CULTURE 人・本・カルチャー

シェア

ストーリーのある服を選ぶ。ヴィンテージアイテムでつくる、
モデル・柴田紗希のおしゃれの秘密

TAG

20191025_shibasaki_008

みんなにもファッションの楽しさを知ってもらいたい!

今、「Live shop!」のチャンネル「usum」で、韓国での買付けもしてるんです。韓国の買付って、みんなシンプルで今どきな同じようなもの買い付けてくるけど、それは嫌なんです。自分らしい、古着要素があるものを選んでいます。「古着でこれが売ってたら可愛いな」という目線で判断して、古着が好きな人でも着られる個性があるアイテムを探しています。売れる、売れないじゃなくて、みんなにも新しいファッションにチャレンジして欲しいって想いで選ぶことも多いですね。

もっとたくさんの人におしゃれの楽しさを知って欲しい。例えば、バッグにスカーフを巻くだけでもいつもと変わるし、そんな簡単なことでも楽しめるから。今のトレンドの洋服って古着を元にデザインされているものも多いし、トレンドを取り入れながらもみんなも古着が楽しめるって思うんです。

「ANGIE LA LA」で買ったヴィンテージのトップスは、模様やデザインが見かけないもの。本当に古いものなんだろうなって思います。
「『ANGIE LA LA』で買ったヴィンテージのトップスは、模様やデザインが見かけないもの。本当に古いものなんだろうなって思います」

ファッションは、今の自分をちゃんと作ってくれたすごく大切なもの。この先も、自分だけのファッションを貫いていたい。でも、みんなの参考にもなるように、みんながやっても可愛いだろうなって思うものを考えながら服を着ていきたいです。

Profile

モデル / 柴田紗希

“しばさき”の愛称で幅広い年齢層の女性から親しまれる愛知県出身のモデル。ファッションモデルとして人気女性ファッション誌「mer」で12ヶ月連続表紙を飾る。ヴィンテージアイテムに詳しく、自身がプロデュースする配信番組「usum」で自らセレクトした洋服とヴィンテージアイテムの販売も行なっている。

 

取材・文=石井佐代子 撮影=真名子