仕事やお出かけから夜帰ってきたとき、自分の服のニオイにうんざりすることはありませんか? 特に飲み会のあとは、食べ物やタバコのニオイがどうしても気になるもの。Tシャツなどのカジュアルウエアやインナーなら、洗濯機に投入して丸洗いしてしまえばいいのですが、ジャケットやニット、お気に入りのおしゃれ着となると、そうもいきません。そんなときに活躍するのがパナソニックの「脱臭ハンガー」なのです。
その名のとおり“脱臭してくれるハンガー”。自宅のクローゼットにほかのハンガーと一緒にかけられるサイズ・形状のため、いつもと同じ要領で手軽に使える点が特長で、帰宅後に衣類をかけて運転させておくだけで、翌朝にはニオイが消えているという優れモノ。でもいったいどうやって? その仕組みを早速チェックしてみましょう。
ハンガー本体の各所からイオンを放出
一般的なハンガーを一回り大きくした形状で、さまざまな衣類にフィット。ジャケットやニットの型崩れを抑えながら、簡単に脱臭できます。
このハンガーには計8箇所の吹き出し口があり、そこからパナソニックが独自開発した微粒子イオン「ナノイー X」を放出。ニオイを抑制する効果のあるOHラジカルをたっぷり含んだナノイー Xが、繊維の奥まで入り込み、衣類の内側に付着した不快な汗のニオイなどをしっかり脱臭してくれるのです。
2種類のモードを選べてどちらも1回1円以下!
脱臭ハンガーには「通常モード」(約5時間)と、よりニオイや花粉が気になるときの「ロングモード」(約7時間)の2種類があり、衣類のニオイに合わせて運転モードを選択できます。それなりに運転時間が長いので、翌朝着る服を、寝る前にハンガーにかけて運転開始させておくのがオススメです。約35dbの低騒音設計のため、夜も気兼ねなく使えます。そして、どちらのモードも電気代は1回1円以下なので、毎日使ってもランニングコストが気になりません。
内側にも外側にもしっかりアプローチ!
衣類の内側に付着した汗のニオイなどには、ハンガーのみで十分対応できます。しかし多くの人が気になるのは、タバコや焼肉など外側に付着したニオイではないでしょうか。そんなときは、付属の衣類用カバーをかけてスイッチオン。ナノイー Xが服の内側にも外側にもアプローチし、不快なニオイを脱臭してくれます。
特に飲み会のあとは要注意。タバコのニオイは自分が吸っていなくても付いてしまうので、しっかりケアしておきたいところです。
モバイルバッテリー対応で出張にも便利
脱臭ハンガーの専用ケーブル(約2.5m)はUSB接続に対応しています。そのため付属のACアダプタのほか、お手持ちのモバイルバッテリーでも運転可能。コンセントが届かないクローゼットの中でも使用でき、また出張など出先でも使えます。出張時は同じジャケットを数日着ることが多いので、この脱臭ハンガーが活躍しそうですね。
パナソニック
脱臭ハンガー MS-DH100
実売価格2万720円前後
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Other Items
脱臭ハンガーのほかにも、洗濯機で丸洗いできない衣類をケアできるアイテムをピックアップ。
カバーで密閉し充満したオゾンで洗う
アクア
衣類エアウォッシャー ラクーン
実売価格1万5800円前後
空気(オゾン)の力で衣類を消臭・除菌する、独自開発のエアウォッシュ機能を搭載。カバーの中にあるハンガーに服をかけるだけでニオイを抑制。水を使わないため、レザージャケットなどにも対応できる。運転時間は約8時間、約4時間、約2時間、約30分の設定が可能。本体サイズはW700×H1670×D375mm。
シワやダニもリフレッシュできるクローゼット
LGエレクトロニクス
LG Styler スチームウォッシュ&ドライ
実売価格24万6240円前後
画期的なクローゼット型の衣類ケア製品。この中に衣類をかけておくだけで、服に付いたニオイ・シワ・ホコリ・ダニをリフレッシュできる。専用の振動ハンガーラックでホコリを落とし、スチームでシワをのばす仕組みで、一度にトップス3着とパンツ1本のケアが可能。本体サイズはW445×H1850×D585mm。
取材・文=津田昌宏 撮影=湯浅立志(Y2)