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“臭い”なんて気にしない!旨みも香りも堪能できる
にんにくの巣ごもりレシピ [前編]

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にんにく堪能レシピ [初級編]

1品目は、料理初心者にも比較的簡単に作れるスペインの「ソパデアホ」というスープ、2品目は常備菜にしたい「いんげんのサラダ」です。

 

バゲットをコトコト煮込んだスペインのスープ「ソパデアホ」

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たっぷり入ったにんにくがガツンとした風味を醸すスープ。バゲットが入っているのでお腹に溜まり、食欲がないときのランチや朝ごはん代わりに、小腹が空いてしまったときの夜食にも向いています。

「とろとろに煮込んだバゲットの上には、卵を落としました。固めに火を入れていますが、お好みでとろっとした半熟にしてもかまいませんし、かき玉のようにしてもおいしいですよ。食パンでもできますが、硬くなってしまったパンやバゲットを活用するのがおすすめです」(料理家・副島モウさん、以下同)

【材料(2人分)】
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にんにく(粗みじん切り)……2片
オリーブオイル……大さじ2
フランスパン……1/4本
水……500cc
鶏がらスープの素……小さじ1
塩……少々
スモークパプリカパウダー(一味唐辛子でも可)……小さじ1/2
卵……2個

 

【作り方】

1. 粗みじん切りにしたにんにくとオリーブオイルを鍋に入れて弱火にかける
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「にんにくの香りがオイルに移り、いいにおいが漂ってきます。にんにくの表面がやや茶色く色づくくらいまでこのまま加熱しましょう。焦げやすいので弱火にします」

2. 一口大に切ったバゲットを入れて中火にして炒める
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「バゲット全体にしっかりオリーブオイルが絡むまでよく炒めます。オイルを吸ってパンに少し焦げ目がついたら次に移りましょう」

3. 水と鶏がらスープの素を入れる
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「本来は、グアンチャーレというパンチェッタのような塩漬けの豚肉と一緒に煮込んで旨みを引き出すのですが、スープの素を使うと楽ですよ」

4. 沸騰したらパプリカパウダーを入れて15分煮込む
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「スモーキーな香りのするパプリカパウダーを使うと、コクと香りが増してより本格的な味わいになります。準備が難しいときは、普通のパプリカパウダーや一味唐辛子でも構いません」

5. 卵を落として加熱する
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「バゲットがとろとろになったら、卵を落として黄身が硬くなるまで加熱します。この時点でもし水分が少なくなっていたら100〜200mlの水を足し、再度沸騰させてから卵を入れましょう」

完成
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とろんとしたバゲットがにんにくの旨みを吸い、濃厚で食べ応えのあるスープに仕上がりました。すぐに手に入る食材だけで新しい料理が作れるのは、レシピのバリエーションが増えてうれしいですよね。お好みで、冷蔵庫に余っている野菜を入れたり、スープの素ではなくベーコンなどで代用してもおいしそうです。

 

2品目は、にんにくが効いた冷たい常備菜「いんげんのにんにくサラダ」です。