FOOD キッチン・レシピ・グルメ

シェア

いつもの味に深みとアクセントをプラス!とっておき料理に効かせたい
ハーブ&スパイス

TAG

日沼さんおすすめのスパイスレシピ

実際にどのような料理でどのようにスパイスを使ったらいいでしょうか。簡単にできる、おすすめ料理のレシピを2点、日沼さんに紹介していただきました。

 

エスニックな香りのスパイスでしっかり下味をつけた、
「豚スペアリブのやわらか煮込み」

20180928_spice_007

【材料(4〜5人分)】
豚スペアリブ:500g
玉ねぎ(皮をむく):小5個
しいたけ(軸の汚れを削ぎ落とす):10個

<A>
シナモンパウダー:小さじ1/2
ドライバジル:小さじ1/2
塩:小さじ2/3

<B>
しょうゆ:大さじ4
酢:大さじ2
みりん:大さじ4
ナンプラー:大さじ1

20180928_spice_008

 

【作り方】
1.<A>を混ぜ合わせて豚スペアリブにまぶし、10分ほど置いて味をなじませる。
20180928_spice_009

2.大きめの鍋に、1.と水1ℓを入れて中火にかける。沸騰したらアクを取り除き、玉ねぎ、しいたけ、<B>を加えて、落しぶたをして中弱火にする。

3.煮汁が半量程度になって、豚肉が柔らかくなるまで1時間程度煮込む。このとき煮汁の蒸発加減を見ながら、煮汁が足りなくなるようであればフタをする。

 

【調理のポイント】
「豚肉に下味としてスパイスを使うことで、豚の臭みをマスキングする効果があります。また、ゆっくり煮込んでしっかりと肉にスパイスを馴染ませるので、エスニックな香りがお酒やごはんとよく合います」

20180928_spice_010

「シナモンは、今回入手しやすいパウダーを使用しましたが、シナモンカシアのスティックや原型があれば、よりスパイスの香りが立つ仕上がりになります。その場合は、ひと鍋に1本(1片)の分量が目安です。慣れないうちは途中で味見をして、十分に香りがついたと感じたら取り出してください」

 

ビールによく合うスパイシーな香りの
「チキンケバブ」

20180928_spice_011

【材料(4〜5人分)】
鶏もも肉(小さめの一口大に切る):2枚
パプリカ(鶏肉と同じサイズに切る):2個
玉ねぎ(鶏肉と同じサイズに切る):1個

<A>
クミンシード(すり鉢などで半ずりにする):小さじ1
スモークパプリカパウダー:小さじ1/2
シナモンパウダー:小さじ1/2
塩:小さじ1と1/2

オリーブオイル:適量

20180928_spice_012

 

【作り方】
1.〔A〕を混ぜ合わせ、鶏肉にまぶす。
20180928_spice_013

2.焼き鳥の要領で、鶏肉、パプリカ、玉ねぎを順に串(または竹串)に刺す。

3.フライパンを熱して、オリーブオイルをなじませ、2を焼く。

 

【調理のポイント】
「スモークパプリカは辛味のあるものとないものがあるので、お好みでお選びください」
20180928_spice_014

「クミンシードは半ずりにすることで香りがたちやすくなると同時に、シード特有のナッティな香りも楽しめます。パウダーを使う場合は、量を1/3程度に減らしてください」

 

単品で使うことに慣れてきたら、スパイスをいくつか組み合わせて使ってみましょう。たとえばシナモンはどのスパイスとも比較的相性がよく、バジルと合わせると東南アジア風の香りが際立つ料理に仕上がりますから、海老や鶏肉の炒めものやナシゴレンなどの風味付けに使うといいでしょう。また、シナモンにスモークパプリカとクミンシードを混ぜると中東風になり、チキンケバブやタジン風の煮込みに重宝します。

さまざまな組み合わせと、複雑に絡み合うスパイスのハーモニーを楽しんでみてください。

Profile

20180928_spice_prof

スパイス調合家・料理家 / 日沼紀子

食品メーカーでスパイス商品開発に携わった後、カフェオーナーとしてスパイスやハーブを使ったオリジナル料理を提供。現在は、顧客に合わせた商品・料理レシピの開発のほか、ワークショップ等でスパイスやハーブを使った生活の楽しさを提案している。独自に調合したスパイスやハーブティーなどを販売するatelierCROISEMENT(アトリエクロワズモン)主宰。著書に「スパイス&ハーブ料理の発想と組み立て」「クミン料理の発想と組み立て」(ともに誠文堂新光社)、「日常づかいのシナモン・レシピ」(産業編集センター)がある。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=日沼紀子 構成=Neem Tree