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「塩炒り」だけじゃもったいない。秋の味覚「ぎんなん」が
主役になる“おかず”レシピ

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おかずにもおつまみにもぴったりの「ぎんなんと肉団子の甘辛煮」

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小さな肉団子とぎんなん、ナッツや甘栗を入れた吹き寄せのようなおかずは、甘辛くてごはんにもお酒にもぴったりの味。ナッツのザクザクした食感とぎんなんと肉団子のもちもちが味わえたり、栗の甘さやぎんなんのほろ苦さがあったりと、食べているだけで賑やかな気持ちになれる一品です。

「ポイントは、ナッツを炒める前に電子レンジで1分加熱してローストしておくこと。この一手間がザクッとしたナッツの食感につながり、アクセントになってくれます。先ほどのお粥のような優しい味わいのものにもよく合います」

 

【材料(2人分)】

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<肉団子>
合い挽き肉……50g
酒 小さじ2
片栗粉……小さじ1

醤油……小さじ2
砂糖……小さじ2
生姜(スライス)……1かけ
無塩ミックスナッツ(電子レンジで1分加熱したもの)……50g
ぎんなん(加熱して薄皮を剥いたもの)……50g
甘栗……5粒

 

 

【作り方】

1. 合い挽き肉をよく練り、片栗粉と酒を入れて団子状に丸める
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「片栗粉を入れて練ると、肉汁と旨みが溢れ出さず、しっかり閉じ込めて置くことができます。また、食感も柔らかくてしっとりしますよ」

2. フライパンに醤油と砂糖、生姜をいれて沸かし、肉団子を加える
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「中火で加熱し、肉団子を転がしながら、煮汁がとろんとするまで煮詰めていきます」

3. 汁気がなくなってきたら、ナッツ・甘栗・ぎんなんを加える
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「お醤油を全体に絡めながら煮汁の水分を飛ばしていきます。全体につやが出て、水気がなくなったらできあがりです」

 

茶碗蒸しに入れたり、あしらいに使うだけだったぎんなんも、存在感あるレシピでいただくと、あらためておいしさに気づけるはず。おせち料理には松葉ぎんなんとして使うので、冷蔵庫に少しストックしておくといいかもしれません。

Profile

料理家 / ほりえさわこ

料理研究家の草分け的存在である祖母・堀江泰子さんと、同じく料理研究家の母・堀江ひろ子さんとともに三代で料理家として活躍。幼稚園の頃から包丁を握り、料理の道へ。イタリアと韓国での料理修業の経験を持ち、和食をベースにしながらもレパートリーが広く、家庭で作りやすいレシピを提案している。総勢9名の大家族の中で最高齢の106歳になる祖父の生活や、おすすめレシピをまとめた『100歳まで元気でボケない食事術』(主婦の友社)は、読むだけでも面白くてタメになる。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=安藤佐也加 編集協力=Neem Tree