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安土桃山時代から続く最古の香舗が東京進出!心地いい空間を作り出す
和の香りの取り入れ方

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・香りを身に着ける

「KITTE」丸の内店では、好みに合わせて調香したお香で香袋を自作できるワークショップを定期的に開催しています。ひと袋をつくる所要時間は20~30分。ショッピングの合間にも楽しめます。詳しい日程はお店にお問い合わせください。

1.道具を揃える

香袋調香体験に使うもの。右から原料を混ぜる容器、さじ、香袋。左の調香レシピに好きな香りの分量をチェックしていきます。

2.香を入れる袋を選ぶ

まずはお香を入れる麻袋のデザインを選びます
まずはお香を入れる麻袋のデザインを選びます。

3.天然香料を選ぶ

原料はトータルで10さじが基本。この日は白檀、ラベンダー、龍脳、シナモンなどがありました
原料はトータルで10さじが基本。この日は白檀、ラベンダー、龍脳、シナモンなどがありました。
原料は全部で10種類。季節によって入れ替えもあります
原料は全部で10種類。季節によって入れ替えもあります。
少量で十分な原料がひと目でわかる調合のチェック用紙。香りの種類とさじで入れた量を書き込んでいきます
少量で十分な原料がひと目でわかる調合のチェック用紙。香りの種類とさじで入れた量を書き込んでいきます。

4.自分だけの「香袋」が完成

ちょっと入れすぎましたが、好みの香りがただよってくる最高の香袋のできあがりです。各原料の特性や適量はスタッフが教えてくれますから、とまどいはありません。原料をかぎながら理想の香りに近づけていくおもしろさはクセになりそうですね。
ちょっと入れすぎましたが、好みの香りがただよってくる最高の香袋の出来上がりです。

各原料の特性や適量はスタッフが教えてくれますから、戸惑うことはありません。原料の香りを確認しながら、理想の香りに近づけていくおもしろさはクセになりそうです。

 

薫玉堂では、伝統とモダンがひとつになったさまざまな香りや道具を体験できます。和の香りと聞くと、少し敷居が高いように感じてしまいますが、意外にも気軽に、さまざまな方法で取り入れられることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

Shop Data

薫玉堂 KITTE丸の内店

線香「丸の内 1933」や、東京駅の赤レンガ駅舎をデザインモチーフにお香を仕込んだ栞など、同店限定の商品や、香木の量り売りといった限定サービスも用意している。

所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE4F
Tel:03-6551-2630
営業時間:11:00〜21:00(日曜・祝日 〜20:00)
定休日:KITTEに準じる
https://shop.kungyokudo.co.jp/

Profile

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薫玉堂 ブランドマネージャー / 負野千早

薫玉堂のリブランディングの中心として、ブランドコンセプトや丸の内店の出店などを手掛けた。今後も香りを切り口に、新商品を展開予定。

(負野の「負」の正式な表記は、刀に貝)

 

取材・文=安藤政弘、撮影=真名子、中島光行[素材集合、調香帳]