外出するときの必須アイテムとなったマスク。一時期ほどではなくても、まだまだ入手が難しい状況が続いていて、マスクをかつての消耗品のように考えることはなくなったのではないでしょうか。また、家にいる時間が増えたこともあり、自分の好きな色柄の生地を使って“布マスク”を作り、楽しんでいるという人も増えています。
手持ちのマスクをきれいにキープし、できるだけ長く使いたい。誰もがそう考えて使っていることでしょう。そこで今回は衣服のプロ、スタイリストの高田空人衣さんに、布マスクをきれいに長持ちさせる洗濯の方法を、教えていただきました。
使用する洗剤は「中性洗剤」
布マスクを洗う際は、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使います。弱アルカリ洗剤を使うと、色落ちしてしまったり、白地のマスクならくすんで黒っぽくなってしまいます。そうなると、見るからに使い古した印象になってしまうので注意を。
ちなみに、高田さんおすすめの洗剤は「ラボン シャレボン オシャレ着洗剤」。型崩れなどの洗濯ダメージを防ぎながら洗える、100%植物由来の洗浄成分でできた中性洗剤。柔軟剤配合で、やわらかく仕上げたいマスクにぴったりなのだとか。
手洗いか「おしゃれ着モード」で
中性洗剤を適度にとかした適温(熱い湯は布が傷むので避けてください)の水に、マスクを浸して軽く押し洗いをします。強く洗ってしまうと、マスクが使えなくなってしまいますので気をつけて。
マスクはこのように手洗いが基本ですが、時間がないときには洗濯機のおしゃれ着モードなどを使用してOK(※おしゃれ気着モードの搭載の有無は、洗濯機によって異なります)。その際には、洗濯ネットにマスクを入れて傷みを防ぎましょう。
メイク汚れが気になる場合は?
また、気になるのはマスクについたメイク汚れ。ファンデーションやリップの汚れには、高田さんは「ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用」をシュッとひとふきしてから、中性洗剤を溶かした水に浸すのがおすすめだそう。
2~3回押してすすぎをしたら軽く水気をとって、脱水中の型崩れを防ぐことができるワイヤー入のネットに入れてから洗濯機の脱水モードで脱水しましょう。時間を細かく設定できるようであれば、目安として1分以内にしてください。
マスクを干すときにはコレが便利!
脱水を終えたら、ネットから出して平置きネットの上に広げて天日干し。このときの高田さんおすすめのアイテムは、「折りたたみいろいろ物干しネット」です。
干している間にマスクが落ちてしまうということもありませんし、一度にたくさんのマスクが干せるため、まとめて洗濯している人にもおすすめだそう。一方、洗濯ハンガーを使うと、洗濯ばさみの跡がマスクについてしまったり、干し方によってはゴムが伸びてしまったりするため、あまりおすすめできないとのこと。
マスク1枚が貴重な今、ぜひ試してみてください。
Profile
/ 高田 空人衣(くにえ)
『ファッションマイスター』スタイリスト・コラムニスト。企業広告やパーソナルスタイリスト、高校、専門学校の服飾講師として活動の傍ら、ファッションショー企画プロデュ-ス、TV番組監修、企業講演など多方面で活躍。現在は、大人女性のライフステージの変化に沿った、装いの悩みを解決する“お洒落クライシス専門家”として活動の幅を広げている。専門は“着やせ”ファッション。
http://onnamind.net/
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