栄養価が高く、栄養補給やダイエットを目的に取り入れる人が増えているオートミール。2021年から爆発的に大ヒットし、今やスーパーでもすっかりお馴染みになりました。
前回紹介した「米化」や「オーバーナイトオーツ」は、今では一般的な食べ方に。そこで今回は、オートミールを使った“進化系レシピ”を紹介します。レシピは『カラダにやさしいオートミールの朝食とおやつ』の著者でもある、料理家の星野奈々子さんに考案していただきました。
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オートミールはインスタントタイプが便利
今回使用するオートミールは、加工されたインスタントタイプ。オーツ麦の籾殻(もみがら)を取り除いて細かく粉砕しています。
「インスタントタイプは水分のなじみがよく、調理しやすいのが特徴です。他にもザクザクした食感のロールドオーツや、もう少し粗くカットしているクイックオーツなどがあります。クッキーやグラノーラなど食感を活かしたいときには、こちらもおすすめです」(料理家・星野奈々子さん、以下同)
この手軽なインスタントタイプのオートミールを使って、米化の次に定番となりそうな“進化系オートミールレシピ”を3点、紹介していただきましょう。
米化の次に来るのは“餅化”!「オートミールきなこ餅」
オートミールの米化が流行し、その後浮上したアイデアは、“餅化”! オートミールに水を加えて1分レンチンするだけでできるお餅に、きなこと黒蜜をかけていただきます。
「食感はまさにお餅です。かなりもっちりとしているので、オートミールだとはわからないかもしれませんね。生地自体には味をつけず、きな粉と黒蜜を加えましたが、醤油+海苔でいそべ餅のようにしてもいいですし、あんこを絡めてもおいしいですよ」
【材料(2人分)】
・オートミール……30g
・水……60ml
・てんさい糖(餅用)……小さじ1
・きなこ……大さじ4
・てんさい糖(きなこ用)……大さじ2
・黒みつ……適量
【作り方】
1.耐熱ボウルにオートミールと水、てんさい糖を入れ、ゴムベラで混ぜる。
オートミールが水を吸いやすいよう、全体に水分を行き渡らせるように混ぜます。
2.ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分加熱する。粘りが出てくるまでゴムベラでよく混ぜ合わせる。
熱々のうちによく混ぜると、だんだんお餅のようになっていきます。
3.食べやすい大きさに丸め、きな粉とてんさい糖を混ぜたものをまぶす。好みで黒みつをかける。
深いお皿できな粉とてんさい糖を混ぜたら、そのなかに生地を入れ、コロコロときな粉をまとわせます。
続いて紹介していただくのは、オートミールを使ったやさしい甘さのスイーツ。