腸活をサポートする発酵食品。美容や健康のために、日ごろから積極的に摂取することを心がけている人も多いのではないでしょうか。今回は、納豆が持つすごいパワーとおすすめのレシピをご紹介します。
脂質を分解&脂肪を燃焼!
納豆に含まれるビタミンB2は、脂質・糖質・たんぱく質を分解してエネルギーに変える際のサポート役をつとめます。そのため、摂取した食べものをムダなくエネルギーにするためには、欠かせない栄養素でもあるのです。また、脂肪の燃焼を促進する働きがあることも見逃せません。
30代の女性が1日にとるとよいとされるビタミンB2は1.2mg(※)。納豆1パック(45g)に含まれるビタミンB2は0.25mgですから、1日1パックの納豆で、摂取量をグンと増やすことができます。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より
納豆菌&食物繊維でガンコな便秘を解消!
納豆は、大豆を発酵させてつくる「発酵食品」です。納豆菌という細菌が大豆のたんぱく質を分解することで、あの独特の風味とネバネバが誕生します。納豆菌は腸内に入ると、すでに存在していた善玉菌と共同して特殊な酵素をつくり出します。この酵素は悪玉菌を殺し、善玉菌が増えるのを手助けする腸内環境の整備役。善玉菌が多い方が便に関するトラブルは少なくなりますから、納豆は天然の整腸剤とも言えるかもしれません。
また、原料となる大豆には食物繊維がたっぷり含まれています。納豆1パック(45g)あたりの食物繊維は、3.0g。45gのゴボウ(1/4本程度)に含まれる食物繊維は2.7gですから、その豊富さがよくわかります。
納豆の食物繊維は水に溶けず、体内に入ると数倍から数十倍に膨れ上がる「不溶性食物繊維」です。不溶性食物繊維は腸壁を刺激し、便通を促す働きがあります。ガンコな便秘や便秘による肌トラブルは、納豆菌と食物繊維のダブルパワーで撃退しましょう。
大豆サポニンでメタボ予防!
サポニンとは、豆類や植物に存在する苦味や渋味成分のひとつ。大豆に多く存在することから「大豆サポニン」とも呼ばれ、納豆にも含まれています。
大豆サポニンには血管に付着したコレステロールや中性脂肪をそぎ落とし、血流をよくする働きがあります。さらに最近の研究では、脂肪の吸収を抑え、太りにくい体質に近づける効果があることもわかってきました
ただし、ビタミンB2も納豆菌もサポニンも、体内にストックすることができません。納豆のパワーをより持続させるためには、1日1パックを目安に、なるべく毎日、もしくは1日おきに食べつづけるのがポイントです。
それではさっそく、納豆を使った腸活レシピを見てみましょう!
おろし納豆ゆずこしょう風味<85kcal>
【材料(2人分)】
納豆:40g
大根:360g(約12cm)
万能ねぎの小口切り:大さじ1
しょうゆ:大さじ1/2
ゆずこしょう:少々
【作り方】
1. 大根はよく洗って皮ごとすりおろす。
2. 納豆、万能ねぎ、しょうゆを混ぜ合わせる。
3.器に大根おろしを盛って上に(2)をのせ、ゆずこしょうを添える。
納豆とキムチの春巻き<226kcal>
【材料(2人分)】
納豆:2パック
白菜キムチ:80g
春巻きの皮:10枚
小麦粉:少量
揚げ油:適量
【作り方】
1. キムチは汁けをきり、細かく刻む。
2. 納豆に、付属のたれと1.を加えてよく混ぜる。
3. 春巻きの皮に2.を等分にのせて巻き、巻き終わりに水溶き小麦粉をぬって、とめつける。
4. 180度に熱した揚げ油で(3)をカラリと揚げる。
納豆ぎょうざ<163kcal>
【材料(2人分)】
ひき割り納豆:1パック(100g)
長ねぎ:1/2本
しょうゆ:小さじ2〜大さじ1
ぎょうざの皮:24枚
揚げ油:適量
練りがらし:適量
万能ねぎ:適量
【作り方】
1. 長ねぎは小口切りにして納豆と混ぜ、しょうゆで調味する。
2. ぎょうざの皮で1.を包む。
3. 揚げ油を170度に熱して2.を入れ、カラリと揚げて油を切る。
4. 器に盛りつけ、万能ねぎと練りがらしを添える。
以上を参考に、毎日納豆を食べて、露出の増える夏前には美しい体を手に入れましょう!
文=FYTTE編集部
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