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ハイヒール靴が引き起こすトラブルに要注意!足が痛くなる前にすべき予防と対策

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高い・低いに関わらず、ヒール靴を履く女性は多いのではないでしょうか。ヒール靴は、医学的にメリットはほぼないと言われ、足のトラブルを引き起こしやすい靴とされています。そこで今回は、ヒール靴の上手な履き方とつき合い方を、医師の丸田佳奈さんに教えていただきます。

 

ヒール靴を履くとオシャレだったりスタイルがよく見えたり、気分がシャキッとしたりするため、ファッションやお出かけ先に合わせて履きたいと思うことはありますよね。また、仕事やTPOに応じて履かなければならない場面もあるでしょう。

私はヒール靴を履くことを全否定しませんし、自分でも履きます。しかし、上手な履き方やつき合い方をしないと、足にトラブルが起こったり、以後ヒール靴が履けなくなってしまったりするので、注意が必要なのです。

 

ヒール靴が引き起こす、こんな足トラブルが怖い!

たいていの人がヒール靴をはいていて経験するのが、足の痛み、靴ずれ、角質が厚くなる、捻挫などのトラブルでしょう。時間とともに治りますが、一度なると治るまで不便で、見た目にも影響します。足の角質に関しては臭いの原因にもなります。

また、そのほかに有名なのは外反母趾です。特徴的な症状は足の親指の先が人さし指のほうに「くの字」に曲がり、親指のつけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴をはいていなくても痛むようになります。

ほかに、モートン病という病気もあります。モートン病では、足裏の中指と薬指の間、指のつけ根部分、この箇所にずきずきとうずくような痛み(疼痛・とうつう)や焼けるような痛み(灼熱痛・しゃくねつつう)、しびれなどの神経症状が出現します。人さし指と中指の間のこともあります。歩行時に痛みを感じることが多いですが、悪化すると痛みが強くなり、安静時にも痛んだり、ときには痛みの範囲がひざ裏から足首にまで及ぶことがあります。

外反母趾もモートン病も、かつては、靴の歴史の長い欧米人に多い病気でしたが、最近は日本でも靴文化の変化にともない増えています。もともとの生まれ持った足の形状や体質でも起こりますが、ヒール靴が症状を悪化させることは間違いありません。

健常な足の骨格には、縦のアーチと横のアーチがあり、このアーチがあることでうまく歩行ができます。これらのアーチが崩れると扁平足や開帳足と言われる状態になり、外反母趾やモートン病だけでなくさまざまな足の病気になり歩行障害が起こります。ヒール靴はその形から直接足を圧迫して障害を起こすだけでなく、このアーチの崩れを起こします。

 

足のトラブルを予防するおすすめケア3

1.必要以上にヒールを履かない

予防するには、まずは必要以上にヒール靴を履かないことです。私は移動には、スニーカーや足の形に合った締めつけの少ない靴を使い、外出先でヒール靴に履き替えるなどしています。ヒール靴を履いていても、座ったテーブル下などでは脱いで裸足やスリッパなどで過ごします。

 

2.インソールでサポート

インソールは、足への刺激を和らげてくれるのでおすすめです。当たって痛い部分をカバーするものや、縦のアーチと横のアーチをサポートしてくれるようなものを選ぶといいですね。

 

3.足首から足先の筋トレが有効

加齢や運動不足で筋力が低下することも、足のトラブルを起こす大きな原因です。足先を鍛えるおすすめの筋トレを2つ紹介します。

・タオル寄せ運動
床に広げたタオルを、足のかかとを床につけたまま、足の指だけでタオルを自分のほうにくしゃくしゃと寄せます。

・足指ジャンケン
足の指を思い切り広げたり、縮めたり、ねじったりします。

 

ヒール靴で起こる足のトラブルは、起こる前からの予防が大切。ヒール靴を上手に使いこなして、気兼ねなくオシャレを楽しみましょう。

 

Profile

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産婦人科医 / 丸田 佳奈

2007年度ミス日本。総合周産期母子医療センターに勤務する現役の産婦人科医という立場を生かし、 テレビやラジオ、雑誌等メディアを通じ、時には医療サイドの現場にいる医師として情報を皆様に発信している。美に関する情報も発信中。
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