交通機関にもホテルにも比較的余裕があるのもうれしいところです。

近年は、この“青もみじ”に合わせて特別拝観や庭園のライトアップを行う社寺も増えています。そういったチャンスを生かして、社寺をめぐって歴史や美しさにふれながら御朱印をいただきましょう。それこそ御朱印をいただく本懐というものですね。

 

貴船神社

全国に500社ある「貴船神社」の本社。鴨川の源流に位置して、水、降雨・止雨を司る龍神、高龗神(たかおかみのかみ)を祀っており、1300年前には建て替えが行われたと伝わるほど、起源は古くまでさかのぼります。

所在地=京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号=075-741-2016
受付時間(御朱印の授与)=9:00〜17:00 ※ライトアップ期間中は時間延長
http://kifunejinja.jp/index.html

↑本宮につながる石段の灯篭と青もみじのコントラストが美しい。
↑本宮につながる石段の灯篭と青もみじのコントラストが美しい
↑特別御朱印では、左下に青もみじと、同社が水神を祀っていることにちなんだ波紋をかたどった印が押される
↑特別御朱印では、左下に青もみじと、同社が水神を祀っていることにちなんだ波紋をかたどった印が押される
↑上写真の参道など、神社の各所を照らし出す「新緑のライトアップ」も期間限定で実施(2018年5月26日・27日、夕暮れ〜20時)
↑上写真の参道など、神社の各所を照らし出す「新緑のライトアップ」も期間限定で実施(2018年5月26日・27日、夕暮れ〜20時)
↑絵馬発祥の地とされる同社。このシーズン限定で、青もみじの絵馬が登場する
↑絵馬発祥の地とされる同社。このシーズン限定で、青もみじの絵馬が登場する
↑京都市内の料亭の料理人たちも汲みにくるという神水
↑京都市内の料亭の料理人たちも汲みにくるという御神水

 

宝厳院

臨済宗天龍寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつ。素朴な茅葺の山門と、室町時代に嵐山を借景として作られた回遊式庭園が有名です。この庭園「獅子吼(ししく)の庭」へは、春と秋の特別拝観時のみ入場できます。

所在地=京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号=075-861-0091
春の特別拝観=3月17日〜6月30日
営業時間=9:00〜17:00
http://www.hogonin.jp/

↑庭の中央部にある、獅子がうずくまっているような形の巨石「獅子岩」。ちなみに「獅子吼の庭」の“獅子吼”とは、仏が説法するという意味だとか。庭を散策しながら、人生の心理や道を肌で感じ、心を癒すという
↑庭の中央部にある、獅子がうずくまっているような形の巨石「獅子岩」。ちなみに「獅子吼の庭」の“獅子吼”とは、仏が説法するという意味だとか。庭を散策しながら、人生の心理や道を肌で感じ、心を癒すという
↑特別御朱印では、「獅子吼の庭」をプリントした厚めの紙を使用している
↑特別御朱印では、「獅子吼の庭」をプリントした厚めの紙を使用している
↑苔むして禅宗らしい素朴さが感じられる茅葺門。御朱印は門を入って左の寺務所で受けられる
↑苔むして禅宗らしい素朴さが感じられる茅葺門。御朱印は門を入って左の売店で受けられる

 

常寂光寺

百人一首にも詠まれた“小倉山”は、当時京都中心部から牛車などで日帰りできる観光地として貴族に愛された場所。ここ日蓮宗・常寂光寺の土地には、平安時代に藤原定家の山荘「時雨亭」があったとされています。

所在地=京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号=075-861-0435
拝観時間=9:00〜17:00
http://www.jojakko-ji.or.jp/

↑ふもとにある仁王門。仁王像は、運慶作とされている
↑ふもとにある仁王門。仁王像は、運慶作とされている
↑特別御朱印は黄色の紙に書かれている。これは、かつて経文など寺の重要な書物に、虫除けのために使っていたウコン紙をモチーフにしたものだとか
↑特別御朱印は黄色の紙に書かれている。これは、かつて経文など寺の重要な書物に、虫除けのために使っていたウコン紙をモチーフにしたものだとか
↑庭園が小倉山の傾斜地に広がっており、てっぺんの展望台まで登ると、京都市内を見渡す抜群の眺望を拝める
↑庭園が小倉山の傾斜地に広がっており、てっぺんの展望台まで登ると、京都市内を見渡す抜群の眺望を拝める
↑嵯峨野名物の竹林と、青もみじの競演が見事
↑嵯峨野名物の竹林と、青もみじの競演が見事

 

Information

「古都京都の青もみじ&御朱印めぐり」

 

新幹線の往復チケットと特別御朱印授与券、その御朱印めぐりに便利な1dayチケットがセットになったプラン。上記3社寺をはじめ京都市内の10社寺(上のほか、下鴨神社、河合神社、神護寺、東福寺、曼殊院門跡、東寺、北野天満宮)とコラボレーションしており、各所で特別御朱印が受けられます。

↑京阪電車・叡山電車1dayチケット(特別版)、京都地下鉄・嵐電1dayチケット。さらに特別御朱印授与券2枚が付き、10社寺から2ヶ所でこのツアーだけの特別御朱印を受けられる。3ヶ所目以降の社寺でも、台紙を提示すれば代金を払って拝受が可能
↑京阪電車・叡山電車1dayチケット(特別版)、京都地下鉄・嵐電1dayチケット。さらに特別御朱印授与券2枚が付き、10社寺から2ヶ所でこのツアーだけの特別御朱印を受けられる。3ヶ所目以降でも、台紙を提示すれば代金を払って拝受が可能

 

また6月中旬までの限定開催日のみ、通常非公開の瑠璃光院が庭のもみじをライトアップしており、このツアーのオプションとして、予約で参加が可能。この機会に訪れてみては?

瑠璃光院

岐阜の浄土真宗無量寿山光明寺を本坊とする支院。水を引き入れた庭園が美しく、特に2階の書院にあるテーブルに写り込んだ「瑠璃の庭」は、SNSでも話題。通常非公開ですが、春と秋のみ特別拝観を行っています。

所在地=京都府京都市左京区上高野東山55
電話番号=075-781-4001
春の特別拝観=4月15日〜6月15日
拝観時間=10:00〜17:00
ライトアップ実施日=2018年5月26日・27日、6月2日・3日・9日・10日
ライトアップ時間=19:00〜20:30
※ライトアップは別途予約が必要です
http://rurikoin.komyoji.com/
http://souda-kyoto.jp/travelplan/rurikoin_yase_sp/

↑今回初めて、自慢の庭園がLEDでライトアップされる。日中は冴え冴えと美しい青もみじが幽玄な雰囲気に一変
↑今回初めて、自慢の庭園がLEDでライトアップされる。日中は冴え冴えと美しい青もみじが幽玄な雰囲気に一変。ライトアップ各日人数限定
↑瑠璃光院の徒歩圏内にある「八瀬もみじの小径」も同時にライトアップ。こちらは公道なので、予約不要
↑瑠璃光院の徒歩圏内にある「八瀬もみじの小径」も同時にライトアップ。こちらは公道なので、予約不要

 

撮影・取材・文=@Living編集部