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足が冷たくて寝つけない……そんな冷え性に。真冬に身体ぽかぽかのまま
眠りにつくための3つの鉄則

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冬になると、「足が冷たくて寝つけない」と悩む人は多いのではないでしょうか。 靴下を履いたり湯たんぽを入れたりと、応急処置をしても効果はいまひとつ……。そんな手足の冷えの解消法を、生活習慣改善サロン「Flura」を主宰する小林麻利子さんに聞きました。

「冬は入浴してから布団に入っても、湯冷めしてしまうのか足が冷たくてなかなか眠れません。湯たんぽは使うのが面倒だし、根本的に冷え性とサヨナラしたい」。そんな声へのお答えはズバリ、「40℃のお風呂に15分入れば、手足はポカポカです!」。その極意とは?

 

1. 水温計でお湯の温度をチェック!

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寒くなると「手足が冷たくて眠れない」「夜は冷え性がつらい」という女性が多いですよね。私も以前はそうでしたが、いまは冷えなんてまったく感じず、気持ちよく眠りに落ちています。

解消法は簡単! 40℃のお湯に15分間つかる正しい入浴法を実践していれば、少しぐらい部屋が寒くても手足がポカポカになっているはずなのです。お風呂で深部体温をしっかり上げれば、手足の血管が広がって放熱します。

それでも冷えるなら、まず疑うべきは湯の温度。冬は41℃、42℃に設定していても、実際は38℃、39℃ということがよくあります。水温計を買って、きちんと測って40℃のお湯に入りましょう。500円前後で売っています。ちなみに、炭酸ガス系の入浴剤を入れたら、湯につかる時間は10分でOKです。

さらに、先にシャンプーを済ませてから湯船に入ると、身体の熱がしっかりと上がった状態で浴室から出られます。湯船につかってから洗髪する人は、順番を変えましょう。髪の毛の長い人は、大きめの洗面器で足湯しながら洗髪しましょう。

 

2. 入浴後は、下着より先に靴下を履く!

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もしも、家の構造上の事情で脱衣所が寒いなら、せっかくアツアツの身体でお風呂から上がっても、熱が奪われて血管がキュッと収縮して冷えてしまいます。その場合は、あらかじめ電気ストーブで脱衣所を暖めておきましょう。

お風呂上がりは足先から放熱しやすくなるので、下着より先にまず靴下を履くこと。その次はレッグウォーマーです。

それから髪を乾かしたり、スキンケアをしたり、ストレッチで体を伸ばしたり。またこのお手入れに時間をかけたいと思うかもしれませんが、冬は入浴後30分から1時間以内にお布団の中へ。せっかく正しくお風呂に入っても、寝る前に湯冷めしてはもったいないですよ。もし時間がなくてシャワーですませた人は、入浴後すぐにベッドにいきましょう。

 

3. 寝室の気温は16~19℃をキープ!

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ノンレム睡眠の深い眠りをしっかり確保する室温の設定は、16~19℃。それを下回るようだと、体表面の血管がギュッと収縮して、手足のポカポカもおさまってしまいます。寝室が寒いようなら、エアコンを点けたまま眠るのがベスト。乾燥するからエアコンはつけないという人、つけてもつけなくても冬はとても乾燥しています。加湿器で乾燥対策も忘れずに。

お布団に入るときは、くつ下を脱いでレッグウォーマーは着けたままにします。また、身体に触れる敷きマットや毛布などは、ウール100%のものがおすすめです。夏と同じ素材ではひんやり感じるし、羊毛は保湿性だけではなく、通気性や吸水性もよいので、寝心地もいいと思います。

 

これで真冬だって手も足もぽかぽか、そしてぐっすり睡眠。湯たんぽもしょうがも筋トレも、とくには必要ありません。

Profile

睡眠改善インストラクター / 小林 麻利子

生活習慣改善サロン「Flura」主宰。眠りとお風呂の専門家。睡眠改善インストラクター。最新のデータや研究を基に、サロンに通う女性の自律神経の改善を行う。睡眠と入浴を中心とした、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、延べ1700名の女性の悩みを解決。新著『寝かしつけ0秒、夜泣きもなくなる 赤ちゃんとママの熟睡スイッチ』(主婦の友社)が話題。

 

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