申請もれには注意!
マイナポイント第2弾がスタート
マイナンバーカードを申し込むと、希望するキャッシュレス決済サービスを指定して受け取れる「マイナポイント」。健康保険証としての利用申し込みと公金受取口座の登録も合わせて申請すれば、1人につき最大20,000ポイントが付与されます。
「これは家族全員が対象で、お子さんのマイナンバーカード分は親名義のキャッシュレス決済サービスで受け取れるので、家族分となると高額です。ちなみに、第1弾のときは5,000ポイントの付与でしたが、第1弾で申し込みをした方も差額の15,000円分のポイントは受け取れるので、申請をしていない方は追加手続きを忘れずに。対象となるキャッシュレスサービス決済は、楽天ポイント、PayPayポイント、dポイント、au PAY、WAONほか、いろいろな種類があります。
ポイントサービスというと、企業主体のものが主流だと捉えがちですが、最近はマイナポイントのように、政府主導のものも見逃せません。衣類のリユースや賞味期限の迫った食材を買うなどによって、通常のポイントに上乗せされる形での導入が広がっている『グリーンライフ・ポイント』は、環境省によるサービスですが、今後のポイ活をする上でチェックしておきたいところです」
ポイントは寝かさない!
使うから得すると肝に銘じるべし
「最近は、電子マネーもポイントサービスもスマホのアプリで管理できますが、複数のカードを持つよりもアプリをダウンロードした方がかさばらないし、残高がすぐに確認できて便利です」という菊地さん。ただしポイントは貯め込むのではなく、どんどん使うべきだと力を込めます。
「ポイントとお金や電子マネーは別物。ポイントは、紛失・失効しても補償されません。そのため、なるべく早めに使ってしまった方が安心です。『毎月20日はウエルシア薬局でTポイントが1.5倍で使える』など、ポイントの還元率が上がるキャンペーンはあります。そのようなキャンペーンスケジュールが暮らしの中で取り込めるのであれば、毎月20日はウエルシア薬局で日用品を買い物するなどのマイルールを作っておくのはいいですね。ただし、5,000円分や10,000円分など、まとまった金額のポイントが貯まってから使おうとすると、ハッキングなどで狙われやすくなりますし、ポイントの有効期限で失効することもあるので、数ポイントでも貯まったら使ってしまうのがおすすめです」
オンライン決済は
ポイントサイトを通すべし!
ポイントをより多く手に入れるために、オンラインで決済する場合は、なるべくポイントサイトを有効に活用したいところ。
「ポイントサイトとは、成功報酬型広告を中心に広告代理業を行うウェブサイトのことで、『おこづかいサイト』とも呼ばれています。無料の登録をすることで利用でき、そのサイト経由でクレジットカードの契約をしたり、自動車保険見積もりをしたり、ネットショッピングやアンケート回答などを通じて、ポイントが加算されるものです。モッピー、ハピタス、ECナビなどが有名ですね。いくつかサイトを見に行って、使いやすそうなところのアプリをスマホに入れておくと、すきま時間にアンケートに答えたり、ここを経由してショッピングしたりすることでポイント稼ぎができます」
おさえておきたいポイントサイト
・モッピー
資料請求や会員登録、スマホアプリのダンロードなど、ちょっとした活動でコツコツとポイントが稼げます。無料ゲームで遊ぶだけでもポイントが貯まるのも魅力的。モッピーで貯めたポイントは、Tポイントへ加算できます。
https://pc.moppy.jp
・ハピタス
楽天、Yahoo、イオン、ビックカメラなどのネットショッピングの際にハピタスを経由するだけで、各ショップのポイント以外にもハピタスポイントが貯められます。ほかにも、アンケート回答や、ブログなどのSNSでクチコミをすることでボーナスポイントがもらえることも!
https://hapitas.jp/register
・Miles
すべての移動に“マイル”が付与されるスマホアプリ。このアプリを登録し、GPSを常時使用に設定しておけば、移動方法はAIが自動で判断してくれます。貯まったポ“マイル”は、ドリンクや飲食店の割引チケット、寄付などができます。
https://www.getmiles.com/jp
・ANA Pocket
日常の移動によって、ANAのマイルが貯められるスマホアプリ。「30日で200kmを歩いてみよう!」とか、「自転車と徒歩で合計100km移動しよう!」などの「移動チャレンジ」がいくつか設定されています。登録して目標を達成すると、報酬ポイントが加算されます。マイルを貯めるには、550円の有料アカウント登録が必要になります。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/share/ana-pocket/
ポイントを貯めたり使ったりするのが面倒なら
「キャッシュバック型クレジットカード」がおすすめ
ポイントを貯める以外にも、お得感を味わえるのがキャッシュバック型クレジットカード。
「キャッシュバック型クレジットカードとは、カードの利用合計金額から1%以上を自動で還元してくれるもの。『P-oneカード』や『Likeme by saison card』などが人気です。これは、ポイントを貯めたり使ったりするのがわずらわしくても、使いこなせるはずです。ポイントサービスとの併用もできるので、買い物ポイントに加えて、さらにここで利用額の割引を得るという使い方も可能です」
最後に、ポイ活で陥りやすい盲点とデメリットなど、注意すべき点について解説していただきました。