オンスタイルにも合わせたいランニングシューズ 6選
ここからは、現在トレンドになっている、オンオフ問わず履けるランニングシューズを紹介しましょう。ファッションから器などの小物まで、さまざまなアイテムのスタイリングを手掛けるスタイリストの大関涼子さんに、コーディネートの際のポイントも合わせて教えていただきました。
「たとえばこの普段履きとしても取り入れやすい、オンのランニングシューズ。どんな服にも合わせられますが、今回はシューズとジャケットの色を揃え、同じトーンのグリーンをスカートでプラスしました。このように女性らしいきれいめなコーディネートにも相性抜群です。また、カジュアルな格好ができる会社であれば、お仕事にも履いていけると思います。ランニングシューズを履いて通勤し、一駅前で降りて会社まで歩く、なんてこともできそうですね」(スタイリスト・大関涼子さん、以下同)
こういった普段のきれいめカジュアルなコーディネートにも合わせたいランニングシューズを6モデル、ピックアップしていただきました。
1.履き心地はもちろん、ファッショナブルなデザインも魅力———ナイキ「NIKE ZOOM WINFLO 8」
ナイキ「NIKE ZOOM WINFLO 8」1万1000円
軽量で通気性が良く、快適な履き心地。さらにかかとと足首周りをしっかりサポートしてくれるため、足にしっかりフィットします。日頃のトレーニングにぴったり。「ファッショナブルな配色とシューズ紐が透けて見えるデザインがポイント。デザイン性のあるモードカジュアルな服と、特に相性抜群です!」(大関涼子さん、以下同)
2.絶妙なブルーが印象的! カラバリが豊富なのもうれしい———アシックス「GEL-KAYANO 28」
アシックス「GEL-KAYANO 28」1万7600円
クッション性と反発性に優れたミッドソール素材を使用し、安定感のある快適な走りをサポートしてくれます。着地から走り出しまでのスムーズな足運びを追求した、靴底のフラットな構造もポイント。「オーソドックスなネイビーではない、絶妙なブルーが印象的。全体的にくすんだカラーなので、アースカラーなど、落ち着いたカラーの服と合わせるといいと思います」
3.安定のブラックに、薄めのピンクでかわいらしさもプラス———アディダス「ウルトラブースト 22」
アディダス「ウルトラブースト 22」2万4000円
距離やペースに関わらず快適な走りをサポートしてくれるシューズ。靴底の多数の突起が、体重移動をよりスムーズにしてくれます。「普段履きできるランニングシューズの“最初の一足”をゲットしたい人が、まず手に取りやすいのはブラックのシューズだと思います。どんなコーディネートにも合わせられるので大活躍するはずです」
4.くすみカラーのワントーンで、きれいめコーデとも合わせやすい———オン「Cloud 5」
オン「Cloud 5」1万5180円
ブランドを象徴するモデルが2022年2月にアップデート。ソールの厚さが増したことで、より着地の安定感が向上しました。ゴムの靴紐を採用しているので、脱ぎ履きも快適!「ポップでカラフルな印象が強いランニングシューズですが、オンのシューズはくすみカラーやワントーンのものが多いのが特徴です。きれいめカジュアルなコーディネートにも合うので、普段使いしやすい一足だと思います」
5.ソールのパープルがインパクト抜群!———ニューバランス「FuelCell PRISM W LV2」
ニューバランス「FuelCell PRISM W LV2」1万3200円
卓越した反発性を持つソールと、安定性の高い構造が魅力。靴底はグリップ性に優れていて、トレーニングからレースまで快適に走ることができます。「何色もカラーが入っているシューズを履くときには、その中の一色を使った服と合わせるとまとまって見えます。また、服とシューズの色のトーンを合わせるのもおすすめ。このシューズだと、鮮やかな緑など、派手な原色と合わせてもかわいいですよ!」
6.他では見かけない、淡いネオンカラーがポイント!———プーマ「ディヴィエイト ニトロ ワイルドウォッシュ ウィメンズ」
プーマ「ディヴィエイト ニトロ ワイルドウォッシュ ウィメンズ」1万9800円
反発性とクッション性に優れた軽量のソールや、あらゆる路面に対応するグリップ力抜群の靴底などが特徴。プーマの最新テクノロジーが詰まった一足です。「淡いネオンオレンジが、他ではあまり見かけない絶妙なカラー。白のワンピースと合わせると爽やかな装いになりそうです。単色の服との相性がいいと思います」
ランニングのときはもちろん、オフのときにもおしゃれに履くことができるお気に入りの一足を、ぜひ探してみてください。
Profile
ランナーズパルス編集長 / 南井正弘
スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「OCEANS」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書は「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」など。ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長も務めている。
「Runners Pulse」https://runnerspulse.jp/
スタイリスト / 大関涼子
1981年生まれ。ファッション、器、雑貨、インテリアなど、幅広くスタイリングを行っている。
取材・文=土居りさ子(Playce) 撮影=湯浅立志(Y2)