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リバウンド知らず!節約はルール次第で
気づいたら貯まる&貯まり続ける!

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マイホームを持ちたい、これから子どもの教育費がかかる、安心して老後を迎えたい、など。そのためには、少しでも貯蓄しておきたいと思っているのに、うっかり使い過ぎてしまったり、急な出費が続いたりして、なかなか貯金に回せない人は少なくないのではないでしょうか?

どうしたらうまく節約し、貯蓄できるかについて、人気ファイナンシャルプランナーの柳澤美由紀さんに教えていただきました。無理なく的確にやりくりする方法をマスターすれば、驚くほど出費が減り、節約上手になれるのです。

 

【ルール1】節約は目的を持って進めること

まず考えたいことは、何のために節約をするのか、ということ。海外旅行をしたい、家を買いたいなど明確な目的がある場合は、そのために今いくら貯蓄する必要があるのか、足りない額を月々いくら貯めていけばいいのか、算出することができます。

一方で、「なんとなく老後のために貯金はあったほうがいいのではないか……、という目的のない貯蓄は、目先に買いたいものや楽しいことがあると、そちらに気持ちが流れてしまうので、なかなか貯まりにくいと言えます。だいたいで構わないので、60歳になる頃までにこのくらいの額の貯金をしておきたいな、という目標を決めて貯蓄していくのもひとつの手です。一般的な目安ですが、毎月収入の1割を貯蓄に回せるのが理想的でしょう」(ファイナンシャルプランナー・柳澤美由紀さん、以下同)
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【ルール2】節約とは“無駄遣いを減らすこと”ではない

“節約”と聞くと、無駄遣いを減らすところから考えがちです。コンビニでのちょっとした買い物がやめられない、飲みに行く回数が増えてしまった、など、無駄遣いだと思われるところを削減すれば貯金ができる、と思っていませんか?

「実は、そこがいちばん削りにくいところなのです。これをわたしたちは“やりくり支出”と呼んでいるのですが、食費や雑費、交際費などを削ろうとすると、『誘われたけれど、今日は飲みに行くのを断ろう』とか『食べたいけれど我慢しよう』などと、どうしても生活に影響が出てきます。そこを削りすぎてしまうと、ダイエットと同じでストレスが溜まって、“リバウンド”しやすいのです。ですから、まずはそれ以外の部分でお金の遣い方を見直していきましょう」

 

【ルール3】“固定費の見直し” は絶対に行うこと

“やりくり支出”以外の支出を“固定支出”と呼び、ここには住宅ローン、通信費、保険料、何かの会費など、毎月必ずかかってくる支出が入ります。

「実はこの固定費、一度見直してしまえば月々確実に支出が減るので、いち早く見直すべきポイントなのです。ただ、水道やガスなどの光熱費は、環境のためにも節約は大切ですが、ちょっと使う量を減らしたくらいでは、たいした額にはなりません。電気、ガス、インターネット、スマートフォンなどを一緒に契約すると安くなるプランを取り入れる方法など考えながらも、ここは必要経費と諦めて無理をしてまで削らなくていいでしょう」
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見直すのは、固定費の中でも光熱費以外で、多くの方が払い過ぎているのが、携帯電話を含む通信料と保険料です。また、ネット通販やオンラインゲームなどの会費は、毎月引き落とされているのに使っていない、ということもよく見られます。

通帳の記帳をしたときや、クレジットカードの明細を確認したときに、何にどのくらい引き落とされているか把握しておきましょう」

 

1. プランの見直しで通信料を削減

通信料の見直しには、まず自分が加入しているプランが合っているかを調べてもらいます。「携帯電話会社でプランの見直しができないか相談してみましょう。自宅にも会社にもWi-Fiがあって家や会社にいることが多いのに、スマートフォンが高通信量の契約になっていたり、テザリング料が別途かかっていたりすることがあります。必要のないオプションに入っているかもしれません。自分が何にいくら払っているかを知ることが節約の基本ですから、まずはそこを確認し、必要のない部分を削りましょう。また、大幅な通信料の削減が見込める格安スマホへの乗り換えも検討するといいでしょう」
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2. 保険は“なんとなく”で加入しない

老後や死亡したあと、ケガや入院など、先々の不安を考えて加入した保険は、本当にあなたにとって必要な、不安を解消できるものになっているでしょうか。「一般的な目安として、保険料は収入の8%以下に抑えたいですね。8%以上になってくると、貯金は難しいのではないでしょうか。30万円の月収であれば2万4千円以下ということになりますから、それ以上支払っている方は見直しが必要です。プランの見直しはファイナンシャルプランナーに相談するのがよいと思いますが、自分がどんなときにどんな保険が必要なのか考えてみましょう。たとえば単身の方であれば、死亡保障よりもケガや入院の保険が必要です。また、家を購入したばかりであれば、住宅ローンを組んだときに団体信用生命保険に加入しているはずですから、別で生命保険に入らなくてもいい場合もあります」

 

固定費の見直しが済んだら、次は食費や遊興費などをどうするか?