大葉の爽やかさとにんにくの香りが食欲をそそる「ごまにんにく素麺」
さっぱりした中にフレッシュなにんにくの香りと強さを感じるそうめんは、しっかり食べたいときにぴったり。ねばねばしたオクラとつるつるの麺で、食欲がない日にもおすすめしたいレシピです。
「山形のだしに似た感じでいただけるそうめんです。薬味だけ混ぜて保存しておけば、そうめんを茹でるだけで済みますし、ごはんにかけてもさっぱりしていておいしいですよ。生食するので、にんにくは香りがまろやかな国産がおすすめです」
【材料(2人前)】
オクラ……8本
塩……適量
にんにく……1個
大葉……5枚
万能ねぎ……1本
麺つゆ……大さじ2
ごま油……大さじ1
そうめん……2束
【作り方】
1. オクラはヘタを取って板ずりする
「オクラに塩を振ってまな板の上でころころと軽く転がします。表面の生毛が取れ、色よく仕上がります」
2. にんにく、オクラ、大葉、ネギをみじん切りにして麺つゆと合わせる
「全部をチョッパーに入れて細かくしてしまうと楽ですよ。お持ちでない場合は包丁で切りましょう」
3. 最後にごま油を加えて混ぜる
「ごま油を加えたらさっと和えておきましょう。温かいそうめんにかけていただくので、このまま常温に置いておきます」
4. そうめんを茹でたら、温かいまま絡める
「素麺を洗わずに和えることで、つゆを麺がしっかり吸ってくれ、味馴染みがよくなります。しかり絡めてから盛りつけましょう」
完成
加熱していないにんにくの香りが効いた一品になりました。大葉や麺つゆの爽やかな味の中で、にんにくがしっかりとした食べ応えを感じさせてくれます。スタミナをつけたいけれど夏バテして食欲がわかない……というときにもおすすめですよ。
【前編】
1. バゲットをコトコト煮込んだスペインのスープ「ソパデアホ」
2. にんにくが効いた冷たい常備菜「いんげんのにんにくサラダ」
Profile
料理家 / 副島モウ
エコール辻フランス・イタリア料理カレッジに入学したのち、渡仏。TOULOUSE Les Jardin de l’ Opera にて修行し、帰国後はGRAND HYATT TOKYO、BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYOを経て、料理研究家パトリスジュリアン師に師事。独立してレシピ開発や企業コンサルティング、雑誌、TVフードコーディネーション、調理学校講師などに携わり、L’atelier nuageという料理教室もひらいている。「RENDEZ-VOUS DES AMIS(鎌倉小町)」や「月見つくねを鎌倉で」のオーナーシェフとしても活動。
https://www.mousoejima.com/
取材・文=吉川愛歩 撮影=安藤佐也加 編集協力=Neem Tree