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“臭い”なんて気にしない!旨みも香りも堪能できる
にんにくの巣ごもりレシピ [前編]

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にんにくが効いた冷たい常備菜「いんげんのにんにくサラダ」

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シンプルな調味料とにんにくで蒸し煮にするだけの、手軽なおかずです。じっくりと火を通して柔らかくなったいんげんは優しい食感で、イタリアンらしい一品になりました。

「温かいままでもいいのですが、4〜5時間冷蔵庫で冷やしてから食べると一層おいしいので、ぜひ冷たいサラダにしてみてください。冷蔵庫にたっぷり作り置きしておくと、素麺のおともにしたりおにぎりと食べたりお酒に合わせたり、いろいろな食べ方が楽しめます」(料理家・副島モウさん、以下同)

【材料(2人分)】
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いんげん……350g
オリーブオイル……大さじ2
にんにく(みじん切り)……2片
塩……小さじ1/2
水……100ml

 

【作り方】

1. いんげんを食べやすい長さに切る
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「ささげやモロッコいんげんなどでもおいしくできるので、用意できる食材で作ってみてください」

2. オリーブオイルににんにくを入れて加熱する
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「フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱します。油ににんにくが浸かるよう、フライパンを傾けてにんにくの香りを油に移します」

3. いんげんを入れる
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「香りが出たら、いんげんを入れて油が全体にまわるように炒めます」

4. 塩と水を入れて蒸し煮にする
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「塩を入れてよく絡めたら、水を入れて蓋をします。いんげんが柔らかくなるまで、中火で5分くらい蒸し煮にしましょう」

5. 蓋を開けて水分を飛ばし、冷蔵庫で5時間ほど冷やす
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「いんげんが柔らかくなったら蓋を開け、水分が飛ぶまで炒めます。できあがったら冷やしていただきましょう」

完成
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冷蔵庫で冷やす時間がないときは、氷の入ったボウルを当てて直接熱を取ります。温かいときよりもにんにくの香りは落ち着きますが、スポンジのようにいんげんがぎゅっと旨みを吸っているので、噛むたびにんにくの香りが口の中で広がります。ボウルにいっぱい作っておいてもすぐになくなりそうな、常備したいおかずに仕上がりました。

 

後編では、ちょっと手間はかかるけれど作ってみたいイタリア風オムレツ「フリッタータ」。そして、夏の風物詩から通年食材へと印象が変わりつつある人気のそうめんを使ったアレンジを解説します。

【後編】
3. ふんわりパンケーキのようなオムレツ「にんにくとズッキーニのフリッタータ」

4. 大葉の爽やかさとにんにくの香りが食欲をそそる「ごまにんにくそうめん」

Profile

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料理家 / 副島モウ

エコール辻フランス・イタリア料理カレッジに入学したのち、渡仏。TOULOUSE Les Jardin de l’ Opera にて修行し、帰国後はGRAND HYATT TOKYO、BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYOを経て、料理研究家パトリスジュリアン師に師事。独立してレシピ開発や企業コンサルティング、雑誌、TVフードコーディネーション、調理学校講師などに携わり、L’atelier nuageという料理教室もひらいている。「RENDEZ-VOUS DES AMIS(鎌倉小町)」や「月見つくねを鎌倉で」のオーナーシェフとしても活動。
https://www.mousoejima.com/

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=安藤佐也加 編集協力=Neem Tree