西口さんおすすめの使い方
それでは、実際に西口さんがおすすめするジッパー付き保存袋の使い方を見ていきましょう。
旅先に持って行きたい物をまとめる
・ごちゃごちゃしがちなケーブルはひとまとめに
【使った保存袋】
旭化成ホームプロダクツ「ジップロック® スタイル マチ付き イージージッパー® M12枚入」
350円+税(希望小売価格)
パソコンやスマホ、カメラなど旅先に持って行くデジタル機器が多くなると、充電器やケーブルも多くなりますよね。「今年5月に発売した、日用品収納のためのジップロックスタイルは、マチがあってバッグを立てても使える仕組み。ケーブルをまとめて入れれば、コンパクトなビジネスホテルのデスクでも幅をとらずに置いておけます。移動中もかさばらず、出し入れもスムーズです」(整理収納アドバイザー・西口理恵子さん、以下同)
・機内持ち込み用のコスメは1Lのバッグに
【使った保存袋】
BAGGAGE BY MOYÖ「機内液体持ち込み用1Lバッグ 10枚入り」
480円+税
小分けにして飛行機の中に持ち込みたい化粧水や乳液を入れるためのバッグです。「しっかり閉じられるので、漏れる心配なく持ち運びできます。最近は普段使いのコスメを入れる化粧ポーチ代わりにする方も増えています。その場合は、スライド式のジッパーのものが開け閉めできて便利ではないでしょうか」
雑貨はぴったりサイズのバッグに入れる
・文房具はサイズに合わせた取り出しやすいバッグに
【使った保存袋】
BAGGAGE BY MOYÖ「ジッパー付きバッグA6(8枚入り)」「ジッパー付きバッグA7(10枚入り)」
480円+税(A6)、280円+税(A7)
文房具を収納するときは、種類別に分けましょう。「袋が透明なので、クリップやホチキスの針などの消耗品は、少なくなってきたのが見えて便利です。マスキングテープや太めのペンはマチのあるものを使うといいでしょう」
ごちゃごちゃしがちで整理しにくい書類にも
・レシートの分別は項目ごとに
【使った保存袋】
BAGGAGE BY MOYÖ「ジッパー付きバッグA6(8枚入り)」
480円+税
レシートは“医療費”“交通費”などと項目ごとに分けて入れていきましょう。「残したいレシートは、それぞれラベリングして入れておきます。また、家計簿にジッパー付き保存袋をテープで留め、“食費”“交際費”などとラベリングして、予算立てしたお金を入れておくと、使いすぎず家計のやりくりに役立ちます」
おうちを快適にする収納術
・押入やクローゼットの湿気取りに
【使った保存袋】
旭化成ホームプロダクツ「ジップロック® スタイル マチ付き イージージッパー® M12枚入」
350円+税(希望小売価格)
海苔や乾物に入っている大きめのシリカゲル(乾燥剤)をジッパー付き保存袋に入れておけば、除湿アイテムに早変わりします。「立てておけるマチ付きの保存袋の口を開けたまま、押入やクローゼットの隅に置いておきます。湿気を吸うと乾燥剤がパンパンに膨れ上がるので、そうしたら口を閉じてそのまま捨てるだけ。湿気でカビなどが繁殖しないようにするアイデアです」
・コンテナーを使えば引き出しの中の整理に
【使った保存容器】
旭化成ホームプロダクツ「ジップロック® コンテナー 正方形130ml・長方形300ml」
各360円+税(希望小売価格)
こちらは保存袋ではなくコンテナーですが、コンパクトなサイズなので引き出しの中の小物を整理整頓したいときに役立ちます。「アクセサリーを種類ごとに分けて入れ、蓋は閉めずに底に敷いておきましょう。アフター5や旅行のときはそのまま蓋を閉めて持ち運びできるのも便利です」
ほかにも、バッグインバッグとして使ったり、書類や薬などの分別をしたり、あらゆるシーンで役立つジッパー付き保存袋。ただしまうだけでなく、分別して整理した状態をキープできるよう、使うサイズやしまい方に気を配って収納してみましょう。
Profile
整理収納アドバイザー / 西口理恵子
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。日本の女性にもっと 楽しんで収納に取り組んで欲しいと願い、整理収納・インテリア・美を総合した「美人収納 」を考案。
オフィシャルブログ「1日1収納=美人収納」https://ameblo.jp/interior-r/
オフィシャルサイト「Interior-R」https://interior-r.com/
取材・文=吉川愛歩 撮影=矢部ひとみ 構成=Neem Tree