ITEM 新商品・掘り出しもの

シェア

9年ぶりのフルモデルチェンジで現代型の犯罪に対応顔認証と自宅前見守りで安心を強力サポート
パナソニックの最新AIドアホンで今こそ“攻め”の防犯対策

TAG

近年、マンションや戸建て住宅への不法侵入による強盗・窃盗被害が増えています。特に“点検強盗”や“なりすまし”など、玄関先での直接対面から事件に発展するケースも多く、子どもだけの留守番に不安を感じる共働き世帯や、一人暮らしの高齢の親を心配する人も少なくありません。日々の暮らしのなかで、「これまで通りの防犯で大丈夫?」と感じる場面が、少しずつ増えているのではないでしょうか。

そうした住まいの不安に応えるのが、パナソニックから新たに発売されるテレビドアホンです。2026年6月3日に開催された「AIドアホン新製品体験会」では、9年ぶりのフルモデルチェンジとなる最新モデルが紹介されました。本記事では、その進化ポイントとともに、元埼玉警察捜査一課刑事で、現在は防犯アドバイザーとして活躍されている佐々木成三さんによる、日常に取り入れやすい防犯対策についてもお届けします。

玄関の防犯を制すれば、危険の回避度は上がる

オレオレ詐欺や還付金詐欺、架空料金請求詐欺などの特殊詐欺や窃盗事件が巧妙化、凶悪化するなか、詐欺の被害額は増加傾向にあります。警視庁の調査によると、2025年の被害額は約5000億円にのぼりました。さらに、2025年から2026年3月までの月別データを見ると、12月をピークに、いずれの月も多くの被害が発生していることがわかります。

パナソニックが行った調査では、「知らない人が自宅やマンション敷地内にいて、不安や恐怖を感じた経験がある」と回答した人は28.1%で、およそ3割の人が身近な場面で不安を抱いた経験があることがわかりました。さらに、「1人でいるときの突然の来訪者」に対して、「できるだけドアを開けずに、非対面で用件を済ませたい」と答える人の割合は、年齢が高くなるほど男女ともに低下する傾向が見られました。

「闇バイト強盗や侵入窃盗の犯人は、まず下見を行い、留守の時間帯や家族構成、防犯カメラの有無などを確認することが多いです。その際、ドアホンを鳴らして住人の反応を探るケースが非常に多く、留守や一人暮らしを悟られないようすることが、防犯の基本といえます。一方で、高齢者の方は、玄関に出て対応するケースが多くあります。岩手で一人暮らしをする僕の父も、『知らない人からの電話やドアホンには出ないように』と伝えても、『居留守は失礼だろう』と応じてしまいます。こういった高齢者の行動につけこみ、犯人は高齢者が一人でいる時間帯を狙い、玄関先やドアホン越しで集金などを装って巧妙にトークを繰り広げます。高齢者が考える余地を与えず、間髪を入れずに説明をし、不安を煽るのです。対応している高齢者も、相手が一見、親切そうにも見えるため、判断を誤ってしまうんですね。なので、大切なのは“この人は怪しい人なのかどうかを見極めようとしない”こと。そのためには、直接応答しない環境をつくり、玄関先で不審者と接触しないことが、防犯の大きなポイントになります」(防犯アドバイザー・佐々木成三さん、以下同)

ドアホン市場の買い替えに見られる防犯意識の高まり

ドアホンの市場は大きな変動が少ないものの、その役割や価値は時代とともに少しずつ変化してきました。これまでの流れをたどると、その変化がより明確に見えてきます。2000年代初頭は、訪問者の姿を映像で確認しながら対応できる商品が主流でした。2010年代に入ると、宅配便の利用増加や共働き世帯の広がりを背景に、不在時の荷物の受け取りや宅急便業者への対応が課題となり、外出先から来訪者とやりとりできる機能や宅配ボックスとの連携機能などが取り入れられるようになりました。そして現在は、玄関先での対面をきっかけとした事件が社会課題となるなか、まずドアを開けて対応するという従来のスタイルから、事前に来訪者を確認したうえで判断するスタイルに変わりつつあります。

こうした流れを受けて、パナソニックでは「何気ない日常を、かけがえのない一日へと変えていく」という思いのもと、暮らしの安心・安全を見直し、新たなテレビドアホンを提案。ドアを開けずに来訪者を確認できる非対面の仕組みにより、玄関先での不安を減らし、より安心できる住まいの環境へとアップデートしています。

9年ぶりにフルモデルチェンジした「AIドアホン」が発売

現代の社会課題に対応するべく、9年ぶりにフルモデルチェンジした新製品のテレビドアホンの最大の特徴は、“エッジAI”の搭載です。エッジAIとは、機器本体でAIによる分析や判断を行う技術で、新製品では玄関に設置するカメラ付き玄関子機にAIのプログラムが組み込まれています。エッジAIのメリットは、クラウド上のサーバーに頼らず、機器本体で瞬時にAI処理を行える点にあります。また、広角カメラ特有の歪みを補正するほか、来訪者がカメラに対して正面を向いていない場合でも認証できる画像処理技術を搭載。今回の新製品の開発には、延べ300人の技術者が関わり、パナソニックの技術を結集して生み出されました。

では、具体的にどのような防犯ができるのか、みていきましょう。特筆すべきポイントは3つあります。

①AI顔認証

家族や友人、いつもの宅配業者などをあらかじめ登録しておくと、玄関子機が訪問者の顔を認識し、「登録名読み上げ」機能によって、モニター親機で登録名を音声で知らせます。モニターを見ずに玄関のドアを開けてしまいがちな高齢者にとっても、来訪者を事前に把握できる点が安心につながります。一方、未登録の来訪者に対しては「自動メッセージ応答」機能が作動し、「録画を開始します。お名前とご用件をお話しください」というメッセージが自動で流れ、そのまま録画が開始されます。

また、子どもだけの留守番をしている家庭には、「おかえりメッセージ」機能が役立ちます。学校や塾から帰宅した子どもに、あらかじめ録音した家族の声で「おかえり」と声をかけることができ、家族が在宅しているように感じさせることができます。

「犯罪者は、自分の顔を撮影されたり、声を録音されることを嫌う傾向があります。未登録の来訪者に『録画を開始します』と自動メッセージで応答することは、犯罪者への威嚇になり、結果として犯罪の抑止効果につながります」

実際の玄関先でのカメラの見え方です。この日、パナソニックさんのオフィスで撮影をしたのですが、カメラに映る範囲がかなり広角であることがよくわかります。これを自宅前と想像すると、相当な広範囲までを見渡すことができる、怪しい人物も録画することができることがわかり、安心感が増しますね。

②AI自宅前防犯

自宅周辺の不審な動きをAIが検知し、自動録画する機能も装備しています。「うろつき検知」機能では、設定したエリア内に約30秒とどまった人物を検知すると、自動で録画が開始されます。何気なく立ち止まっているように見える行動も記録されるため、日常の安心につながります。また「敷地内検知」機能では、自宅の敷地内に入ってきた人物を検知すると、自動録画を行うとともに、玄関子機から「録画を開始します」と音声で警告します。検知情報は、モニター親機や登録したスマートフォンにも通知されるため、外出中も状況を把握することができますし、離れて暮らす家族が登録しておけば、代わりに応対することも可能です。ドアホンが24時間、玄関先を見守ってくれることで、万が一、不審な来訪があった場合でも、直接対面することなく、安全な距離を保ちながら状況を記録し、的確に対応することができます。

「自宅前をうろうろしたり、敷地内に立ち入ったりする不審な動きに対して音声で警告されることは、犯罪者が最も嫌がるポイントです。ドアホンにカメラ機能と警告機能がついていることで、住まいの防犯性がより高まりますね」

AIが人間を検知するとブルーの四角でマーク。30 秒以上留まると、自動的に録画を開始します。

③IoT連携で利便性の向解

玄関子機のAI顔認証とスマートホンのBluetooth(R)認証を活用することで、鍵を使わずに電気錠を解錠できる「手ぶらで解錠」機能も搭載されています(※)。たとえば、買い物帰りで荷物が多く、両手がふさがっているときや、子どもを抱えているときでも、鍵を取り出すことなく解錠でき、日常の動作がよりスムーズになります。

※スマートフォンアプリ「ドアホンコネクトS」(無料)のインストールが必要です。電気錠は別売です。A 接点出力対応の電気錠を接続する場合、JEM-A の接続には制限があります。詳しくはホームページをご確認ください。

ドアホンとあわせて、屋外センサーカメラも発売されます。ドアホンと連携することで、モニター親機からの確認に加え、外出時にはスマートフォンからリアルタイムに映像を確認することができます。ドアホンには屋外センサーカメラを4台まで接続できるため、自宅の周囲をしっかり見守ることが可能です。また、屋外センサーカメラにもAIが搭載されており、人物を判別できるため、誤検知や不要な録画を抑えることができます。スクエア型のすっきりとしたデザインも外壁になじみやすく、住宅の景観を損ねない点も魅力です。

家の外観を損なわないデザインであるということは、つまり不審者も防犯カメラと気づきにくいという利点も。

「ドアホンで玄関前を守りつつ、死角になりやすい勝手口などに屋外センサーカメラを設置することで、より広範囲の防犯対策が可能になります。夜間に人感センサーが反応してLEDライトが点灯する機能も、不審な侵入の抑止につながる有効な機能といえます」

さらに、防犯アドバイザーの佐々木さんのアドバイスを受けて、「非常通知」機能が新製品に搭載されました。ワイヤレスモニター子機の裏面にある「非常ボタン」を押すと、宅内機器が大鳴動し、緊急事態を周囲に知らせます。また、玄関子機から屋外にも警報を発することができ、近隣に異変を伝えることが可能です。あらかじめ登録してあるスマートフォンにも通知が届くため、外出中や遠方にいる家族も状況を把握でき、モニター親機を通じて通話することも可能です。

「高齢者や一人暮らしの方にとって、緊急時にどのように周囲へ助けを求めるかは重要な課題になっています。室内の非常ボタンを押すだけで異変を知らせることができるのは、本人にとっても、家族にとっても大きな安心につながると思います」

佐々木さんが解説:今こそ多層的防犯で身の安全を守りたい

住宅への侵入犯罪に対する不安が広がりつつある今、自分や家族の身を守るために、どんなことを心がけたらいいのでしょうか。

犯罪者に対して受け身になるのではなく、いかに威嚇できるかという“攻めの防犯”を心がけることが大切です。そのためには、ひとつの対策に頼るのではなく、複数の対策を組み合わせて侵入や犯罪をおこしにくくする“多層的防犯”が欠かせません。パナソニックのテレビドアホンには、AI顔認証や玄関先の見守り機能など、現代の住まいに求められる機能が搭載されています。玄関前から自宅の敷地内まで、幾重にも防犯の層をつくることができるほか、家の外へ緊急通知を行う機能も備わっているため、不審者への抑止とともに、周囲に異変を知らせることができます。こうした機能を備えたテレビドアホンを設置することは『この家はしっかり対策をしている』というアピールになり、犯罪者に狙われにくい住環境をつくる有効な選択肢のひとつといえます」

【製品スペック】

ワイヤレスモニター付テレビドアホン 3-7タイプ(電源コード式) VL-X70AHS オープン価格
ワイヤレスモニター付テレビドアホン 3-7タイプ(電源コード式) VL-X70AHF オープン価格
屋外センサーカメラ VL-CX800K オープン価格

Profile

防犯アドバイザー、パナソニック防犯アドバイザー/佐々木  成三

元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課警部補。一般社団法人スクールポリス理事。犯罪を取り締まる側から犯罪を生まない環境づくりを目指し、現在、自治体などにおいて防犯講話のほか、スクールポリス理事として、中高生を対象とした、情報モラル教室として、SNSが起因となる犯罪防止の指導を行なっている。

取材・文=野口美奈子 撮影(一部)=鈴木謙介