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この“インク沼”は底なしの深さ……伊勢丹新宿店「インクラボ」で
作って楽しむ、オリジナルの万年筆インク

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インクを楽しむアイテム

オリジナルのインクが出来上がると、そのインクをさらに楽しむためのアイテムが欲しくなってしまうもの。伊勢丹新宿店本館5階のステーショナリーコーナーでは、作家ものの万年筆や個性豊かなインクなど、さまざまな品物が揃っています。

 

・見た目にも美しく涼やかなガラスペン
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「下の2本は、『aun』というガラス工房のもの。穂先が大きくてインクをたっぷり含み、書きやすいのが人気です。上の2本は、ガラス工房『まつぼっくり』のものです。中が空洞になっているのですが、試験管を製造するような技術で工芸作品を生んでいる工芸家の手によるものです」(伊勢丹新宿店 インクラボ担当・井上庸さん、以下同)

・既製品も捨てがたい!ネーミングも個性的な“世界のインク”
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「藍染で有名な台湾の会社、藍濃道具屋のインクです。右は『愛玉』というネーミングで、台湾デザートの愛玉子を思わせる透き通った色合いです。他にもドイツのブランド、ペリカンなど、さまざまなブランドのインクを試していただけるよう準備しています」

・万年筆で書くのが気持ちいいノート
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神戸のステーショナリーブランド、神戸派計画が開発した「グラフィーロペーパー」は、まさに万年筆で書くために作られた紙。「この紙でつくったメモ帳やノートを販売しています。これは製紙メーカーと万年筆の愛好家の方々が一緒に開発したそうで、ペン先の引っかかりがなく、インクのかすれやにじみなどがほとんどありません。また、インクがきれいに発色するので、オリジナルのインクをこれでぜひお試しいただきたいです」

 

美しい色のインクは数多ありますが、自分で作った自分だけの色はまた格別。スペシャルな1本の万年筆に入れてもよし、また初心者なら数千円ながら良質なカジュアル万年筆から始めてもいいでしょう。それぞれの色をそれぞれの形で楽しんでみてください。

Shop Info

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伊勢丹新宿店

・所在地:東京都新宿区新宿3丁目14−1
・電話: 03-3352-1111(大代表)
・営業時間:10:00〜20:00(インクラボの受付は18時まで)
・定休日:無休

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=安藤佐也加 構成=Neem Tree