足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す、「足ウェルネス」というライフスタイルを提唱している、足裏研究家の鈴木きよみさん。「体や心の不調を解消するには、まずは自分の足裏を見てみましょう」という先生の足相診断に基づき、簡単にケアできるメソッドをご紹介します。
今回教えていただいたのは、「ストレスが原因の生理トラブルに対応する方法」です。ストレスが多く生理不順に悩んでいる人は、“足刺激テクニック”をとり入れませんか。
日頃のストレスが生理不順を引き起こす
仕事や恋愛、家事や育児など、女性にとって日々の悩みやストレスは尽きることがありません。特に生活リズムが夜型になっている人は、体内時計が狂うことでホルモンバランスが乱れやすくなります。生理不順や生理痛、PMSや子宮のトラブルなどの生理にまつわる悩みは、過度なストレスによって起こっている場合も。
これらはホルモンバランスを整える脳の下垂体と、ストレスを感じる視床下部のある場所が近いことも関係しています。ストレスを感じている体をケアしてあげることが、生理トラブルをラクにすることにつながるのです。
ストレスを抱える人の「足相」チェックポイント
足裏にある足相は、不調の原因を教えてくれる重要な情報源です。今の自分に必要なケアがわかるので、足相チェックを毎日の習慣にしましょう。
ストレスが多いことを示す足相は、こんな形で現れます。
・親指に力が入らない
かかとをつけて足先を上に向けたとき、親指の状態はどうなっていますか? ピンと上を向くのではなく、だらんと弱々しく感じる人は、日ごろのストレスがたまっているかもしれません。
・足裏の上部の色が白い
足裏の下半分の血色はよくても、上部の色が白い人は足の末端が冷えているサインです。過度なストレスは足先の血行不良にも影響します。
・足指だけが冷えている
足裏は比較的温かいのに、足指だけが冷えていると感じる人は、自律神経のバランスが乱れているサインです。ストレスが自律神経の乱れを引き起こしているかもしれません。
こんな足相の人は、ストレスによる生理トラブルに悩まされやすくなります。次にご紹介する足刺激テクニックを、生理前1週間のタイミングでとり入れてみましょう。