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コロナ禍明けのゴールデンウィークはどうする?自然のなかで癒される、
春のおでかけスポット 8選

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花や緑が色づく春は過ごしやすく、おでかけしたくなる季節。いつもより少し遠出をして、屋外で過ごす時間を楽しみましょう。北は北海道から南は沖縄まで全国の、今の季節に訪れておきたいおすすめスポットを紹介します。

1.茨城県「国営ひたち海浜公園」
春のフラワーリレー中。開花予想はこまめにチェックを!

スイセン、チューリップ、ネモフィラにバラなど、春に旬を迎える花の絨毯が楽しめるエリアといえば、ここ。4月中旬から5月上旬にかけて、森の妖精のようなブルーの小花が愛らしいネモフィラが鑑賞できます。「みはらしの丘」にあるネモフィラは、約530万本というから圧巻! この美しいブルーの絨毯と開放感ある景色は、春限定の世界です。カメラを片手にゆっくりと散歩しながら、ベストショットを狙ってみては?

・穴場は早朝7時のモーニングタイム

ネモフィラは日の当たる方向や角度で表情が変わります。早朝7:00〜9:00頃は比較的に人が少なく、風も穏やかで神秘的な花の姿に集中できます。晴れた日の10:00〜正午にかけては、空とネモフィラの境界線がなくなるような水色の世界が広がります。午後には光を浴びた花びらが、キラキラと宝石のように輝きます。そして、太陽が落ちていく夕方から閉園までの時間帯は、マジックアワーの演出がドラマチック。時間帯によって表情を変える「みはらしの丘」の景観が楽しめます。

・レンタサイクルで周遊するのもおすすめ

色とりどりのチューリップやポピーにバラなど、ネモフィラ以外にも春から初夏にかけてさまざまな花が咲いているので、エクササイズを兼ねて、広い園内をレンタサイクルで回ってみるのはいかがでしょうか。

【DATA】
国営ひたち海浜公園
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
電話:029-265-9001
https://hitachikaihin.jp/

2.神奈川県「彫刻の森美術館」
順々に咲く桜と新緑のコントラストが美しい!

1969年に自然と芸術の調和を目指して作られた、国内はじめての野外美術館です。7万平方メートルの広大な屋外展示場にアート作品が展示されています。春はしだれ桜、ソメイヨシノに次いで、山桜、寒山桜へと、4月下旬にかけて順番にさまざまな種類の桜が見頃を迎えています。桜と彫刻作品が生み出す春限定の風景を味わいましょう。晴れの日はもちろん、雨や霧のかかった情景も美しい場所です。

・世界有数のコレクションが並ぶ「ピカソ館」

パブロ・ピカソの代表的な作品といえば、キュビスムの技法で制作された「アヴィニョンの娘たち」や戦争の悲惨さを描いた「ゲルニカ」などが有名です。ピカソ館では、テーマ展示「異形のピカソ」を開催中。油彩、素描、版画、タピスリー、セラミックなど、ピカソの作品を17の主題(テーマ)に分けて、時系列にとらわれない、自由で自然な展示空間で構成しました。ひとつの視点、限られた時間から見られることを拒否し、時空を超えた連続体としてのピカソ。その異形の姿が感じとれます。

・歩き疲れたら、足湯でひと休み

こちらの施設には、無料で入れる温泉足湯コーナーがあります。敷地内から湧き出る源泉が使用されているあたりが、温泉地・箱根らしい魅力です。熱すぎず、ぬるすぎないちょうどいい温度で、座りながら屋外の彫刻作品が鑑賞できます。ホットドックやソフトクリームなどの軽食が楽しめるカフェやビュッフェレストランも併設されているので、美術鑑賞の合間にひと休みしながら、ゆったりと過ぎゆく時間を過ごすのも贅沢ですね。

【DATA】
彫刻の森美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
電話:0460-82-1161
https://www.hakone-oam.or.jp

3.栃木県「塩原温泉湯っ歩の里」
ドライブの疲れを癒す足湯場

レジャースポットやおしゃれカフェ、桜の名所など、春のドライブに人気の那須塩原エリア。こちらの施設は中でも塩原温泉の中心街にあるので、休憩スポットとして立ち寄るのにおすすめです。全長60メートルの「日本最大級の足湯」は、高原山など周辺の木々や季節の情景を味わいながら足湯に入ることができます。足湯は膝下のみをお湯に入れるので、長時間入っていてものぼせることなく、血行の促進と免疫力アップ効果が期待できます。

・周囲の山々や空を映し出す鏡池を望む足湯回廊

施設中央にある鏡池の周囲をぐるりと囲むようなエリアが「足湯回廊」。幅1.5メートル、全長60メートルの足湯場に源泉掛け流しの湯が張ってあります。6種類の浴槽には大小さまざまな形の石が埋め込まれているので、それらの石の上を歩くように移動することで、足裏のマッサージ効果が得られます。

・初夏にはあじさいが咲き誇る文学碑エリア

明治・大正・昭和の多くの文人たちに愛された「夏目漱石文学碑」や「室井犀星文学碑」「長塚節文学碑」が設置されています。塩原という街を愛した文豪たちにより、この地で生み出された名作に思いを馳せながら、のんびりとお散歩してみるのはいかがでしょうか。

【DATA】
塩原温泉湯っ歩の里
住所:栃木県那須塩原市塩原602-1
電話:0287-32-3101
https://yupponosato.com

4.千葉県「東京ドイツ村」
季節の花が咲き誇る田園テーマパーク

東京ドーム約19個分もの広大な敷地の中に、花と緑が溢れる施設です。春は芝桜にソメイヨシノ、ビオラなどのピンク色の景観が広がります。田園風景をイメージした園内にある観覧車は、ドイツの国旗色。ゆっくりと動く観覧車に揺られながら、遠くに見える富士山や園内のカラフルな花を眺めて、おしゃべりするのも楽しいひとときに。「こども動物園」では、ヤギやヒツジ、ミニブタなどのエサやりができます。「世界のふわもこ動物王国」では、ひよこやハリネズミなどの小動物に触れられる体験コーナーもあるので、こちらも要チェック!

・ネモフィラと空のブルーがどこまでも広がるエリア

5月の中旬まではネモフィラが一面に咲き誇るエリアも! 晴れた日、青と白のコントラストを背景にした写真撮影は欠かせません。パターゴルフ場は18ホール4コース、9ホール4コースあり、関東一のスケール。ゴルフ初心者からベテランまで、満足できるコース展開になっています。

・ドイツグルメが楽しめる飲食エリアも充実!

園内あるレストランでは、カレーやパスタなどからソーセージの盛り合わせの「ジャーマンスペシャル」、豚肉を香辛料とともに煮込んだ「アイスヴァイン」といったドイツの家庭料理も食べられます。10名以下であれば予約なしで利用できるバーベキュー場では、何種類ものドイツビールが楽しめます。

【DATA】
東京ドイツ村
住所:千葉県袖ヶ浦市永吉419
電話:0438-60-5511
https://t-doitsumura.co.jp

5.長野県「長野市城山動物園」
善光寺から徒歩10分、桜が楽しめる無料動物園

桜の名所として親しまれている城山公園に隣接する無料の動物園。公園内には約150本の桜の木があり、春は善光寺とセットで訪れる人がとても多い癒しスポットです。

・アシカの食事タイムにはトレーニングの様子を鑑賞できる

ペリカンやフラミンゴ、ペンギンなどの鳥類からサル類、ヤクシカなど、小動物を中心に35種類230頭羽が飼育されている園内には、「カリフォルニアアシカ」の姿も。アシカは頭のいい動物で、アシカショーなどが行われる動物園も少なくありません。ここではアシカのショーは開催されていませんが、11:00と15:30の餌の時間帯には、アシカのキレある動きが見られることでしょう。

・繁殖期の春はピンク色に変色!

モモイロペリカンは元々の体は白色。しかし、春の繁殖期を迎えると綺麗なピンク色に変化します。まさに春の桜のような色味をした美しい姿が見られます。ほかにも魅力溢れる動物たちがたくさんいるので、かわいらしい表情を追って撮影するのもいいですね。

【DATA】
長野市城山動物園
住所:長野県長野市上松2-1-19
電話:026-233-0586
https://johyama.com

6.北海道「モエレ沼公園」
“大地の彫刻”をカメラ持参で散歩する

270万トンの廃棄物を埋めたゴミ処理場の跡地に建てられた施設で、東京ドーム約40個分もの広さがあります。設計したのは、日系アメリカ人で彫刻家のイサム・ノグチですが、施設が完成する前に亡くなっています。その後、数年の月日を経て、彼の遺志を引き継がれる形で完成しました。4月中旬から5月にかけては桜とアートの融合した景色が楽しめ、夏にはモエレビーチがオープン。北海道の広大な大地と彫刻作品の融合による美しい世界観は、ひとたびシャッターを押したら、止まらなくなることでしょう。

・公園の全貌が一望できるモエレ山

三角形のシルエットが美しいモエレ山。5つのルートがあり、どちらから登っても10分ほどで山頂に到着します。眼下に広がる札幌の市街地、園内の全貌、そして、どこまでも突き抜ける大空の中で大地を踏み締めて過ごすことで気分爽快に。深呼吸して大自然からのエネルギーをチャージしましょう。

・隅々まで存分に堪能したい派はレンタサイクルがおすすめ!

園内には、イサム・ノグチがデザインした遊具やアート、約1,600本の桜、モエレビーチに噴水など、見どころがたくさんあります。レンタサイクルを使えば、広い園内をすみずみまで効率よく巡ることができます。「サクラの森」は桜が見頃を迎えているので、シートを広げてお花見ランチもいいですね。

【DATA】
モエレ沼公園
住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
電話:011-790-1231
https://moerenumapark.jp

7.静岡県「はままつ フルーツパーク ときのすみか」
いちご狩りとフルーツの花の鑑賞が楽しめる!

一年を通じて比較的温暖な気候の浜松は、魚介類、野菜、そしてフルーツとおいしい食材の宝庫です。こちらの施設は、年間を通じて15種類ものフルーツの狩りができることで人気。今、シーズン中のいちご狩りは5月末まで楽しめます。春から夏にかけて順に収穫を迎えるのは、梅、さくらんぼ、桃、ブルーベリー、ぶどうに梨など。桜だけではなく、フルーツの花にも注目してみましょう。

・りんごも開花のシーズン中!

りんごというと、長野県や青森県など、寒い地域での栽培が主流ですが、こちらの施設には約300本のりんごの木があります。春から初夏にかけて、桃色がかった白のかわいい花が開花の時期を迎えています。

・ワイン工場の見学やオリジナルラベルづくりもできる!

施設内には、ワインの工場見学やオリジナルラベルづくり、ワイングラス名入れ体験などがあります。フルーツパークで醸造した完全オリジナルワインや、山梨県産のぶどう「ブラッククイーン」を100%使用して醸造した数量限定ワインほか、世界のワインが並んでいるので、おみやげにおすすめです。

【DATA】
はままつフルーツパーク ときのすみか
住所:静岡県浜松市北区都田町4263-1
電話:053-428-5211
https://hamamatsu-fp.co.jp

8.沖縄県「フォレストアドベンチャーin恩納」
ターコイズブルーの海を見下ろす最高のロケーション!

フォレストアドベンチャーとは、自然の木々を生かした自然共生型アドベンチャーパークです。全国各地に40パークあり、自然の森をそのまま生かしたつくりなので、施設によってコースのレイアウトや景観も異なります。沖縄県恩納村のパークは、目の前に東シナ海が広がりターコイズブルーの海を見下ろしながらの最高のロケーションにあります。

・アドベンチャーコースはロングとショートから選べる!

バンジージャンプのような飛び降りる勇気が試されるものもあれば、地面にすぐ着地できる低空のターザンスイングもあります。年齢や体力に合わせてショートコースが選べるので、運動不足の解消目的で訪れるのもよさそうです。大人も童心に返り、楽しんでみるのはいかがでしょうか。

・パーク内には沖縄ならではの花々もたくさん

沖縄といえば、ハイビスカスやブーゲンビリア、プルメリアなど、濃いピンク色の華やかな花が見られる地域。ほかにも沖縄の三大名花の一つであるデイゴなど、本州ではなかなか見られない珍しい花があります。花言葉を調べながらそれらに触れてみるのも、こちらの施設ならではの楽しみ方と言えます。『青の洞窟』として知られる美しい海辺まで車で5分なので、合わせて立ち寄りたいスポットです。

【DATA】
フォレストアドベンチャー in恩納
住所:沖縄県国頭郡恩納村真栄田1525
電話:090-4739-9140
https://foret-aventure.jp

この時期にしか咲かない花や、夏に向かって緑が濃くなっていく木々の姿が楽しめるスポットをご紹介してきました。週末のお出かけプランを立てる際の参考にしてみてください。

取材・文=今井美由紀(Neem Tree)