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医学博士が教えるピーナッツの栄養を吸収する
医学的な食べ方

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健康効果や美容効果が豊富なピーナッツ。今回は、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授に、ピーナッツの栄養をより良く摂取するための食べ方についてインタビュー。ピーナッツをどれくらいの量、どんなふうに食べると効果的なのか、医学的な面から教えていただきました。

 

何より重要なのは“薄皮つき”で食べること

「まず、必ず薄皮つきで食べることがなによりも重要です」と井上教授。

「ピーナッツは、茶色い薄皮にこそ、たくさんの栄養素が含まれているからです。赤ワインの成分として有名なポリフェノールのレスベラトロールもたくさん含まれていて、心臓や血管の衰えに効果があるといわれています。薄皮をむいて食べている人もいると思いますが、すごくもったいない。薄皮のないバターピーナッツもポリフェノールはゼロです。これからは薄皮をむかずにそのまま食べてください」

食べる量は「毎日30粒ずつ」がおすすめだそう。

「ピーナッツ30粒で約2.5gの食物繊維がとれます。健康にいいといっても食べすぎは要注意なので、1日10粒くらいからはじめて、問題がなければ30粒まで増やしていくといいでしょう。30粒だと約180キロカロリーで、おにぎり1個分です。カロリーが気になる人は、そのぶんのご飯を減らすようにしてみてください」

さらに、朝一番に食べるようにすると脂質や糖質の吸収を穏やかにするので、肥満の防止にも効果が期待できるのだとか。

「それと、人の体は朝起きてから正午に向けて酸化度が上がっていきますから、早い時間に抗酸化物質をとったほうが効果的です。ピーナッツは抗酸化作用がありますから、朝早く食べると酸化防止の効果が高いというわけです」

 

井上教授が食べている“酢ピーナッツ”とは?

井上教授ならではのピーナッツの食べ方があるというので教えていただきました。

「私は“酢ピーナッツ”にして食べています。作り方は、フタのある容器にピーナッツを入れて、ひたひたに浸かるくらいのお酢を加えて漬けるだけ。お酢は傷まないのですが、酸化しないように夏は冷蔵庫に入れています。漬ける時間は短くても長くても栄養的には変わりません。すぐ食べてもいいのですが、2日以上おくとやわらかくなって、味も馴染むので食べやすくなりますよ」

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暑い季節は、お酢のクエン酸が夏バテ防止にいいのだとか。

「有機酸のクエン酸が入っているので、夏バテでたまった乳酸を排泄してくれるんです。私は疲れたなと思ったら、この酢ピーナッツを食べていますね」

ピーナッツをそのまま食べればOK。それ以外に、ピーナッツをサラダに乗せたり、お酢に黒こしょうと塩を加えてビネガー代わりにして野菜を食べたりするのもおいしいそうです。

Profile

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医学博士 / 井上 浩義

医学博士、理学博士。九州大学理学部化学科卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。専門は薬理学、原子力学、高分子化学。食と健康についての造詣が深く、企業や一般人向けのセミナーの講師を数多く務める。著書に『ハーバード大の研究でわかった ピーナッツで長生き!』(文藝春秋)『食べても痩せるアーモンドのダイエット力』(小学館)など。

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井上浩義『ハーバード大の研究でわかった ピーナッツで長生き!

 

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