「ポイ活」とは、さまざまな方法で効率よくポイントを貯めたり、お得に使ったりすること。20年くらい前から、主婦層を中心に広がってきました。最近は、カードよりもアプリで管理するのが主流になっています。今回は、ポイントプログラムのポータルサイト「ポイ探」を運営している菊地崇仁さんに、初心者がポイ活を成功させるためのコツやノウハウを教えていただきました。
CONTENTS
同じカード決済に集約すべし!
ポイ活を成功させるための基本ルール
ポイ活を楽しみながら続けるコツはあるのでしょうか?
「『駅から自宅への帰り道にあるドラッグストアよりも駅の反対側にあるお店の方がポイント還元率はいいから、そっちへ行こう』というような、ポイ活のために生活に負担をかける行動を増やす発想は避けた方がいいでしょう。ポイントを貯めるために時間や労力をかけることは、疲弊して長続きしません。
もっとも手軽で簡単なのは、楽天ポイントやTポイントなどの、多くの店舗で使用できる『共通ポイント』を活用すること。共通ポイントが貯まるクレジットカードを使い、たとえ数百円の支払いでも、クレジットカード決済が可能であればカード払いにすると、効率的にポイントが貯まります。クレジットカードが使えない場合のみ電子マネーでの支払いしにし、なるべく現金での支払いは避ける。これが、ポイ活を成功させるもっとも簡単な方法です」(株式会社ポイ探 代表取締役・菊池崇仁さん、以下同)
ポイ活の基本ルール
・共通ポイントを活用する
・なるべくクレジットカード決済を使う
・カードが使えない場合は電子マネーを使う
メリットいろいろ!
押さえておきたい主要なポイントサービス
ポイントを貯めるとひと口にいっても、その種類は膨大です。どのようなポイントサービスが狙い目なのでしょうか?
「楽天ポイント、Tポイント、dポイント、Pontaポイント、あたりが貯めやすいと思います。ほかには、WAON POINT、nanacoポイント。これらの中で、ネットや日常の買い物エリアで使いやすいものを選びましょう。
ほかには、日用品や家電系の買い物でよく利用するビックカメラやヤマダデンキのような家電量販店、最寄り駅やショッピングエリアにあるLUMINEや高島屋などの専門店系、出張や遠方への帰省で飛行機に乗る機会の多い方であれば、ANAやJALなどのマイレージカードもポイントが貯めやすいかもしれません」
主な共通ポイント
・楽天ポイント
クレジットポイントの還元率は1%、SPU(スーパーポイントアッププログラム)という独自のポイント倍増サービスがある。100〜200円ごとに1ポイントが貯まる。
・Tポイント
もとは「TSUTAYAレンタル会員証」として発行され、現在ではファミリーマートやガスト、ウエルシアやマルエツなど、多くの大手チェーン店が加盟。200円ごとに1ポイントが貯まる。
・dポイント
NTTドコモが発行。ドコモユーザー以外でもポイントが貯められ、ファミリーマートやローソン、マツモトキヨシなどの大手チェーン店が加盟中。100〜200円ごとに1ポイントが貯まる。
・Pontaポイント
Pontaカードで貯められるポイント。ローソン、KFC、シェル(ガゾリンスタンド)、すき家など、大手チェーン店が加盟。ポイントの付与率は提携先により異なる。100〜200円ごとに1ポイントが貯まる。
・WAON POINT
イオンが発行。イオンモール、VIVRE、ダイエー、マックスバリュなどのスーパーや、まいばすけっと、ミニストップなどが加盟。200円ごとに1ポイントが貯まる。
・nanacoポイント
セブン&アイ・ホールディングスが発行。セブンーイレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、ロフトなど、使用頻度の高い大手チェーン店が加盟。100〜200円ごとに1ポイントが貯まる。
続くページでは、第2弾がスタートした「マイナポイント」で得するために押さえておくべきポイントと、「ポイントサイト」について解説していただきます。