ちょっといいことがあった日、仕事でくやしいことがあった日。家に帰って、自分を褒めたり励ましたり、なぐさめたりできるごほうびスイーツはいま、デパ地下ではなく、お近くのスーパーマーケット「成城石井」で見つかります。
近年ローソンの関連会社になったことで、一気に店舗数を増やし身近になった成城石井は、オリジナル食品の絶妙な品揃えとおいしさでも人気。今回は、そんなちょっと贅沢したい夜に紅茶といっしょに食べたいスイーツを選りすぐりの3点、ピックアップしました。
第3位 成城石井「いちごバター」
第3位は「いちごバター」です。これは国産のイチゴで作ったジャムとバターをブレンドしたスプレッド。普通のイチゴジャムでは物足りないという人を中心に、ジワジワとファンを増やしています。
イチゴジャムだけでは、強い酸味やストレートな甘さが気になることはないでしょうか。この「いちごバター」は、濃厚なバターを混ぜ合わせることでイチゴの酸味を和らげ、まろやかでとろけるような味わいに。しかもゴロッとした果肉も入っていて、それがアクセントになっています。
カリカリに焼いた食パンに塗ってもいいですし、クロワッサンやスコーン、ワッフルに合わせても至福。小さめにパンケーキを焼いてその上にたっぷりのせれば、ワンランク上のスイーツに早変わり。
第2位 desica「生チョコティラミス」
第2位は、成城石井のプライベートブランド「desica」の「生チョコティラミス」です。こちらは成城石井における大人気商品。けっこうボリュームたっぷりで、3人くらいで食べてちょうどいいサイズ。値段も700円ほどとコスパは抜群です。
イタリアのマスターマルティニ社の「ARIBA」というカカオ分72%のクーベルチュール(脂肪分の高いチョコレート)を使用し、土台のスポンジ部分は苦みの効いたガトーショコラのような味わいです。さらに生チョコだけでなく、成城石井のティラミスにはしっかりとレアチーズ感があるのもポイント。北海道産マスカルポーネが、チーズ独特の酸味とクリーミーさを引き立たせています。
仕上げのココアパウダー、チーズと生クリームのコクとフレッシュさ、土台のビターテイスト。これらが一体となって口の中に広がる瞬間はたまりません。濃いめのコーヒーにももちろん合いますが、アールグレイや砂糖抜きのミルクティーにもよくマッチします。
第1位 成城石井「自家製 オレンジケーキ」
第1位は「成城石井 自家製 オレンジケーキ」です。1320円(税抜)と気軽に買えるお値段ではありませんが、少し贅沢したいときや、賞味期限が1週間以上と長めなので手みやげとしても重宝するパウンドケーキです。
なんといっても見映えが美しい! 上に飾られた輪切りのオレンジがキラキラと輝いて、食べる前からテンションが上がります。さらに切ってみるとその質の良さがわかります。スーッとナイフが入っていくしっとり感。安いパウンドケーキだと切っている端からボロボロと崩れて、食べてもパサパサ……ということになりがちですが、こちらはしっとり&どっしり。きめが細かくて吸い付くかのようです。
ケーキの生地のなかにもオレンジピールがたくさん練り込まれ、わずかな苦みと爽やかな酸味が、甘いケーキをキリッと引き締めてくれます。上質感が伝わってきて、食べてすぐ幸せになれるスイーツです。
冷蔵庫で冷やしても美味しいですが、軽くレンジで温めると食感が変わります。しっとりからふわっと柔らかい感触に変わり、オレンジと洋酒の香りが一層漂う大人のケーキになります。冷やしても温めても、紅茶との相性は抜群! 最近は紅茶専門店も多いので、お気に入りの紅茶を買ってオレンジケーキとともに最高のティータイムをお過ごし下さい。
文=広山ミトン
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