FOOD キッチン・レシピ・グルメ

シェア

電気圧力鍋を活用すれば簡単!もっと手軽においしく、
「玄米」の栄養をいただく方法

TAG

玄米は“完全栄養食”と言われ、食物繊維やミネラルが豊富。普段の食事に取り入れることができれば、それだけで栄養バランスが整います。とはいえ、食感がイマイチだったり、炊き方や事前準備などに手間がかかったりと、どうも面倒なイメージがありますよね。

今回は、最近注目されている「電気圧力鍋」を使って、面倒なく玄米を食べられる方法を紹介。また、玄米のおいしさと栄養価についても、料理研究家で管理栄養士の鈴木あすなさんに解説していただきました。

 

「玄米」の栄養価と、健康効果とは?

20200520_atliving_genmai_001

「玄米」とは、お米のもみ殻だけを除去した状態のものをいいます。そこから胚芽や糠を取り除いたものが「白米」ですが、実はこの胚芽や糠の部分に栄養が。ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含み、人間が健康を保つために必要とされる栄養素のほとんどを、玄米から摂取することができます。

「玄米には、体を整える栄養分がすべて揃っていて、これだけで“おかずつきのごはん”と言われるほど。また、GI値が白米だと84と高いのに対して玄米は55と低く、食後の血糖値の上がり方がゆるやかです。血糖値が急激に上昇すると内臓に負担がかかり、糖尿病や肥満の原因にもなってしまうので、なるべく低GI値の食事をするのが健康によいと言われています」(管理栄養士・鈴木あすなさん、以下同)

「私は、おかかやごま、梅干しなどを混ぜた玄米おにぎりを、忙しい時のランチの定番にしています。時間がないときこそ、白米ではなく玄米をよく噛んでいただくだけで、栄養も整って、お腹も満たされるんですよ」
「私は、おかかやごま、梅干しなどを混ぜた玄米おにぎりを、忙しい時のランチの定番にしています。時間がないときこそ、白米ではなく玄米をよく噛んでいただくだけで、栄養も整って、お腹も満たされるんですよ」

【玄米の基本について】
健康に良い”とは知っているけれど…医学博士が解説する「玄米」の真の実力とは?

 

玄米を食べる際に気を付けること

20200520_atliving_genmai_003

玄米は消化に時間がかかります。なるべく、代謝がよく消化に負担がかかりにくい昼の時間帯を選んで食べるといいのだそう。

「消化吸収力が落ちている朝や、寝ている間も消化にエネルギーを使ってしまう可能性のある夜より、お昼ごはんに食べるのが理想的です。なるべく消化器官に負担をかけないよう、よく噛んで食べましょう」

 

「玄米」が苦手なら雑穀感覚で混ぜてみる

20200520_atliving_genmai_004

胃腸に不安があったり、玄米だけでは食べづらいと感じたりするなら、白米に玄米を混ぜて炊くのがおすすめです。

「『白米2に対して玄米1』を混ぜて炊くと、玄米独特の香りも気にならず、栄養を摂ることができます。炊飯器の通常モードで炊くことができますが、白米だけで炊くときより浸水時間を長くしたいので、たとえば朝食べるものを夜からタイマーでセットして炊いたり、朝出かけるときに夕飯に食べる分を予約しておくなどしてください。
また、玄米でなく“分づき米”といって、糠を全部とっていないお米を食べるのもいいでしょう。“3分づき米”は玄米から3割の糠を削ったお米なので、玄米に近い栄養を摂取できます。こちらも玄米を白米に混ぜたときと同じように、浸水時間を長くして炊きましょう」

 

玄米をおいしく炊く秘訣は「電気圧力鍋」

20200520_atliving_genmai_005

玄米は、その硬さゆえ、通常は炊く前に水に浸けておく必要があります。土鍋で炊く場合は、玄米を6〜8時間浸水させておいてからでないと、おいしく炊くことができません。

「お米の芯まで水分を行き届かせてから炊くことで、パサつきなく炊き上げることができます。ただ、忙しい毎日を送る方々には浸水時間を取るのが難しいので、電気圧力鍋で炊くのがおすすめです。
炊き方は各メーカーによって違いますが、私が使っているアイリスオーヤマの電気圧力鍋だと、浸水時間は20分ほどで済みます。その後、蒸らし時間を入れても20分ほどで炊き上がりますよ」

 

電気圧力鍋を使った玄米のおいしい炊き方

では、電気圧力鍋を使った玄米の炊き方を見ていきましよう。

【使ったのはこちら】
20200520_atliving_genmai_006
アイリスオーヤマ「電気圧力鍋 KPC-MA2-B」
1万8800円+税 (※希望小売価格で、アイリスプラザの価格とは異なります)
玄米の自動モードが搭載されており、セットしてボタンを押すだけで、玄米をおいしく炊くことができます。蓋を開けて卓上に持って行けば、お鍋やおでんなども楽しめます。火加減を気にせずに調理できるのも、電気圧力鍋ならでは。

1. 玄米を洗う
20200520_atliving_genmai_007
玄米は、白米のようにとぐ必要はありません。表面についたもみ殻や汚れをざっと洗い流す程度に洗いましょう。もみ殻がまだついている玄米が混じっているときは、もみ殻を外します。

2. 浸水させる
20200520_atliving_genmai_008
内釜に玄米と水をセットして20分浸水(アイリスオーヤマ「電気圧力鍋 KPC-MA2-B」の場合)させます。水加減は炊き上がりの好みや米の種類にもよりますが、玄米の量の1.5~2倍の水で炊きます。

3. 電気圧力鍋の玄米モードを押して炊く
(アイリスオーヤマ「電気圧力鍋 KPC-MA2-B」の場合)
20200520_atliving_genmai_009
炊き上がったら圧力が下がったことを確認し、そこから5分ほど蒸らして蓋を開けましょう。ほくほくと玄米の香ばしい湯気があがります。このモデルは、自動で蒸らしも行えます。

4. おひつに入れるとさらにおいしくなる
20200520_atliving_genmai_010
炊き上がった玄米は、おひつに入れておきましょう。余計な水分をおひつが吸収してくれるので、お米がべちゃっとせず、ちょうどいい水加減に調節してくれます。

玄米に限らず、お米は冷めると硬くなりやすいので、炊き上がりをすぐ食べないときはおひつに入れておき、蒸し直したりレンジで温めたりしてから食べましょう。また、保存するときは、冷めないうちに一膳分ずつラップに包み、保存袋に入れて冷凍してください。

また電気圧力鍋を使わずに、土鍋で炊く場合は、6~8時間浸水させ、沸騰したら30分ほど弱火で炊いてから10分蒸らしましょう。

 

次のページでは、玄米をおいしく炊ける電気圧力鍋・炊飯器や、より栄養価にこだわった玄米商品、お手軽なパックごはんなどを紹介します。