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初めてでも育てやすい、個性派グリーンが続々!観葉植物の
最新トレンドと育て方

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インテリアに変化をつけたいとき、明るく気持ちのよい空間を演出したいとき、手軽にできるのは観葉植物を配置すること。植物は部屋を華やかにするだけでなく、芽が出たり枝が伸びたり、毎日の中で起こるちいさな発見も楽しむことで、ともに“暮らす”感覚で癒しを与えてくれるはず。

今回は、初心者でも比較的育てやすいものを中心に、観葉植物のトレンドと育て方を、都内での最大級の品揃えを誇るオザキフラワーパークの観葉植物担当・百瀬謙太郎さんにご紹介いただきました。

 

観葉植物を育てる4ルール

まずは、上手に育てられる基本的なポイントをおさえておきましょう。種類によって、水を控えて育てた方がいい植物や、反対に湿り気を好む植物など、育て方に違いはありますが、基本ルールはすべての観葉植物に共通するものですから、覚えておきましょう。

1. 人が心地よいと感じる場所に置く
観葉植物の置き場所に迷ったら、自分がいて気持ちのよいところに置くのがいいでしょう。「直射日光が当たらず、風通しがよくて寒すぎず暑すぎず、という場所が、人にとっても植物にとっても快適です。トイレのような窓がなく自然光が入らない場所より、明るいリビングやキッチンの窓辺などがおすすめです」(オザキフラワーパーク 観葉植物担当・百瀬謙太郎さん、以下同)

2. 植え替えは暖かい季節にする
鉢を好みのものに変えたいときや、成長に合わせて植え替えたいときは、春か秋の天気がいい日を選びましょう。「植え替えるときに根が傷むので、時期を間違えてしまうと根の回復に時間がかかってしまいます。根が成長しやすい時期に植え替えることで植物が弱ってしまうリスクを減らすことができます」

3. 肥料は化成肥料がおすすめ
肥料は、植物が成長するのに必要な栄養素です。「植物の体を作る元になりますので、成長期に入る春と秋頃に適量与えましょう。室内で育てている場合は、油かすなどの有機肥料は虫が湧きやすくカビの原因にもなりますので、化成肥料を与えるほうがいいでしょう。根の張っていない植え替え直後や、成長の緩やかな真冬の時期は与えません」

4. 活力剤は元気がなくなった植物に使う
活力剤は、植え替えの直後や暑さの影響で元気がなくなった植物に使えるものです。「肥料成分はほとんど入っていませんが、ミネラルや植物に必要な微量元素が含まれていて、根の成長を助けたり調子を整えたりする効果があります。肥料と合わせて補助的に使いましょう」

 

オザキフラワーパークが
2020年に向けておすすめする観葉植物

観葉植物を置きたいと思っても、種類が多かったり育て方がわからなかったり、どのようなものを選んだらいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

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「近年は、塊根植物やエアープランツなど、見た目におもしろいフォルムの植物が安定して人気があります。観葉植物を選ぶ際は、自分が見て楽しめることはもちろん、相性も考えてみるといいと思います。毎日こまめに面倒を見たい方には、お世話が毎日必要で“かわいがれる”ものがいいでしょうし、反対に毎日は面倒が見られず忘れやすい方には、多少乾燥してしまっても大丈夫なものを選ぶと、ストレスなく植物と生活することができます」

 

初心者が育てやすい観葉植物

ここでは、はじめて観葉植物を購入する人にも育てやすいものをご紹介します。

 

1. 観葉植物の入門はコレ!「パキラ」

「パキラ」
・アオイ科パキラ属
・原産地 中南米
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パキラは、大きくなると20mにも育つ高木です。
「種から育てられたものは幹が徐々に膨らんでいきますが、挿し木で増やしたものは幹が太りません。さまざまな仕立てや成長段階の株がありますから、お好みのフォルムで選ぶといいでしょう。土の表面が乾いたら、水やりをしてください。多少忘れても大丈夫な強さがあるので育てやすいと思います。また、通常は葉が緑色ですが、白い斑点のような模様が入った“斑入り”のものは発現率が低く稀少価値があり、お祝いやコレクション用途としても人気があります」

 

2. 塊根の形が独特で個性的!「ガジュマル」

「ガジュマル」
・クワ科フィカス属
・原産地 東南アジア・沖縄など
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沖縄のような暑い場所に自生しているガジュマルは、幹の途中から気根という根を生やす植物です。
「水やりのメリハリを好むので、水のやりすぎに注意が必要な植物です。用土が湿った状態が長く続くと根が傷んだり根腐れしてしまったりするので、土が乾いてきたと感じたら水をやるようにしましょう。寒さに弱く、明るいところを好みますから、玄関やベランダよりリビングやキッチンなど、温かく日光が差し込むところに置くのがよいでしょう。こちらも膨らんだ塊根の形がさまざまあって個体差を楽しめる植物ですから、置き場所によってサイズを選ぶといいと思います」

 

3. 艶のある葉は春にぐんぐん伸びる「コーヒーの木」

「コーヒーの木」
・アカネ科コーヒーノキ属
・原産地 アフリカ・マダガスカル
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定番の観葉植物であるコーヒーの木は、大きくなっても樹形が乱れないので、剪定などの手間がかかりません。
「明るい場所を好みますが、直射日光に当てると葉が日焼けしてしまうので、窓辺に置くときは光が当たりすぎないよう注意してください。寒さに弱く、7~8℃はある環境に置くのが望ましいでしょう。乾燥には強いので、土が乾いたら鉢の下から滴るほどたっぷりと水をあげ、成長が緩やかな冬場は水やりを週に1~2度程度にとどめておきましょう。いい環境で育てるとコーヒーの花が咲き、赤い実が見られるかもしれません」

 

続いて、育てること自体を楽しみたい、ちょっと“手のかかる”グリーンをご紹介しましょう。