08.【つまみ付き通販】
味が多彩なクラフトビールは、フードペアリングも楽しみのひとつ。組み合わせの妙をお取り寄せのセットで叶えてくれるサービスが、コロナ禍で急増中です。
気軽に旅行へ行きづらいいまこそ、ご当地のつまみとビールを一緒に楽しむ機会は貴重です。初めて飲むクラフトビールでつまみ選びに悩まなくていいのも、セットで買うメリットでしょう。ビール好きの人へのプレゼントにもおすすめです。
生産地を盛り上げるべくコラボ! 研究家の特別なソーセージが美味
ファーイーストブルーイング
「自然派ソーセージ“hayari”のソーセージとビールのペアリングセット」
6930円
ブルワリーの拠点がある山梨県を盛り上げるべく、同県の現代ソーセージ研究家とタッグを組んだ試み。化学調味料不使用の自然派ソーセージ4本と、それらに合うビールが4本届きます。
サンクトガーレン
「金賞地ビール+本厚木名物 とん漬け 詰め合わせギフトA」
3938円(豚漬け2枚セット)
神奈川県・本厚木の生産者同士が手を組んだギフト。品評会で入賞したクラフトビール3種類を2本ずつと、豚肉のみそ漬けが届きます。豚肉は、お茶やビールの麦芽粕、小麦をエサに混ぜて育てた、桃のように甘い桃茶豚を使用。
T.Y.HARBOR BREWERY
「定番クラフトビール5本セット+オリジナルナッツkenka4種」
6230円
系列に複数の人気レストランをもつブルワリーという強みを生かした、オリジナルナッツとビールのセット。ナッツはトムヤムクン味や抹茶味など個性派揃いで、未知なるペアリングが楽しめます。
09.【ビール専用水筒】
アメリカのポートランドを中心に人気が広まったといわれる“グロウラー”(ビール専用水筒)のトレンドが、日本にも到来。炭酸が抜けにくい構造のため、クラフトビール専門店などで樽生ビールを詰めてテイクアウトできます。
コロナ禍で、お酒のテイクアウトが一時規制緩和(※)され、クラフトビールの持ち帰りがファンの間で流行。量り売りOKの酒販店や、クロウラー(缶に詰める)の店も増えているので、今後ますます注目が集まるはず!
※「料飲店等期限付酒類小売業免許」のこと。原則としてビールのテイクアウト販売が許されているのは、酒販店やブルーパブ(醸造所併設店)のみ
炭酸の抜けを防いでビールをおいしく持ち運べる
スタンレー「クラシック真空グロウラー」
7150円(1L)、8800円(1.9L)
創業100年を超える、真空スチールボトルの超名門。掛金付きのスクリューキャップが炭酸ガスの抜けを防ぎ、保冷は10℃以下を24時間キープ。サイズは1Lと1.9Lがあり、後者は2色展開。
ハイドロフラスク「64オンスグロウラー」
9350円(1.9L)
ステンレスが二重になった真空断熱構造で、保冷は最大24時間、保温は最大6時間効果をキープ。炭酸の持ち運びに優れた独自のキャップや、注ぎやすい流線形のハンドルを採用しています。全4色展開。
ドリンクタンクス「グラウラー2.0 64onz オブシディアン」
1万8150円
高級食品用ステンレスを重ねた真空断熱構造とロックキャップで、安定した冷たさを約束。サイズは64oz(1.9L)のほか0.95Lと3.8Lがあり、カラバリは10種。別売りのキットを付けるとサーバーとして使えます。
10.【オンラインビール講座】
工場見学やビール講座の直接体験が難しくなったコロナ禍に、オンラインでの代替サービスが登場。内容はもちろん価格的にも良心的なコンテンツになっていて、遠方に住むビールファンにも大好評。
通常は入れない場所を見ることができたり、ゲーム感覚でビール造りを学べたり、工場見学の経験がある人でも満足できるコンテンツが続々と登場しています。特に有料のセミナーは試飲セットが自宅に届くのでおすすめ。
RPGのような世界観でプレモル造りを学べる
サントリービール
「冒険型ビール工場体験 BEER iLAND」
無料
アバターを操作して架空の島を巡り、ビール造りを体験できるRPG型コンテンツ。住人との会話や動画を通して、「ザ・プレミアム・モルツ」の素材のこだわりや製造工程を学べます。
360度見渡せるVRならではの圧倒的な没入感
アサヒビール
「スーパードライVR工場見学」
無料
自宅にいながら、「アサヒスーパードライ」の製造工程を見学できるウェブサービス。VRやCG技術を駆使した3Dビュー映像で、360度見渡せます。市販のVRゴーグルを装着するとさらなる没入感。
座学と飲み比べでビールと向き合う良コスパな講座
キリンビール
「キリンビールセミナー」
3000円〜
講座用のビール数種やグラスなどが届くおトクなオンラインセミナー。ペアリング講座に器や温度、注ぎ方と味わいの関係を学べる講座など、複数種類用意。予約は同社のECショップ「DRINX」から。
11.【シン・新ジャンル】
2004年に誕生した新ジャンルは、各社が切磋琢磨し合うことで年々進化し、どんどんビールに近いウマさへ。もはや「おいしさを我慢して、ビール代わりに飲む」は過去の話に。
2018年に登場した『本麒麟』が大ヒットしたことで、成熟していた市場が活性化。“新”ブランドを立ち上げたり“新”戦略を打ち出したり、新しい動きから目が離せません。
売れ続けている新時代の火付け役
キリンビール「本麒麟」
実売価格149円
誕生以来、販売数量を毎年更新し続ける、シン・新ジャンルウォーズの火付け役。今年は大麦と、良質な苦味が特徴のドイツ産ホップを増量したことで、力強いコクと飲み応えを一層楽しめるよう進化しました。
四季の味を届ける新ジャンルの王者
サントリービール「金麦」
実売価格159円
新ジャンルのシェアNo.1ブランドの定番銘柄。麦芽のブレンド比率とホップの配合を見直し、麦のうま味を高めつつ、澄んだ後味を実現。季節に合わせて味を微調整しているのもポイントです。
ビール好きに支持される名作
サッポロビール「サッポロ 麦とホップ」
実売価格157円
今春、ブランド全体でうま味が凝縮された麦汁をつくり出す「うまみ麦汁製法」を新採用。麦のうま味を楽しめる定番に加え、まろやかなコクの<赤>と、深いロースト香の<黒>をラインナップ。
銘酒のDNAを増量して芳醇に
サッポロビール「サッポロ GOLDSTAR」
実売価格157円
「黒ラベル」と「ヱビス」という二大看板の魂を受け継ぎ、昨年登場した新星。本年、新製法を採用し、力強く飲み飽きない味に磨きをかけました。「旨さ長持ち麦芽」とドイツ産アロマホップも増量。
取材・文=中山秀明、今西絢美、鈴木翔子