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卵ソムリエがアレンジまで解説。卵料理の基本 第2回
「卵焼き」の正解

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おうちでも手軽にお店の味が楽しめる? 「大葉の卵焼き」と「だし巻き卵」の作り方

卵焼きの基本がわかったところで、アレンジレシピも教えていただきましょう。今回教えてもらうのは、卵焼きの中に刻んだ大葉を加えた「大葉の卵焼き」と、出汁を後から漬け込む「だし巻き卵」です。簡単なコツを覚えるだけで、お家でも本格的な味を楽しめますよ。

きれいなグリーンが色褪せない「大葉の卵焼き」

基本の焼き方をマスターできれば、中に具材を混ぜ込んだ卵焼きも簡単に作れます。ネギや明太子、青のりやコーンなどを入れることで、卵焼きのバリエーションも増やせますよね。大人な風味がふわっと香る大葉も人気ですが、茶色に変色してしまい、残念な見た目になってしまいがち。今回は見た目も美しい「大葉の卵焼き」を作るコツを伺いました。

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「大葉の卵焼きは口に入れた時の風味が豊かで、私も大好きな卵焼きです。しかし時間が経つと大葉の緑色がくすんでしまうことも……。綺麗な緑を維持するコツは、刻んだ後に10分ほど塩揉みし、水洗いすること。ちょっと手間ですが、塩もみしておくだけでお弁当に入れても鮮やかな彩りを感じさせてくれますよ。

また、 マヨネーズを水で溶かした“マヨスイ”を使うことで、ふわっとした卵焼きにすることができます。卵焼きにマヨネーズを入れるのは、メジャーになってきましたが、そのまま入れるとダマになってしまうので、少しずつ水を加えながらマヨネーズを溶かしたマヨスイにするのがおすすめです」(料理研究家・ゆかりさん、以下同)

【材料】

卵:3個
大葉:6枚
水:大さじ3(※卵1個に対して、大さじ1が目安)
マヨネーズ:大さじ1
醤油:小さじ1/2
みりん:小さじ1/2
調理酒:小さじ1
顆粒こんぶだし:小さじ1
サラダ油:適量(※ほかに、小さく畳んだキッチンペーパーに油を染み込ませて準備しておく)

【作り方】

1. 耐熱容器に顆粒のこんぶだしに、醤油、みりん、調理酒を加え混ぜ合わせ、600Wの電子レンジで20秒加熱する。レンジから取り出し、顆粒が残っているようであればしっかり混ぜて溶かしきり、粗熱を取る。
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2. 大葉の茎を切り取り、千切りにする。
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3. ボウルに「2」を入れ、塩小さじ1/2(分量外)と共に20秒ほど塩もみ。10分ほど置いたあと、水洗いし、塩気を取る。
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4. ボウルにマヨネーズを入れ、少量ずつ水を加え、ダマがなくなるまで混ぜ合わせる。(マヨスイは、使う卵の数に合わせて調整する)
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5. 卵(事前に漉したもの)を混ぜ、粗熱が取れた「1」、水気を切った「3」の大葉、液体状態の「4」を加え混ぜ合わせる。
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6. フライパンに油を引き、弱中火にかける。(30秒目安)

7. フライパンが温まってきたら、全体に卵液が行き渡るくらいの量(卵焼き用フライパンならお玉で約1杯分)を流し入れ、全体に広げる。

8. 持ち手側を持ち上げ、手前から奥へ卵を返し、卵焼きの「芯」を作る。(多少崩れてもOK)

9. 手前の空いたスペースに油を塗りたし、「7」と同じ量の卵液を加える。この時、芯の下にも卵液が行き渡るように少し浮かせるのがポイント。

10. 加えた卵液が固まったら、奥から手前に返し形を整え、奥へと移動させる。

11. 卵液がなくなるまで「9」と「10」を繰り返し、フライパンの端で形を整えたら完成。
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この作り方をさらにくわしく、動画で確認したい場合は、ゆかりさんのYouTube『大葉の卵焼きの作り方☆卵焼きを綺麗に巻くコツやフワッと仕上げる方法をご紹介♪』をチェックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=MxpPOv8TM6k

最後は、ふわっとジューシーな「だし巻き卵」のコツを教えていただきます。