今年の母の日は、5月13日日曜日。父の日は翌月の6月17日日曜日です。
照れくさかったり、遠方に住んでいたりで日頃、面と向かっては言えない感謝を伝えるには、この日が絶好のチャンス。せっかくなので、ありきたりでない、ちょっとヒネった伝え方をしたいもの。どういったものなら心から喜んでくれるのか、さっそくチェックしてみましょう。
母の日直前! お母さんがもらって一番うれしいものは?
母の日は、日本では毎年5月の第2日曜日に制定され、昔からカーネーションを贈るのが一般的になっていますが、国によっては時期も贈り物もさまざまです。例えば同じ花でも、オーストラリアではマム(菊)、タイではジャスミン、フィンランドでは子どもたちが庭などで摘んだ二輪草を贈る様子が、その象徴にもなっています。
楽天市場のアンケート調査では、「母の日に贈りたいもの」は毎年変わらず「花」という回答が第1位という結果に。そして、「母の日にほしいと思っているもの」の第1位も「花」、また「感謝の言葉」という結果になりました。
【子どもには言いづらいが、実は母の日に欲しいと思っているものは?】
「“母の日に花”というのはありきたりだし、毎年代わり映えがしない気がするから、喜ばれるかわからない……」などと感じている人も多いのではないでしょうか。でも、実際のところ、贈られる側のお母さんにとって、毎年の花は最もうれしいプレゼントなのです。
やっぱり手作りがうれしい!
ひと手間かけたスペシャルなプレゼントを
プレゼントを選ぶとき、もっとも重視したいのは「もらった人がうれしいかどうか」ではないでしょうか。実は90%のお母さんが、「子どもからの手作りの贈り物はうれしい」と回答し、「今も大切に持っている」「大切な思い出となっている」と答えています(楽天市場調べ)。
子どものころは、カードや工作したものや、なにか料理を作ってあげたりと、手作りのものを贈ることもありましたが、大人になるとなかなか手作りに時間をかける余裕がなかったり、買ったもののほうが喜ぶだろうと思って尻込みしたりしてしまいがち。現に、大人になってから手作りのものを母の日にもらったことがあるお母さんは、約3割しかいません。
とはいえ、イチから何かを作り出すのはハードルが高いのも事実です。ですから今年は、キットを購入して手軽にできるもので、ポチッとするだけではない、“世界でたったひとつの贈り物”を考えてみましょう。もちろん買ったものでも、メッセージカードや手紙を添えるなど、たったひと言でもあなたの言葉があるだけで気持ちが伝わり、特別感が演出できるでしょう。
今回は、母の日におすすめのプレゼントを、楽天市場の広報・三浦美穂さんに聞きました。
今年は趣向を変えて……2018年流「花の贈り方」
1.人気のハーバリウムは、キットで失敗なく作れる
今や知らない人はいないほどの人気を博す「ハーバリウム」は、色とりどりのドライフラワーやブラザーブドフラワーを瓶のなかに閉じこめた植物標本です。日当たりや水やりなどを気にすることなくお花を楽しむことができ、インテリアのポイントにもなるので、昨年から急激に注目を集めています。
「母の日シーズンのハーバリウムの売り上げは、過去3年間で5600倍にも上がっています。長く楽しむことができ、瓶の形、花やオイルの色、デコレーションの仕方でさまざまなバリエーションがあるのも、人気の理由のひとつだと思います」(楽天市場・三浦さん)
「メッセージカードもつけられる ハーバリウム簡単手作りキット」
2.感謝のメッセージを飾りつけるインテリアボード
花のイラストがついたブラックボードに、付属のチョークでメッセージやデザインを描き足し、プリザーブドフラワーやドライモス(苔)を接着していくDIYキット。お母さんがほしいと思っている「花」と「感謝の言葉」を、一度に渡すことができる贈り物になるでしょう。
「家族で寄せ書きのように書くのも楽しいお品です。楽天限定の新商品で、いつまでも大切に飾っておけて、贈り物を大切に保管しておきたいお母さんの気持ちに寄り添ったプレゼントになるでしょう」(楽天市場・三浦さん)
日比谷花壇「母の日手作りフラワーボード Happiness Flower」
プレゼントで押さえたいポイントは「色」!
プレゼントを選ぶときは、できたら事前にさりげなくリサーチできたらいいですね。なかでも気にかけたいのが、「色」です。洋服や小物など、ファッションにまつわるものはもちろんのこと、インテリア雑貨やキッチン用品でも、どんな色であるかでずいぶん雰囲気が変わりますから、普段からお母さんの好みを気にかけておきましょう。
もし、お母さんの嗜好よりも「あまり外に出かけないお母さんに、少し散歩に出てほしい」「いつも洋服を気にかけないからオシャレしてほしい」などと、あなたの願いを込めた贈り物にする場合は、その気持ちをメッセージに書いて伝えるといいでしょう。また、義理のお義母さんには、あまりに高価すぎるものは気を遣わせてしまいますから、気遣いのない額に留めておくといいかもしれません。
「何がほしい? と直接聞いても、遠慮させてしまってなかなか聞き出せません。お母さんのライフスタイルから今興味のあることをよく見ておくこと、できたら一緒に楽しめるものを選ぶとさらに喜んでもらえるでしょう。贈り物はあくまでも感謝の気持ちを表したものですから、“気持ちを伝えるため”ととらえて品物選びをすることこそが、お母さんにとってうれしいことなのではないでしょうか」(楽天市場・三浦さん)
3.石鹸でできた不思議なフラワーボックス
ソープフラワーとは、名前のとおり石けんでできた花です。主に、玄関などに飾って香りを楽しむ「フレグランス・ソープフラワー」と、入浴剤のように浴槽に入れて楽しむ「バスフレグランス・ソープフラワー」の2種類があります。ボックスに入ったタイプとブーケになったもの、色やお花もさまざまなので、お母さんの好みに合ってチョイスできます。
「一枚一枚の花びらが石けんでできていて、そのまま鑑賞してもとても美しいことから、売り上げがかなり伸びてきているアイテムです。色が鮮やかで華やかなのにお手入れが不要なので、母さんに負担をかけずに贈り物ができます」(楽天市場・三浦さん)
4.名前入りでオリジナル感の出るマグカップ
鋳物ホーロー鍋で有名なフランスのメーカー、ル・クルーゼのマグカップは、コロンとした容姿と独特の色合いで、お母さんの手にもしっくりなじむサイズです。1200℃で焼き上げられるストーンウェアは傷つきにくく、電子レンジやオーブンでも使えます。水分が浸透しにくい特徴があり、匂い移りや茶渋が気になりません。
「英語で8文字、ひながなで5文字の名入れができ、色も5色から選べるので、ご両親や家族でお揃いにしても素敵なギフトになるでしょう」(楽天市場・三浦さん)
ル・クルーゼ「名入れ ル・クルーゼ マグカップ」(取り扱い店舗 Belle Vie)
5.和風好みのお母さんに2度楽しめるセット
上品な和柄の箪笥箱に、カーネーションのプリザーブドフラワーと上生菓子が入ったセットは、お菓子を食べ終わったあとも楽しめるプレゼント。プリザーブドフラワーは透明のケースに入っているので、箪笥箱から出してそのまま飾ることができます。また、上生菓子は島根県松江で大正2年に創業した老舗和菓子屋・福田屋の伝統の味です。
「小ぶりなサイズなので、飾るのにスペースがいらず、お菓子を食べたあとは引き出しに小物やアクセサリーなどを入れてお使いいただけます。このタイプの他にも、さまざまな大きさと種類を用意しています」(楽天市場・三浦さん)
和風プリザーブドフラワー(カーネーションアレンジ)&ひとくち上生菓子セット
「春香(はるか)」 箪笥箱入り(取り扱い店舗 風味絶佳.山陰)
6.コーヒーや紅茶が好きなお母さんにぴったりの濃厚なチョコレート
昭和10年創業のサロンドロワイヤルがつくる、苦味の少ない天然のピーカンナッツをチョコレートでコーティングした上質なお菓子のセット。ホワイトチョコとキャラメル、抹茶チョコレート、クーベルチュールミルクチョコレートとココアの三種類が小包装になっているので、ボリュームがありながらもちょっとずついただけます。
「お母さんご本人が楽しめるのはもちろんのこと、来客があったときのお茶うけにもおすすめですね」(楽天市場・三浦さん)
来月には「父の日」が待っています。続いて、お父さんに感謝を伝えるギフトをチェックして。